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音系戯言

偏見に満ちた音楽観をだらだらレビュー。 あくまで保有音源整理の為と、自己満足備忘録。黒人系(R&B・SOUL・Hip Hop)とロック中心。リアルな音はココにある!!

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ezee イージー

  • Author:ezee イージー
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2007.12
29
p008.jpg deluxe apollo

 J.B.を定期的に聴いとかんと体がおかしくなる私ですが、現世に生身はあらずとも確実にそのファンク魂は世界各国で増殖し続けており、今も奈良の大仏みたいにソウル界に君臨されています。自らのバンドを完全に統率し、死ぬ直前までライヴ命で完璧なショーを世界のいたるところで繰り広げてくれました。生前、熱いライヴを数多く残した御大ですがホーム・グラウンドともいえるN.Y.ハーレム「アポロ・シアター」でのライヴは格別の味わいです。そのアポロ実況盤だけでも私が知る限り4枚はあるのですが、こちらは2枚目となる68年の熱い記録。62年版も71年版もそれぞれ素晴らしいのですが、こちらも甲乙つけ難い傑作ライヴ。数年前に出たリマスター2枚組デラックス仕様で聴くのが最適です。
人気DJフランキー・クロッカーのMCから、一座のファンキー・ディーヴァMarva Whitneyをフィーチャーした熱いデュエット「Think」で緊迫感溢れるスタート。withストリングスでトニー・ベネットやシナトラ曲をしなやかに決めた後は「Kansas City」で前半戦終了。幕間で盟友Bobby Byrdが名ジャンプ「Sweet Soul Music」でグイグイ迫ります。再度登場した後、大作「It's Man's Man's Man's World」が嬉しい19分完全収録。ドラマティックな熱唱に観客もヒートアップです。お色直しで引っ込んだ後、再びMCがお馴染みの曲名連呼で煽ってから御大登場。いやがうえにもヒートアップします。元祖ファンク「Out Of Sight」で登場し「Bring It Up」、「Try Me」、「Let Yourself Go」と怒涛のヒットパレードを緩急つけた展開。もうたまりません。このあたりから本格爆裂ファンク・タイムで本アルバムのハイライトともなる「There Was A Time」突入です。白熱のコール&レスポンスも聴きものです。そして傑作ファンク「Cold Sweat」へ。御大の“お呼びの声”と共に炸裂するMaceo Parkerのサックスソロも実にクール。終盤はスクリーミング&シャウトもしびれるバラード大作「Prisoner Of Love」から「Maybe The Last Time」、大ヒット「I Got You」、18番「Please,Please,Please」と一気にたたみかけます。鋭い司令塔の下、一糸乱れぬバンドと一体となったパフォーマンスはスリル満点で何度聴いてもしびれます。
「はやくも一周忌を迎えたJ.B.。しっかり聴きこんどかな、怒って下りてきはります。」
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2007.12
26
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 最近放送されたTVでM1くらい楽しめたのがNHKでやったアイク&ティナ・ターナーのライヴ。奇しくも今月座長アイク・ターナー氏の訃報が飛び込んできたところだったので感慨深く見ることとなりましたが、トップクラスの芸人集団一座であったと再確認できました。エンターテインメントとは何ぞや?って答えを一発で導いてくれます。MCがバンド、キング・オブ・リズムを紹介しまず1曲。続いてコーラス兼ダンサーのアイケッツが登場し彼女達の見せ場へ。場が暖まったところで強烈にティナの登場と、盛り上げかたも堂に入った完成されたもので見ている側も知らず知らずのうちに引き込まれます。激しく卑猥で、ちょっとコミカルな踊りも楽しいダイナマイトショーは圧巻で、非常にエキサイティングなものでした。このセクシーで下品なパフォーマンスは大衆演芸的でもあり、新世界や神戸新開地、京都千本ラブあたりの空気を感じさせるベタベタ感が最高です。主役であるティナの激情型ソウルと、クィ~ンとかますギターが存在感抜群の当時の旦那アイク、ザックザック刻むリズムがたまらんキング・オブ・リズム、やけにコケティッシュなアイケッツが一体となって繰り出す「ザ・ショー」はこれぞプロ根性と言える天晴れさです。
 さて前述のTVと同時期のN.Y.カーネギーホールでの71年ライヴ盤です。夫婦仲は最悪だったらしいですが微塵も感じさせぬ熱いソウル・レヴューでJBと双璧だったってのがよく分かります。まずアイクの紹介、アイケッツの登場でアーマ・フランクリン(というよりジャニスで有名)のパワー・バラード「Piece Of My Heart」、スライの「Everyday People」。これがまた聴かせます。そして再度MCの紹介でティナが登場。キング・オブ・リズムが奏でるGimme Some Lovin'からアーサー・コンレーの「Sweet Soul Music」になだれ込む怒涛のエキサイティングな展開は何度聴いても震えます。当時好んで取り上げたロックナンバーもド迫力でストーンズ「Honky Tonk Women」、“ローリン、ローリン”のフレーズがあまりにも有名なハイライトのCCR「Proud Mary」と絶好調。特に後者は12分に渡る白熱の展開でいわずもがなの代表作。H-D-H作のアーシーなスロウ「A Love Like Yours」なんかも素晴らしすぎです。ラストは再びスライの「I Want To Take You Higher」で熱狂的に幕ですが、アンコールがまたエグい。極めつけの卑猥さで迫る「I've Been Loving You Too Long」(ティナがMicをナニに見立てて熱唱)、圧巻の「Respect」とオーティス・カヴァー2本立ての大満足ファイナル。
「一度生で見たかった惚れ惚れする凄まじい芸人魂。誰か継承してほしいもんです。」
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2007.12
21
Category : Man's World
Theme : 本日のCD・レコード
Genre : 音楽
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  我が街、京都をルーツに持つ人で最も誇れる人。それは森光子でもブラックマヨネーズ(大好きですが・・)でもありません。それは間違いなくキー坊こと上田正樹であります。日本人アーティストのライブであんなに陶酔できたのはサウス・トゥ・サウスが初めてでした。以前、ジュエリーの仕事でキー坊のディナー・ショーにも携わることができましたが、You Are So Beautifulなんかを紳士に決めるカッコ良さはセレブな客層も大満足するエンターティナーぶりで感動しました。でも個人的に大好きなのは水を得た魚のように本領発揮となるのはサウスの面々と合体したときです。最近出た上田正樹自叙伝「戻りたい過去なんてあらへん」は当時の心境や裏話が赤裸々に綴られています。なぜサウスが短命であったのかとか、最終章で語られるこのメンバーへの深い愛情など大変興味深いものでした。有山じゅんじとの固い絆や、正木五郎の解散後の大物歌手との仕事でつい「しょーもな、この曲」といって1千万のギャラをフイにしてキー坊と乾杯した逸話など最高です。レコードではわかりませんがMC時にボケつっこみもしっかりありながら、演奏は強靭にファンキーでしかも上手いっていうのがまたカッコいいです。サウスは再結集時しか実体験は無いですが、70年代当時出たこのライブは自分も演奏経験のある芦屋ルナホールでの収録となる親近感満載の本当に熱い数少ないジャパニーズ・ソウル盤です。
 実にファンキーなオープニング「South To South」からニューオリンズ・ソウル・クラシック「Ooh Poo Pah Doo」の流れからして最高です。オリジナルも藤井裕のパーカッシヴなBassも大活躍の「最終電車」、ブルージーなスロウ傑作「こわれたコーヒーカップ」、グレイトすぎる西成ファンク「むかでの錦三」と何れも秀逸。またくんちょうが渋い喉を披露する「Love Me Tender」、ルーファス・トーマスのファンク・カヴァー「Break Down」、キー坊が敬愛するレイ・チャールズ「Georgia On My Mind」などカヴァーも魂入ってます。ラストは必殺のオーティス・レディング「I Can't Turn You Loose」。RCサクセションが影響を受けたのもよく分かる、熱いステージングが繰り広げられます。何が素晴らしいかというと関西弁のイントネーションの良さが随所に盛り込まれているところで、ファンクで黒い音楽性に上手く溶け込んでいる点です。前進主義のキー坊本人はサウスでもうやるべきことは無いと語ってますが、草野球感覚で地元で演る程度ならええやないですか。3年置きくらいに密かにでも集って欲しいもんです。
「おおきにって言葉が世界一様になるアーティスト、キー坊。やっと朝本千可と離別したこれからの活躍が期待です!」
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2007.12
19
Category : East Coast
Theme : HIPHOP,R&B,REGGAE
Genre : 音楽
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Ol' Dirty Bastardが天界へ旅立ってから初のメンバー勢揃いアルバムが待望のリリース。あ~嬉しい。出ただけでも素直に嬉しい。しかも映画少林寺秘棍房からインスパイアされたタイトルからしてワクワクさせてくれます。最近の周辺音源では黄金期のテイストを見事に昇華させたグレイトな音を聴かせてくれていたので、本隊の再始動には興奮せずにいられません。クレイジーで、ハードボイルドで、わけのわからん音構築で男の哀愁を感じさせるRZAワールドが年末の押し迫ったときに聴けるとはこの上ない幸せです。ビートルズのジョージの息子さんも彼等の大ファンってことでの参加も大きな話題ですが、何より迷走することなく「これ、ほんまに売れんのんかいな」と心配するほどデビュー時と同じ精神を貫き通すカンフー変態テイストを押し出してきたことに狂喜です。さすが総帥RZA。めくるめくトレンドも変化したヒップホップシーンですが、ちょっとやそっとで芯がぶれることはありません。マジで天晴れな再結集となってます。
 それはもう冒頭の「Campfire」を一聴すれば「よっしゃ、いける」と鼻が膨らみます。得意の映画シーンからの切り取りにカーティスのGypsy Womanを不気味にくっつけメス→ゴーストフェイス→カパドーナとマイクリレーする最高の展開。そしてゴーストフェイスの名作Daytona 500と同じボブ・ジェームス使用の興奮トラック「Take It Back」はレイクォン、デック、ゴーストフェイス、Uゴッドと緊張感満載で疾走します。そしてカンフー修行中に流れそうな勇ましいトラックがカッコ良すぎる「Rushing Elephants」では、ここでも特攻隊長レイクォンの勇ましい突撃からGZA、RZAからマスターキラーと武骨に決めます。注目のビートルズWhile My Guitar~使用の「The Heart Gentry Weeps」は元歌作者ジョージ・ハリソン息子さんDhani Harrisonがギターを奏で、フックをErykah Baduが担当するというファミリーお墨付きの驚愕作。最強コンビ、レイクォン&ゴーストフェイスが哀愁たっぷりにフロウで、天国のジョージも喜んだに違いないソウルフルな仕上がりです。またP-Funk総帥George Clinton参戦の「Wolves」ではUゴッド、メスが勇ましく絡み、続く「Gun Will Go」の寂しげなトラックも地味なマスターキラーが実に上手く合わせます。後半も驚きのGerald Alston参加の激ソウル節炸裂「Stick Me ForMy Riches」、70'sテイスト満開が最高すぎる「Windmill」、ODB追悼作となるゴーストフェイスを除く全員参加の「Life Changes」と狂気のRZAワールドが冴えまくりでファミリー結集のマジックをまざまざと見せつけてくれます。ボートラとなる「Tal Pit」もGZAがビシッと決める好トラックで必聴。
「私にとって最高のクリスマスプレゼントとなったアルバム。ODBはいなくとも神通力健在です!」
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2007.12
15
Category : Groovy & Mellow
Theme : 洋楽CDレビュー
Genre : 音楽
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 Loversも盛り上がるこの季節。世の雄たちは晴れの舞台に向け様々なデートコースをプランニングし、彼女満足度を上げるために躍起になって奔走するわけですが、最後にはしっとりまったりとフィニッシュしたいもんです。演出小道具としてはセンスの良いBGMなんかがあったら彼女もにんまりでしょう。ムーディな夜を演出するにはセクシーでソウルフルな唄は必須ですが、グルーヴまでエロいとなるともっと素晴らしい夜になること間違いナッシングです。たとえお金が無くてゴージャスな夜を迎えられなくても、ケンタッキー買ってきて、おんぼろのアパートでコレかけて電気消しときゃオールOKです。そんなセレブからニートの方まで対応可の万能な1枚がコレです。
 まずは張りのある声が印象的なDebra Laws「Very Special」です。ムーディなアルトサックスも妖艶に絡みます。2曲目からは東西横綱勢揃いの圧巻の流れです。小粋グルーヴ大賞獲得曲The Gap Band「Outstanding (12"Single Version)」、ある意味一番エロいMtume「Juicy Fruit (12"Single Version)」、エロとは何ぞや?を明確に示した金字塔The Isley Brothers「Between The Sheets」、お亡くなりになる直前までエロ求道者をまっとうしたMarvin Gaye師匠「Sexual Healing」 、見事にHip Hopへのエロ橋を渡したPatrice RushenForget Me Nots」 と80年代前半のBlack Musicにおいて外すことのできないマンモス級グレイトトラックの連打で老若男女ひれ伏すこと必至です。Hip Hop世代においてもサンプリングされまくった心地良さ爆裂のエロいグルーヴがひしめきあう凄い展開となっています。その後もカシーフ作のハッシュ臭プンプンのEvelyn King「Betcha She Don't Love Me」、ギャンブル&ハフ手掛けるThe Jones Girls「You Gonna Make Me Love Somebody Else」、リック・ジェームスの外注承りでも最高峰となるMary Jane Girls「All Night Long」と魅惑のレディソウルの嵐。圧巻はマイアミの女王Betty Wrightの「Tonight Is The Night」。8分以上に渡るライブでの収録で、ゆったりグルーヴも気持ち良さ満点です。これはたまりません。そして私のテクも見よ!とばかりにダイナミックな歌唱が光るRufus, feat. Chaka Khan「Hollywood」から、最後はソウル界の遠藤実ことSam Dees先生作のAtlantic Starr「Send For Me」で何とも粋な締め。
「高校生くらいでは分からん、この淫靡さ。18禁仕様で今宵しっぽりといっちゃってください」
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2007.12
11
Category : Motown
Theme : 洋楽CDレビュー
Genre : 音楽
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クリスマスです。仕事もプライベートも仕込みが大変ですが、企画自体は夏の暑いときからやってるもんで「もう堪忍して~」ってなとこもあったり。スタッフにも上質艶女(アデージョ)になれと身なりまで注文するもんで不評買いまくりです。しかしながら街ゆく人のワクワク感を演出したり、楽しそうにプレゼント選びをする人を見るのはやっぱエエもんです。祭りみたいなもんで皆のテンションが高まるんですな。となると音もクリスマスやなってことでコチラ。ブラック・ミュージック関連のクリスマスアルバムには侮れん名品が多いですが、この老舗モータウンはメジャー級アーティストで必ずクリスマスアルバムがあって、大御所テンプスもジャクソン5やスモーキーなんかと一緒でホリデーシーズンだけではもったいない秀作が存在します。暖簾だけはたいそうだった某有名老舗料理屋みたいなまやかしは一切無しです。定評あるオリジナル盤2枚からのええとこ取りですが、ボーナストラックも収録で上手いことまとめたお手軽版です。
 前半は70年発の“Christmas Card”(写真中央)からです。魅力的でしたが厄介もんでもあったデヴィッド・ラフィンが去った後のデニス・エドワーズがフロントを張った安定期テンプスですので落ち着いた佳作多しです。赤鼻のトナカイで知られる「Rudolph The Red-Nosed Reindeer」で幕開けで、実にソウルフルに決めてくれます。チームワーク抜群の足並みで行進の「The Little Drummer Boy」、楽しい展開の中にデニスの“稲妻バリトンがなり”も絶妙にきまる「Santa Claus Is Comin' To Town」、まさにドリーミーなエディ・ケンドリックスの魅惑のファルセットが冴え渡る「White Christmas」とテンプスが演る意味が充分に感じられる力作がズラリ。
 後半は80年発“Give Love At Christmas”(写真右)から。10年後ってことでファルセット担当は突き抜ける高音が実に心地良いグレン・レオナルドに交替です。そのグレンの高音が大活躍の「Give Love On Christmas Day」は聴きものです。またダニー・ハサウェイの傑作「This Christmas」はデニスがゴージャスかつグルーヴィーに、スモーキー作の「Christmas Everyday」はメルヴィンの楽しい低音ヴォイスが、そして数ある「Silent Night」でも最上級と思われる激ソウル重厚コーラス版は胸を熱くさせてくれます。“2枚とも持っとるわいっ”てな人も困惑させる未発表トラックは80年のセッションからのトラデショナル「Oh Holy Night」。グレン、リチャード、メルヴィン、デニスとの劇的最強リレーは失禁もんでよくぞ入れてくれましたっ!と思わず万歳三唱です。
「こんなの聴きながら美酒をたしなみエエ肉でも食べたら最高でっしゃろな」
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2007.12
09
Category : 00's Female R&B
Theme : HIPHOP,R&B,REGGAE
Genre : 音楽
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 もし会ったならば開口一番「好きです」と声を大にして伝えたいシンガー、タリア嬢。そんなに好きと言いながら発売当時、悪名高きコピーコントロールCDだった為にタリア嬢には大変申し訳ないのですが作り手側に一銭も入らへん形でダウンロードしちゃったことをまずお詫びしたいです。そして熱い抱擁を。とアホみたいな妄想は止めておきますが、なんせ容姿がメチャ好みのタリア嬢。最初「I Want You」のPV見て、一発で一目惚れです。しかも曲もカッコええときたら、もう大興奮でした。気にくわんかったのはソニーCEOのトミー・モトーラの夫人だったってことくらいです。しかしモトーラのおっさん、マライア→タリアと乗り換えとは。既に離婚したとはいえ「どやねん!」と突っ込みたい羨ましさです。そんな美貌のタリア嬢が既にラテン・ミュージック界では大物であった2003年にR&Bシンガーとして発表したのが本アルバム。情熱的で巻き舌連発のラテン系は馴染みが薄かったので大歓迎で、JLOよろしくメキシコ界隈は美人ばっかかいと思わせてくれるもんでした。時は経ち最近、子供とのゲーム屋で暇を持て余してうろついた中古CDコーナーで180円でめでたく再会。ウチのどうしょうもないないバカ息子にも感謝です。
 アルバムはなんといっても「I Want You」です。ブレンダ・ラッセルのA Little Bit Of Loveを巧みに使用したPopなR&Bはコーリー・ルーニー様々のナイス・トラックです。共演のヒスパニック・ラッパーFat Joeも見事なサポートぶりで瑞々しいタリアの声が響きわたります。続くステイシー・オリコが演りそうな歌謡R&B「Baby, I'm In Love」も好調。そしてあんまり好きやないバスドラ四つ打ちのヨーロッパテイストの「Don't Look Back」もタリアならOKです~。しかしながらアルバム最大の聴きどころはスティーヴ・モラレスが見事な調理具合を見せた中盤です。琴みたいな音もフィーチャーされたキュートな「Another Girl」に、ファンクテイストの「What's It Gonna Be Boy?」など絶品のR&B曲披露で、可愛いわ上手いわで、もう大満足です。でもU2の出来損ないみたいな「Closer To Yo」は関心しないポップ・ロックですが声だけはやはり最高です。素朴にポップな「Save The Day」なんかは好感触でBGMには持ってこいです。終盤には収録曲4曲のスペイン語ヴァージョンで別に熱心に聴いてませんが、聴覚上ひとついえるのはエロ度が増してるってこと。トラックは同じながら違った感覚で聴けます。
「幼少から活躍のラテン界では大ベテランですが、まだ30代半ば。女はこれからでんな!」
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2007.12
07
Category : R&B Compilation
Theme : 洋楽CDレビュー
Genre : 音楽
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ぼけーっと見るには最高の映画だった「ファイティング・テンプテーションズ」。内容的にはウーピー主演で大ヒットした「天使にラヴ・ソングを2」に良く似たストーリーだったりするんですが、主演のキューバ・グッディングJrの好演もあり飽きずに見られます。興味をそそったのがデスチャ時代のビヨンセを筆頭に、脇を固めたR&B界の重鎮から近年の実力派まで揃えたキャスティングの妙。これはなかなか楽しめます。シングル・マザーのヒロイン役を務めたビヨンセはセレブ的な芸能界ネタが先行しがちですが、ここでは幼少の頃から鍛え上げた強靭な喉を駆使した見事なゴスペル・シンガーぶりを惜しみなく披露。シンプルな楽曲が多いゆえにビヨ嬢の唄の上手さも浮き彫りとなる好内容です。床屋のおっさんを演じたオージェイズのエディ・リヴァートあたりもエエ味だしてます。また殆どの曲が劇中にそのまんま使用された楽曲ばかりで、単なるサントラにこじつけた販促用コンピとは一味違った純粋サントラ盤となっております。おそらく映画を見なくても充分に楽しめるコンピとなってます。
 冒頭はUncle Louieの定番サンプリングI Like Funky Musicのホーンフレーズがインパクト絶大なBeyonce, Missy Elliott, MC Lyte, and Freeによるアゲアゲアップ「Fighting Temptation」からDestiny's Child名義のスロウ「I Know」とティーンのビヨ嬢フリークも違和感無く聴けます。そして重鎮登場です。迫力満点のバトル歌唱を繰り広げるAngie Stone and Eddie Levert「Rain Down」、大ベテランShirley Caeserとサウンズ・オブ・ブラックネスAnn Nesbyがクワイアを従え熱唱する「The Stone」などたまらん展開です。ポイントとなる場面でも好演したFaith Evansもドナ・サマー曲「Heaven Knows」で嬉しい参加。さて肝心のBeyonceソロ曲ですがこれがまた絶好調です。妖艶に決めるR&Bクラシック「Fever」、最大の見せ場といっていい圧倒的歌唱披露の「Swing Low Sweet Chariot」、オージェイズWalter Williams, Srとの心温まる共演「He Still Loves Me」、これまた注目共演でBilalの土俵で見事対峙したような快楽ミッド「Everything I Do」、Angie Stoneに加えなんとMelba Mooreまで参戦した「Time To Come Home」と何れも高水準です。他にも妹Solange、The O'Jays、T-Bone、Zane、Montell Jordanなど参加の注目曲がズラリ。また最後に収録されたBeyonce feat P.Diddy「Summertime」は映画使用曲じゃないですがCoolなグルーヴが光る逸品でP.Diddyはいらんかったけどムチャムチャええ曲です。
「ドリーム・ガールズ同様、スポットライトが当たれば当たるほど光り輝くビヨ嬢。やっぱ天性のスターですわ」
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2007.12
05
Category : 00's Female R&B
Theme : HIPHOP,R&B,REGGAE
Genre : 音楽
あぃしあ



デビュー時から秀作連発、グラミー受賞と快進撃を続ける21世紀のR&B界を背負って立つアリシア嬢。喋ることもいちいちカッコええ頼もしいディーヴァです。「他の人と違うのは個性であって、それがスペシャルになんねん」とか「誰と仕事したとか重視せんといてくれ」とか共感しまくりです。今回も評判上々で、ゆっくりしてたら初回2枚組盤も無くなるわいと慌てて購入です。一般的にも知名度が高いですが、最近来日して朝のTV「とくダネ」でも突然スタジオライブを披露してたのにはビックリしました。全国の主婦の方々も度肝を抜かされたと思われる朝っぱらからの熱きソウル魂爆裂には司会者のカツラもぶっ飛ぶくらいの凄まじさでした。既に大物の風格さえ感じるパフォーマンスでしたが、インタビュー中アルバムの宣伝になったりすると無邪気に「Wow!、アリガトー」と言ったりする可愛さも兼ね備えた、何とも魅力的な才女です。
ルーツに持つクラシカルな調べのイントロ「As I Am」から、やや重たいマイナー調「Go Ahead」で幕開けですが、正直ピンときませんでした。しかし続くリンダ・ペリーが関わった「Super Woman」やシングル曲「No One」あたりで流石アリシア!となりました。ロック調云々ではなく、シンプルなアレンジが奏功し力強い歌唱が浮き彫りとなります。張り上げた時の枯れ声や節回しは絶妙でメッセージもよりリアルに響きます。特にスロウは絶好調でウィスパーヴォイスが切なくも色っぽい「Like You'll Never See Me Again」、John Mayer共作ながら控えめ参加がちょうどエエ塩梅の「Lesson Learned」、キャロル・キングさえ感じる「The Thing About Love」なんかは自然に耳が傾く純心なソウル魂がヒシヒシ感じ取れます。そして今回はカニエ氏こそいませんが特に相性バッチリに感じたのはジャック・スプラッシュのプロデュース曲でシンプルな流れに素晴らしいアクセントをもたらします。Staxテンプリーズ使いの「Teenage Love Affair」、ウータンTearz彷彿の「Where Do We Go From Here」と尻上がりにR&B的なエエ曲も連続投入されます。またパーカッシヴなビートも無茶苦茶カッコよい「I Need You」なんかもインパクト抜群ですが、ボーナスCDにはぶっ飛んだスゥイズ・ビーツ手掛ける「Waiting For Your Love」なんかも入っていて楽しみ倍増です。
「アレサのようにピアノの前に座って様になる美しいアリシア。肥えたらあきまへんで~」
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2007.12
02
Category : Atlantic, Stax
Theme : 本日のCD・レコード
Genre : 音楽
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  最近また活発になっているアレサ関連のリリース状況ですが、アトランティック期の未発表音源が大盤振る舞いの2枚組で堂々のリリース。だいたいこの60年代~70年代前半の時期のアレサってどれ買ってもハズレ無しのモノ凄い絶好調ぶりでしたが、当時はアルバムカラーにそぐわんとか、プロデューサーであるジェリー・ウェクスラーの判断で一級品までもお蔵入りしてしまったようです。たいてい、こういった未発表モノはろくなもんが無いのが常ですが、そこは女王。しょーもないオリジナル・アルバムを軽く凌ぐクオリティでの登場と相成りました。立ち読みした音楽雑誌で“10数年に一度の傑作”とまで書かれているのを見て「また大袈裟な~」と思ってましたが、聴いてみてあながちそうでもないなと。今回、自らライナーを執筆した長老ジェリーも記してますが「何で発表せんと置いとんたんか、よう分からん」と述べるくらいのグレイトな録音の嵐で正直驚きます。まずオーバー・プロデュースが一切無いのは流石ジェリー。そしてアレサの声の生々しさ。尋常やないですわ。広辞苑にレディソウルって項目があったらアレサ・フランクリンと書きたいくらいの気持ちになります。
 まず1枚目はジェリーに送った強烈なデモ・テープから3曲「I Never Loved A Man」、「Dr. Feelgood」、「Sweet Bitter Love」。鮮明にゴスペル回帰を打ち出した汚れ無き熱唱はこれからの方向性を明確に打ち出した記念すべきピアノ弾き語りでドラムとベースのみの簡素なバックが余計アレサの崇高さを引き立てます。後は未発表曲が続きますがコレがまた凄いことです。マッスル・ショールズの面々とのN.Y.録音である、James Brownのカヴァー「It Was You」、「The Letter」などバラードは最高の仕上がりで黙って聴くしかないです。Soul '69からのアウトテイク「Talk To Me, Talk To Me」ではKenny BurrellやRon Carterをバックにビッグ・バンド・ジャズで余裕たっぷりに聴かせます。他もボサノバ風ビートルズ「The Fool On The Hill」、マーヴィンのカヴァーも忘れられんJohnny Aceの名作「Pledging My Love/The Clock」、よりソウルフルなスプリームス「You Keep Me Hangin' On」、劇的な感動アレンジのシナトラ「My Way」、シンプルかつ力強いマーヴィン&タミーの「You're All I Need To Get By (alternate take)」、The Sweet InspirationsとCarolyn & Ermaのフランクリン姉妹のコーラスも最高な「Lean On Me」とカヴァーも完全に自分のフィールドに持ち込んで唸らせてくれます。
 ニューソウル臭プンプンの2枚目は70年代中心でグッとファンキーさが増します。Chuck Rainey(b),Cornell Dupree(g),Bernard Purdie(dr)らと組んで録音した「Rock Steady」の激ファンク別ミックス、エドナ・マクグリフの最高すぎるメロウカヴァー「Heavenly Father」と1枚目のアーシーさとは違った魅力で溢れてます。洗練された演奏も魅力なクインシー・ジョーンズと組んだときの未発表曲も「Sweetest Smile And The Funkiest Style」や「This Is」、「Can You Love Again」など文句無しの高品質さ。見逃せないのがBobby Womack曲で「That's The Way I Feel About Cha」や終盤の「I'm In Love」は既発とは違った感動が味わえます。他にもwith Ray CharlesのTVライヴ「Ain't But The Love」、エタ・ジェイムスにも負けん「At Last」など極上の逸品が押し寄せます。最後はピアノのみでの「Are You Leaving Me」でまたもや震えさせてくれます。マジで全編アレサの凄みを体感できます。
「もう91歳になるジェリー・ウェクスラー爺。賞賛すべき仕事をまたやってくれました」
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