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音系戯言

偏見に満ちた音楽観をだらだらレビュー。 あくまで保有音源整理の為と、自己満足備忘録。黒人系(R&B・SOUL・Hip Hop)とロック中心。リアルな音はココにある!!

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ezee イージー

  • Author:ezee イージー
  • 男アラフィフ。人がいなくとも耳打ちで伝える、癖がすごい会社員。

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2008.04
28
Category : Atlantic, Stax
Theme : 洋楽CDレビュー
Genre : 音楽
Otis Blue



 Mr.Pitifulことオーティス・レディングの名作がデラックス・リマスター版となって再発されました。3枚目となる本作は、あちこちで名盤やと言われてる有名作ですが、正直オーティスっていえば2rd~4thあたりまでどれも甲乙つけ難い名作オンパレードでどれも必聴の傑作揃い踏みでどれ買っても外れ無しと断言できます。でも一番の有名曲収録となるとやはり本作。以前から代表作リズム・ナンバー「Respect」などオムニバス盤とLPと歌い方が違うのがあるなぁと思ってましたが、この再発で疑問解消です。本作からメンフィスのインディ・スタックスにも技術革新の波が押し寄せステレオ録音が導入されることとなり、曲によってはモノ(シングル)&ステレオの2ヴァージョンが録られたってことでした。しょーもない事かも知れませんがエエ曲ほど色んなテイクを聴きたいって思うのがファン心理でございまして、晴れて本作関連の曲がライブ含め集大成となって発売され思わず万歳三唱です。細かいことは抜きにしても、驚くべきはこの貫禄充分の歌声が収録されたのが24歳であったってこと。もうベテランのオーラでガッタガッタ迫る様は圧巻です。
 本編は名作の嵐ですがオーティスのアルバムでいっつもヤラれるのは、1曲目にメガトン級の激名スロウが配置されてることです。ここでは必殺の「Ole Man Trouble」がどーんっと鎮座。その後、派手に「Respect」が登場する仕組み。何回聴いてもシビれる展開ですが、素朴で力強いブッカーT&The MG'sの演奏も実によくマッチしてます。いらんことせえへんバッキングの見本みたいな伴奏で、素晴らしく歌を引き立ててます。そして本作用に用意されたオリジナルではサザンソウルの金字塔的バラード「I've Been Loving You Too Long」も収録と本作の価値をグッと高めます。また毎回登場するカヴァーでは敬愛するサム・クックで「Change Gonna Come」、「Shake」、「Wonderful World」、テンプスの「My Girl」、ソロモン・バークの「Down In The Valley」、ストーンズの「Satisfacion」、そしてスタックスの先輩ウィリアム・ベルの「You Don't Miss Your Water」とどれもオーティスのオリジナルとして聴ける独自の解釈でオリジナル比較して云々する必要まったくなしの素晴らしさ。ちょっと異色ですがB.B. Kingのブルース「Rock Me Baby」もありますがアルバム中は良いアクセントになってます。全曲アル・ジャクソンのタイトなドラムを軸にソウルかくあるべしみたいな名演が津波のように押し寄せます。通常版でも充分、楽しめますがDX版ではテイク違い含むモノ&ステレオ全曲収録に加え、ライブアルバム「Whisky A Go Go」と「Live In Europe」の本作収録曲や本作同時期セッションの「I'm Depending On You」、「Any Ole Way」、1967年版超高速「Respect」収録など凝りまくりの内容。独特の譜割りと声質で新境地を開いたオーティスの凄さが堪能できます。
「凡庸の歌手と格の違いをまざまざと見せつける、ビッグO。太く短く生きた男の生き様がココにあり」
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2008.04
25
Category : Atlantic, Stax
Theme : 本日のCD・レコード
Genre : 音楽
CDBGPD133 (1)

 メンフィスの名門スタックス。近年のレーベル復興は嬉しいニュースでしたが、最盛期はオーティス・レディングからカーラ&ルーファス・トーマスなどを擁した南部最大勢力を形成した一大レーベルです。アトランティック傘下を離れた第2期には70年代突入ってこともあって良質ファンクも大量に量産です。そのスタックス・ファンクを集めた企画モンですが、一般的な有名ヒット中心やないのと、カッコええジャケがミソのBGP編集はこだわりの1枚です。Hip Hop時代になってサンプリングネタとしても大人気で、そのグルーヴは脈々と受け継がれてます。アイザック・ヘイズのシャフトなんかのスタックス有名ファンクを一通り押さえた人も、「なんじゃこりゃ?」って曲も収録の本盤はなかなか楽しめます。
 まずはメジャー組から。冒頭を飾るMr. Big Stuffでお馴染みのJean Knightはゆったり調にアコギ・カッティングが心地よい「Do Me」が収録。レディソウル系は他にも充実で、モータウンにも在籍していたKim Westonの豪快ファンク 「Brothers And Sisters」、同じくブルージーな持ち味のMable John 「Running Out」が選出。野球で言うとセ・パ両リーグで活躍したようなもんで、なかなかの経歴です。またホイットニーのおかんシシー・ヒューストン在籍で有名なThe Sweet Inspirations 「Slipped And Tripped」、切れ味抜群の歌唱がたまらんInez Foxx 「Watch The Dog That Brings The Bone」あたりも見逃せん秀作でナイスグルーヴ炸裂です。男子では永遠のティーンエイジャーRufus Thomasは渋いところで「Turn Your Damper Down」に加え楽しさ満載のナイスファンク「Funky Hot Grits」、何でも吸収の姿勢が素晴らしいベテランThe Bar Kays 「Sock Soul」、ブラック・ムーヴィーの巨匠Melvin Van Peeblesは「Hoppin' John」、第2期スタックスを支えた名グループSoul Childrenはなんとビル・ウィザーズの激渋名ファンク「Who Is She (And What Is She To You)」とつわもの達のファンク魂が十分に堪能できます。超メジャーやないですが、ブルース・ハープの名手Little Sonny 「Eli's Pork Chop」やサンプリングでもよく取り上げられるBlack Nasty 「Getting Funky Round Here」あたりの泥臭い感覚はめちゃめちゃカッコええです。知らんかった人等の秀作もじゃんじゃん収録でコレがまた聴き逃せん熱さですねん。塩辛ヴォイスもグッとくるLee Sain 「She's My Old Lady Too」、激昂型シャウターHarvey Scales 「Broadway Freeze」、男臭プンプンのRound Robin Monopoly 「Life Is Funky」あたりは最高のグルーヴを放ってくれていて、ちょっとその気がある人ならDeepなファンク・ワールドに引きずり込まれること間違いなし。
「かっこええレーベル・ロゴ同様、フィンガースナップしちゃう名ファンクがごろごろ。さすが名門ですわ」
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2008.04
23
Category : Funk
Theme : 本日のCD・レコード
Genre : 音楽
358.jpg

 底なし沼の世界のレア・グルーヴ・ファンク。ジェイムス・ブラウンを頂点として枝葉が広がったファンク・ミュージックは最盛期(60年代後半~70年代)本国アメリカでは数多の名演が残されてます。かといってリサーチして収集すると、とんでもない労力ですので信頼おけるコンピに頼るのが一番です。しかしながらコノ手の音楽同様、深いその世界です。権利関係むちゃくちゃでのドサクサ海賊盤や愛情全くナッシングのブーム便乗盤など適当に買っちゃうとロクでもない目にあいます。未発表を含む選りすぐりの録音をコンパイルしたBGPレーベル発の本シリーズは、その点大推薦の好編集で無名であっても「コレは良いっ」てな名ファンクがぎっしり。JB系の熱いファンクが聴きたい人にはもってこいです。どの曲もどこかしら何かの有名曲に似てたりするのもご愛敬ですが、このイナタイ感覚はこの時代ならではのモノ。何にも代え難いええ塩梅の肌触りは、その筋の人が血眼になって掘り出すのも何となくわかります。
 収録アーティストはおおかた知らん人ばっかなんで恐縮ですが、のっけからJB流儀の熱すぎるファンクで思わずのけぞります。Billy Garnerの「Brand New Girl」はシャウトなどそのまんまでJBフリークは必聴。ちょっと垢ぬけてないトコがまた良かったりです。Bass & Drumsの荒々しいグルーヴに熱くブロウするJerry Roll 「Granby Street Devel Opement」、タイトゥン・アップを更にヒートアップさせたようなJackie Harris & The Exciters 「Do It, Do It」、テキサスのブルースマンPee Wee Craytonがいなたくキメる「Put It Where You Want It」と終始イケイケで迫ります。またアレサのヒット曲で知られる「The House That Jack Built」のオリジナルとなるThelma Jones版も聴きもの。中盤にはJB直系曲がまたエエ感じです。シャウトもまんまのFreddy Wilson 「Promised Land」や雄叫びもたまらんBilly Garner 「You're Wasting My Time (Pt 1)」が再登場など私のハートを着火してくれます。また気持ち悪いリズム構築が病みつきになるPieces Of Peace 「Pass It On」はハイにも名唱を残したシル・ジョンソンが手がけた逸品。ソウルマンまんまのカッティングも微笑ましいレディ・ファンクRuth Davis 「I Need Money」やコーネル・デュプレーが渋いプレイを披露するMelvin Lastie & Harold Battiste 「Ignant」あたりも要チェックです。他では余裕しゃくしゃくな感じのJohnny Otis Show 「Comin' At Ya Baby」、名ファンクであるコールド・スウェットのリズムを流用したJoe Houston 「Mr Big H」、ボンゴの応酬が実に楽しいノベルティタッチのPreston Epps 「Funky Bongo」あたりたまらん仕上がりとなってます。最後は迫力あるレディソウルっぷりが満喫できるブルース・ファンクIrene Reid 「Dirty Ole Man」でまた頭から聴きたいと思わせる憎い締め。
「アメリカ合衆国の底力をまざまざ見せつけてくれるファンク集。ただ単にでっかい国やおへん」
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2008.04
20
Category : Rolling Stones
Theme : 本日のCD・レコード
Genre : 音楽
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 先日、会社の営業部門にイベント運営を説明に行ったら、そこにおる後輩のストーンズファンの一人から「新作聴かはりました?」と目をギラつかせて喋ってきました。「いや、じつはまだなんや・・」と言うと「えーっ!何してはりまんの。ほんまにファンでっか。それはヤバいでっせ」とまるで悪人のようにまくしたてられ、私が朝講をしにいった催事のことなど一つも触れずに営業に出ていきました。「何なんや、あいつは。もっと仕事で食いついてこいよ」と思いつつ、一方でムキになってその足ですぐ買いにいっちゃいました。ここ10年のストーンズはスタジオ録音は寡作なれど、ライブは何やかんや出てるような感じがあったのと、フラッシュポイント以降のライブはサポートがっちりの出来すぎの完成品が多くブラウンシュガーなんか聴いてもどれに入ってるライブか判別できんくらいの予定調和的な面があったので、なんとなくすぐに手が出ませんでした。しかしながら聴いてみるとコレはなかなかですぞ。ストーンズにしては小規模な会場N.Y.ビーコンシアターで全編録られたせいか、生々しさ抜群で演奏にも適度に緊張感がある素晴らしいライブとなってます。本来は名作「ラスト・ワルツ」や「タクシードライバー」を手掛けたセンス抜群のマーティン・スコセッシが撮ったライブ映画のサントラってことで、そちらもポイント高しです。とか言いつつ購入時に悩ましいジャケットにそそられたマライア・キャリーの新譜と相当迷ったのですが、90年以降のライブでは一等賞とも思える出来栄えに大満足です。
 今回はバリバリの王道「Jumpin' Jack Flash」からスタートですが、荒々しさもシビれる活きの良い演奏でいきなり興奮です。また個人的に鼻息が荒くなるのが続いて演奏される「Shattered」、「She Was Hot」、「All Down The Line」とストーンズR&Rセレクトなるカセットを作ったりしてた時も必ずチョイスしてた名アップが連続に収録されてるとこです。冒頭からセンターステージのような展開に、こっちのヴォルテージもグイグイ上がります。また大傑作「Some Girls」から表題曲の他にテンプス・カヴァー「Just My Imagination」、「Faraway Eyes」と多めの選曲も嬉しいところ。王道選曲どころでは、やはり最高なのが「Tumbling Dice」に「Start Me Up」。ほんまにカッコええ曲やと改めて実感です。ゲスト共演もふんだんに収録で、相性抜群の気持ち良さのホワイト・ストライプスJack Whiteとの「Loving Cup」に迫力満点のChristina Aguileraの「Live With Me」とありますが、注目はBuddy Guyとのブルース「Champagne & Reefer」。ストーンズの上を行くジジイの登場です。耳が遠いわけでもないでしょうが声も大きく、皆が大音量でセッションしてるのは実に頼もしく、これからの年寄りのKeyは爆音やとさえ感じる元気さです。今後の老齢社会を明るく導きます。他では初期の美メロ「As Tears Go By」や81年U.Sツアーを彷彿させるキースの「Little T&A」収録も嬉しいところ。サプライズ選曲では「Undercover Of The Night」が秀逸ですが、「Connection」もエエ感じです。地味なアルバムだった“Between The Buttons”も俄然注目しちゃうハードなアレンジはなかなか。そして最後はタイトル曲「Shine A Light」で渋くキメ。しかしミック・ジャガーのこの若々しさは驚愕です。60代半ばには思えんハリのある声で正に衰え知らず。マジで90くらいまで演るんちゃうかと思っちゃいます。
「こらぁ映画が楽しみですわ。シアターで絶対見なあかんと心に誓わせる、ド迫力ライブ盤が誕生」
 
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2008.04
18
Category : Jazz Funk
Theme : 本日のCD・レコード
Genre : 音楽
coolin groovin

 「なんぼ金はらってでも生で見たい」ってライブがあるとするなら、まず思い浮かぶのがこのライブ。JAZZ、SOULの一番美味しいところを知りつくした職人プレーヤーが、一同に集まって奇跡的Grooveを見せつけたのがこのライブ。しかも1993年の日本の地、東京・渋谷でです。初期のクルセイダーズのようなインストでのジャズ・ファンク的アプローチを極めたような名演がパッケージされた、まさに垂涎のライブとなっております。バンドリーダーはキング・カーティスのバンドでも有名な大御所ドラマーBernard Purdie。しかも他のメンツがまた凄いことです。Pardieとのコンビ芸であらゆるアトランティック系名作に顔を出したグルーヴ・マスターのベーシストChuck Rainey、ブルーノートの名作多数のファンキーアルト奏者Lou Donaldson、パーディ同様キングピンズの盟友パーカッショニストPancho Morales、ジャズ名門プレスティッジのセッションで活躍したトランペッターVirgil Jones、スインギーなオルガンジャズで知られるSonny Phillips、無名ながらいぶし銀ブロウを聴かせるテナーサックスBill Bivensとコレで悪いワケなかろうってなプレーヤー集結です。しかし、このライブの価値を最も高めたのがソウルジャズ界唯一無二の職人ギタリストDavid T.Walkerの参加です。元々ギタリストはスタッフのコーネル・デュプリーが参加予定であった本セッションに病気キャンセルとなり急遽参加となったそうですが、これがまた結果オーライ以上の奇跡の一夜を生み出しています。David Tの甘美でとろけるようでいてしっかり塩も効いたプレイは絶品です。真似しようにも真似できない人間技特有の複弦グリッサンドやトリルを効果的に使ったそのグルーヴィープレイはマジで聴き惚れること必至。これを貸してくれた高校時代のツレにもマジ感謝です。
興奮のメンバー紹介と共にスタートの「Tighten Up」から極上のゆったりグルーヴがいきなり満喫できごきげんさんです。David Tからプレーヤー全員が名刺代わりに披露する余裕しゃくしゃくのソロ・プレイも最高でほっといても腰が勝手に動きよるって感じです。続くアラン・トゥーサンの「Everything I Play Is Funky」はLouが自身のリーダーアルバムでも取り上げていた十八番。またマーヴィン・ゲイ「What's Going On」ではDavid T節炸裂のスタッカートを効かした十八番プレイ連発でたまりません。まさに彼の真骨頂のプレイが堪能できます。ムーディなサックスで「Misty」を決めた後はブルース「Whisky Drinkin' Man」とリラックスさせてくれます。後半はJ.Bの代表曲「Cold Sweat」、Louの代表作「Alligator Boogaloo」でおっさんのファンク魂をビシッと提示。ちょっとやそっとじゃ生み出せん真の“Funky”なプレイをこれでもかと提示。皆が「どや顔」で演ってるのが伝わる名ライブです。
「皆が尊敬する生き証人達が奏でる本物グルーヴ。タイトルに偽り無し。」
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2008.04
12
Category : Groovy & Mellow
Theme : 洋楽CDレビュー
Genre : 音楽
free lovers

 ここまで長寿のシリーズ化となるとは失礼ながら予想だにしなかったFree Soulシリーズ。このFree Soulって言葉の定義って人それぞれでしょうが、自分の中では頭を軽くして聴く“良質BGM”ってなところもあります。気合入れて聴きこむときは少し敬遠しますが、何か仕事しながらとか車で頭を空にして流すときはコレ以上のもんは無い!ってくらい右脳を心地よく刺激してくれます。最近、めっきり仕事激務で資料作成に追われてますが、こういうのを流して取り組むと心なしかサクサクはかどるような気さえする良質なBGMとして機能いたします。某レンタル屋とi-tunesのおかげで殆ど制覇となったこのFree Soul 関連盤。シリーズ初期のソニー主導で組まれた本盤もなかなかのグッド・チョイスで仕事の邪魔をすることなく快適に流せます。
 ド頭はBill Withersの超有名曲「Lovery Day」で軽快なスタート。モノ・トーン調のダークな曲が好きな人ですが、この手のPopソウルもいけます。山下達郎やepoで知られる「down town」の元ネタらしい「If You Were There」はThe Isley Brothersファンク期のポップな名作でお得意のクラヴィネットも快調に鳴り響きます。以降はシリーズ特有の隠れたクラブ発の良曲オンパレードで、クラブでも祇園のクラブしか行くことのない(←見栄です)無知な私などコレで知ることになる曲ばっかりで非常に面白いです。コアなアナログ・ディガーでもないライトなソウル・ファンにも、ポップ・ミュージックファンにも打ってつけの内容です。前半に鎮座するジョニー・ブリストル関連の曲は思わず聴き入る名曲で要注目です。まず最近惜しくも亡くなったBuddy Milesの1974年の「I'm Just A Kiss Away」。ジミヘンのバンド・オブ・ジプシーズのドラマーの人で、そのイメージでいくと全くリンクしませんが70sソウルの最良の部分を抽出したような心躍る傑作です。そして最近発売されたソニーの驚愕コンピLost Soul Gemsにも収録され話題のグループUjimaの「Hip To Your Ways」。シングル盤の発売のみで終わってしまった悲劇的グループですが残された録音は超ド級の傑作の嵐で、ソウルフルでストロングスタイルのVoにコーラス・ストリングス・ホーンもバッチリ決まったこの曲も言うことなしのグレイト・ナンバー。また最近はカヴァーされまくりでオリジナルは聴くことが少なかったモーリス・ホワイト関連のメロウ・スロウ名曲でDeniece Williams Free」もしっかり収録。甘美なファルセット系も秀逸でとろけるKeith Barrow 「If It's Love That You're Looking For」、Randy Jackson 「How Can I Be Sure」、Splendor 「Splendorland」と正に隠れた名曲がビシッと収まってます。他にもカーペンターズmeetsシティ・ソウル風なLeah Kankel 「Step Out」や、最後を飾る郷愁系ソングEarth Wind & Fire 「Feelin' Blue」もお気に入りです。
「快適なドライブや、ハードな仕事癒しタイムのお供にもってこいのFree Soulシリーズ。これも、ようできてますわ」
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2008.04
09
Category : Man's World
Theme : 本日のCD・レコード
Genre : 音楽
char 1988


 
 いくつになってもイチイチかっこええ男、Char。我々関西人にはあまりない東京の“粋さ”を感じる人で、カッコええ・上手い・センス良しと三拍子揃った日本では珍しい存在です。最近もSONY・VAIOのCMなどにも登場し、アップルに揺れ動いてた私の心を引き戻してくれたりもしました。ロック・ギタリストなのにやたら垢ぬけたその感覚は実にオシャレでもあり、聴いてるだけでブランドの洋服を着たような気分になれる稀な人です。それは今まで発表したアルバムジャケットのセンスにも明らかで、卓越した技量・センスで老若男女の音楽ファンを虜にする憎い存在であったりします。最初は闘牛士とかの頃のアイドル・ギタリストのイメージでしたが、ドラッグ事件以降に結成したJohnny,Louis & Charで示した日本人離れした洋楽っぽいサウンドは音楽を知るにつれ俄然惹かれだしました。フュージョンっぽく表現したり泥臭いアプローチもあったり器用な人ですが、何をしてもどことなくスタイリッシュに感じるのがこの兄貴の凄いところ。そんな発表作品も秀作だらけのCharですが、大学当時マキシシングルで借りて度肝を抜かれた小出しライブ音源が10年経ってまとめられたのがコチラ。常に多方面で活躍する人ですが、当時活動中だったPink Cloudを一休みさせソロとして行った1988年のライブです。BAHO名義で発表した「Black Shoes」に同時に収められていたと記憶するそのLive音源は面子も最高の熱いライブで「Ice Cream」など車で聴いても最高の気分に浸れる名演でした。ずっと、まとめて聴きたいと思ってたら、出ましたがな。やっぱり。佐藤準やアン・ルイスも交えたサイケデリックスの前身バンドを従えやけにクオリティの高い演奏が敷き詰められたのが本ライブで、適度に洗練されたファンキーな演奏に都会的なセンスを加えCharがスタイリッシュに弾きまくるってのがマジで最高です。Jazzyで黒っぽいカッティングの音といい、マイルドでオーバードライブしたソロトーンといい実に魅力的で、よく「これ真似したろ」と器も違うのに浅はかな考えをスタジオに持ち込んでました。
 ライブは名曲「Black Shoes」バンド・バージョンでスタート。coolな歌メロにm7→9thってコード展開がシビれる言わずもがなの名曲です。ソロ初期の阿久悠詞「ふるえて眠れ」や「THRILL」も激ウマドラムJim Corpleyのプレイも冴えるタイトなアレンジがたまらん出来具合。Phyche期のソロ曲では熱い70年代ファンクを彷彿させる「Stand Up」や80's ブラコン的な「Lovers Walk」などこちらもグッとくる名演。でも、やはり個人的ハイライトはやはり「Ice Cream」。大傑作「Smokey」と双璧のファンキーな展開は何度聴いても毛穴全開で興奮です。ヤミに演奏は高度なテクを要するその曲の前に「そろそろ遊びましょう」と言い放つトコなど心憎い程ののカッコ良さです。後半も名作「Shinin' You Shinin' Day」やアン・ルイスのVoも光る「Navy Blue」など初期の曲を最良の形で再演。最期を飾る「TOKYO NIGHT」も跳ねるビートの中で入るさりげないオブリガードも粋で、曲間のしゃべりも関西人には到底マネできない都会的センスに満ち溢れたイカした空間を構築。
「どう考えても近づくことができないカリスマ的な貴重な人。いつまでもカッコよい露出で頼んます。」
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2008.04
06
Category : Hard Rock
Theme : 洋楽CDレビュー
Genre : 音楽
thin lizzy



長身のアフロヘアーの大将がハードなロックやってるって構図が最高のバンド、Thin Lizzy。最初FMで「Cowboy Song」を聴いた感動は忘れません。哀愁あるメロディにパンチの効いたサウンド、そしてフィル・リノットの男らしい個性あふれる歌心。こんなハードロックが聴きたかったんやっと心底思えるええバンドでした。いまだにKISSと共にハードロックといえば私の中ではこの人等です。そらぁもうアイルランド出身で自らのバックグラウンドを大切にしたフィルの魅力に尽きるのですが、バックのドラムのタイトさやツイン・ギターのハモリを多用したサウンドもこのバンド独自のものでフィルの歌をしっかり盛り上げます。そして何よりベースを弾きながら歌う姿がヤケにカッコええ詩人フィル・リノットですが解散後、残念なことにオーバードラッグで80年代半ばに他界。ほんまにエエ曲の書ける人やと思ってたので残念なことでした。こういう存在感を持ったバンドはありそうでありません。この2枚組ベストをたまに聴くと、名曲だらけやんけと再認識できます。
 1枚目はスタジオ録音中心ですが「The Boys Are Back In Town」で最高の幕開けです。ヤツラは町へってな邦題も最高のコノ曲は名曲「Cowboy Song」と常にセットで演ってた傑作でストーリーテラーとしてもフィルの抜群の詩が光ります。パワー満開の曲では「Jailbreak」、「Bad Reputation」、「The Rocker」などストレートなサウンドの中にもアイリッシュ的な“ひねり”を感じ実に惹かれます。そんなアイリッシュ魂をもろに感じる名曲が古くからの民謡改作の「Whisky In The Jah」。これこそ、このバンドの真髄で揺るがない素晴らしいルーツが垣間見れる大傑作で、哀愁漂うフィルのVoがたまりません。またヒューイ・ルイスなど米ロックシーンとも交流があったフィルがボブ・シーガー作を見事に歌い上げたコレまた大傑作「Rosalie~Cowgirl Song」のライブや、ツイン・ギターのカッコ良さを十二分に伝える「China Town」など震えるほどのカッコよさ。しっとり歌い上げるスロウ大作「Still In Love With You」なんかも聴きものです。また解散した頃の、ジョン・サイクスが狂ったように弾きたおす「Cold Sweat」あたりも従来の独自性と当時のへヴィなトレンドを融合させた秀作。そして2枚目の選りすぐりLive集も秀逸です。黄金期を支えた相棒ギタリスト、スコット・ゴーハムとの共作「Got To Give It Up」に「Hollywood」など抒情的でエッジも効いた音づくりはライヴでも最高に映えます。緊張感もたまらん「Bad Reputation」、「Chaina Town」のライブテイクは必聴です。
「ドライブするサウンドに、唯一無二のダンディズムをのっけたフィル。こんなええバンドもう、おまへん」
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2008.04
02
Category : Roots Rock
Theme : 洋楽CDレビュー
Genre : 音楽
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 昔からおせっかいな人は何処にもおりますが、そのおせっかいが後々自分にとっては良かったってこともよくあります。自分が大学の頃、いつも使うスタジオに常に居座ってた隣の大学のOBドラマーでクマさんって人がおりました。そのクマさん、何が凄いのかもうひとつよう分からんかったのですが、皆が異口同音に発する「あの人は凄いんや」という言葉が先走り、自分の中でも知らぬ間に凄い人になってた「凄い人」です。ドラムが凄かったのか、態度が凄かったのかは今もって謎ですが、例えば自分の大学の宴会でもないのに勝手に来て座の真ん中で仕切ってるところなど凄さ抜群でした。そのクマさん、我々のバンドを見て多少なりとも私の稚拙なギター・プレイも気に入っていただき何かと指導してくるようになります。そこで頼みもしないのに「コレはええぞ。絶対見とけ」とか言いながら、無理矢理貸されたのがオールマンブラザーズのビデオやら何やかんやです。最初借りてほったらかしで何も見てなかったのですが、会う度に「どうやった。ええやろ」とか細かい感想を求められるもんですから、渋々飛ばし飛ばし見てました。なぜなら泥臭い長尺の演奏主体のバンドっていう先入観がありまして、クリーム同様のめりこむことはまず無いと決め付けてたからです。しかし何度か見てると知らぬ間にスッカリその魅力に取り付かれ、前から知ってた名曲「Rumblin' Man」以外にもカッコええ曲満載やと気づかされました。それから色々聴きましたが、ライブ等は身震いするほどカッコ良さに満ち溢れてます。
そしてコチラの非常に横着極まりないベスト盤ですが、70年代半ばにリリースされたものが新世紀になって増補改訂リマスターとなって、曲数も一気に増えた徳用盤で横着者には大推薦です。泥臭いブルース色濃いハードな演奏とカントリーロック的な演奏が程よくブレンドされ一丸となって迫る様は迫力満載です。1枚目は天才ギタリスト、デュアン・オールマン存命中の名作が存分に収録です。ライブ定番の「Black Hearted Woman」、「Dreams」、「Whipping Post」など外すことが許されない名演が収録。グレッグ・オールマン作のバンドの方向性を明確に示す大傑作の数々です。フィルモア・ライブからも収録ですがコチラは単体マストの必聴作で「In Memory Of Elizabeth Reed」や「Hot 'Lanta」、「One Way Out」などマジでしょんべんチビります。また2枚目のデュアン亡き後の発表作中心ですが、生前のデュアンとベッツのコンビの名演も収められたEAT A PEACHからの「Blue Sky」や「Melissa」などのレイドバックしたスタイルは聴きモノです。新たにディッキー・ベッツが前に出てきたバンドもえげつなく最高です。今やストーンズで有名なチャック・リーヴィルも加わったメンバーで録音された「Jessica」は借してもらったビデオでもオープニングで演奏されてた軽快なインストで大傑作ヒット「Ramblin' Man」同様にカントリータッチの曲調がたまらんカッコ良さ。ファンキーにブッ飛ばす「Southbound」も文句無しの傑作で震えます。新体制でのライブ「Come And Go Blues」でもアンサンブルの素晴らしさにブチのめされます。その後、バンド内亀裂で集合離散を繰り返しますが全盛期同様の充実を感じる'79年の「Crazy Love」や「Can't Take It With You」あたりベッツの曲作りも絶好調で決して看板を汚すことはありません。
「クマさんのおせっかいが無ければ、多分スルーしてたバンド。おせっかいも無視できませんな」
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