Gauloise / Monsieur Kamayatsu * Polystar 1994

Cool Groove
  以前パリに行った時、脳内BGMとして真っ先に流れたのがシャンソンでもオペラでもなくムッシュ・かまやつの「ゴロワーズを吸ったことがあるかい」。70年代にタワー・オブ・パワーまで参加したジャパニーズ・レア・グルーヴの金字塔的名作ですが、幅広い活動のかまやつさんの曲の中でも最も好きな曲です。70年代のソロ活動ではフォークにまで手を出していたかまやつさんですが、同時にこんな最高なグルーヴも発信していたとは驚...

London / D'Influence * 1997 Echo

90's Female R&B
アシッド・ジャズのブームで一気に注目を浴びるようになったイギリス産ブラック・ミュージック。正直、80年代のワム!やらABC、デキシーズ、スタカンなんかのブルーアイドソウル的視点で本場アメリカへの憧れをUK流で解釈するっつうのも結構楽しめましたが、90年代のアシッド・ジャズ以降は真打登場ってな感じでUS産とは違ったグルーヴィーで小粋なサウンドが溢れ出しめちゃ面白くなった感があります。ブームに乗ってインコグニー...

Walk With Me / Jamelia * 2006 Parlophone

00's Female R&B
 綺麗な笑顔です。こんな顔でホステスさんが祇園界隈でウロチョロされた日には入るしかないって感じです。UKR&Bシーンでも人気のこのジャメリア嬢。私生活でも2人目の子供を産んだ後に気合入れなおして発表したのが本作の自身3枚目となるアルバムです。しかしちょっと休もうもんならすぐに契約を切られるこのご時世。出産の度に休んで、しっかりアルバムをドロップさせるなどなかなかの対応を見せるパーロフォンレコード。女性に...

Hits And Heroes / The Stranglers * 1999 EMI

New Wave + Punk
 ニューウェーヴとかパンクって少しかじってた時期があったんですが、色々聴く中で最もカッコよく感じたりしたのがこのストラングラーズ。パンク括りではちょっと当てはめられん部分もあったりして、キーボードを大胆にサウンドに導入してるのがミソ。インテリ・パンクっていうか暴力的な中に知的な匂いも感じさせるのが特徴。日本では特に独特のゴリゴリベースを奏で三島由紀夫や空手にも傾倒したジャン・ジャック・バーネルがイ...

The Very Best Of The Doors * 2007 Rhino,Elektra

Roots Rock
ドアーズがデビューして40周年てな事で大いに盛り上がってる関連CDです。他の記事とかも読ませていただいたりして知った大きく変貌を遂げたリミックス盤が話題の中心です。リマスターとかリミックスは結構ウェルカム派だったんですが、大胆ないじり具合が賛否両論だったので恐る恐るの思いでした。やっとこさ軽い財布をほじくって「ベストでダイジェスト的に聴いてみたろ」と、ついに購入です。正直、唖然としたってのが第一印象で...

The Band / The Band * 1969 Capitol

Roots Rock
  メンバーの大半がカナダ人であったからこそ成し得たのか分かりませんが、アメリカ・ルーツ・ミュージックへの憧れを“よそ者”視点で最高の形で昇華させたザ・バンド。クラプトンとかストーンズの関連アーティストを聴き進むと必ず辿りつくのがゴスペル、カントリーやR&Bといった根幹にある音楽ですが、数多のロック・アーティストの中でも最もその根幹を大切にした人等やと思います。それだけに実に渋く、ヒットチャート的なキ...

Desire / Bob Dylan * 1976 Columbia

Mainstream
 ボブ・ディランっていうとかなり崇高なイメージがあって、詩の世界を理解していないとディランは分からないような風潮も一部あったりして、結構近寄り難い存在でした。家にも80年代の作品中心に兄貴がチョコチョコ買っていたのでつまみ食い程度に聴いてましたが、ポップ・ミュージック・シンガーとしてもアクの強い声に言葉を詰め込んだ独特の節回しはかなり魅力的です。個人的に好きなのはバンド・サウンドでのディランで、ザ・...

The Hurricane / Music From And Inspired By The Motion Picture * 2000 MCA

R&B Compilation
 殺人罪の濡れ衣を着せられ19年間の投獄生活から見事、冤罪を証明し無罪を勝ち取った黒人ボクサー“ルービン・ハリケーン・カーター”。'70年代の再審も白人陪審員らの下、再度有罪とされ希望を失いかけたハリケーンに、獄中で書いた彼の自伝を読んだ黒人青年レズラが生い立ちや境遇に共鳴し、最後の裁判に向けて周囲を動かし’80年代にようやく冤罪を晴らします。そんな人種差別が生んだ醜い偏見とたくましい人間愛を実話に基づいて...

Total Def Jam / Various Artists * 1997 Def Jam

Hip Hop Compilation
 いや~しかし勢いあるレーベルの音ってのは、今も昔も旬の音が集まってきます。現在も秀作をドロップし続けるHip Hop系レーベル老舗デフ・ジャムですが、86年~97年の傑作爆発連チャンモード時代のコンピレーションです。設立当時のHip Hop黎明期は「こんな邪道なもん、はよ消えさらせ」くらい思ってましたが、シーンが大きくなるにつれ才覚あるアーティストも急増。知らんまにロックより断然おもろい音楽になってました。U2とか...

Raw / Alyson Williams * 1989 Def Jam

90's Female R&B
 ニュー・クラシック・ソウルってな括りで90年代にはBack To Bacicな動きが盛んでしたが、この分かったようでわからん括り。自分では60年代~70年代のソウルと同列で聴ける新録なんかいなぁと感じてましたが、ただ温故知新的な部分だけでなくHip Hop以降の味付けもなされているところがミソです。またデジタル機材を駆使=トレンド・最先端みたいな構図が崩れ、生音の見直しも始まりアナログ&デジタルの融和も技術的に進み拍車を...

Femme Fatale / Miki Howard * 1992 Giant

90's Female R&B
 新人女性本格派シンガーが台頭してきた80年代にホイットニー・ヒューストン、レジーナ・ベルらと並んで実績をしっかり残したミキ・ハワード嬢。シティ派ソウル・グループであるサイド・エフェクトにも参加していた実力派ですが、幼き頃に培ったゴスペルを土台にジャズもソウルも実に上手く歌いこなしています。実はチャートを賑わしていた80年代後半はミキ嬢のことは殆ど知らなかったのですが、中堅どころとなって90年代になって...
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