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音系戯言

偏見に満ちた音楽観をだらだらレビュー。 あくまで保有音源整理の為と、自己満足備忘録。黒人系(R&B・SOUL・Hip Hop)とロック中心。リアルな音はココにある!!

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ezee イージー

  • Author:ezee イージー
  • 男アラフィフ。人がいなくとも耳打ちで伝える、癖がすごい会社員。

    なお当ブログはLink Free 連絡不要です。
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2007.04
30
Category : J's Mainstream
Theme : 本日のCD・レコード
Genre : 音楽
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「You Are Rock'n Roll !!」
 ニュース番組を見てると植木等さんのお別れ会の一幕で内田裕也氏が故人の祭壇を前にしてフィンガースナップでミッキー・カーチスと共に「スーダラ節」を熱唱。その後、植木氏に最大の敬意を表して最後に叫んだ言葉です。今、プロかアマか分からんようなエンターテインメイトが大手を振ってる時代ですが、冒頭の言葉は「ホンマのプロ根性」を持って生きてきた人への最大の賛辞やと感銘を受けました。その裕也さんも大きく評価していたという尾崎豊も「真のプロ」を感じる巨大な存在でした。生前から信者的なファンも多く存在するのも頷ける、声がつぶれるかと思うくらいの力強い歌唱と“生きた言葉”は同世代への影響力抜群でアジテイター的存在ともなってましたが残された珠玉の名曲は今もって輝き続けています。正直、絶大なる人気の初期の3枚あたりは曲の素晴らしさに反してサウンドやアレンジがあまりに好みやなかったので深入りしませんでしたが、ライブ映像等で感じる凄みは正にRock'n Rollです。この13回忌にあたる年に出されたトリビュート盤は賛否あるでしょうが、プロデューサー須藤晃氏の「燦然と輝く名作を解放させて(次世代に)つなぎたい」という思いがヒシヒシと伝わる好企画でした。
 中身は女性版「ダンスホール」もエエなぁと思うCoccoの素朴なカヴァーでスタート。広島平和イベントでのこの曲の神懸り的熱唱を見て尾崎が好きになった大名曲「僕が僕であるために」はこの人等しかおらんって感じでMr.Childrenが好演。しかし本作のハイライトは盟友・岡村靖幸による鳥肌モンカヴァー「太陽の破片」です。このプリンス的解釈は尾崎も草葉の陰で拍手したに違いない絶品の出来。他にもストレートな橘いずみ路上のルール」、魂込めた山口晶街路樹」、最終作からの斎藤和義闇の告白」、あまりに美しい宇多田ヒカルI LOVE YOU」など好感持てる再演が楽しめます。なんとなんとの尾崎ジュニアによるCrouching Boys15の夜」新解釈版も興味深い作品。残念ながら槇原敬之Forget-me-not」は惜しくも平凡な出来。中には「こいつらホンマにリスペクトしとんのか?」と懐疑的な録音もありましたが、この手の企画モンにしては単純に楽しめ尾崎氏の偉大さもしっかり浮き彫りにしてくれます。
「裕也さん風に言うなら、尾崎さん、あなたもホンマもんのRock'n Rollでした!」
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2007.04
29
Category : 00's Female R&B
Theme : HIPHOP,R&B,REGGAE
Genre : 音楽
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 可愛いかったら何やっても許されるってのがよくある男側の女性にとって理不尽な論理ですが、このティーン系シンガーでも頭一歩リードした感のあるリアーナちゃん。今のうちに何でもやってまえって感じで応援したくなるカリブ海バルバドス出身のギャルです。アイドル的ジャケも秀逸なこの本作はショーン・ポールもJay-Zもバックアップするのも頷ける可愛さ。マライアとかビヨンセが目標とか言いつつ近い将来ホンマに抜いてまいそうな気配さえ感じる肝の座った歌いっぷりも好感度大です。デヴュー作の「Pon De Replay」はブレイクも納得のインパクトで結構ハマリましたが、この2ndも要所要所を押さえたカリビアン・テイストばっちりのキャッチーなつくりはなかなかのもんです。
 中身は度肝を抜いた1st カット「SOS」でスタート。個人的にコレ1曲でもう全てOKです。むか~し大好きだった'80s ヒット、ソフト・セルの“Tainted Love 汚れなき愛”のビートを使用したクールなグルーヴは無条件降伏です。よくぞやってくれました。続いてロッキッシュな力強いアレンジをレゲエのリズムに乗せた「Kisses Don't Lie」も大賛成とはいきませんがリアーナの歌唱は激グレイトです。他にもリズムはレゲエながらソウルフルな「Dem Haters」、あんまり好きやないショーン・ポールも暴れる「Break It Off」、ほのぼのレゲエ「Crazy Little Thing Called Love」に「Selfish Girl」とカリブの香りもプンプンです。またポップ系では正統派スロウ「Unfaithful」、アコギが印象的な哀愁R&B秀作「We Ride」でのスターゲイトが頑張ってます。マライア的な平凡なスロウ「Final Goodbye」、「A Million Miles Away」なんかはエエんかどうなんかよう分からん微妙な出来。ボートラでは淡々としたトラックにリアーナの黒い歌唱が光る「Who Ya Gonna Run To」、耳を惹くヒットだった「Pon De Replay(Full Phatt Remix)」あたりはエエ感じです。
「結構文句もある構成ですが可愛いし許します!不純ですんまへん」
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2007.04
28
Category : East Coast
Theme : HIPHOP,R&B,REGGAE
Genre : 音楽
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 実に渋い大人のHip Hop的路線を突っ走りコノ手の音では向うところ敵無し状態にも思えるコモン氏。90年代にコモンセンスって名乗ってた頃からJAZZYでアダルトなHip Hop路線でしたが、近年も良い意味で変わらずハイセンスな良作を出し続けてくれてる頼りになるにいちゃんです。カニエ・ウエストとやった「Be」もかなり良かったのでヨダレだらだら垂らして次なる作品を待ってましたが、ハンチン帽の佇まいが渋いジャケのリミックス集が出たので思わず飛びつきました。シングル収集はしませんのでこういったリミックスの秀作集は大変便利です。ギラギラ感は無いものの、ストリートからのいぶし銀てな感じは大満足の内容となってます。
 さて中身のほうは寄せ集めとは思えないクオリティの高さで下手なラッパーのオリジナルアルバムを凌ぐモンとなってます。ジャジーなピアノ・ループにしびれる「Intro」に続いてデヴュー時に蜜月だった最高のHip HopチームThe BeatnutsによるRemix「Breaker 1/9」からうねりまくるベースにホーンを効果的使用した病みつきグルーヴ炸裂です。Ynotフィーチャーの熱いシングル収録曲「Can-I-Bust」、Large Professorによる2種のRemix「Resurrection '95」、これぞPete Rockといえるエレピループがたまらん「The Bitch In You」と聴き応え抜群のトラックが連発です。中盤以降もソウルフルさを増した実にクールなRemixが連なっておりThe Roots Remixの「Reminding Me」、相性バッチリのBrand New Heavies Remix「All Night Long」Sadat Xの参戦に思わず興奮の「1-9-9-9」あたり震えが止まらん素晴らしさ。他にも恋人だったErykah BaduをフィーチャーしたJay Dee,Questlove,James Poyserの手腕も光る激クールな「The Light (Remix For U)」、中では最近のカニエもんとなるScarface & Mos Def乱入版「The Corner(remix)」などヤバすぎるトラックを満喫できます。
「しかしアルバム外でもこんだけエエのんありまんにゃな・・と感心」
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2007.04
23
Category : East Coast
Theme : HIPHOP,R&B,REGGAE
Genre : 音楽
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「ええねぇ~」と思わずアゴを撫でてしまうコンシクエンスのこのアルバム。苦節十何年目かにしてメジャー初のフルアルバムってことですが、クラシック的名作連発だったATCQ(彼はQティップのほんまの従兄弟)のアルバムや、近年のカニエ・ウェストの諸作でも客演していた人で、Hip Hopファンには既に馴染み深い人。そんな事で実力バリバリの経歴の人ですが、今回晴れてデビューしたレーベルもカニエ主宰のG.O.O.D.ですのでネイティヴタンの流れを汲んだ素晴らしい音が溢れ出てきます。正直、今の時代にこういう渋いドープな感じのアルバムがメジャードロップってことに驚きと嬉しさを感ぜずにいられません。ジャケのほうも「アゴなしゲンさん」(精彩を欠くヤンマガで唯一気を吐く傑作)っぽいイラストキャラが実にええ感じです。
 さて中身ですが1発目「Job Song」はコンシクエンスが低迷期に苦労した仕事や就職の姿が垣間見れる作品。ゴーストフェイス・キラーともやったKoolaidがエエ仕事しててボブ・ジェームス“Nautilus”をサンプリングしたクールなサウンドを構築。注目のカニエ絡みも、哀愁感漂うフルート音ループにカッコよくラップする「Don't Forget Em」、イントロにSmokey Robinsonのミラクルズ時代の声も登場した後Al GreenのHi Sound 早回しがソウルフルに決まる「The Good, The Bad, The Ugly」、ファミリーの成功を疾走感抜群のトラックに乗ってかます「Grammy Family」と何れもが興奮を避けられない内容となってます。またラモン・ドジャー使いのメロウなグルーヴが心地良い「Pretty Little Sexy Mama」、John Legendが登場しソウルフルヴォイス&ラップまで披露の「Feel This Way」、緊迫感溢れるハイハット&スネアループがたまらん「Callin' Me」、ええやんけ~と思ったらまたもやKoolaidの仕業だった「Disperse」とそこらじゅうでガッツポーズがでます。後半にもメロウの極み的スロウ・トラックに成功をかみしめるようにライムするのが印象的な「Who Knew My Luck Would Change」あたりも極上の出来です。
「さすがカニエ・ファミリー!ATCQとかコモン好きにはたまらん傑作ですな。」
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2007.04
12
Category : East Coast
Theme : HIPHOP,R&B,REGGAE
Genre : 音楽
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 謎のモロッコ系オランダ人ラッパー「シルヴァリングス」。最高のHip Hop集団であるウータン・クランの2軍、3軍(技量ではなく単なる位置づけ)の人ですが、RZA総帥始めとする1軍本隊の鉄壁バックアップでの興奮アルバムがドロップです。正直、本隊復活のキーマンであったO.D.B.の逝去で大きく落胆しましたが、こういうロウファイなアルバムを送り込んでくれると俄然Wuファミリーの新たなる門出を期待せずにいられません。今まで何度もあの心躍るWuトレードマークに騙され実にしょーもないブツまでつかまされてきましたが、今回はちょっと違います!あの初期の一連の作品に見られたワケわからんロウでFatな刀でズバズバ斬りまくります。シーン最前線の音には程遠い脇目を振らないこの独自性は好感度大です。主役のシルヴァリングスはチョコチョコWu関連アルバムで顔出ししてたのでちょこっと知ってる程度ですが、RZAにテープをもって軍団入りを直訴し認められた根性あるラッパーだけあってしっかりアノ音と張り合ってます。なかなか1軍選手も外注制作が目立っていた近年、本隊が本腰入れてつくった音作りは狂喜乱舞の出来具合です。
 注目の中身は冒頭からカンフー映画らしき一場面からのサンプリングでいきなり興奮ですが「Wu-Tang Martial Expert」で早々にRZAも登場となり、続く「The Weeping Tiger」ではRaekwonGhostface Killerも参戦する凄まじさ。ウォルター・ジャクソンのサンプリングもハードボイルドに決まる「Sheherezad, My Beloved」や、待ってましたのMethod Manに激シブMaster KillerKiller Priest等も入り乱れる「In The Name Of Allah」、天才GZAがナイスに絡む「Jewels」とロウファイ一辺倒のトラックが続くえげつない展開。またメスの傑作Bring The Painを彷彿させU-Godの声も聴ける「Blazing Saddles」、軍団の歌姫Blue Rasberryのフィーチャーも嬉しい変態的トラック爆裂の「Dart Tournament」、Fouth Discipleの手腕も光る「Elephant Juice」に「Deaf, Dumb & Blind」、ストリングスのサンプルが緊張感満載のポッセカット「Valentine Day Massacre」と最後まで息つく暇さえ無い展開が続きます。無論主役のシルヴァリングスも大健闘ゆえに成り立っているのはいわずもがなです。
「何とも頼もしい弟分のデビュー盤。時代遅れでもかまへん。やっぱこの音です」
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2007.04
11
Category : 00's Female R&B
Theme : HIPHOP,R&B,REGGAE
Genre : 音楽
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 何なんでしょう。ついついジャケ買いやら何やらでリサーチ無しに購入してしまうカワイコちゃん(古い)R&B。エエ歳してハロプロ系も格好つかんのでこっちに走っているのか?自分でもワケわからんところですが、この癖はしばらく直りそうにありません。このステイシーは3~4年前ティーン・シンガー真っ盛りの頃にTVで見てグッと惹かれまして、タレ目や口元のほくろのエロ可愛いさもナカナカのもんです。ちょっとロッキッシュなR&Bから更に本格派R&Bスタイルに進化した通産4作目で、大ブレイクした前作から少しばかり休養した後に出されたもの。売れた前作よりも非常にアダルトなった音作りで早々から不評もよく目にしたアルバムで案の定売れなかったようですが、「いやいや、よう聴いとくんなはれ」とお薦めしたいのが本作です。普段からディアンジェロやマックスウェルを愛聴していた彼女の本領発揮といえる秀作やと今も思います。
 中身はドゥエイン・バスティアニーのトラックも正にシンプルで吉と出たステイシーの心境を歌ったナイス・ミッド「So Simple」で幕開け。そしてジャネイでのグッジョブが忘れられんケイジー手掛ける「I'm Not Missing You」、ダラス・オースティン入魂の「Dream You」とややオーガニックで好感触なR&Bが続きます。中盤も地味ながらCoolなつくりが素晴らしいシェイクスピア関与の「Save Me」に新境地開拓といえるマーヴィン・ゲイをBGMにセクシャルな展開を想起させる「I Can't Give It Up」、ケイジーらしさ満開のマイケル・フランクスのサンプリングもイカす「Take Me Away」に「Don't Ask Me To Stay」、やけにソウルフルな感蝕が嬉しいスロウ「Wait」と派手さこそ無いもののスルメのように味が染みるエエ曲がビシッと収録です。
「売れんかったからといってクビ切られんこと祈願。何せこの路線、ウェルカムですわ。」
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2007.04
09
Category : 00's Male R&B
Theme : HIPHOP,R&B,REGGAE
Genre : 音楽
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 キッズ・グループのアイドル一直線のボンボンと思ってたら、とんでもない本格派ソロ・アーティストとしての道を爆進中のオマリオン。時にはスティーヴィー・ワンダーさえ思わせる節回しも見せ音楽的にも充分唸らされる存在ながら、アッシャー的な芸能人的地位も確立した活躍ぶりは実に頼もしいもんです。タイトルに自分の年齢を印したこのソロ2作目はシーンを代表するプロデュサーも参加してますが、そんなことに関係なくオマリオンのスムーズで聴きやすいナヨ系ソウル・ヴォイスに引き込まれます。
 中身は実にカッコよい今様のR&Bですが、しっかり地に足の着いた音作りは好感度大です。1曲目のシングルカットにもなりPVも絶妙だった「Entourage」での“ツカミ”は申し分無しで正直コレ聴いて「買わなあかん」と思わされました。'80年代のギャップ・バンドあたりのファンク・テイストにも通ずるファンクな曲調に中性的鼻声がスムーズに絡みスウィングする様はドえらい心地良さです。続くティンバランドらしさ抜群の心地良いバスドラにピアノ単音フレーズがクールに乗っかる「Ice Box」でもアルバムの格がググッと上がるカッコよさでこちらも最高です。他にもVo多重録音も哀愁たっぷりのブライアン・マイケル・コックスのエエ仕事が光るなかなかソウルフルな「Made For TV」や、奇怪なビートをサラリとカッコよく仕上げるネプチューンズ制作の「Obsession」も最高のアクセントです。期待して臨んだアンダードッグス関連は安定感バッチシですがちょいとワクワク感が欠けるもんでした。しかし後半に登場する1曲目同様エリック・ハドソンが手掛ける「Been With A Star」あたりはオーソドックスなつくりが◎でオマリオンの声の良さを一層際立たせます。また日本盤ボートラでは本編では無い素朴なアレンジが'70sソウルさえ彷彿させる「The Making Of You」に「The Truth」と好トラック収録でコレは外せません。
「なんじゃかんじゃゆうてもコノにいちゃんの魅力的な声です。がならないスムースヴォイスは絶品ですわ。」
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2007.04
07
Category : 70's 〜 Recent Soul
Theme : 洋楽CDレビュー
Genre : 音楽
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 唯一無二って言葉を仕事のプレゼンとかでも結構簡単に使用しますが、シカゴの重鎮カーティス・メイフィールドの官能的美声は正に他では味わえない声。緊張感がたまらんリズム構築やストリングスやコンガ多用の独特なサウンドも然りで今でもラファエル・サディークやディアンジェロあたりがしっかり継承してるように感じます。一度聴いたら病みつきになるその甘美なファルセットでホンマにええ録音をぎょうさん残してくれてまして、その曲群は現在では癒し効果があると科学的にも立証されてます。(ウソです。)それまでのソロ作品ではわりと社会派的内容の辛口ファンクが多かったのですがコノ作品以降はしばらく愛をテーマにしたものが続きます。歌う内容こそ変われどもコチラもカーティス・ワールド満開の実にカッコええ曲連発で、スーパーフライ等と同様絶好調のカーティス節が満喫できます。
 中身のほうはアコギが効果的に響く「In Your Arms Again (Shake It)」でいきなりメイク・ラブ彷彿のエロさ。そしてキティ・ヘイウッド・シンガーズの女性コーラスと一緒にとろけるしかない絶品スロウ「This Love Is Sweet」、「P.S. I Love You」と最高の流れです。またちょっとでエエから愛をちょーだいと歌う「Get A Little Bit」はウチの厳しい女子スタッフにも訴えたい内容。後半もホーンがバッチリきまるグルーヴィーなソウル賛歌「Sou Music」、激甘シングルカット「Only You Babe」、唯一辛口のプロテスト・ソング「Mr. Welfare Man」とペースを崩すことなく聴かせます。しかしこの辺のカーティスは売れたのかどうか知りませんが神がかり的に素晴らしいです。
「聴き終えた頃にはすっかり愛の伝道師気分。ええ仕事しまっせ!てな感じですわ」
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2007.04
06
Category : Motown
Theme : 洋楽CDレビュー
Genre : 音楽
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 モータウンの奥深さを思い知らされたおっさん、ボビー・テイラー。ヒット曲を漁った後、「何でもエエからモータウンがもっと聴きたいっ!」と思った学生時代に何気にレンタルCD屋で借りた「モータウン・メモリーズ」なる安っぽいオムニバス盤。ジュニア・ウォーカーやらマーサ&ヴァンデラス目当てでしたが、その中に燦然と輝く名曲がありました。それがBobby Taylor & The Vancouversの「Marinda」。ミラクルズがやるスウィート・ミディアムのような曲調ですが、スムーズで張りのあるボビー氏の声に一発でベタ惚れ。そして「これだけのええ曲持っとんにゃ。アルバムも出とるやろ」とこのグループの単独盤を買おうと勇み足でCD屋に向かうも、一切ありまへんでした。こんなマイナーな人、CD化なんかされてなかったんですね。それから15年以上経ち、半分諦めていたら突如出たのがこのアンソロジーで、もう爆音街宣カーで町内を走り回りたいくらいの興奮。購入し中身を見るとバックのコーラス隊やと思ってたバンクーバーズはバックバンドで最初のLPだけ参加し、後はソロ名義です。モータウン軍団では形態も異色で売りにくかったのでしょうか。しかしながらカヴァーも多い曲群は、ボビーの溌剌系ヴォーカルと若干いなたい演奏がなんともええ感じの内容です。
 モータウン時代('68~'71年)の全貌を捉えた収録曲は2枚のLP&シングル丸々と、当時は世にも出なかった未発表扱いの曲(コレがまたエエ曲満載)が半分くらいです。とにかく思い切りの良いボビーの歌唱は聴きモノです。先にも書いた「Marinda」はやはり何回聴いても激素晴らしい曲で多分一生愛聴すべき逸品です。勿論他にもエエ曲、ぎょうさん入ってました。ノーザン的アップでは瞬発力抜群の「Black Mail」や「Serve Youreself A Cup Of Happiness」、ちょっとせわしないテンプス・カヴァー「It's Growing」に「All I Need」、男らしい歌唱がたまらんインプレッションズの「I Need To Belong To Someone」、サム&デイヴがバロムワン状態の名曲「Soul Man」、泣きのバラード「I Am Your Man」に「A Little Too Much」と最高の瞬間が随所に。全編46曲終了後には何とシークレット・トラックで熱いライブも収録の大盤振舞い。マジで北のオーティスとはあながち大袈裟ではありません。男性ヴォーカルのひとつの理想形とまで言いきっちゃいます。
「コレ出さんかったんは罪でっせ。個人的に拍手喝采のリイシューでした。」
 
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2007.04
01
Category : Motown
Theme : 洋楽CDレビュー
Genre : 音楽
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 一度、気に入ったらトコトン聴きたくなるってのが人間の性。野球チームでもファンになったら選手名鑑やらまで買って2軍選手まで知りたくなります。それと同じで、誰もが愛したモータウンも1軍選手をひと通り聴くと(←しかも上っ面だけ)、「他にもエエのんありまんにゃろ?」となります。その素晴らしきサウンドは誰もが絶賛する通りですが全盛期の録音は尋常じゃないくらいありクソもミソもあるようで、その筋の専門家が選りすぐった編集盤はいちいち探さんでもエエ曲を紹介してくれて非常に便利です。この時代のレーベルの良いとこはそれぞれ独自の優れたミュージシャン&コンポーザーを抱えており、スタックスやフェイムも然りでレーベル買いできる独自のカラーを持っています。コチラの編集盤は優れたアートワークのジャケにも記されているように「For Dancers Only」のアップナンバーで占めらており、過去に別売されていた2枚のオムニバスのリマスター出し直し盤のようです。もうスロウとか一切無いもんやから終始イケイケで楽しめます。
 中身は歌姫Brenda Hollowayの溌剌ナンバー「Think It Over」でスタート。最後まで期待できるぞっと気分高揚です。続くFrank WilsonDo I Love You」もベンチ組とは思えない軽快さです。The AndantesNightmare」、The MonitorsShare A Little Love With Me」にFrances Nero、Patrice Hollowayと顔も知らんマイナー組の人等の名曲もワンサカ登場します。またメジャー組といえるThe Supremes、The Temptasions、Gladys Knight & The Pips、Marvin Gaye、The Isley Brothers、Four Tops等も隠れた名アップ紹介ですがKim WestonI'm Stil Loving You」あたり「このねえちゃん、そんな良かったっけ」と思える会心の一撃です。また迫力のアップ「Baby Hit And Run」収録のContoursはじめ準メジャー組もThe Marvelettes、The Originals、Edwin Starr、The Spinners、Jimmy Ruffin、Jr.Walker & The All Starsと勢揃い。ジャッキー・ウィルソンを思い出さずにいられないEddie HollandJust Ain't Enough Love」なんかにも出会えて本盤にマジ感謝です。
「タイトルどおりの“これぞノーザン・サウンド!”って感じの48曲。改めて層の厚さに驚きです!」
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