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音系戯言

偏見に満ちた音楽観をだらだらレビュー。 あくまで保有音源整理の為と、自己満足備忘録。黒人系(R&B・SOUL・Hip Hop)とロック中心。リアルな音はココにある!!

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ezee イージー

  • Author:ezee イージー
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2007.06
30
Category : J's Mainstream
Theme : 本日のCD・レコード
Genre : 音楽
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 「何ゆうとんねん」と言われてもスマップです。'90年代はタイトなN.Y.系の凄腕ミュージシャンをバックに日常ネタを飄々と歌うのが痛快だったスマップの連中。「がんばりましょう」以降はシングル曲も名作連発で常に楽しみであったりしましたが、歌そのものに関しては上手下手とは別次元で素直な背伸びしない様が好感の持てるものです。特にキムタクの張りのある声なんかは、素晴らしいバック・トラックに決してひけをとらない健闘ぶりです。kinkiの堂本剛と共になかなかの実力派ヴォーカリストやと思ったりします。この5人組となってからの4枚目もただのアイドルのアルバムやと思ってナメてかかったらはね飛ばされるクオリティで迫ります。
 中身は毎回趣向を凝らしたインスト「Theme of 012」に続き、傑作シングル「Peace!」のアルバム別テイクで最高のスタートです。Omar Hakim & Will Leeの激タイトなリズム・セクションにホーン隊がビッシと決まるファンキーな逸品。間奏のブレイクも鳥肌モンですが、堂々と対峙するスマップの面々も天晴れでダンスも最高でした。続いては樋口了一氏が手掛ける歌謡ファンク「Possesion Possession」ではなんと全盛期Tower Of Power在籍のLenny Picketの鬼気迫るブロウが堪能できます。そして再びOmar & Willの激タイトなプレイが痺れる「Duo」、Popなシングル・ヒット佳作「たいせつ」と実にええ流れです。また中盤の聴きどころ「ひと駅歩こう」は隠れた傑作で、ほっこりする歌詞にキムタクの渋い歌唱が光るアコースティックな名作でミスチル並みにハートに迫ります。後半も大ヒット「夜空ノムコウ」、実に粋なChokkakuのGカッティングも冴え渡るアルバムのハイライトとも言える傑作Pop Funk「言えばよかった」、EUのJuJuの弾き出すビートも最高なスガシカオ作の「リンゴジュース」、何とWhat's Goin' Onのサンプリングに剛がラップ調で挑む「Trouble」など聴きどころ満載の内容となってます。
「スマップにこのセンスをぶつけた製作陣に拍手!ジャニーズファンの音楽センス向上に大きく貢献」
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2007.06
28
Category : Jazz Funk
Theme : 洋楽CDレビュー
Genre : 音楽
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 マイルス・デイヴィスと同じくアコースティック・スタイルのジャズでも名声を収めながら、エレクトリックを大胆に導入し進化し続けたハービー・ハンコック。ブルー・ノート時代のカンタロープ・アイランドなんかも激クールですが、ファンクに触発された'70年代のグルーヴィーな数々のトラックも見逃せません。近年のライブでもヘッド・ハンターズ時代の曲をバリバリに演ったりもしていて、もうそのカッコ良さに脱帽でしたがこちらはその'70年代に極めたジャズ・ファンクばかりを全てシングル・ヴァージョンばっかで綴ったリマスター編集盤。オリジナルより短いですが、いささか長尺な傾向にあるジャズ・アルバムよりコンパクトで気軽に聴きやすいサンプル盤やと思ったら全然OKです。
 強烈なのはNHK風に言うなら“その時歴史が動いた”ヘッド・ハンターズ1曲目「Chameleon」です。'80年代のヒット「Rock It」ではHip Hopとの接近もあったハービーですがココではその原点ともいうべき最高のグルーヴを構築してます。タイトル通り怪しげなハービーの音色に実にファンクなベース・ライン、そして絶妙のブリッジと文句無しの大傑作ファンクとなってます。ゆったりとした「Watermelon Man」再演に続いてはファンクに触発された事を明らかに宣言するズバリ「Sly」。えげつないハーヴィー・メイソンのドラムも堪能できます。中盤で凄いのは「Spank-A-Lee」に「Actual Proof」。ポール・ジャクソンのベースも暴れまくりで最高です。以降ワゥ・ワゥ・ワトソンやレイ・パーカーJrを擁したグループで「Doin' It」、「Hang Up Your Hang Ups」、「Spider」と絶妙Gカッティングを配置したハービー流ファンクを量産。後半はハービー自身によるヴォコーダーをフィーチャーした洗練されたファンクを4曲収録ですが、ポップなアプローチもカッコいい「You Bet Your Love」など一級品の曲が押し寄せます。しかも最後にはたまらんお楽しみが。なんと「Chameleon」のRe-Mix 12inch Versionで、それまでが序章に過ぎなかったとまで感じる悶絶レア・ヴァージョンで、コレだけはCoolな演奏が飽きることなく14分と長きに渡って楽しめます。もう賞賛に値する快挙の収録と言えます。
「オーソドックスなジャズに固執しないで進化し続けたハービー。実にファンクなおっさんです」
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2007.06
25
Category : Groovy & Mellow
Theme : 洋楽CDレビュー
Genre : 音楽
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 しっとり、まったりするにはもってこいのライノ名編集シリーズの第3弾。湿度の高いこの季節に、このヌメリ感に身をまかすのもなかなか快感です。(殆ど変態) 昔は一生懸命メロエロ・スペシャルとか編集テープをしこしこ作ってましたが、最近は面倒なのでこういうセレクトもんを重宝します。入れ替わり立ち代りおっさんがファルセットなんかも駆使して歌い上げる様はなかなか感動的でもあります。何せ濃ゆいですから着替えでも用意しとかないとエライことになるので要注意です。
 中身はまずThe Floatersといったらコレしか知らん「Float On」の11分長尺ヴァージョンでいきなり体がしっとりモードに。一度頭に染みついたら離れないリフレインが印象的です。Norman Connorsのリーダー作でMichael Hendersonがメロウに決めたヒット「You Ara My Starship」、アーニーのギターも湿度たっぷりに絡むThe Isley Brothersお得意のまったり系「Voyage To Atlantis」と冒頭3曲でネチョネチョに。続いてはTower Of Powerの黄金期を支えたLenny Williamsの泣きまくりソロ大作「'Cause I Love You」、メロウながら骨のあるバックも冴えるThe New BirthIt's Been A Long Time」とかなりディープに迫ります。圧巻なのは中盤の甘茶3連発です。The DelfonicsHey Love」、Blue MagicStop To Start」、The StylisticsBreak Up To Make Up」と体が溶けていくのが実感できます。ファルセットもさすがグッチ裕三の上をいきます。(当たり前か)そして本コンピのハイライトと思える前出のレニーのTower Of Power時代の名唱をたっぷり味わえる傑作バラード「Willing To Learn」で心地良い胃のもたれが。続く女王Aretha FranklinSomething He Can Feel」はアン・ヴォーグも歌ったカーティス・コラポの名作。終盤はキャべジンをほりこむが如くRay,Goodman & BrownSpecial Lady」、Rene & AngelaYou Don't Have To Cry」でCool Down。よう考えてあります。
「恋人と聴く人は更にヌメヌメ感上昇間違いナッシングです!」
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2007.06
22
Category : Groovy & Mellow
Theme : 本日のCD・レコード
Genre : 音楽
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 音楽ってのはおもろいもんで4,5年前のものならたちまち古臭くなったりすることが多いですが、干支も一回りくらいするとえらく新鮮に聴こえたり初めて聴く世代に再評価されたりで再び脚光を浴びたりします。アニタ・ベイカーやらのクワイエット・ストームなる洗練された大人のソウルみたいなのが流行った時期が'80年代後半にありましたが、コチラはその下地を築いたといえる'70年代後半~'80年代前半のソフト&メロウなサウンドを今も心地良いという視点で集めた優れものコンピ。何の変哲も無いジャケですが、中身は素晴らしく渋い選曲でHip Hop世代にも充分アピールし得る名曲てんこ盛りです。
 1曲目は大阪ブルー・ノートで見てVoスキップ・マーティンの上手さにノックアウトされたのも思い出すDazz Bandのヒット曲「Let It Whip」で軽快にスタート。そしてRufus後期の洗練されたファンク「Do You Love What You Feel」でチャカの熱きファンク魂を堪能。またシンコペイトするグルーヴが最高なSharon RidleyChangin'」と珍しい曲も違和感なく座り込んでます。大御所では賑やかなバックトラックも楽しいPointer SistersWaiting On You」、リーヴァイの男気溢れる歌唱がしびれる'81年起死回生ヒットFour TopsWhen She Was My Girl」、粋なオデッセイのカヴァーEster PhillipsNative New Yorker」、今やジョマンダの曲と言ったほうがとおりがいいDeBargeのオリジナルとなる超クラシック「I Like It」とエエとこ押さえてます。他にもヴァネッサ・ウィリアムスの曲やと思い込んでたGuinnの「Dreamin'」、フォクシー・ブラウンにも取り上げられたキャッチーな展開が最高に心地良いCarl CarltonShe's A Bad Mama Jama」、ブルースマンのケヴ・モーがダンサブルに放った強力トラックkevin MooreThe Way You Hold Me」、こんなエエ曲あったのか!と思わせてくれたアルバム中1等賞の隠れたメロウ傑作 Woods EmpireDestiny」とめくるめく展開で優雅な気分にさせてくれます。最後はRockie Robbinsのスムース・メロウ金字塔「You And Me」で華麗なる締め。
「なんとなくクリスタルな気分に浸れる名編集です!」
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2007.06
20
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 おったんです。同級生のおかんにこの顔が。鬼瓦みたいな顔で自分ちの子供以外も悪いことはちゃんと叱りつけられる気立ての良いええおばはんでした。ディオンヌはブラコン全盛期に「愛のハーモニー」や「ラブ・パワー」などのヒット曲で知ったのですが、当時MTVで見てその“おばはん”を真っ先に連想。個人的にどうしてもそのおばはんとかぶって勝手に良いイメージ先行だったディオンヌですが、イメージ通り胸にささる名曲がいっぱいでした。その鬼瓦みたいな顔(失礼)で説得力・包容力たっぷりの表現は何とも素晴らしく、バート・バカラックの美メロを最も華麗に歌ってきたおばちゃんであると思ってます。このオールタイムベストは輝かしい軌跡を端的にまとめた優れモノで、正に一家に1枚の名曲集となっています。
 アルバムは前半がバカラック作品期の'60年代セプター録音で、途中ワーナーでのヒット曲も入れつつ後半はアリスタでの秀作も網羅という離れ業を実現した絶妙の構成となってます。まずは初々しい初のトップ10ヒット「Anyone Who Had A Heart」が目を惹きます。この哀愁メロディに上品な歌唱、アレンジはバカラック期ならではで何とも魅力的です。他にもストラングラーズによるドアーズ的秀逸カヴァーも見逃せない名曲「Walk On By」や、数々の録音があるスタンダード的美メロ名曲の決定版「Alfie」、アレサでもお馴染み「I Say A Little Prayer」などソフトな傑作多し。またフィーリーの雄トム・ベルが手掛けた'74年のThe Spinners共演作「Then Came You」も溌剌歌唱が光る秀作。個人的に最も親しみのある'79年以降アリスタ期は何とコパカバーナのバリー・マニロウがプロデュースする壮大バラード「I'll Never Fall In Love Again」でスタート。アイザック・ヘイズ作「Deja Vu」、ビージーズ作の大ヒット「Heartbreaker」、自らラブ・コールを送って実現したLuther Vandross共演「How Many Times Can We Say Goodbye」とブラコン的秀作連発ですが再びバカラック作を歌った2曲「Love Power」、「That's What Friends Are For」がビカビカに光ります。前者はLTDのJeffrey Osborneがデュエットし間奏でKenny Gがブロウする傑作ミディアム。また後者はグラミーにも輝いた感動大作でロッド・スチュワートがサントラで歌った作品をStevie Wonder、Gradys Knight、Elton Johnを招いて豪華な面子で録音したもの。もうマジックが起こったとしか言い様のない素晴らしい出来で、各々が最高の見せ場を作った奇跡的感動傑作となってます。そして旧友The Shirellesが再結集しコラボしたキャロル・キング・クラシック「Will You Still Love Me Tomorrow」も見逃せないところです。
「諭されるようなこの感覚。憔悴したときも結構癒せます!」
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2007.06
12
Category : Motown
Theme : 本日のCD・レコード
Genre : 音楽
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 近所の愛想いいおばちゃんって感じがして、個人的になんとなく親近感抜群のハスキーアルトの女王グラディス・ナイト。若い頃からその魅力ある歌声で兄弟&いとこで組んだピップスと共に第一線で活躍ですが人気を決定付けたのがモータウン時代。普通、全盛期がモータウンって感じで語られるグループが多いですがこの血縁グループはちょっと違います。今も現役バリバリのグラディスが他モータウン・アーティストと少し違うのはキャリア半ばでモータウン入社したって事で、モータウン離脱後も更なる飛躍を遂げた真の実力派です。しかしこのグラディス嬢、何せ歌上手すぎです。感情移入や強弱のつけ方、節回しと非の打ち所が全くありません。ゴスペルがルーツでありながら、ちょっとポピュラーっぽい部分がまたメチャメチャ良かったりします。どの時代においてもコレっちゅう名曲があるグラディスですが、アイズレー・ブラザーズ同様にモータウンは栄光ある歴史の一部ってな感じでマグナム級傑作もビシッとあるので外せません。
 やはりモータウン時代('66~'73年)となればまず'70年代の傑作スロウが思い浮かびます。その代表といえる「If I Were Your Woman」はアリシア・キーズとかシャニースのカヴァーでも知られる超の付く名曲ですがオリジナルの良さは格別です。そして「Neither One Of Us」もまたグラディスの芸術の域まで達した完璧の歌唱が最高で、アレンジ・コード進行もこれだけ完成度の高い曲はなかなか出会えません。グラディス節爆裂の「Make Me The Woman That You Go Home To」も劇的な展開が震える逸品。また'60年代はモータウンのファンク・マスター、ノーマン・ウィットフィールドが手掛けたリズミカルなポップ・ソウルが光ります。躍動感溢れるアレンジが正直マーヴィン版より好きな「I Heard It Through The Grapevine」、素朴な味わい「Everybody Needs Love」、グラディス版ファンクといえばコレ「The Nitty Gritty」や、シングル・オンリーのファンク「Friendship Train」や「You Need Love Like Do」など好曲目白押しです。他にはアシュフォード&シンプソンの「Didn't You Know」なんかでのドラマティックな激唱もたまらん出来です。
「小さな体でこの唄いっぷり。ただのチビや思たらえらい目にあいまっせ」
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2007.06
08
Category : Motown
Theme : 洋楽CDレビュー
Genre : 音楽
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  長年、正当な評価を得ないまま知られらる存在だったモータウン黄金期デトロイト時代の演奏者The Funk Brothersにスポットを当てた素晴らしき映画のサントラ。この前、映画がTVで放映され食い入るように見てしまいました。モータウン・サウンドの故郷である“蛇の穴”とも呼ばれた小さなスタジオ。そこはプレイヤーの創造力とベリー・ゴーディのヒットへの祈りがこもった凄まじい感情の重みが渦巻いた場所で、ヒッツビルUSAと称された舞台での演奏者の証言を元に淡々と描かれます。その中で驚きなのは、その殆どが一発録りのレコーディングで完璧といえる名曲群が量産されたって事です。そのファンタジー・サウンドの要となったベニー・ベンジャミン(Dr)とジェイムス・ジェマーソン(b)の逸話は興味深いものばかりで、ベニーの躍動感溢れるフィルインのセンスやジェイムスの驚異の指一本弾きによる画期的なフレージングはプロデューサーの信頼も絶大であったようです。会社がL.A.に移転して10数年した時に華々しく開催された「モータウン25周年コンサート」に自らチケットを購入し2階席で見た直後にひっそり他界した最大の功労者ジェイムスの晩年は涙を誘います。またそれぞれが腕利きのジャズ・ミュージシャンで、夜毎デトロイトのクラブで演奏されたジャズ・セッションのアイデアがモータウンのレコーディングに反映されたというのも興味深い所です。あの音にはミュージシャンのアレンジ・センスに依るところが大きかったにもかかわらずギャラは安かったらしくオーナーであるベリー・ゴーディのケチっぷりもなかなかですが、これだけの敏腕メンバーを集めた経営手腕やセンスはやはり脱帽です。それでモータウンの連中は秘密のアルバイトとして他の会社のレコーディングにも参加し、アトランティックのヒット「Cool Jerk」など多数あったようです。(劇中Booty Collinsが熱演)
 映画では再結集したThe Funk Brothersのライブも見ものです。惜しくも亡くなったGerald Levertが歌う「Reach Out I'll Be There」、Chaka Khan & Montell Jordanでの「Ain't No Mountain High Enough」はじめJoan OsborneMeshell NdegeocelloBen HarperBooty Collins等がヴォーカリストとして数々のクラシックを好演。そしてライブ・シーンでの終盤にあるメンバー紹介のシーンで故人までも演奏席にパネルを置いていってミュージシャン全員を敬意たっぷりに紹介する場面。これがまた泣けます。大きな光が当てられることなくこの世を去った偉大なる演奏家達も報われる気がします。何より素晴らしいのは、貴重な証言が映画という記録となって全世界に供給されたって事です。
「ドリーム・ガールズと対で見るべき傑作映画。彼等無しにモータウンの栄光無しと痛感。」
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2007.06
07
Category : Atlantic, Stax
Theme : 洋楽CDレビュー
Genre : 音楽
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 ほんまの意味での“べっぴん”が集結した非常にナイスな企画盤です。ソウル全盛時のアトランティック系列の音源は上質音源満載で'60~70年代の充実ぶりにはホント目を見張るものがあります。この辺のレディソウルってのはキャピキャピ感こそなけれどバーナーで一気ではなく薪で火をおこすような感じでグッとハートを熱くさせるものがあり、正にハートウォーミング・ソウルってな感じです。ほんまに何回聴いてもメッキが剥げることなど無い純金音楽といえます。それぞれが自信に満ち溢れていて、「どや、さぁ聴きなはれ!」と言ってるが如く説得力抜群の歌唱が堪能できるのが実に心地良いです。
 中身はモータウン初期の歌姫としても知られるMary Wellsのシカゴ録音ヒット「Dear Lover」で軽快にスタート。続いて貫禄バッチリのマスル・ショールズ録音Baby WashingtonI Don't Know」、ポール・ケリー作の激名バラードDee Dee SharpA Woman Will Do Wrong」と絶妙の構成です。そして妖しくホイットニーのおかんが迫るThe Sweet InspirationsWhy」、切ない歌唱がたまらんBarbara LynnI'll Suffer」、ビッグOカヴァーJudy ClaySister Pitiful」、アン・ヴォーグもカヴァーしたLaura LeeWhat A Man」と前半戦で「もう参りました」と言わざるをえません。中にはあまりメジャーではない人の名曲もチョイスで小躍りします。アーマ・トーマスの名曲のナイス・カヴァーMary LouWish Someone Would Care」、クラレンス・カーター手掛けるMargie AlexanderCan I Be Your Main Thing」など素晴らしさ満開です。中でもRozetta JohnsonWho Are You Gonna Love」、Jean BattleUnsatisfied Woman」サム・ディーズ製作2連発は圧巻です。後半は比較的メジャーどころとなるEster Phillips、Irma Thomas、Bettye Swann、The Pointer SistersらがJFKの如く必勝リレーで 最後はMargie JosephSweet Surrender」で華麗に三振で締め。
「グレイトの一語に尽きるレディソウル集。完璧な完封シャットアウトでヘロヘロです。」
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2007.06
04
Category : Roots Rock
Theme : お気に入り&好きな音楽
Genre : 音楽
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 アメリカ西海岸の音楽って言葉で真っ先に思いつくのは今ならドクター・ドレとかスヌープに代表されるHip Hopかもしれませんが、ちょっと前までは代表選手はイーグルスとかドゥービー・ブラザーズ。いわゆるひとつの「ウェスト・コースト・サウンド」ですが、その中でも渋好みっていうか(一般的にでっせ)、ミュージシャン受けもごっついええのがリトル・フィートです。当時のワーナーの有能な社員であるヴァン・ダイク・パークスやテッド・テンプルマンが築いた“バーバンク・サウンド”の流れにある、泥臭くもファンキーで洗練された音はえらいかっこエエもんです。日本でも有名どころではサザンオールスターズの初期などにも影響を与えたフィートですが、数あるアルバムで最も崇められるのが中心人物ロウエル・ジョージ存命中に発表された'70年代の作品です。この5作目となる意味深なタイトルのアルバムですが、何も最後アルバムではありません。土着的で味わい深いロウエルの歌・スライドギターに加え、もう一人のギタリストであるポール・バレールやキーボードのビル・ペインの都会的で洗練された感覚が絶妙のバランスで融合された傑作アルバムとなってます。
 中身は特に前半が激素晴らしい出来でたまりません。ゆったりとしたテンポにタイトなリズム、そして豪快なロウエルのスライドが冴える「Romance Dance」で一気に惹きつけます。そして最高すぎるのが「All That You Dream」で、それまでのフィートには少なかったファンク的アプローチにロウエルと作者のポールの豪快なダブル・ヴォーカルが乗っかった逸品です。続くロウエルの魅力満開の「Long Distance Love」、ミーターズを彷彿させるリズム構築もしびれる「Day Or Night」と理想的な流れで圧倒されます。後半も実に気持ちよく聴ける好曲連発ですが、シャープなリズムも耳を惹く「Down Below The Borderline」やビル・ペイン作の名スロウ「Somebody's Leavin」あたり何回聴いても心地良いもんで、老舗の店がつくる塩昆布みたいな味わいで格別です。
「このいなたい感覚。いっぺん味わったらもう病み付きです。」
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2007.06
01
Category : Roots Rock
Theme : おすすめ音楽♪
Genre : 音楽
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 スワンプ・ロックの代表選手として名前が挙がるデラニー&ボニー。そもそもスワンプっていったい何やねんって感じでしたが、ゴスペルやらR&B、カントリー、ロックンロールをミキサーにかけてコップに注いだようなアメリカ南部の音楽っていう理解をしてます。個人的に好きなのは奥さんボニー・ブラムレットのソウルフルな声で、最初聴いたときマジで黒人にしか聴こえませんでした。経歴も幼き頃から教会でゴスペルに親しみ、アイク&ティナの爆裂コーラス隊アイケッツにも一時所属してたというから納得です。とにかく大好物系の歌い方で一発で一目惚れって感じでした。何しろこの二人、デビューは黒人名門レーベル・スタックスだけあってブルー・アイド・ソウルとしても一級品です。夫婦デュオであったため離婚してコンビ解消となったので本作がラスト・アルバムです。敏江・玲児のように別れても表舞台で活躍するのは大変だったのか、ええユニットであったので残念です。
 さて中身ですが新曲やら焼き直しの寄せ集めながら結構いける内容です。「Only You Know And I Know」は元々トラフィックのデイヴ・メイソンの曲らしいですが、疾走感溢れるアレンジでオープニングを軽快に演出します。続くボニー真骨頂といえる、もろゴスペルの「Wade In The River Of Jordan」では聖歌隊も加わった力強い出来。そんな感じで泥かっこええ曲が連発ですが、強力ロックン・ソウルでティナ・ターナーのパワフルな歌も加わる「Sound Of City」、ボニーの劇的な歌唱が光まくるレオン・ウェア作「I Know How It Feels To Be Lonely」、E.クラプトンやデイヴ・メイソンも参加した力強いサザン・ロック「Comin' Home」、アーシーな感じがたまらんカーペンターズの大ヒットの元歌として有名な「Groupie (Superstar)」あたりは唸るしかない品質でもう大満足です。またゲストの豪華さでいうと「I Know Something Good About You」はアレサ・フランクリンにキング・カーティス、ボビー・ウォマック、ビリー・プレストンまで参加した黒いグルーヴがたまらん佳作。また現行リマスター盤は本作以降のソロ曲も追加収録ですが、アヴェレイジ・ホワイト・バンドがバックを固めたボニーの「Good Vibrations」なども中々聴きものです。
「ジョージ・ハリソンもべた惚れしたデュオ。作品は今も輝き続けてます。」
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