Free Soul. the classic of SLY & THE FAMILY STONE * 2007 Sony
2008-06-13 Fri 00:23
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昔から兄貴のレコードが家にありながら、なかなか馴染めなかったスライ。ロックのようでロックでない、ソウルのようでソウルでない、それは何かと尋ねたら♪(←35歳以上の方、リズムに乗ってどうぞ) ってな感じやったんすね。自分の中では。ヒッピー的な音楽も嫌いであったので20代後半まで敬遠気味でしたが、結局プリンスやらネオ・ソウル経由で見直して、以降やっと体内に浸透しだしました。また当時、自分がサックスで参加してたギャルバンでもよく取り上げてたので一層身近な存在に。今でも熱心に聴きこむってことはあまり無いですが、ディアンジェロ(←演歌の新星とちゃいまっせ)なんかを聴くとやたら聴きたくなります。何せ今のファンクっぽい音楽の影響度でいったらJ.B.より上ちゃうかと思うくらい影がチラホラすることに気付かされます。素朴な陽性ファンク(といってもかなり個性的ですが)では「スタンド!」あたりまでの曲ですが、以降の何十年も先を行ったような密室的ファンクの完成度の凄まじさなどは、恥ずかしながらだいぶん後になって気付きました。
 こちらは今の視点でCoolな楽曲を集めた好編集盤。人気ベスト「アンソロジー」のパワーアップ版みたいな強力盤です。ラリー・グラハムもいた時の純然たるファミリー要素の強いの初期の有名曲「I Want To Take You Higher」や「Dance To The Music」なんかも勿論収録ですが、バンドで演って大好きになった「Everybody Is A Star」や牧歌的な「Everyday People」あたりは特別で、今もハートにびんびん来ます。またチョッパー・ファンクの元祖と言われる「Thank You」もグッとくるナイス・グルーヴ。しかし変態な私には本当の意味でファンクを感じるのは「暴動」以降の音。そういった意味で本作で冒頭に激傑作「In Time」が配置されてるのが非常にナイスに感じます。チャカポコ・リズムボックスに灰田勝彦も真っ青のヨーデル炸裂の「Spaced Cowboy」や割れたVo音もたまらん「Smilin'」など最高です。そして内省的ながら天才を感じさせる「Family Affair」や「If You Want Me To Stay」もたまりません。「Frisky」や「Skin I'm In」に至っては正に狂気まで感じる傑作。低迷期に入ったと言われる「Small Talk」以降の音など殆ど聴いたことさえ無かったですが、ココに収められた音源を聴いてションベンちびってます。鳥肌もんのカッコ良さで緊張感キープの「Can't Strain My Brain」、スライにしては普通に感動的なソウル・ナンバー「Blessing In Disguise」、ソロ名義のソリッド・ファンク「Crossword Puzzle」とココらもちゃんと聴こかいなと思わせる秀作収録です。
「フレッシュや暴動は改めて必須やと感じた名編集盤。最強のスライ入門編でっせ」
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