

最強のメロディ・メイカーって言われたら真っ先に思いつくのがエルトン・ジョン大先生。最近はおすぎとピーコばりの毒舌が災いして他アーティストとの軋轢もチラホラ耳にしますが、何を言おうが何をしまいが誰もこのお方には勝てません。それくらい数多の殿堂入り名曲を世に出した功績があり、何百年経っても歌い継がれるくらいのエバーグリーンな楽曲の数々と枯渇する事の無い才能は世界中の人々の心の琴線をいまだに刺激し続けています。別に毎日聴くわけでもないのに近くに無いと落ち着かへん常備薬みたいな存在です。4枚組大全から何やかんや色々買いましたが、ベストでは最適な編集といえるのがコレ。
あまりにも名曲が多いので必然的に2枚組です。70年代中心のDisc1は誰もが聴いたことのある文化遺産ともいえるヒット曲の雨嵐。まずは「僕の歌は君の歌」って素晴らしい邦題を持つ出世作「
Your Song」。以前、N.Y.セントラルパークでドナルドダックの着ぐるみをまとって道化者になってこの曲を熱唱する姿に大感激しましたが、ジョン・レノンも惚れこんだという美メロは惚れぼれします。純粋な詞・メロ共に申し分無しの何時聴いても感動できる傑作バラード。詞の視点も凄い「
Rocket Man」、ほのぼのエレピも癒される「
Daniel」、劇的な歌唱にシビれまくる「
Goodbye Yellow Brick Road」、ダイアナ妃逝去時の再ヒットも記憶に新しい「
Candle In The Wind」と凄まじい名曲の嵐。さらにソウル・トレイン出演も果たし近年Mary Jも引用した「
Bennie And The Jets」、ジョージ・マイケルも歌いまくってたビーチ・ボーイズのコーラスも光る激名スロウ「
Don't Let The Sun Go Down On Me」、TOPのホーンも重厚な「
The Bitch Is Back」、フィリーソウルも感じる「
Philadelphia Freedom」、エルトンのデュエットでも一等賞の
Kiki Dee好演の「
Don't Go Breaking My Heart」と圧巻の名演オンパレードです。
自分にとってリアルタイム期となる80年代以降を綴ったDisc2も思い入れたっぷりの名曲の山です。まさにココから付き合いが始まった83年の「
I'm Still Standing」、「
I Guess That's Why They Call It The Blues」は特に最高です。前者は緊迫感溢れるアップで、エルトンのロックナンバーでも最高峰。また後者は80年代屈指のバラードで泣ける詞、ドラマティックなサビ、スティーヴィー・ワンダーのハーモニカと涙腺直撃の名作。ずっと愛され続ける名曲で、近年もMary Jが「頼むからやめてくれ」と思う酷いカヴァーをライブでやってましたがオリジナルは激グレイトです。90年代も映画ライオン・キング主題歌でアカデミー賞にも輝いた「
Can You Feel The Love Tonight?」、大ヒットしたド級ソウルフル大傑作バラード「
Something About The Way You Look Tonight」と快調ですが、新世紀突入後も衰え知らずの哀愁傑作「
I Want Love」投入と恐れ入る展開。お薦めの日本盤は「
Your Song」の新録や、デビュー時に日本のみでヒットした「
It's Me That You Need」、人気グループ
Blueと共演した「
Sorry Seems To Be The Hardest Word」まで収録。
「ブルーダイヤの輝きを持った名曲集。心の洗濯に持ってこいです。」