I Never Loved A Man The Way I Love You / Aretha Franklin * 1967 Atlantic
2007-05-13 Sun 23:41
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Aretha Franklin - I Never Loved a Man the Way I Love You
 
母の日です。己の近年はその日に向けた企画とか商材探しに奔走ばかりで情けない限りですが、たまには感謝もせなあきません。古くは日本の母といえば京塚昌子、岸壁の母は二葉百合子、そしてソウル界の母といえば思い浮かぶのは“Queen Of Soul”ことアレサ・フランクリンです。昔「痩せたみたいね〜お母さん♪」ってな歌がありましたが、見る度にたくましく巨大化してきた何とも頼もしいアレサ。一時引退説とかも出ましたが、今でも歌・ボディともに迫力満点で嬉しい限りです。さて名盤の多いアレサなのでまた得意のベストでもって思ったんですが、しばかれそうなので最も評価も高いアトランティックでの第1弾にして名作のコレです。最初Jazzyに売ろうとしてコロンビアがよう売らんかったので、かねてから目をつけていたアトランティックの功労者ジェリー・ウェクスラーが「ワシに任せとけ!」といって制作したのがこのレディ・ソウルの雛形みたいな本作です。サザン・ソウルの聖地といえる数多の奇跡的録音を生み出したマスル・ショールズのフェイム・スタジオの面々と引き合わせたところは、さすがジェリーです。天才アレサの資質を見極めた、天晴れな売り出し成功です。
 中身は当時アレサのイメージを決定づけたと言われる躍動感溢れる大ヒット「Respect」でスタート。御存知オーティス・レディングの名ジャンプ・カヴァーですが、別の曲に生まれ変わったといっていいくらい自分のもんにしています。姉妹によるコーラスやキング・カーティスによるサックス・アシストも絶妙でソウル・シンガー“アレサ”ここにありって感じです。(余談ですが大黒摩季がデビュー前の企画盤「ロイヤル・ストレート・ソウル」でアレサ版を参考にした鳥肌もんカヴァーを録音してますが、違う路線でのデビューとなり少々がっかりでした。)そして避けて通る事のできない南部録音の大傑作スロウ「I Never Loved A Man」に「Do Right Woman-Do Right Man」です。ドラマティックにゴスペル唱法を決めるアレサに、最高の絡みを見せるフェイムの音。完璧とはこの事です。他にも重厚バラード「Baby, Baby, Baby」、格好良く自己流で迫るサム・クック・カヴァー「Good Times」、「A Change Is Gonna Come」と真っ黒けの力作揃い踏みです。現行Rhino盤はオリジナル・モノ・リマスターに加え、クリアなステレオ・ヴァージョン(3曲)収録の得用盤!
「いまやソウル界の母。母とは存在に感謝するもんとつくづく実感。」
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