Live At Monterey / The Jimi Hendrix Experience * 2007 Universal

Roots Rock
 これは燃えます。ジャケのストラトのように私の魂も燃えます。ジミヘンといえば、まともにスタジオアルバムを聴いたことが無い私が言うのも何なんですが、このライブ盤は代表曲を再加熱してコンパクトに凝縮した名演と言える内容で、初期のスタジオ録音曲を最高の形でヒートアップさせて聴かせてくれます。ドラマー、ミッチ・ミッチェルとの格闘技のようなプレイで気合の入った、故郷アメリカでの再上陸ライブの音を一聴すれば、...

We Can't Go On Meeting Like This / Hummingbird * 1976 A&M

Funk
 雑誌のリコメンド・レヴューや他の人が書かれた推薦文についつい引き込まれる私。こちらはファンク・ゴスペルに造詣の深いhidekichiさんの音楽コラムでの熱いレヴューを読んで購入した、まったく知らなかったグループの傑作。ファンキーな第2期ジェフ・べック・グループのメンバーから派生したグループらしく、メンバーそれぞれの職人的プレイも堪能できる濃ゆく、より黒っぽいグルーヴが渦巻くナイスな名盤再発でした。巷ではエ...

Voodoo / D'Angelo * 1999 Virgin

90's Male R&B
 裸です。人間は自信に満ち溢れた時や気分が高揚したときに裸になりたがる生き物ですが、コレを出した当時のディアンジェロ氏も「どやっ」という気持ちであったに違いありません。デビュー当時プリンスの後継者とも言われた有望株として持て囃された才人ですが、'96年のデビュー後にようやく出た2ndアルバムがコチラのVoodooでした。もう素晴らしい完成度でプリンスどころかこれからの黒人音楽の未来を背負って立つくらいのオーラ...

Funk This / Chaka Khan * BMG 2007

00's Female R&B
  圧倒的に歌の上手い人は、いつまでも需要が絶えません。90年代初頭には良作を出しながらも、新しいR&Bの波に押され「もはや、これまでか」と思わせるもプリンスのバックアップなどで凌いだチャカ。元々何歌わせても激ウマだったので最近はジャズ関連のアプローチも再び目立ってましたが、モータウン映画のファンク・ブラザーズでの客演などを見ると「やっぱソウルなチャカは震えるほどカッコええわい」と思わせるものでした。...

Lost Soul / Various Artists * 1982 CBS

Southern & Deep
 「70年代の逆流の中で姿を消した、難破船のように沈んだいた宝を徹底的に探索して引き揚げられた音源」と非常にたいそうな文がライナーノーツに書かれたコロンビア・エピック系の入魂ソウルコンピ。しかしながら大袈裟なキャッチコピーは大好きですので、聴く前から埃をかぶった宝箱を開けるような感覚で聴くことができて、なかなかよろしいもんです。私でさえ結構知ってた曲も入ってたので、80年代初頭の発売当時は埋もれていた...

BAD NEWS / ARB * 1981 Victor

Beat + R&R
 80年代中盤までの九州発の連中の音は熱い音源でいっぱいです。パンク通過後のニューウェーヴR&Rの中でも、いわゆる“めんたいロック”と括られてた一群でとびきり光ってたのがモッズ・ルースターズ・ロッカーズ・シナロケとかでしたが、東京結成ながら石橋凌&田中一郎の九州男児が引っ張った初期ARBも凄まじい名作連発で全国男子の心を鷲づかみ状態でした。なんせ一人が持ってた音源をダビングに継ぐダビングでカセットで廻すもん...

紅盤 / 斉藤和義 * 2007 Victor

J's Mainstream
 白、黒、紅と続いたナイスな昭和的エロジャケを施した斉藤和義の企画盤3部作。3作目のカヴァー中心の本作は30代以上のおっさん世代にはたまらん選曲の好企画となってます。最近国内外問わずカヴァー・アルバムやトリビュート盤が氾濫していて「なんや、またかいな」と辟易することもしばしば。逆説的に考えたらそれだけ良いメロディが昨今出てきてないということでしょうか。それともオッサン受けがエエもんやから商売として各社...

Shining With You / 萩原健一 * 1988 Moon

Man's World
 警察沙汰の事件ばっかで今また沈黙を続けるショーケン。数年前のシンガーとしての復帰は日本中のショーケンファンが狂喜しましたが、完璧な状態とはいえず少し疑問が残るものでした。決して「老い」だけでは済まされぬ“違和感”は病魔なのか薬なのか謎のままでしたが、その姿勢は誰もが歓迎した復活の矢先の事件乱発でしたのでまたしても次なる登場心待ちの状態です。俳優としてもシンガーとしてもカリスマ的パフォーマンスを見せ...

Talk Is Cheap / Keith Richards * 1988 Virgin

Rolling Stones
 80年代後半、ミックとの確執が表面化していた時期に発表されたキースの1stソロ。ストーンズやってたらソロの必要性なんか無い人やと思ってたので、ミックの精力的なソロ活動で、曲の発表する場が無く業を煮やしてのソロ着手って感じやったんでしょうか。正直、ミックのいないストーンズ的なB級品が出てくるのかと思いきや、なんのなんの、ミック以上に渋くカッコいいアルバムが登場したことに驚きました。立役者はコレの前にチャ...

The Very Best Of Mick Jagger * 2007 Atlantic

Rolling Stones
じじいになってもロックの代表的アイコンであり続ける男ミック・ジャガー。なんやかんやいうてるまに結構出ていたソロ・マテリアルですが、さすが商売上手のミック。未発表アイテムなんかも上手にほりこんで絶妙のタイミングでリリースです。思えばストーンズがミックとキースの不仲で解散危機を迎えていた最中に発表された1stソロは内容的に素晴らしく結構聴いたアルバムしたが、ストーンズ解散は嫌やったので今思えばアホみたい...
このページのトップへ