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音系戯言

偏見に満ちた音楽観をだらだらレビュー。 あくまで保有音源整理の為と、自己満足備忘録。黒人系(R&B・SOUL・Hip Hop)とロック中心。リアルな音はココにある!!

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ezee イージー

  • Author:ezee イージー
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2007.05
29
Category : Roots Rock
Theme : 洋楽CDレビュー
Genre : 音楽
NeverDullMoment.jpg



 その昔、カリスマ的に君臨したスーパー・ロック・ヴォーカリストなる種類の人。最近は自分が知らんだけなのか、そういう後世にも名を残すような絶対的な存在の人がロックでは登場してないように感じます。女たらしで有名だったロッドもただのスケベではなくスーパースターと呼ばれるに相応しい活躍で、音楽的にも'80年代前半までは真摯な姿勢でつくりあげた名作連発でございました。特に英国的トラッド趣味とサム・クック直系の熱唱スタイルが絶妙な調和を持ったマーキュリー時代の諸作にはハズレ無しと断言できます。そもそもこの時代のロッドといえばご存知の通りフェイセズも並行して活動していますが、どっちのアルバムもよう似た製作陣ですのでフェイセズの名作と一緒に違和感なく聴けるのがええところです。アメリカ進出後は流行を追ったりして軸がぶれてまう時があったりすのが玉に瑕ですが、この辺の録音はルーツに準拠した上で気心知れたバックの好演もあり歌い手として最大限の魅力を発揮してるように感じます。ソロ4作目となる本作はフェイセズと共に上昇気流に乗った勢いある音が魅力です。
 まずは何はともあれ「True Blue」です。もう最高としか言い様のないオープニングでバックは4人共フェイセズ。このええかげんな区別の無さもたまらんこの曲は、ぶっといロニー・レインのベースにイアン・マクレガンのエレピ、ロン・ウッドのドローンとしたゼマティス・ギターと全てが絶妙に絡み合う傑作哀愁ミディアム。次に「Lost Paraguayos」、「Mama You Been On My Mind」と田舎くさいトラッド調のナンバーが続く最高の流れです。この辺の英国風カントリー趣味が適度にブレンドされたスタイルはマーキュリー時代ならではの音で、ロッドの歌も相性抜群です。後半はジミヘンの名作カヴァー「Angel」がまた素晴らしい出来。ここでまたも登場のロニー・レインの歌心あるベース・ラインは凄い存在感で全部参加して欲しかったと思わざるえません。またフィドルとイアンのオルガンが無茶苦茶ええ感じのシングル曲「You Wear It Well」、ラストのソウル名作2連発となる名バラード「I'd Rather Go Blid」にサム・クック・クラシック「Twistin' The Night Away」と最後まで誉めだしたらきりが無い惚れ惚れする内容です。
「この時代あってこそのスーパースター、ロッド。ただの女たらしやおまへんで」
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2007.05
26
Category : J's Mainstream
Theme : 本日のCD・レコード
Genre : 音楽
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 アイドル全盛の頃“明星”とか“平凡”とか月刊誌が大人気でしたが、30年程前の幼き頃バリバリのミュージシャンであるCharやサザン、原田真二なんかもそんな雑誌に登場しゴールデンタイムの歌番組にも頻繁に登場する楽しい時代でした。そんなアイドル誌の表紙も飾ってたと記憶するのが世良公則率いるツイストです。ベストテンなんかでも初期サザンと共にしょっちゅう出てましたが、やってる音楽はフェィセズ直系の泥臭いロックンロール。芸能界ど真ん中でロックやってるなか「浮いてる」感じが似ていたと回想するサザン桑田氏も同期のライバルと公言するのが世良公則です。当時のチャートは今のティーンに支配されたようなものでなく、大人びた楽曲が子供向けに交じって存在する健全なものであったような気がします。“愛の水中花”とか“時には娼婦のように”なんかベストテンでっせ。今では考えられません。そんなことで最近ではキムタクによる愛あるコントでもフィーチャーされた世良さんのツイストは当時アイドル的人気爆発で、バンドは短命でしたがヒット曲の数々は最高のクオリティーでした。
 世間をあっと言わせたデビュー曲「あんたのバラード」はインパクト抜群でポプコン・グランプリも獲得したアーシーなバラード。そしてザ・ベストテンで10週間も1位に輝いたと記憶する「銃爪(ひきがね) 」はツイスト極太ロックの真骨頂で、ハスキーヴォイスにロッド・スチュワートばりの派手なアクションも実にカッコええもんでした。重たいスロウ「性(サガ) 」は“大人の”男女間描写も絶妙な大傑作で、松浦氏によるドラマティックなGソロも最高です。今聴くと“こんなへヴィー級の曲がよう1位になったな”と思えるもんで改めてええ時代やったと再認識。また「SOPPO」も最高の重く泥臭いミディアムで、神本氏のファンキーなピアノも冴え渡る忘れられん傑作。美しいバラード「Love Song」はサザンの「いとしのエリー」にも決して引けを取らない名曲でツイスト最後のベストテンヒットでした。この後も迫力ライブ「身に覚え」、50's調もイカす「恋のコレクトコール」など出来の良いシングルを出すも再浮上ならず惜しくも解散。
「サザンほど器用ではなかったツイスト。でも茶の間にバリバリのロックを持ち込んだのは間違いなくこの人達でした!」
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2007.05
19
Category : J's Mainstream
Theme : 本日のCD・レコード
Genre : 音楽
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 桑田が出るっていうので久々にミュージック・ステーションを見ました。子供の時の「勝手にシンドバッド」の衝撃以来、いまだに気になり続けている人ですが、やはり色んな洋楽を強靭な消化力でミックスし昇華させてきたメロディ・メイカーぶりは素晴らしいもんでした。若きJ-Pop勢に混ざって堂々の貫禄でしたが、その気取らない人柄と何となくコミカルな面は今も親しみやすさ抜群です。ソロメンバーで合宿した話とかタモリ氏としてましたが、私もバンドで合宿したことがあり「何で音楽すんのに合宿せなあかんねん」と当初思ってましたがダラダラ飲んで宴会ばっかの合間の練習も結構おもろいもんです。酒で昼間っからヘロヘロなのに一人でも女子がのぞきに来たりすると打ち合わせ無しで突然史上最高の演奏が出来たりして、音楽を演る動機は“やはり女にあったのか”と再確認できたりする瞬間もあったりしました。今思えばえエエ経験やったと思い出したりしますが、そんなこんなでメンバー親交も深まり音にも好影響するのが合宿の意義なんでしょう。その合宿までして気合の入ったソロ活動再開の桑田さん。サザンを離れて活動したソロ・ワークスの初期をまとめたのが本企画盤です。
 何でコレ買ったかというと当時アルバムに入らんかったKUWATA BAND名義のヒット曲の収録があったからです。中でも桑田版メロウ・ファンクといえる「スキップ・ビート」は英語・日本語ちゃんぽんの歌詞も最高でサザンとは違ったグルーヴ感もたまらん名作です。また更に上をゆくのがソロで発表した切ない歌詞も最高な「いつか何処かで(I Feel The Echo)」です。桑田お得意の心の琴線に触れまくるスロウですが、今やミスチルで有名な小林武史&藤井丈司のアレンジも絶妙でデジタル的なバックの処理も完璧な珠玉の傑作で、今も一番のお気に入り。他にもCMでインパクトもあった小林武史等とのユニットのSUPER CHIMPANZEE名義「北京のお嬢さん」& ふざけまくりの「クリといつまでも」、大ヒット「Merry X'mas In Summer」、Hall & Oates参加の「She's A Big Teaser」と話題作から珍品まで収録。
「衰え知らずの日本の宝みたいな人。いつまでも第一線で頼んます!」
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2007.05
18
Category : Southern & Deep
Theme : 本日のCD・レコード
Genre : 音楽
candi.jpg staton_ca_20110713020448.jpg Candi_Staton-Stand_By_.jpg



「宝石箱や~」
 彦摩呂ならばこう言うに違いないのがキャンディ・ステイトンのFame録音。学生時代、評判を耳にしてVivid盤LP(右2枚)が安く売ってたので購入。部屋の壁にぶち当たるくらいぶっ飛びました。この濃厚な歌唱・空気感・バックの演奏の完璧さにぶちのめされ、すっかりはまってしまい滅多と買う事のない海賊盤まで購入し他のFame録音まで聴き漁りました。「今にCDになって出よるやろ」思ってましたが、待てど暮らせどいっこうに出る気配無く10数年。やっとこさ出たのが、'69~'73年の最良の部分を編集したこの記念すべきCDでした。改めてCDで聴いてもFameのプロデューサー、リック・ホールの音の構築は完璧で、後の録音よりキャンディのディープな歌声も見事に引き出しています。正にサザンソウルの最良の部分に触れることができます。今のR&Bでは機材の進化もあってレンジの広いエエ音ですが、反面どうしても画一的でもあります。当時は各々のスタジオやプロデューサーで明らかに個性を持った音作りがなされており“時代・地域・人間が生んだ奇跡”としか言いようのないのが南部Fame録音のキャンディなんですな。(味の招待席・桂米朝風に)
 そんな事でベスト盤となる本作は写真右の名盤1st・2nd全曲にシングル曲等をぶち込んだ驚愕の1枚。正直どっから聴いても燦然と輝くキャンディの絶唱が聴けますが、頭が眩むほど素晴らしいのが1st収録の超強力リズムナンバー「Do Your Duty」、O.V.ライトの名バラード「That's How Strong My Love Is」、上田正樹もカヴァーしていた迫力ジャンプ「Get It When I Want」。また2ndでは涙が3時間は止まらない「How Can I Put Out The Flame」、軽快さの中にも劇的な展開を見せる「Too Hurt To Cry」あたり絶句の瞬間が。そして拍手喝采なのがシングル曲「Hearts On A String」の収録で躍動感溢れる歌唱にダイナミックなフェイム・ギャングの演奏は格別の味わいです。“声のかすれこそがソウルや”という方法論でキャンディに何回も歌わしたリックですが、全編このハスキー声からのソウル感は最高で歴史的大仕事です。
「リック・ホールさん、出し惜しみしたらあきまへん。残りも全部、はよ出しなはれ!」
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2007.05
13
Category : Atlantic, Stax
Theme : 本日のCD・レコード
Genre : 音楽
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母の日です。己の近年はその日に向けた企画とか商材探しに奔走ばかりで情けない限りですが、たまには感謝もせなあきません。古くは日本の母といえば京塚昌子、岸壁の母は二葉百合子、そしてソウル界の母といえば思い浮かぶのは“Queen Of Soul”ことアレサ・フランクリンです。昔「痩せたみたいね~お母さん♪」ってな歌がありましたが、見る度にたくましく巨大化してきた何とも頼もしいアレサ。一時引退説とかも出ましたが、今でも歌・ボディともに迫力満点で嬉しい限りです。さて名盤の多いアレサなのでまた得意のベストでもって思ったんですが、しばかれそうなので最も評価も高いアトランティックでの第1弾にして名作のコレです。最初Jazzyに売ろうとしてコロンビアがよう売らんかったので、かねてから目をつけていたアトランティックの功労者ジェリー・ウェクスラーが「ワシに任せとけ!」といって制作したのがこのレディ・ソウルの雛形みたいな本作です。サザン・ソウルの聖地といえる数多の奇跡的録音を生み出したマスル・ショールズのフェイム・スタジオの面々と引き合わせたところは、さすがジェリーです。天才アレサの資質を見極めた、天晴れな売り出し成功です。
 中身は当時アレサのイメージを決定づけたと言われる躍動感溢れる大ヒット「Respect」でスタート。御存知オーティス・レディングの名ジャンプ・カヴァーですが、別の曲に生まれ変わったといっていいくらい自分のもんにしています。姉妹によるコーラスやキング・カーティスによるサックス・アシストも絶妙でソウル・シンガー“アレサ”ここにありって感じです。(余談ですが大黒摩季がデビュー前の企画盤「ロイヤル・ストレート・ソウル」でアレサ版を参考にした鳥肌もんカヴァーを録音してますが、違う路線でのデビューとなり少々がっかりでした。)そして避けて通る事のできない南部録音の大傑作スロウ「I Never Loved A Man」に「Do Right Woman-Do Right Man」です。ドラマティックにゴスペル唱法を決めるアレサに、最高の絡みを見せるフェイムの音。完璧とはこの事です。他にも重厚バラード「Baby, Baby, Baby」、洗練したセンスの自作曲「Don't Let Me Lose This Dream」、格好良く自己流で迫るサム・クック・カヴァー「Good Times」、「A Change Is Gonna Come」と真っ黒けの力作揃い踏みです。現行Rhino盤はオリジナル・モノ・リマスターに加え、クリアなステレオ・ヴァージョン(3曲)収録の得用盤!
「いまやソウル界の母。母とは存在に感謝するもんとつくづく実感。」
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2007.05
12
Category : Atlantic, Stax
Theme : 洋楽CDレビュー
Genre : 音楽
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 教会から出てナイトクラブ、ラジオで根付いた黎明期のソウル・ミュージック。ピュアな佇まいのストレートなアトランティック音源のパフォーマンスは絶品といえる録音の宝庫です。その中心となった1960年代全盛を極めたサザン・ソウルは、都会的で洗練されたモータウン・サウンドと違った泥臭くストレートな音が魅力です。魂の芯から揺さぶられる熱い歌唱の数々は今もってビカビカに輝いてますが、「ソウルど真ん中」の殆どハチロク(8分の6拍子)で占められたバラード集は隠れた名曲も多数収録の好企画盤です。何せ凄い磁場を形成して引き込まれますのでBGMにはまずなりません。
 中身はまず1曲目The Soul Clan That's How It Is」でブッ飛ばされます。この聞きなれないグループ、何と当時アトランティック系列に属していた実力派シンガーを集めたドリーム・チームでArthur Conley、Ben E King、Solomon Burke、Don Covey、Joe Texと凄まじいリレー歌唱は頭からおもらし間違いなしの興奮必至です。そして味わい深いDon Covay & The GoodtimersI Stole Some Love」、Soul Brothers Six Can't Live Without You」と続きますが、その後がまた凄いことです。James CarrI'll Put It To You」、Otis Clayの珍しいCotillion音源「Is It Over」でもう私はパンパースに履き替えました。他にもJackie MooreSam Dees等の要人が次々登場ですが、中でもバリバリなのが次の人等です。ファルセットも要所で絶妙にきめるTed TaylorFeed The Flame」、ハスキー声がたまらんJudy ClayThe Greatest Love」、オルガンの上にダミ声が冴えまくるHerman HitsonYou Are Too Much For The Human Heart」、大名曲Wilson PickttFor Better Or Worse」、聴き惚れるしかないRoscoe RobinsonLeave You In The Arms」など悶絶が避けられないディープな録音の数々は圧巻です。編集は顧客信頼度抜群のkent!ツボを北斗の拳並みの連打で突きつつも、美しい音での愛情満点のお仕事はさすがとしか言いようのない編集です。
「良き時代のタイトルどおりとなる神聖な記録。当時のアトランティックの勢いが堪能できます!」
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2007.05
11
Category : Hard Rock
Theme : 洋楽CDレビュー
Genre : 音楽
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 エリック・バードンやらジョー・コッカー、スティーヴ・ウィンウッドと黒人顔負けのソウルフルなヴォーカリストが登場した'60年代のイギリスのミュージック・シーン。天才的逸材が多く登場する中、スティーヴ・マリオットもその中で負けず劣らずの個性を持った存在です。スモール・フェイセズの時からサム・クックなんかソリッドにキメておりましたが、泥臭くなったハンブル・パイでもレイ・チャールズ、アン・ピーブルズなんかを愛情たっぷりにカヴァーしたはります。ここでもマリオット氏のヴォーカルは、やたらエネルギッシュでこっちも気合いれて聴かないと吹き飛ばされそうな迫力です。正直熱心に有名アルバム一通り聴いたわけではございませんのでバンドの全貌は詳しく知りませんが、マリオット氏のソウル趣味とハードなロックンロールが合体したようなサウンドは結構魅力的です。曲では本アルバム以前の「シェイキー・ジェーン」が一番好きですが、アルバムの格としてはこのアルバム風格はナカナカです。
 中身は1発目「Hot 'n' Nasty」からオルガンがバッチリ効いた小気味良いテンポで魅了します。スティーヴン・スティルスも参加のキャッチーな曲調は最高の“ツカミ”です。ヘヴィなロックを挟んで「You're So Good For Me」です。この激ソウルフルなトラックはJust One Lookで御馴染みのドリス・トロイも参加したエモーショナルな傑作で、デラニー&ボニーあたり好きな人もツボやと思われます。そしてThe WhoのSummertime Bluesにも決して負けないエディ・コクランのカヴァー「C'mon Everybody」は、超ド迫力のハード仕様で一発昇天必至の名トラック。他にも代表ヒット「30 Days In The Hole」、モータウンJr.Walker & All Starsのカヴァー「A Road Runnner」など聴き応えある曲が楽しめます。少々、泥臭すぎるきらいもありますが、マリオット氏の歌は何とも魅力的です。
「すでにあの世のマリオット氏。天国で仲良くロニー・レインとジャムって下さい!」
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2007.05
10
Category : Hard Rock
Theme : 本日のCD・レコード
Genre : 音楽
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 ジュークボックスってのは何とも魅力的なもんです。子供の頃、親父に連れられ何故か毎月通ってたスナックでもドカーンと君臨してまして、酒を飲むわけでもない年齢の私と兄貴はコインを入れてジュークボックスを聴くのが楽しみでした。巷で噂の有名曲をその場限りやと思い一音たりとも聴き逃すまいという姿勢で必死こいて耳を傾けたもんです。そんなジュークボックスの主役はやはりヒットチャート常連曲。ベストヒットUSA世代な私は当時盲目的にチャートに登場する曲が一番偉いとあほみたいに信じていましたが、'80年代前半のフォリナーは正に常連組。非常に聴きやすいハードロックバンドだったフォリナーは産業ロックとか言われ当時よく叩かれてましたが、高水準の楽曲の数々は他のバンドが真似しようにもできないプロ根性の賜物で賞賛すべきもんです。当時マジでレインボーと聴き分けできないくらいのクリソツぶりでしたが、コチラが雛形やったとは後で知りました。“記録”と題されたこのベスト盤はなかなかカッコええ曲ばっかで、私にとってハード・ロックの見本みたいなレコードです。ジューク・ボックス風のくり抜きジャケも気分高揚のお気に入り盤でした。
 中身はヒット曲オンパレードで1曲目のドラマティックな「Cold As Ice」からルー・グラムのかっちょエエ歌唱が冴えまくりです。そしてハード・ロックの真髄みたいな「Double Vision」、「Head Games」とヒートアップ間違いなしの傑作が続きます。切ないAOR的大ヒット「Waiting For A Girl Like You」、正に衝撃的だった「Feels Like The First Time」も親しみやすいメロが光ります。また後半も最高で、フォリナーでは一番好きな「Urgent」はルー・グラムの緊張感溢れる歌唱がこれまた素晴らしく、途中のサックス・ソロも絶品です。後で知った事でしたがココでのサックスはMotown黄金期を支えたあのJr.Walkerだと分かって更に感動でした。他にも「Dirty White Boy」、「Juke Box Hero」とキャッチーなハード・ロックの名作が続きます。「Long, Long Way From Home」なんか結構ソリッドな良曲ですがソロがサックスってのが純粋ハード・ロックファンに受けいれられない所以でしょうか。しかし最後の「Hot Blooded」は必殺の脳天直撃ライヴ・ヴァージョンで血の逆流も止められない傑作となってます!
「そらぁリッチー・ブラックモアも真似するわって感じのハイ・クオリティーさ。売れて当然!」
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2007.05
08
Category : Hard Rock
Theme : ハードロック
Genre : 音楽
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たまに無性にえげつないヘヴィメタルが聴きたくなりますが、そんな時に全てをカップラーメン並みに3分で満たしてくれるのがAC/DC。最初に見たときのインパクトは強烈極まりないものでした。汚い格好して何故かハンチン帽かぶってわめいてるオッサンと半ズボンとランドセルで頭振り乱してギター弾く兄ちゃんというコントラストは「これぞヘヴィメタルや」と思える最高の絵面で一発で惹かれました。このハンチンのオッサンことブライアン・ジョンソンなる人は全日本プロレス主催のバトル・ロイヤルに出ても優勝間違い無しと思える腕っ節です。アンガス・ヤングのギターの音もやたらぶっとい音で「こらぁ最強やな」と感じて以来、今もって私にとってシロナガスクジラみたいな存在です。そしてジャケットもピストルとか機関銃みたいな生ぬるいもんではありません。何せ大砲です。素晴らしさ満開です。
 中身は頭から重量感バッチリの「For Those About Rock」でジェイムス・ブラウン張りに切れ味抜群のブライアンの金切りヴォイス炸裂です。そしてコノ曲のライブ映像でノックアウトされた3曲目の「Let's Get It Up」はリフからして最高としか言いようがない極太ロック。シンプルな曲構成ながら、オージービーフを食わなければ出ないこの音圧は圧巻で個人的に1等賞の傑作。他の曲もへんな冒険心など一切見せず真っ直ぐにガンガンに攻めてきます。「Inject The Venom」や「C.O.D.」、「Night Of The Long Nives」と何処から聴いてもドッシリしたストレートな音で、実に気持ち良くオーバードライブしたギターサウンドもたまりません。デフ・レパードのフォトグラフを最初聴いた時は弟分かと思い喜びましたが、やっぱこの人等のぶっとさには敵いません。
「最強という言葉が最も似合う人等。なぜ皆がヘッドバンギングをしたくなるかが分かる1枚。」
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2007.05
07
Category : Funk
Theme : 本日のCD・レコード
Genre : 音楽
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 今でもつい「フィーバー!フィーバー!」と酒の席で連呼し部屋の空気を真冬にさせることがある私ですが、当時小学生であった私のようなクソガキでも何となく知っていたディスコブーム。それこそ「僕のせんせいは~」ときたら「フィーバー!」でございました。(by 熱中時代・水谷豊) そんな世の中フィーバーな最中、「グリース」やら「サタデー・ナイト・フィーバー」で大ブレイクしてたのがジョン・トラボルタ。近年でもタランティーノの映画なんかで活躍してきばってはるようですが、やはり世間一般ではこのジャケのポーズを決めるトラボルタのインパクトが絶大でした。そんな大ブームの中で何故か家にもあった1枚のドーナツ盤が本映画主題歌「Stayin' Alive」です。ギブ兄弟のファルセットも冴え渡るこのBee Geesの大ヒットは、今もビカビカに輝きまくる最高のディスコ・ファンクでフージーズのワイクリフをはじめサンプリングネタとしても愛される名曲。人によっては音楽的に諸悪の根源みたいにいっつも言われ非常に気の毒なディスコ・サウンドで個人的にはあかんのもありますが、ファンクとかフィーリー・ダンサーの流れで後聴きしてますので、充分カッコええサウンドと感じます。
 グラミーをも勝ち取ったサントラの内容は有名ヒット曲だらけで良質オムニバスとしてしっかり機能です。音楽の主役は前出の主題歌が最高すぎるBee Geesで6曲収録ですが、他にもメロウ・ソウルとして聴ける「How Deep Is Your Life」、腰にくるグルーヴがたまらん「Jive Talkin'」、典型的ディスコながらクールなファルセットにしびれる大ヒット「Night Fever」と無視できん良曲がビシビシ収録。またステイン・アライヴのB面でクラプトンのバックでも御馴染みのYvonne Elliman「If I Can't Have You」、スムーズなコーラスがきまるTavares「More Than A Woman」、実に攻撃的なファンクを展開するKool & The Gang「Open Sesame」、陽気なファンクも心地良いK.C. And The Sunshine Band「Boogie Shoes」、ソウルフルヴォイス爆裂のThe Trammps「Disco Inferno」とサントラの見本ともいうべき好曲の連打です。正直全体を見渡すと玉石混交の感が無きにしも非ずですが、今も“イケる”ディスコサウンドが堪能できます。
「人生、いろいろ! ディスコもいろいろ!(意味不明)」
::more
2007.05
05
Category : 90's Male R&B
Theme : 本日のCD・レコード
Genre : 音楽
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「子供の日」ってことでキッズ・グループです。すれて、ひん曲がったオッサンになった今、純真無垢な子供の歌声は何ともピュアに響き心が洗われる気がしてエエもんです。まぁ子供の声は理屈抜きに可愛いのでフィンガー5(古い)・SPEEDとか世の中の需要としてしっかり昔から存在するキッズ・グループですが、我が国のこの手のグループとしては別格であった言い切れるのが三浦大地在籍時のフォルダーです。それまでの安っぽいサウンドや子供っていうことだけを売りにしたグループとは一線を画する本格的ブラック・テイストはかなり衝撃的でデビュー時の「パラシューター」から正直ずば抜けてました。特に大地君の歌唱は目を見張るもんがあって、そのソウルフルな節回しは10年に一人の逸材やと誰もが感じた事でしょう。US産のJackson5やHi-Five、Soul For Realあたりに引けをとらないを取らないグループの登場やとマジで狂喜したもんでしたが、キッズ・グループの宿命である変声期に差し掛かり大地君抜きのアイドル・グループに成り下がってユーロ・ビート風サウンドに方向転換したときはえらいがっかりでございました。結局2枚のアルバムのみとなった大地君のフォルダーでしたが、特に充実した内容のこの2ndは後生にも聴かれるべき名作となってます。
 中身は1曲目の「Reality」から大人びた歌詞がティンバランド以降を感じさせるスタイリッシュなビートに絡み思わずニンマリです。そして大地君の伸びやかな声も見事にはまる大傑作スロウ「Everlasting Love」。テディ・ライリー的な音の処理も絶妙で日本産キッズ・ソウルの金字塔といえる素晴らしい出来です。カヴァーではなんとスタイリスティックスの美メロ「You Make Me Feel Brand New」、ちょっと狙いすぎの感もあったジャクソン5「I Want You Back」、R&B仕様のクイーン「Bohemian Rhapsody」と何れも及第点クリアです。他にも「太陽だった」、「サヨナラガイエナイ」、「Crazy For You」などスロウ良し、ミッド良しの侮れない内容でえらいカッコええR&B楽曲が粒揃いです。
「いまやソロとして大人のアーティストのなった大地くん。きばっておくれやす!」
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2007.05
04
Category : Man's World
Theme : 本日のCD・レコード
Genre : 音楽
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 見てください。この囚人のような顔つきを。「順子」の頃とは桁違いに「ええ顔」になってはります。ちょうど'80年代後半、石倉三郎や哀川翔等とドラマに出てヒットも連発で、自信もしっかり感じられるようになった頃です。それまでのフォークシンガーの少しナヨっとしたイメージが正直あまり受け付けませんでしたが、「勇次」あたりで“んっ?”と思い、「ろくなもんじゃねぇ」で松坂投手やないですが自信が確信に変わったって感じで、脱皮して骨っぽさが出てきた長渕は俄然魅力的に映りだしました。この昭和時代の終焉に出された本作は前作「ライセンス」同様ふっきれ感抜群で、今のスタイルがココで確立されたといえる男・長渕がたっぷり楽しめます。それまで試行錯誤していたようなバンド・サウンドもしっかりハマってきた感があり、ドスの効いた声で男っぽさを打ち出したオッサン路線はやはり最高です。
 中身は群れから離れっぱなしと痛快に歌い上げる「くそったれの人生」で最高のスタート。ひねくれっぷりもたまらん「Go Straight」はロックサウンドに乗った乱暴な言葉選びも抜群です。そして世紀の傑作「とんぼ」です。もう言うこと無しの名曲ですが、自らの人生を重ね合わせたやるせない想いを託した歌詞も絶品で、逆境をはね退ける人生の応援歌的なものを歌わしたらこの人の右に出る者無しとさえ思えます。番長清原のテーマソングとしても後に有名になり打席に立つ度にいちいち感動で震えてましたが、たとえくさいと言われてもこの旋律、唱法はしびれるもんしゃーないやんけって感じです。またシンセの使い方なんかは好みやないとこもありますが「いつかの少年」、「NEVER CHANGE」とスロウの秀作も要所に収録です。しかし後半の泥臭い展開がまたたまりません。哀愁ロック調の「裸足のまんまで」、男女間をブルージーに歌う「ほんまにうち寂しかったんよ」、情景描写も絶妙な人生の葛藤を描く「明け方までにはケリがつく」と素晴らしき逸品が続きます。最後はタイトルにもなった自身の叫びともいえる大作「昭和」で締め。
「たまにコテコテのラーメン食べたくなるのと一緒。やはりあんた天下一品です」
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