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音系戯言

偏見に満ちた音楽観をだらだらレビュー。 あくまで保有音源整理の為と、自己満足備忘録。黒人系(R&B・SOUL・Hip Hop)とロック中心。リアルな音はココにある!!

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ezee イージー

  • Author:ezee イージー
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2008.01
29
Category : 00's Male R&B
Theme : 洋楽CDレビュー
Genre : 音楽
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ご存知復活前ドゥービーの後期立役者で、限りなく黒人に近い男。マイケル・マクドナルド。今年になってテディ・ペンやジャッキー・ウィルソンのカヴァー集発表でますます気を吐くソウルおやじです。こちらは好感触だったモータウン・カヴァー集の続編ですが、これがまたエエ感じです。安易なカヴァー集がもてはやされる昨今ですが、この人だけは特別扱いで頼んます。徳永英明のカヴァー集とは明らかに格が違います。魅惑のシティ派スモーキーヴォイスは健在でモータウン・レーベルの名曲をバンバン歌いあげるっていうタイトルどおりの企画ですが、何せ発売元もモータウンってことでお墨付きの内容であることは疑う余地無しです。
 頭はマーヴィン&タミーの「You're All I Need To Get By」を原曲の良さを大事にした丁寧なカヴァーで全般への期待がグッと高まります。惜しくも亡くなったビリー・プレストンのハモンドも最高の鳴りで聴かせます。続いて御本人Stevie Wonderもハーモニカ参戦の「I Was Made To Love Her」、リーヴァイとは違った熱さがたまらんフォートップス「Reach Out, I'll Be There」、「Baby I Need Your Lovin'」と実に快調。またToni Braxtonがパートナーを務めるのが嬉しい「Stop, Look, Listen」はスタイリスティックスの曲やのに?と思うかもしれませんがマーヴィン&ダイアナでデュエット・カヴァーしてるので、そのカヴァーってことでしょう。妹Tamerも参加が泣ける逸品です。そんなこんなマーヴィン作品は好みなのか沢山取り上げてまして「What's Going On」、「Mercy Mercy Me」と王道選曲ですが「After The Dance」なんかはピシャリはまっていて実にグレイトな出来です。他にもスティーヴィー作ながらマーヴィンも歌ってた「Loving You Is Sweeter Than Ever」や、マーヴィン作のオリジナルズの名スロウ「Baby I'm For Real」と愛情たっぷりに歌ってます。スティーヴィー・ワンダーの「Tuesday Heartbreak」も後期ドゥービー的肌触りで気持ち良さ満開。忘れちゃならぬスモーキー作品は「Tracks Of My Tears」、「Second That Emotion」とチャレンジですが甘酸っぱさがやや薄れてるのが残念。ここらはオリジナルが強大すぎたかって感じです。
「元々、自分でも無茶苦茶ええ曲創る人。創作意欲沸いたらオリジナルも頼んまっせ」
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2008.01
27
Category : Mainstream
Theme : 本日のCD・レコード
Genre : 音楽
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 男前の定義ってのは人それぞれでミック・ジャガーでもプリンスでも好きな人にとってはセックスシンボルにもなるんでしょうが、一般的に男前ってのはこんな面構えのことを指すんやろなと思ったのが「戦メリ」に出た頃のデヴィッド・ボウイ。まぁ男から見てもにくたらしいほどカッコええ人でした。すぐに感化され近づけるワケもないのに、ミーハー丸出しでレッツ・ダンスやらスケアリー・モンスターズをテープに録って聴いてましたが、音楽もカッコええってのはアホな私でもすぐに分かりました。ヨーロピアン美学を追求し奥深いアルバムも多数リリースしてますが、真正ボウイファンでも無いのでホンマの良さはあんまり分かってません。ただシングル曲などでのキャッチーでPopな良曲の数々は誰もが親しめる普遍性があり、ころころスタイルを変えるとこなど実に楽しい人です。コチラは30年以上にも上るキャリアを1枚にブチ込んだ実に乱暴な1枚ですがリマスターも施してあり時代時代のダンディズムがインスタントに味わえなかなかよろしいです。
 厳選された20曲は傑作「Space Oddity」でスタートです。今から40年も前の宇宙など空想の世界であった時代にトム少佐の宇宙への旅立ちをドラマティックに歌い上げてます。その後の若き日のボウイは七変化すぎてついていけんくらいの様々なスタイルで魅せますがミック・ロンソンと組んでた時のグラマラスな魅力はなかなかです。「Changes」や「Ziggy Stardust」、「Rebel Rebel」あたりの劇的でロックンローラーなボウイは今聴いてもスリル満点です。そして結構面白い「Fame」、「Golden Years」とソウルに接近する時期を経て、自分にとっては難解なベルリン期では「Heroes」は美しいPopsで素敵です。個人的に最も好きな「Ashes To Ashes」はトニー・ヴィスコンティと組んだFunkのテイストも感じる哀愁メロが切ない大傑作で、冒頭曲のトム少佐はジャンキーであったと過去との決別かユーモアか分からん詞も興味深い代表作です。黒っぽい「Fashion」、驚きのQueenとの共演名作「Under Pressure」の後は、何とシックのナイル・ロジャースと蜜月に。「Let's Dance」、「China Girl」、「Modern Love」とベストヒットUSAど真ん中の分かりやすさで何度もTVで見た曲がズラリ。ツウやないと言われてもコノ辺が一番好きどすなぁ。次に出た「Blue Jean」も同路線のキャッチーさが最高でした。それからはあんまり知りまへんがPat Methenyとのサントラ・コラポ「This Is Not America」や、イーノとの実験的な「I'm Afraid Of Americans」等も収録。
「好奇心旺盛っていうか、すぐ飽きるのか知りませんが様々な顔を見せるボウイ。器用な男前ですわ」
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2008.01
25
Category : Mainstream
Theme : 本日のCD・レコード
Genre : 音楽
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最強のメロディ・メイカーって言われたら真っ先に思いつくのがエルトン・ジョン大先生。最近はおすぎとピーコばりの毒舌が災いして他アーティストとの軋轢もチラホラ耳にしますが、何を言おうが何をしまいが誰もこのお方には勝てません。それくらい数多の殿堂入り名曲を世に出した功績があり、何百年経っても歌い継がれるくらいのエバーグリーンな楽曲の数々と枯渇する事の無い才能は世界中の人々の心の琴線をいまだに刺激し続けています。別に毎日聴くわけでもないのに近くに無いと落ち着かへん常備薬みたいな存在です。4枚組大全から何やかんや色々買いましたが、ベストでは最適な編集といえるのがコレ。
 あまりにも名曲が多いので必然的に2枚組です。70年代中心のDisc1は誰もが聴いたことのある文化遺産ともいえるヒット曲の雨嵐。まずは「僕の歌は君の歌」って素晴らしい邦題を持つ出世作「Your Song」。以前、N.Y.セントラルパークでドナルドダックの着ぐるみをまとって道化者になってこの曲を熱唱する姿に大感激しましたが、ジョン・レノンも惚れこんだという美メロは惚れぼれします。純粋な詞・メロ共に申し分無しの何時聴いても感動できる傑作バラード。詞の視点も凄い「Rocket Man」、ほのぼのエレピも癒される「Daniel」、劇的な歌唱にシビれまくる「Goodbye Yellow Brick Road」、ダイアナ妃逝去時の再ヒットも記憶に新しい「Candle In The Wind」と凄まじい名曲の嵐。さらにソウル・トレイン出演も果たし近年Mary Jも引用した「Bennie And The Jets」、ジョージ・マイケルも歌いまくってたビーチ・ボーイズのコーラスも光る激名スロウ「Don't Let The Sun Go Down On Me」、TOPのホーンも重厚な「The Bitch Is Back」、フィリーソウルも感じる「Philadelphia Freedom」、エルトンのデュエットでも一等賞のKiki Dee好演の「Don't Go Breaking My Heart」と圧巻の名演オンパレードです。
 自分にとってリアルタイム期となる80年代以降を綴ったDisc2も思い入れたっぷりの名曲の山です。まさにココから付き合いが始まった83年の「I'm Still Standing」、「I Guess That's Why They Call It The Blues」は特に最高です。前者は緊迫感溢れるアップで、エルトンのロックナンバーでも最高峰。また後者は80年代屈指のバラードで泣ける詞、ドラマティックなサビ、スティーヴィー・ワンダーのハーモニカと涙腺直撃の名作。ずっと愛され続ける名曲で、近年もMary Jが「頼むからやめてくれ」と思う酷いカヴァーをライブでやってましたがオリジナルは激グレイトです。90年代も映画ライオン・キング主題歌でアカデミー賞にも輝いた「Can You Feel The Love Tonight?」、大ヒットしたド級ソウルフル大傑作バラード「Something About The Way You Look Tonight」と快調ですが、新世紀突入後も衰え知らずの哀愁傑作「I Want Love」投入と恐れ入る展開。お薦めの日本盤は「Your Song」の新録や、デビュー時に日本のみでヒットした「It's Me That You Need」、人気グループBlueと共演した「Sorry Seems To Be The Hardest Word」まで収録。
「ブルーダイヤの輝きを持った名曲集。心の洗濯に持ってこいです。」
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2008.01
23
Category : Mainstream
Theme : 本日のCD・レコード
Genre : 音楽
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 中学生の頃、ただひたすら「Sara Smile」が聴きたいが為に借りに行ったアルバム。近年の80sブームのど真ん中に位置してた山ほどヒット曲があるこの男性デュオですが、ココではヒットチャート常連時のギンギラギンの感じはあまり感じられません。しかしながら実に落ち着く心地良い楽曲が収録で、いまだに好きなアルバムの一つとなってます。元々ギャンブル&ハフ周辺の裏方仕事からスタートした人等で、初期の「She's Gone」あたりが一番好きな人なら気に入ること間違い無しのソウルフルな仕上がりとなってます。昔アホな私は「ジョン・オーツってダリルのバックの一人やのに、なんで二人組を名乗ってんにゃろ?」とまで思ってましたが、初期の作品やコンポーザーとしての役割を知れば知るほどジョン無しには成り立たんことに気付きました。意図不明のグラムロックみたいなイケナイお化粧マジック的なジャケはともかく、ブルーアイドソウルのお手本みたいな良曲てんこ盛りのこの4作目。フィリーソウル初期の名作の1枚といっても過言ではありません。
シンプルにデュオ名だけを冠にしたアルバムは冒頭の「Camellia」からフィラデルフィアで培った爽快なソウル・フィーリングが味わえます。L.A.録音ながらイーストコーストの都会的な感覚も見事ブレンドされたこのジョン・オーツ作の逸品は本アルバムのシンボリックな一撃として抜群の効果を発揮。そして出世作ともなった大ヒット「Sara Smile」は切ないメロ、粋なコード進行、洒落たサビのコーラスといい非の打ち所の無い完璧メロウ・ソウルでダリルのキザな歌い方も全く気になりません。ほんま名曲です。続いては、またもやジョン作のフォーキーなソウル魂爆裂の傑作「Alone Too Long」、ダリルの控えめなファルセットもええ感じの「Out Of Me, Out Of You」、名曲She's Goneを彷彿させるグレイト・スロウ「Nothing At All」と前半(A面)の流れは無敵です。後半はトッド・ラングレンの影響も受けた、後のよりコマーシャルでPopなスタイルの原型が垣間見れる「Gino」や「Ennui On The Mountain」などが収録。売れ線を狙うにはややパンチ不足の楽曲が並びますが「(You Know) It Doesn't Matter Anymore」なんかはヒット曲「Wait For Me」あたりの空気を感じる佳作です。そして最後はカリブのメント・シンガー、スタンレイ・ベックフォードのカヴァー「Soldering」で軽く締めます。なんといっても前半のフィリーソウル風味のジョン・オーツ大活躍のトラックがビカビカに輝きまくりです。
「MTV時代の寵児みたいに扱われるのがもったいない人等。ソウル趣味モロ出しのココらも最高です」
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2008.01
22
Category : R&B Compilation
Theme : 本日のCD・レコード
Genre : 音楽
brothers sou

人気作家ゲイリー・ハードウィックがメガホンをとった映画「The Brothers」。実は映画は見た事ないのですが、実力派シンガー多数参加のサントラのほうは歌心に満ちた真っ黒けのソウルが体感できる素晴らしい内容でした。入れ替わり立ち替わり必殺仕事人がハートをブチ抜いてくれます。殆どのR&B/Hip Hop系のサントラ・オムニバスがそうであるように映画とは全く別次元で楽しむ事ができる良質コンピレーションとして機能していますが、コチラはかなりレベルの高い代物。新人のオープン戦的なものやベテランの新基軸打ち出しのリトマス試験紙みたいな色彩は薄く、各アーティスト共に気合の入った良作を持ち込んでるところが好感度高しです。
 一番イチローの役割を果たすのは彗星のように現れたニュークラシックソウルの旗手Eric BenetLove Don't Love Me」。小気味よくハネる良質トラックでで手堅くセンター前ヒットです。続いてデビュー前だったLil' Moがナイスに絡む人気プロデューサーJermaine Dupri and R.OCの「Lay It Down」はかなり中毒性の高いクールなHip Hopでカッコええの一言。そして前半のハイライトといえるRLが激ソウルフルな熱唱を披露する「Good Love」は最高の牛生レバーをつまみに飲んだような感覚を味わえます。またJaheimCastroを従えて男らしさ満開で決める「Let It Go」、一昨年惜しくも急逝したGerald Levert Eddie Levert Sr.の親子愛爆裂共演「Two Of A Kind」あたりは実にソウルフルな流れで圧巻。飄々といつもどおりの安定感抜群のラップをかますSnoop Dogg「Hi 2 You」、サラーム・レミがざらついたトラックを構築するラガなDL「Josephine」もHip Hop勢もなかなかの奮起です。平成のバーケイズと言われた模倣名人衆Somethin' For The People FazzyなるフィーメールVoをフィーチャーしたややネリーを意識した粘着度の高いトラック「2night」で迫ります。そして本アルバム最大のハイライトMaze featuring Frankie Beverly待望の新曲「Teach Each Other」の登場。往年の名作と何ら変わらぬハート・ウォーミングな生グルーヴにフランキーのシルキーソウルヴォイスに酔いしれます。コレに続いて待望の新作発表かと思いきや未だに登場せずの状態で寂しい限りです。他では、まったりトラックの中で丁寧に歌い上げる様が心地良い殆ど知らんABなるシンガーの「Happy」、ex.ブラックストリートのシンガーDave Hollisterの鬼気迫る後半のこぶし回しのシビれる重厚なバラード「Forever」、BoysⅡMen丸出しの4人組No Questionのありきたりながら唸らせるバラード「Remember Us」あたりなかなかの聴きごたえです。
「ビッグネームが揃う中盤までの展開が特に秀逸。高級造り盛り合わせって感じ」
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2008.01
14
Category : 90's Female R&B
Theme : 本日のCD・レコード
Genre : 音楽
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 アン・ヴォーグやSWVの成功を受け、アホほど登場した90年代のR&Bガール・グループ。まさに選り取り見取り状態で男性R&Bファンは手放しで大喜び状態でした。聴いてよし、見てよしとなれば言うことございません。当初4人組だったエターナルも一人抜け、二人抜けと最後には姉妹デュオとなってましたが言うなれば3人組時代の秀作がコチラです。ニュージャック以降に急速に成熟したR&B界においてU.K.発ながら本場U.S.産と何ら遜色ないクオリティの作品を送り込んでいたガール・グループですが、発売から10年も過ぎよっぽど需要が無くなったのか、缶ジュース価格で引き出せる私の家外CD棚でもある優秀レンタル店より安い価格でバンバン叩き売ってたので即購入。i-pod以降昔録ったMDも邪魔者扱いですので丁度ええタイミングです。デビュー時からグレン・ジョーンズの名曲Stayなんか取り上げてたもんですから否応なしに皆が注目した、なかなかの実力派美人グループです。
 アルバムは結構ヒットしたと記憶するスウェイビート傑作「Power Of A Woman」から勢いよくスタート。もうイケイケです。この曲を含む馴染みのロンドン制作陣で録られた曲は「Hurry Up」や「Who Are You」、「Up To You」なんかのコーラスを活かしたCute&Popな曲が最高の出来具合です。カヴァーもU.K.らしいチョイスで、なんとボブ・マーリーの傑作「Redemption Song」の登場です。コレがまたええ出来で、神聖さも失わずゴスペルチックにナイスにカヴァーしてます。ただ他のスロウはホイットニーの出来損ないみたいなバラード「I Am Blessed」とかケツの穴が痒くなるようなのも収録。同じバラードでもBebe Winans関与の「It Will Never End」あたりは嘘臭くない感じの良好な出来です。制作陣で評価するのも3人に失礼な話ですがDebra Killings & Dallas Austinの「Secrets」や「Your Smile」は贅肉を削ぎ落とし塩コショウだけで旨みを出したようなバックトラックが3人の歌魂を開花させる素晴らしいプロデュースで快心の出来となっております。当時のダラスが大当たりさせたTLCも感じさせる毒気も感じる「Don't Make Me Wait」なんかもエエ感じ。日本盤シークレットトラックに収められてたトラデショナル・ゴスペル「Oh Happy Day」はコンテンポラリーに料理しすぎてどうなんやって感じですがまぁええですわ。
「今やワンコインで全アルバム購入可能な彼女達。真摯な歌心の価値は下がりません」
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2008.01
13
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 高校生の時、流行ったカフェバーを思い出す「80年代でっせ」的なジャケットが切ないヒューマンボディの1stアルバム。再発の嵐で何がホンマにエエのやらワケわからん状態の旧盤復刻の昨今ですが、コレはマジで待望だった1枚。学生時代にザップ(っていうかロジャー)のファンクネスに心酔して殆どのアルバムを聴きあさり、それだけでは物足らずシャーリー・マードックあたりも全部レンタルさせてもらいました。そんとき既にライナーノーツとかで秀作として触れられてたのがこのヒューマン・ボディでした。聴きたいと思っても当時既に入手困難なアルバムやったんですが、それから10数年の時を経て見事再発。ほんまに「何でも出まんなぁ」と感心します。ロジャーといえばエレクトリックの波に押され次々に撃沈していった70年代のビッグネームを尻目に、抜群のセンスで唯一古臭くないファンクを体現していた賞賛すべき才人です。エリック・サーモンが執拗にサンプリングしてたのも頷ける、80年代で今聴いても古くないアーティストでプリンスと共に双璧です。そのロジャーが曲作りから演奏まで仕切ったヴォーカルグループってことでツチノコ(←古い)くらい幻の音源と言われてたのが本アルバムのヒューマン・ボディなんですな。ロジャーのキャリアでもバリバリの時に作られた音で、ただ単にレコード会社の倒産っていう不運な理由で埋没したこのアルバム。悪いわけありません。
 メンバーもザップ・ファミリーでお馴染みのレイ・デイヴィス、ラリー・ハッチャーに、ロジャーがしきりに尊敬するアーティストとして名を挙げていたオハイオ・プレイヤーズのビリー・べックという面々がザップ・マナーのファンク&メロウを奏でます。冒頭のタイトル曲「Make You Shake It」や「Keep You Head It」ではザップのアルバムに入ってても何の不思議も無い非常に水準の高いファンクがアルバム前半でいきなり楽しめます。「Tomorrow」ではギターの名手でもあったロジャーのメロウなプレイも光ります。また最高なのがEmotionsの名曲Best Of My Lifeさえ彷彿させるスウェイビート曲「Hit Me」。このポップ感はたまりまへん。そして後半も驚きの展開で何と名スロウ「As We Lay」のオリジナルが登場です。ご存知ザップファミリーのの歌姫シャーリー・マードックのヒット曲でJ.Loもサンプリングしてた名曲ですが、この人等がオリジナルだったとは、ちーっとも知りませんでした。男声のこの曲もなかなかオツなもんです。その後も何故このアルバムが伝説になってたかすぐに理解できる激名スロウ「Please Help Me Find Her」や洗練されたスタイルながら実に黒い「There Is Nobody」など1曲たりともスキップさせん構成は流石としか言いようがありません。ザップ的ではありますがヴォコーダーが殆ど登場せず肉声で迫るとこが、別名義たるところですが実に素晴らしい内容です。
「天国のレイ・デイヴィスやロジャーも向こうで祝杯をあげたに違いない傑作」
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2008.01
11
Category : Groovy & Mellow
Theme : 本日のCD・レコード
Genre : 音楽
あlとn

 基本的に音楽はクラシックがそうであるように、何回も聴かれるもんであって消費して"ハイおしまい"とするもんやないと思います。「あんとき、アホみたい喜んで聴いてたのに何やってんろ?」みたいな旬すぎたら聴いてられんチャラけた音楽も多いですが、パフォーマー&製作者がしっかりした音は何年経ってもエエ感じで聴けます。フリー・ソウル系のムーヴメントで埋もれていた名曲が晴れて陽の目を浴びるって現象が多くありましたが、そこでも注目だったアルトン・マクレイン&デスティニーの1stアルバムも聴き継がれるべき名録音となってます。アース傘下にあったエモーションズの二番煎じを狙った感じですが、ダイアナ・ロスをパワフルにしたような歌い方がいたく心地良さを誘うアルトンの歌唱とジェイムス・ギャドスンやワー・ワー・ワトスン等の錚々たる面々が参加したグルーヴィーな演奏は単なるディスコ末期の流行モンでは済まされない抜群の仕上がりとなっています。
 アルバムで目玉となるのは、やはり「It Must Be Love」でマライアのEmotionsの原曲といえる、いわゆる"スウェイ・ビート曲"。シェリル・リンのGot To Be Realなどと同様のリズム・パターンを持った曲で一発で気に入っちゃうグレイトトラックです。自然に腰が動いてしまうナイス・グルーヴですねんわ。グルーヴの素晴らしさではコチラも負けないのがアルバム冒頭を飾る「Crazy Love」。筒美京平的な哀愁感も兼ね備えたBメロ→サビを持った親しみやすい歌メロもモロ我々日本人好みでディスコ調ソウルの傑作となっています。やや軽めながら「Sweet Temptation」、「Pusu And Pull」といったファンク曲もバックの切れもよくすこぶる快調。もちろんスロウも大充実で、サビの重厚なストリングスと共にアルトンの魅惑のハイトーンが響きわたる「My Empty Room」、作者のアンジェラ・ウィンブッシュも後にセルフカヴァーする美メロ「The Power Of Love」と秀作が連なります。最後の「God Said "Love Ye One Another"」はポインターシスターズがやりそうな3拍子の曲でゴージャスな雰囲気で幕を閉じます。
「米国ソウルの奥深さを感じる逸品。おチャラけディスコとは一線を画する1枚。」
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2008.01
07
Category : Vocal Groups
Theme : 本日のCD・レコード
Genre : 音楽
s-group hen

シングル盤集めなど凝りだしたらキリがない名ソウル録音収集ですが、私など金も知識もございませんので時折メジャーレーベルから出てくる知られざる曲のコンピレーション盤は大変ありがたいもんです。コチラは10年ほど前に出たアトランティック系の70年~80年代初頭に絞ったスウィートなバラード集ですが、曲の良さといい、時代が醸し出すいなたい雰囲気といい実にええ感じです。さすがアトランティックと言わざるを得ないこのヴォーカル・グループの充実ぶりは凄いですが、大ヒット曲以外でもこんだけエエ曲を保持してるとはたいしたもんです。アナログ時代特有の丸みのある温かい音も何かしら耳に優しく、味のあるちょいエロなジャケと共に甘酸っぱい極上ソウルの数々が堪能できる仕組みになってます。
 まずは大御所The Spinnersの登場。デトロイト・モータウンからフィリー・ソウル全盛のアトランティックへ上手いこと渡り歩いた人等ですが安定感抜群で聴かせてくれます。John Edwards期の80年代「So Far Away」、「Now That You're Mine Again」に加え、Gladys Knightや近年クラプトンもカヴァーしてたPhillppe Wynne期の傑作「Love Don't Love Nobody Pt1&2」と3曲収録。知らんとこ行くにも知ってる人がいると心強いような感じですんなり入れます。続いて夢見心地のファルセット炸裂のTrue Reflection「It Really Hurts」はこれぞフィリーソウルって感じの名バラード。またBlue Magicはスムースなテイストがたまらん「Just Don't Want To Be Lonely」、ニューヨークの技巧派Ace Spectrum「I Just Want To Spend The Night With You」、ディスコだけやないぞとThe Trammps「Seasons For Girls」と実に美味しいトコを収録。Paul Kyser制作の激甘キッズグループJimmy Briscoe & The Little Beavers「Suger Brown」などトロトロにとろけること必至です。この人ら誰?的なグループでは、語りが渋いThe Small Wood Brothers「You Can't Reason With A Broken Heart」、フィリー印の甘さ抜群のThe Moving Violation「Wild Goose Chase」、Funkバンドの重厚スロウKleer「Say You'll Stay」、オハイオからの昼メロ風佳曲Elusion「Don't You Know」と大ブレイクせずとも残してくれた名録音を楽しめます。最後はThin Line Between~が有名なThe Persuaders。リード・シンガーのDouglas Smokey Scottの熱い歌いっぷりはかなり好みで「All Strung Out On You」も収録ですが、トリを飾るSam Dees作「I've Been Through This Before」も感動大作で本盤の価値をぐぐっと引き上げてくれます。
「疲れた時にも甘いモンは効きまっせ。しょーもない洋菓子食うくらいならコレですわ」
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2008.01
05
Category : Atlantic, Stax
Theme : 本日のCD・レコード
Genre : 音楽
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正月です。以前は賑やかな街も2、3日はシーンとして何にも買えん特別Daysだったのですが、それも昔。元旦から何処もかしこも賑やかで、ハイテンションで買い物に猛進してくる人や、意味不明のクレームでわめき散らす人など中々元気があってよろしいです。小生も年末年始も仕事で唯一の休日元旦も地元サッカーに駆り出され正月気分のかけらも無い昨今ですが、活気ある街中にいると分けも無く気分もアゲアゲです。やはり年始は元気出していきまひょって事で、聴くのも演るのも異様に気分が高揚するのが「Tighten Up」。むか~しYMO通過で知ったこの曲ですがベース・フレーズといい、ドラム・パターン、ファンキーなホーンと全てが体の細胞を活性化させる魔力がそこにはあります。何せ初っ端の“ハ~イ、エブリバディ”の台詞からして最高です。私などベースを抱えた日には120%この曲のイントロフレーズを弾いてしまいます。以前高橋ユキヒロ氏がずばりソウルっていえばこの曲!って言ってたのが何となく分かります。
 てなことでファンキーな演奏の方が印象的なアーチー・ベルズ&ザ・ドレルズの一世一代の大ヒット・ダンスナンバー「Tighten Up」ですが、彼らはテキサス・ヒューストンのれっきとしたヴォーカル・グループ。この歴史的名演のグレイトな演奏を担当するのは同じくヒューストンの人気バンドThe T.S.U. Tronadors。(アルバム全編で大活躍)彼らもドレルズと共に立役者です。アルバムではPart1、2に分かれてド頭に収録ですが、ヴォーカル・グループとしての本領発揮は3曲目「I Don't Wanna Be A Playboy」から。次の「You're Mine」と共にハーモニーも効かせたこのいなたいバラードはなかなか聴きものです。他にもアーチーのオリジナルとなる「When You Left Heatache Began」なんかもストリングスもかましたアーチーのファルセットが決まるやや都会的なアップですが、何かしら土臭さが残ってるのがまた魅力的でもあります。また田舎臭くワイルドにコーティングしたEddie Floydの「Knock On Wood」やWilson Pickettの「In The Midnight Hour」等のカヴァーもええ味出してます。
「しかし何といってもタイトゥン・アップ。コレ聴いときゃとりあえずゴキゲンさんですねんわ。ほんまに」
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