Hits And Heroes / The Stranglers * 1999 EMI
2007-10-16 Tue 00:55
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The Stranglers - The Collection 1977-1982

 ニューウェーヴとかパンクって少しかじってた時期があったんですが、色々聴く中で最もカッコよく感じたりしたのがこのストラングラーズ。パンク括りではちょっと当てはめられん部分もあったりして、キーボードを大胆にサウンドに導入してるのがミソ。インテリ・パンクっていうか暴力的な中に知的な匂いも感じさせるのが特徴。日本では特に独特のゴリゴリベースを奏で三島由紀夫や空手にも傾倒したジャン・ジャック・バーネルがイエローブラッド期のARBに応援参加してたりして馴染みも深いところ。今でも活躍中みたいですが、最高なのは何といってもヒュー・コーンウェルが在籍してた頃のなんともダークで骨っぽいヴォーカルが聴けるサウンドです。ドアーズとの比較も多い彼等は、確かに雰囲気は似てたりする曲もありますが独特のダンディズムも保持しており、その退廃的なサウンドはパンクの中でも異色でかなり魅力的。でもデイヴ・グリーンフィールドのドアーズを彷彿させるキーボードプレイはやはりビカビカに光ります。
 本アルバムは自分がパンクに少し傾倒してた時期に聴いた馴染み深い音源が収録なのですが、やっぱ尖がった唯一無二の攻撃的な音は格別の味わいです。’77年のデビュー作「Get A Grip」や1stアルバム収録「Hanging Around」あたりも精神的パンクとでもいうような同時期パンクとは明らかに違うクールなサウンド構築を提示。続く2ndからのストレートな「Something Better Change」や、破壊的なベースフレーズから始まり特徴的なシンセサウンドが支配する「No More Heroes」あたりで初期のサウンド確立といっていい激カッコいい曲が出てきます。そして3rdアルバム「ブラック&ホワイト」からの身震いする程の名曲「Nice 'n' Sleazy」、シングル曲だったディオンヌ・ワーウィック・カヴァー「Walk On By」あたりは非の打ち所無しの傑作となってます。特にJ.J.バーネルのベースなどは特筆ものの過激プレイで、ヒューの独特のVoスタイルと共にバンドの色を決定付けます。暫くするとソフトなサウンドを強調しだしますがここでもまたたまらん名曲が。ヒューのシニカルな歌も心の琴線を刺激する「Golden Brown」や美しい旋律の中でパリでの人肉食事件を題材にした「La Folie」、ロマンティックでポップなメロディも素晴らしいEMI期最後のヒット「Strange Little Girl」とストラングラーズにしか出せないスタイルで魅せます。
「ファッションやサウンドだけでなく真のパンク・スピリッツを持った男達の記録。熱いです!」
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