
ほんまの意味での“べっぴん”が集結した非常にナイスな企画盤です。ソウル全盛時のアトランティック系列の音源は上質音源満載で'60〜70年代の充実ぶりにはホント目を見張るものがあります。この辺のレディソウルってのはキャピキャピ感こそなけれどバーナーで一気ではなく薪で火をおこすような感じでグッとハートを熱くさせるものがあり、正にハートウォーミング・ソウルってな感じです。ほんまに何回聴いてもメッキが剥げることなど無い純金音楽といえます。それぞれが自信に満ち溢れていて、「どや、さぁ聴きなはれ!」と言ってるが如く説得力抜群の歌唱が堪能できるのが実に心地良いです。
中身はモータウン初期の歌姫としても知られる
Mary Wellsのシカゴ録音ヒット「
Dear Lover」で軽快にスタート。続いて貫禄バッチリのマスル・ショールズ録音
Baby Washington「
I Don't Know」、ポール・ケリー作の激名バラード
Dee Dee Sharp「
A Woman Will Do Wrong」と絶妙の構成です。そして妖しくホイットニーのおかんが迫る
The Sweet Inspirations「
Why」、切ない歌唱がたまらん
Barbara Lynn「
I'll Suffer」、ビッグOカヴァー
Judy Clay「
Sister Pitiful」、アン・ヴォーグもカヴァーした
Laura Lee「
What A Man」と前半戦で「もう参りました」と言わざるをえません。中にはあまりメジャーではない人の名曲もチョイスで小躍りします。アーマ・トーマスの名曲のナイス・カヴァー
Mary Lou「
Wish Someone Would Care」、クラレンス・カーター手掛ける
Margie Alexander「
Can I Be Your Main Thing」など素晴らしさ満開です。中でも
Rozetta Johnson「
Who Are You Gonna Love」、
Jean Battle「
Unsatisfied Woman」サム・ディーズ製作2連発は圧巻です。後半は比較的メジャーどころとなる
Ester Phillips、Irma Thomas、Bettye Swann、The Pointer SistersらがJFKの如く必勝リレーで 最後は
Margie Joseph「
Sweet Surrender」で華麗に三振で締め。
「グレイトの一語に尽きるレディソウル集。完璧な完封シャットアウトでヘロヘロです。」