Finding Forever / Common * 2007 Geffen

East Coast
  密かに期待していたコモンのラップ部門グラミー受賞もあっけなくカニエ氏に決まり、セールス的に見てもまぁしゃあないかと終わった本年度授賞式。グラミー賞は日本のレコード大賞なんかと違って相変わらず盛り上がっており、いまだにちゃんと音楽が娯楽アートとして扱われていてエエこっちゃなぁと感じるもんでした。最優秀賞こそ逃しましたがコモン氏の捕まった犯人みたいなジャケのこのアルバム。カニエ氏もエグゼクティヴ・...

Funk Drops / Various Artists * 2001 Warner

Funk
 積極的にリリースされ続けるアトランティック、Atco、コティリオンをはじめとするワーナー系のファンク音源をまとめた、美味しいシリーズもの第1弾。ワーナーUK編纂らしい、一通りファンクのメジャーどころを聴いた人も食指が動かされる、ど真ん中を外したきわきわストライク連発の編集で唸らされます。1968~74年の熱すぎる名演が次から次に登場で、鼻血覚悟で聴かなければならない人間業グルーヴの嵐です。 1発目を飾るのはCh...

The Heat Is On / The Isley Brothers * 1975 T-Neck

Funk
 Isleysの歴史の中でも唯一ポップ・チャートでもNo.1となったアルバム。最も大所帯だった頃、ファンク&メロウを最大の武器に傑作連発の70年代諸作ですがコチラも重要曲多数収録の1枚です。純粋ソウル&ファンク好きからも絶対的な評価の高い人等ですが、ヒップホップ・ファンからもネタとして多数取り上げられたこともあって支持が高く、ロック系の曲もアイク&ティナ同様に積極的にカヴァーしてたこともあって多方面から常に注目を...

8.8 Rock Day (Soul, R&B Edition) / Various Artists * 2002 bourbon

Man's World
島田紳助がたまに昔好きだった音楽をTVで話するとき、必ず登場するのがサウス・トゥ・サウスであったりBOROやソー・バッド・レヴューといった関西音楽シーンで外すことができない重鎮達のリアルタイム体験談や彼らへの賛辞。70年代半ば等、私は音楽のオの字も知らん小学生だったので紳助の話す体験談は興味深いもんがあります。紳助が地元京都会館でスターキング・デリシャスとサウスのライヴに行ったとき、少しノリの悪かった観客...

Sweet Soul Music / Arthur Conley * 1967 Atlantic

Atlantic, Stax
 二十歳になるかどうかの頃、中学からの友人が目を血走らせながら「こういうなん、聴いとかなヤバイで」とよくわからんセリフと共におもむろに出してきたアトランティック・ソウル集。「おまえ、デュラン・デュランばっか聴いとったやないか!」とすかさず突っ込みましたがオーティスやらベン・E・キングなんかが入っていたと記憶するそのLPで、1曲目の最高のツカミとなってたのがアーサー・コンレーの「Sweet Soul Music」。ソウ...

Miss Rhythm, Greatest Hits And More / Ruth Brown * 1989 Atlantic

50's Pioneers
  去年創設60周年を迎えた名門中の名門レーベル、アトランティック。設立当初はジャズ、ジャンプ・ブルース中心のインディーズでしたがジェリー・ウェクスラーのソウル路線が成功し、今やロック、ヒップホップまで手掛ける老舗大レーベルであることは言わずもがな。しかしまだ今ほど強大なレーベルやなかった頃、看板を大きくしたのは間違いなく50年代前半に活躍した、このルース・ブラウンやレイ・チャールズなんかのポピュラー...

Blue Suede Shoes / Carl Perkins * 1989 Sun

Rock'n Roll + Rocabilly
 ご存知、ロックンロール・クラシック「Blue Suede Shoes」のオリジネイターでメンフィス・サンレコードが産んだ偉大なロケンローラー、カール・パーキンス。この表題曲はエルヴィスの最強ヴァージョンをはじめ誰もが認める無敵ソングですが、作った人はもっと偉いってことで皆が崇める存在です。この曲に関してはワイルドなエルヴィス版のほうが断然好みですが、本国ではコチラの方が売れたらしくポップチャートからR&B、C&Wチャ...

The Sun Years / Johnny Cash * 1990 Sun・Rhino

Rock'n Roll + Rocabilly
映画「ウォーク・ザ・ライン」もヒットし近年改めて偉大な功績の評価が高まったジョニー・キャッシュ。日本では考えられんほど本国アメリカではビッグなシンガーですが、デビューがエルヴィスと同じサン・レコードってことで、まずロックンロールのオリジネイターとして惹かれました。映画では60年代後半の伝説の刑務所ライブあたりまでの若き日々が描かれてますが、死ぬまで連れ添った2番目の妻であるジューン・カーターへの求愛...

Words & Music / John Mellencamp * 2004 Island

Mainstream
 洋楽にかぶれ始めた時、仲の良かった兄貴の友達のうどん屋息子が家に来てひたすら絶賛していたジョン・クーガー。うどん屋は野球のキャッチャーも上手いし、競馬実況のモノマネも絶品、近所でブレイクしていたオリジナルギャグも数多く生み出していた芸達者な人気者だったので、「これはええぞ、聴け」と言っても説得力抜群でした。そんなことで長いこと、うどん屋が家に置きっぱなしにしてたアルバム“American Fool”のおかげで...

Anthology / Bryan Adams * 2005 Polydor

Mainstream
 80年代、それまで近所にタバコ買いに行く格好としか認知されてなかった白TシャツとGパンをファッションにまで格上げしたロッカー、ブライアン・アダムス。勘違いして「俺のファッションはコレ」とその安上がりなスタイルを貫く輩がやたらと現れましたが、それが絵になったのはジェームス・ディーンと尾崎豊とこの人だけ。普通の人がやっても「貧乏くさっ」と言われておしまいです。気をつけましょう。さて健全なアメリカン・ロ...
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