The Ultimate Collection / Gladys Knight & The Pips * 1997 Motown
2007-06-12 Tue 02:17
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Gladys Knight & The Pips - Gladys Knight & the Pips: The Ultimate Collection - Neither One of Us (Wants to Be the First to Say Goodbye)

 近所の愛想いいおばちゃんって感じがして、個人的になんとなく親近感抜群のハスキーアルトの女王グラディス・ナイト。若い頃からその魅力ある歌声で兄弟&いとこで組んだピップスと共に第一線で活躍ですが人気を決定付けたのがモータウン時代。普通、全盛期がモータウンって感じで語られるグループが多いですがこの血縁グループはちょっと違います。今も現役バリバリのグラディスが他モータウン・アーティストと少し違うのはキャリア半ばでモータウン入社したって事で、モータウン離脱後も更なる飛躍を遂げた真の実力派です。しかしこのグラディス嬢、何せ歌上手すぎです。感情移入や強弱のつけ方、節回しと非の打ち所が全くありません。ゴスペルがルーツでありながら、ちょっとポピュラーっぽい部分がまたメチャメチャ良かったりします。どの時代においてもコレっちゅう名曲があるグラディスですが、アイズレー・ブラザーズ同様にモータウンは栄光ある歴史の一部ってな感じでマグナム級傑作もビシッとあるので外せません。
 やはりモータウン時代('66〜'73年)となればまず'70年代の傑作スロウが思い浮かびます。その代表といえる「If I Were Your Woman」はアリシア・キーズとかシャニースのカヴァーでも知られる超の付く名曲ですがオリジナルの良さは格別です。そして「Neither One Of Us」もまたグラディスの芸術の域まで達した完璧の歌唱が最高で、アレンジ・コード進行もこれだけ完成度の高い曲はなかなか出会えません。グラディス節爆裂の「Make Me The Woman That You Go Home To」も劇的な展開が震える逸品。また'60年代はモータウンのファンク・マスター、ノーマン・ウィットフィールドが手掛けたリズミカルなポップ・ソウルが光ります。躍動感溢れるアレンジが正直マーヴィン版より好きな「I Heard It Through The Grapevine」、素朴な味わい「Everybody Needs Love」、グラディス版ファンク「The Nitty Gritty」や「You Need Love Like Do」など好曲目白押しです。他にはアシュフォード&シンプソンの「Didn't You Know」なんかでのドラマティックな激唱もたまらん出来です。
「小さな体でこの唄いっぷり。ただのチビや思たらえらい目にあいまっせ」
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