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音系戯言

偏見に満ちた音楽観をだらだらレビュー。 あくまで保有音源整理の為と、自己満足備忘録。黒人系(R&B・SOUL・Hip Hop)とロック中心。リアルな音はココにある!!

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ezee イージー

  • Author:ezee イージー
  • 男アラフィフ。人がいなくとも耳打ちで伝える、癖がすごい会社員。

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2007.11
21
Category : Roots Rock
Theme : 本日のCD・レコード
Genre : 音楽
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 これは燃えます。ジャケのストラトのように私の魂も燃えます。ジミヘンといえば、まともにスタジオアルバムを聴いたことが無い私が言うのも何なんですが、このライブ盤は代表曲を再加熱してコンパクトに凝縮した名演と言える内容で、初期のスタジオ録音曲を最高の形でヒートアップさせて聴かせてくれます。ドラマー、ミッチ・ミッチェルとの格闘技のようなプレイで気合の入った、故郷アメリカでの再上陸ライブの音を一聴すれば、当時の関係者やファンの度肝を抜いたのは想像に難くありません。アホみたいな例えですが、いわば侍ジャイアンツ番場蛮のような(←古い)荒削りながら型破りな魔球連発のギター・プレイは、クラプトンをも唸らせアーニー・アイズレーやプリンスといった後のブラック・ミュージック界の要人にも影響力絶大でございました。今回はブルーノートのルディ・ヴァンゲルダー盤の如く、当時のエンジニアであるエディ・クレイマー氏お墨付きの音質改訂版(特に中低音に顕著!)が登場です。長年、ポリドール仕様のレッド・ストラト炎上ジャケ版をこよなく愛聴しておりました私にとってまさに待望のアップ・グレード版登場です。私の個人的じみへんベスト曲が収録されているのもポイント高しです。
 故ブライアン・ジョーンズによるMC(ほんとこの辺の人って故人だらけ)からマシンガン・カッティングが響き渡る「Killing Floor」でいきなりアクセル全開。ハウリン・ウルフの曲らしく多分オリジナルから激変してるのでしょうがカッコええです。続いてじみへんと言えばコレの♯9th使い「Foxy Lady」で爆裂モードまっしぐらです。そして前半のハイライトのボブ・ディラン・カヴァー「Like A Rolling Stone」です。もうイントロ5秒でドピュッの素晴らしさで、数あるこの曲のカヴァーでも最高峰であると確信しています。中盤の山場はもちろん「Hey Joe」。“まぐわり”を彷彿させる静寂からの燃え上がりは絶妙でミッチ・ミッチェルの激しいドラミングも特筆もんです。そして負けじと素晴らしいのが「The Wind Cries Mary」です。真骨頂といえるレイドバックしたジミの渋み満開のギタープレイが満喫できる逸品で、こんなに流暢に弾けたらどれだけ素晴らしいかを何度も夢見ました。終盤は再び爆裂モード突入で代表曲「Purple Haze」、「Wild Thing」ともうグシャグシャになってジャケの状態になって終わり。そらぁインパクト抜群です。こんな後に出演する人はたまったもんやありません。なお今回の新装版で「Can You See Me」が嬉しい追加収録。スタジオ盤から倍増の荒々しさで迫ります。
「もし生きてたらとか、しょーもない事はいいません。残された宝を存分に楽しみましょう!」
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2007.11
20
Category : Funk
Theme : 本日のCD・レコード
Genre : 音楽
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 雑誌のリコメンド・レヴューや他の人が書かれた推薦文についつい引き込まれる私。こちらはファンク・ゴスペルに造詣の深いhidekichiさんの音楽コラムでの熱いレヴューを読んで購入した、まったく知らなかったグループの傑作。ファンキーな第2期ジェフ・べック・グループのメンバーから派生したグループらしく、メンバーそれぞれの職人的プレイも堪能できる濃ゆく、より黒っぽいグルーヴが渦巻くナイスな名盤再発でした。巷ではエラい人気であったのかアマゾンでは早々に品切れ状態でしたが、職場の近所のタワレコで偶然遭遇。これは運命の出会いと感じ即座に購入となりました。ホテルの1室での妖しげなジャケ(一戦交えた後?)も素晴らしい本作は同グループの入魂の2作目らしく、ミュージシャンの腕・センスが内容を大きく左右するアナログ時代ならではの人間業グルーヴが満喫できます。
 まずクライヴ・チャーマンのグルーヴィーなBassに、本作より参戦の重鎮バーナード・パーディのDrumsのコンビネーションがひたすら素晴らしい「Fine And Brimstone」でグレイトな幕開け。続くメロウなインスト「Gypsy Skys」の後はボビー・テンチの男気ソウルフルVoも見事炸裂のファンキーチューン「Trouble Maker」。カッコ良すぎです。そしてしょーもないフュージョン風Gインスト「Scorpio」かと思いきや後半マックス・ミドルトンの見事なエレピ・ソロが。これからってとこでフェイドアウトが残念なところ。そしてアルバムタイトルにもなった密会不倫メロドラマ・ソング「We Can't Go On Meeting Like This」は女性コーラス投入もええ感じのソウル色濃いナイス・ミディアム。後半戦はまたもフュージョン風「The City Mouse」ですがクライヴ&バーナードのリズム隊の職人グルーヴが欠伸を引っ込めます。その後もスティーリー・ダンなんかが演りそうなシニカル・グルーヴもたまらん「A Friend Forever」、ゴスペルさえ感じさせるアーシーな「Heaven Knows」、当時の大物ファンク・バンドと比べても何の遜色も無い上質ブリブリ感の「Snake Snake」と各メンバーが本職とは別の片手間バンドとは思えん質の高い仕事っぷりに唸らされます。日本のチャーなんかもジェフ・べックつながりで聴いていたのかと思わせる洒落っ気たっぷりなアーバン・テイストは全く古さを感じさせません。最後はボビー・テンチの色っぽいVoに押し引き絶妙な演奏がたまらん「Let It Burn」で見事な締めくくり。こんなエエのがまたもや入手困難になるとはシーンにとって大きな損失です。若手職人ミュージシャン育成の為にも常なるカタログ化必須のアルバムです。
「大阪陸上の織田裕二風に言うならば“地球に生まれて良かった~”と思わず叫ぶ名作。ケチらんともっとプレスしなはれ!」
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2007.11
19
Category : 90's Male R&B
Theme : HIPHOP,R&B,REGGAE
Genre : 音楽
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 裸です。人間は自信に満ち溢れた時や気分が高揚したときに裸になりたがる生き物ですが、コレを出した当時のディアンジェロ氏も「どやっ」という気持ちであったに違いありません。デビュー当時プリンスの後継者とも言われた有望株として持て囃された才人ですが、'96年のデビュー後にようやく出た2ndアルバムがコチラのVoodooでした。もう素晴らしい完成度でプリンスどころかこれからの黒人音楽の未来を背負って立つくらいのオーラを感じる、研ぎ澄まされた感性にも磨きがかかったベタ惚れの1枚となりました。ファンクとヒップホップ、ジャズを感じるそのジャンルレス的音楽性も見事なクールさでしたが、何よりも魅力的だったのはその“間”です。タメにタメたグルーヴや、下手したらスカスカになりかねん音の隙間や休符の使い方。コレは自信がないとできません。全然ジャストじゃないタイム感は確信犯的で、心地良さ満開の間の使い方は実にファンクです。
 ど頭からヌメヌメファンク「Playa Playa」でアルバムカラーを決定付けます。Hip Hopを理解するJAZZトランペッター、Roy Hargroveの乾いた音も最高です。そして重鎮DJ Premierとの「Devil's Pie」はHip Hopがごくごく自然な形で融合した無敵コラポ作。続くRedman & Methodmanがクール極まりないロウ・ファンクビートに乗ってラップするのが痛快な「Left & Right」もHip Hop世代らしいファンク現在形が理想的な形で昇華。中盤もディアンジェロ流スゥイートソウルのような趣きの「Send It On」、James Poyserも曲作りに加わったディープ・ファンク「Chicken Grease」あたりとろとろになっちゃいます。往年のカーティス・メイフィールドやプリンスが見せたよな甘味に塩を効かせた絶妙のサジ加減には唸るしかありません。ゆったりとした中にリフレインされる鍵盤の音が頭から離れん「One Mo'Gin」も素晴らしすぎる出来。後半もRoy Hargroveのホーンも絶妙に決まるジャジーな一撃「Spanish Joint」、クラシック的名曲'70sカヴァー「Feel Like Makin' Love」 、そして綱渡りのような張り詰めたグルーヴのなかで官能的エロを表現する、同胞ラファエル・サディークとの合作「Untitled (How Does It Feel)」 最後は自らのルーツをピュアに見つめる「Africa」と駄曲が一切入ってない凄まじき内容。ファンクの未来がここにあります。どう考えても完璧としか思えん富士山みたいなアルバム。
「コレ出してから8年間、未だに新作出ずの大将。ずっと裸での登場待ってまっせ!」
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2007.11
12
Category : 00's Female R&B
Theme : HIPHOP,R&B,REGGAE
Genre : 音楽
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 圧倒的に歌の上手い人は、いつまでも需要が絶えません。90年代初頭には良作を出しながらも、新しいR&Bの波に押され「もはや、これまでか」と思わせるもプリンスのバックアップなどで凌いだチャカ。元々何歌わせても激ウマだったので最近はジャズ関連のアプローチも再び目立ってましたが、モータウン映画のファンク・ブラザーズでの客演などを見ると「やっぱソウルなチャカは震えるほどカッコええわい」と思わせるものでした。そして今ついにメジャーから堂々のファンク・アルバムがドロップ。万々歳です。しかもルーファス時代の同僚トニー・メイデンやジャム&ルイスまで引き連れてです。これは興奮せずにはいられません。
 オープニングからルーファスの新録かと言われても分からん70年後半型ゆったりファンク「Back In The Day」です。元同僚トニーのスタッカートを効かせたGも実にええ感じです。続くディー・ディー・ワーウィックのカヴァー「Foolish Fool」では、オーソドックスなソウルナンバーだからこそ光りまくるチャカのレンジの広い歌声が縦横無尽に暴れまくります。「これやがなっ」と思わず叫ぶ名唱がはやくも聴け、当確の花を胸つけての万歳三唱です。そしてルーファスがやるメロウナンバーのような「One For All Time」では娘インディラも動員した好ナンバー。やや荒れた声も年輪を感じさせる美メロスロウ「Angel」は器のでかさを思い知る雄大さで迫ります。中盤もサプライズ企画満載で唸らされます。まずなんとジェシー・ジョンソン弾きまくりのジミ・ヘンドリックス「Castle Made Of Sand」、今様のR&BスタイルでMary J.Bligeを招いた「Disrespectful」、蜜月でもあったプリンスの密室ファンク・カヴァー「Sign ‘O’ The Times」と何れも好感触。更にトニーを呼んだ以上は演らんわけにはいかんとルーファス・セルフカヴァー「Pack'd My Bags/You Got The Love」、ジョニ・ミッチェル自身から「これ、やんなはれ」と指示もあったという「Ladies Man」、オリジネイターMichael McDonaldも参戦した後期ドゥービーBrosのヒット「You Belong To Me」と和田アキ子的幅広人脈駆使で楽しませてくれます。終盤もブリブリベースがたまらん新曲「Hail To The Wrong」、シティ・ファンク然とした「Super Life」と絶好調キープ。しかもボートラでは、お遊びながら失禁必至のルーファス名ファンク再演「Once You Get Started」、Staxコンピからのアース大ヒット「Shining Star」と大満足の内容。シーンからの要求に見事に応えてくれてます。
「これだけ活きの良い音が出るとグラディスやアレサもおそらく黙ってません。今後のベテラン勢奮起にも期待!」
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2007.11
11
Category : Southern & Deep
Theme : 本日のCD・レコード
Genre : 音楽
lost soul

 「70年代の逆流の中で姿を消した、難破船のように沈んだいた宝を徹底的に探索して引き揚げられた音源」と非常にたいそうな文がライナーノーツに書かれたコロンビア・エピック系の入魂ソウルコンピ。しかしながら大袈裟なキャッチコピーは大好きですので、聴く前から埃をかぶった宝箱を開けるような感覚で聴くことができて、なかなかよろしいもんです。私でさえ結構知ってた曲も入ってたので、80年代初頭の発売当時は埋もれていた珠玉の音源ということだったのでしょうか?90年代になってお手軽なCD版として出されたこの編集盤はメジャーレーベルが手掛けたディープな音源がぎゅうーっと詰まっている非常に濃ゆい1枚となっています。
 頭はヴァン・マッコイ制作のBrenda and The Tabulations「One Girl Too Late」で華麗に幕開け。続いて濃い歌唱が定評あるブルージー・ファンクBill Coday「I'm Back To Collect」、余裕の歌唱がたまらんJackie Moore「Personally」とディープな展開ですが、前半でビカビカに輝くのはココで初めて知ったデトロイトのグループEssence「Sweet Fools」。実にナイスなスウィートソウルでシャラララ・コーラスも最高です。中盤はStax解散後の優秀ジャンプSoul Children「Finders Keepers」、心地良いシャッフルな中で魅惑のハスキーが冴え渡るBetty LaVette「You're A Man Of Words, I'm A Woman Of Action」、Stax入社前の名作ゴスペルThe Staple Singers「Crying In The Chapel」、洗練前のギャンブル&ハフ仕事The Vibrations「Love In Them There Hills」と泥臭いロウ・ソウルがにどっぷり浸れます。そしてこのコンピで知ってソロ・アルバムまで買いに走ったFreddie Scott「Are You Lonely For Me Baby」の登場です。ジャクソンヴィル行きの最終列車で旅立つ男の寂しさを何ともソウルフルに熱唱する絶品です。やっぱり哀愁ソウルと最終列車の相性は最高で、ガッタンゴットンと列車の如く刻むリズムもたまりません。その後も、何らダイアル期と変わら晩年のJoe Tex快調ジャンプ「We Held On」、人妻を抱いて後悔する詞が奥深いRoger Hatcher「Caught Making Love」と佳作が続きますが後半のハイライトはBobby Womack & The Brotherhood。70年代に在籍したコロンビア録音「Home Is Where The Heart Is」ですがマスル・ショールズ・サウンドと息の合った名演となってます。また愛を捧げる相手がいないと嘆く名スロウHoward Tate「Ain't Got Nobody To Give It To」、マイアミの歌姫Gwen McCrae「Ain't Nothin' You Can Do」と終盤も興奮の展開ですが、最後を飾るのは最も古い'61年のDon Covay & The Goodtimers「See About Me」。当時流行ったラテン・ビートを巧みに取り入れた哀愁あるメロディが光ります。近藤房之助もライヴで取り上げていた名曲です。
「メジャーが気合入れて作ったコンピはやっぱり凄いです。宝は埋もれさせたらあきまへんで」
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2007.11
09
Category : Beat + R&R
Theme : 本日のCD・レコード
Genre : 音楽
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 80年代中盤までの九州発の連中の音は熱い音源でいっぱいです。パンク通過後のニューウェーヴR&Rの中でも、いわゆる“めんたいロック”と括られてた一群でとびきり光ってたのがモッズ・ルースターズ・ロッカーズ・シナロケとかでしたが、東京結成ながら石橋凌&田中一郎の九州男児が引っ張った初期ARBも凄まじい名作連発で全国男子の心を鷲づかみ状態でした。なんせ一人が持ってた音源をダビングに継ぐダビングでカセットで廻すもんですから酷い音でしたが、何回ダビングしても石橋凌の熱きメッセージは消えることの無い男気に溢れたものでした。高校生になったら憧れが高じてコピーバンドまでやっちゃうくらい惚れこむ存在でしたが、まもなくして年末の浅草で一緒の舞台に立てたことは最高の想い出です。そんな熱きARBサウンドの原形ができあがったといえるのがこの2nd「Bad News」。ひたすらデッドな音処理が逆に生々しさを浮かび上がらせる好盤で、曲も重要曲多数収録の必携盤です。
 アルバムは激しいビートにシニカルな歌詞が乗っかる「乾いた花」からスタート。北野武も一時期聴きまくったという名曲です。そしてヒステリック・ヒッチコックと韻の踏み方も激かっこええクール極まりない傑作「ノクターン・クラブ」、「お前はいつも女だった」と男気満載で突き進みます。そして初期を代表する名曲「Tokyo Cityは風だらけ」です。唯一ライブ録音となるこの曲は盛り上がり必至のアップ曲で、演奏前の凌の「Tokyo Cityは?」という煽りから熱くなります。中盤も「BLACK & RED」、「ラ・ラの女」、「空を突き破れ」など完璧としか言い様のない完成されたARBサウンドを突きつけます。「暗闇に爪を研ぎ、生き抜くために牙をむく」とシビれるフレーズも登場の「Tiger」なんかも必聴です。終盤のハイライトは何といっても「Bad News(黒い予感)」です。あちこちでクーデターが起こりだすと歌ったその歌詞は当時から社会情勢が何も変わってないことに驚きます。そして他の人がやると一発でくさくなる、凌の台詞も渋い「鏡の中のナイフ」と最後まで突っ走ります。パンクな感触が絶妙にブレンドされた、この辺の音は初期BOOWYも影響大でした。
「この後も砂丘1945年あたりまで必聴アルバムを連投。こんな硬派な人等は今いません。凌、また気が向いたらARBやっとくんなはれ!」
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2007.11
07
Category : J's Mainstream
Theme : 本日のCD・レコード
Genre : 音楽
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 白、黒、紅と続いたナイスな昭和的エロジャケを施した斉藤和義の企画盤3部作。3作目のカヴァー中心の本作は30代以上のおっさん世代にはたまらん選曲の好企画となってます。最近国内外問わずカヴァー・アルバムやトリビュート盤が氾濫していて「なんや、またかいな」と辟易することもしばしば。逆説的に考えたらそれだけ良いメロディが昨今出てきてないということでしょうか。それともオッサン受けがエエもんやから商売として各社狙ってのことでしょうか。しかし斉藤和義のカヴァー集となれば別です。まあ名曲は何回でも色んなヴァージョンで聴きたいもんでして、私も一度気に入ったらソレばっか聴くというのがしょっちゅうですが、こうやって良い歌が受け継がれていくってのはエエことやなあと思ったりもします。この斉藤和義氏自身も聴き継がれるべき名曲をもってますが、ミスチルの桜井氏も取り上げた「歌うたいのバラッド」は90年代屈指の名曲であると改めて思ったように、人のカヴァーなんかを聴いてそれを確信することも多々あります。私の場合、1曲でも爆弾級の名曲に遭遇したアーティストには己の中で勝手に、「コノ人は聴くべき人!」と決めつけますので斉藤和義氏が取り上げるカヴァー集は興味深々です。(サザンは「勝手にシンドバッド」、山崎まさよしは「One More Time~」で決めつけました!)巷に溢れる安直なカヴァー企画ではない、気合の入った曲群は聴きものです。
 さてこのアルバム単なるカヴァー集ではなく恋愛ストーリーの短編小説仕立てになってる粋な構成となっています。冒頭「ベリー・ベリー・ストロング」は様々な出会いをロック調に奏でた曲で、強力なビートで幕開けです。そしてビートルズ風のナイスなオリジナル「恋と愛がある国で」は何と森雪之承が作詞参加。カヴァーでは、その森氏が早川義夫に書いた「天使の遺言」、独自の解釈で詞をつけたジョン・レノン「ジェラス・ガイ」、南佳孝の傑作ロッカバラード「スローなブギにしてくれ」と絶妙の出来。中でもボニー・ピンクが素晴らしいハモリも聴かせるサザンの大傑作「真夏の果実」はサザン版まで改めて聴きたくなる名カヴァー。他にも70年代後半の原田真二「キャンディ」はG弾き語りで、沢田研二「ダーリング」派手なロックンロール調でと楽しませてくれます。打ち込みビートが説得力を増す「君は僕の何を好きになったんだろう」、パフィーへの提供曲セルフカヴァー「らくだの国」など自作曲でも聴かせます。オリジナルは知りませんが浜田省吾の「君に会うまでは」はドゥーワップ調のアカペラが瑞々しいです。そして最後は結婚何年目の人もPureな気持ちになれる美しいオリジナルヒット「ウエディング・ソング」でまたもや歴史的名曲をドロップ。ハッピーエンドを大事にする斉藤氏。さすがです!その後の同曲インスト「ブライトン斉藤とメイ和義バージョン」はクイーン知ってる人は笑えまっせ。
「考えたらストーンズの最初もカヴァー集みたいなもん。愛情溢れるカヴァーは名曲再発見にもなってエエもんです」
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2007.11
06
Category : Man's World
Theme : 本日のCD・レコード
Genre : 音楽
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 警察沙汰の事件ばっかで今また沈黙を続けるショーケン。数年前のシンガーとしての復帰は日本中のショーケンファンが狂喜しましたが、完璧な状態とはいえず少し疑問が残るものでした。決して「老い」だけでは済まされぬ“違和感”は病魔なのか薬なのか謎のままでしたが、その姿勢は誰もが歓迎した復活の矢先の事件乱発でしたのでまたしても次なる登場心待ちの状態です。俳優としてもシンガーとしてもカリスマ的パフォーマンスを見せつけてきた20~30代の全盛時のショーケンでしたが、こちらは現時点で最新アルバムとなるスタジオ録音作です。井上堯之、速見清司、ミッキー吉野らを擁する最強且つ最高の相性を保ったAndree Marlrau Bandとのスタジオ作2作目となる本作はライブ感溢れる絶妙の仕上がりで曲も粒揃い。この後長年に渡るシンガー稼業封印が何とも歯痒いもんとなる名作となってます。
 まず横浜の娼婦メリーさん(昨年公開の映画ヨコハマメリーは涙無しには見れない必見の作品)を題材にした痛快R&R「メフィスト・ガール」。快調に飛ばすショーケンが実に爽快です。続くタイトルソング「Shining With You」はアコギストロークでのアプローチも光る、ショーケンの詞に盟友である速水清司の泥臭いメロディが重なる名品。当時の面々が最も得意としたミディアム・ロックナンバー「Empty Days」あたりも好調ぶりが伺える仕上がりです。中盤に鎮座する「プレゼント」はショーケン節が骨の髄まで堪能できる傑作スロウでショーケン&速見清司の最強タッグによる作品。磨きがかかったドラマティックな歌唱に涙腺が緩みまくる逸品で、最高としか言いようがありません。また元レイニーウッドのサックスの鈴木明男のペンとなる「チョイトそこ行くお嬢さん」も王道路線ミディアムの佳作。長年に渡る理解者、井上堯之の作「しょうがねえなァ」もバーボン時代を彷彿させるアーシーなスロウでグッときます。井上氏は他にも「」など味わい深い作品を本作で提供。そして本作最高の出来といえるショーケン・ロック炸裂の「Angel」が待ち受けます。これも速水清司のペンによる大傑作でアンドレー・マルロー・バンドが永続的に続くことを真に願ったバンド一体となった名演で、ショーケンの鬼気迫るVoも特筆ものです。アルバム終盤も「夜ごと悩ましい夜の海に」、「Woman」とプロデューサーでバンマスでもある井上堯之のアレンジも絶品のバンド・サウンドが最後まで満喫できます。シングル収録だった「Ma いいかァ I Love You」といった名スロウも無事に収録。
「こんなエエのん出して、20年も待たすとは罪な人です。あなたが何をしでかしても僕等は裏切りません!」
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2007.11
03
Category : Rolling Stones
Theme : 洋楽CDレビュー
Genre : 音楽
chep keith



 80年代後半、ミックとの確執が表面化していた時期に発表されたキースの1stソロ。ストーンズやってたらソロの必要性なんか無い人やと思ってたので、ミックの精力的なソロ活動で、曲の発表する場が無く業を煮やしてのソロ着手って感じやったんでしょうか。正直、ミックのいないストーンズ的なB級品が出てくるのかと思いきや、なんのなんの、ミック以上に渋くカッコいいアルバムが登場したことに驚きました。立役者はコレの前にチャック・ベリーの映画で共演したドラマーのスティーヴ・ジョーダン。はまりまくりのグレイト極まりないタイム感でのドラミングに、ソングライティングでもこのアルバムを1級品へと導いてます。他にもウエスト・コースト・ロックでの重鎮ギタリスト、ワディ・ワクテルの役目を知り尽くした確実ないぶし銀プレイも貢献大です。
 まず冒頭のクール・ファンク「Big Enough」にブチのめされます。ブーツィ・コリンズにバーニー・ウォレル、メイシオ・パーカーとP-Funk勢が援軍に駆け付けた極上品でクールなグルーヴがたまらん出来。そして必殺Gリフ炸裂で期待通りの典型的キース節が楽しめる1stカット「Take It So Hard」はストーンズのアルバムに入ってても違和感無しの作風で、言うこと無しの100点満点です。他にも同スタイルで「How I Wish」、「Whip It Up」なんかもリフの魔術師として面目躍如のナイスな仕事人ぶりを見せます。また後のストーンズも彷彿させる「Struggle」は厄介な人間関係をキースらしいリフを伴って表現。続いて先に共演したチャック・ベリー・スタイルを見事に体現した「I Could Have Stood You Up」ではチャックのChess時代のパートナーでもあったジョニー・ジョンソンが素晴らしいR&Rピアノを披露し、ミック・テイラーがソロを取るっていう嬉しいフォーメーションも実現。そして「おいミック。これがお前にできるのか」とでも言うが如くの極上スロウ「Make No Mistake」です。全盛時のアル・グリーン擁するハイのサウンドを再現した、ラベルのサラ・ダッシュなナイス・アシストVoも光るこの素晴らしき逸品は本作の格を上げる名録音となっていて、80年代的な派手なディレイ処理も抑えたドライなサウンドは今も色褪せません。グラム・パーソンズとも交流のあったキースらしいカントリー・ロック・バラードの「Locked Away」で美しく終わるのかと思いきや、「It Means A Lot」で堂々たるロック魂を見せつけて最高の締め。ただのヘロヘロのオッサンやないことを見事に証明したメガトン級アルバムとなりました。
「ミックが嫉妬したこと間違いなしの極上の仕上がり。アニキ!さすがでんなぁ」
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2007.11
01
Category : Rolling Stones
Theme : 本日のCD・レコード
Genre : 音楽
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じじいになってもロックの代表的アイコンであり続ける男ミック・ジャガー。なんやかんやいうてるまに結構出ていたソロ・マテリアルですが、さすが商売上手のミック。未発表アイテムなんかも上手にほりこんで絶妙のタイミングでリリースです。思えばストーンズがミックとキースの不仲で解散危機を迎えていた最中に発表された1stソロは内容的に素晴らしく結構聴いたアルバムしたが、ストーンズ解散は嫌やったので今思えばアホみたいですが「売れてくれるなっ」とも願った複雑なファン心理の中で出た作品でした。その後も寡作ながらコンスタントに出したアルバム5枚のアルバムはそれぞれ好感触で、中には「なんでこれストーンズで演ってくれへんにゃ」と思わせる名曲が多数ありました。個人的にはミックの元来持っているイチビリ精神やポップなトレンド感、エモーショナル・レスキューやブラック&ブルーで見せたソウル趣味にベタ惚れですので、少々の意味不明なことをやらかしても全てOKです。当たり前ですがミックなくしてはストーンズのここまでの巨大化も有り得なかった思ってますから。
 さて初のソロ・ベスト。いっつもこの手のベストは「あの曲が入ってない!」とか文句が出たりしますが、本人含めぎょうさんの大人が「これでよろしいやん」言うて出してる以上何も言いません。冒頭を飾るのはレニー・クラヴィッツと組んだビンビン・ロック「God Gave Me Everything」。また近作では相性の良さが光ったデイヴ・スチュワートとのアルフィー・サントラの「Old Habits Die Hard」が。ナイル・ロジャースとやった1stからはヒット曲「Just Another Night」に「Lucky In Love」が選曲。そして個人的にはソロ最高作と思ってるDef Jamリック・ルービンと組んだワンダーリング・スピリットからはビル・ウィザーズみたいなクールなファンクにファルセットも冴えまくる「Sweet Thing」、突き抜け感抜群の「Put Me In The Trash」他2曲に加え同セッションからの収録漏れだった迫力どブルース「Checkin' Up On My Baby」にラテン調「Charmed Life」も嬉しい収録。目玉となる未発表曲では仰天の100 Proofのデトロイト・ソウル・カヴァー「Too Many Cooks」が白眉。オリジナルとは違った猥褻さがまた素敵です。こちらは'73年録音ですが、さらに前の'69年にライ・クーダーやスティーヴ・ウィンウッドらと録った映画挿入歌「Memo From Turner」や'79年に生前のオリジナル・ウェイラーズPeter Toshとのデュエットでテンプスのレゲエ・カヴァー「Don't Look Back」、'85年ライヴ・エイドでお馴染みのDavid Bowieとのモータウン・クラシック「Dancing In The Street」と嬉しい落ち葉拾い的選曲も。ソロみんな持ってても買わなあかんようになってます。
「こんな色っぽいじじいは他にいません。年寄りの星として、あと20年くらいは頼んます」
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