8 Diagrams / Wu-Tang Clan * 2007 SRC
2007-12-19 Wed 01:31
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Wu-Tang Clan & George Clinton - 8 Diagrams

Ol' Dirty Bastardが天界へ旅立ってから初のメンバー勢揃いアルバムが待望のリリース。あ〜嬉しい。出ただけでも素直に嬉しい。しかも映画少林寺秘棍房からインスパイアされたタイトルからしてワクワクさせてくれます。最近の周辺音源では黄金期のテイストを見事に昇華させたグレイトな音を聴かせてくれていたので、本隊の再始動には興奮せずにいられません。クレイジーで、ハードボイルドで、わけのわからん音構築で男の哀愁を感じさせるRZAワールドが年末の押し迫ったときに聴けるとはこの上ない幸せです。ビートルズのジョージの息子さんも彼等の大ファンってことでの参加も大きな話題ですが、何より迷走することなく「これ、ほんまに売れんのんかいな」と心配するほどデビュー時と同じ精神を貫き通すカンフー変態テイストを押し出してきたことに狂喜です。さすが総帥RZA。めくるめくトレンドも変化したヒップホップシーンですが、ちょっとやそっとで芯がぶれることはありません。マジで天晴れな再結集となってます。
 それはもう冒頭の「Campfire」を一聴すれば「よっしゃ、いける」と鼻が膨らみます。得意の映画シーンからの切り取りにカーティスのGypsy Womanを不気味にくっつけメス→ゴーストフェイス→カパドーナとマイクリレーする最高の展開。そしてゴーストフェイスの名作Daytona 500と同じボブ・ジェームス使用の興奮トラック「Take It Back」はレイクォン、デック、ゴーストフェイス、Uゴッドと緊張感満載で疾走します。そしてカンフー修行中に流れそうな勇ましいトラックがカッコ良すぎる「Rushing Elephants」では、ここでも特攻隊長レイクォンの勇ましい突撃からGZA、RZAからマスターキラーと武骨に決めます。注目のビートルズWhile My Guitar〜使用の「The Heart Gentry Weeps」は元歌作者ジョージ・ハリソン息子さんDhani Harrisonがギターを奏で、フックをErykah Baduが担当するというファミリーお墨付きの驚愕作。最強コンビ、レイクォン&ゴーストフェイスが哀愁たっぷりにフロウで、天国のジョージも喜んだに違いないソウルフルな仕上がりです。またP-Funk総帥George Clinton参戦の「Wolves」ではUゴッド、メスが勇ましく絡み、続く「Gun Will Go」の寂しげなトラックも地味なマスターキラーが実に上手く合わせます。後半も驚きのGerald Alston参加の激ソウル節炸裂「Stick Me ForMy Riches」、70'sテイスト満開が最高すぎる「Windmill」、ODB追悼作となるゴーストフェイスを除く全員参加の「Life Changes」と狂気のRZAワールドが冴えまくりでファミリー結集のマジックをまざまざと見せつけてくれます。ボートラとなる「Tal Pit」もGZAがビシッと決める好トラックで必聴。
「私にとって最高のクリスマスプレゼントとなったアルバム。ODBはいなくとも神通力健在です!」
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