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音系戯言

偏見に満ちた音楽観をだらだらレビュー。 あくまで保有音源整理の為と、自己満足備忘録。黒人系(R&B・SOUL・Hip Hop)とロック中心。リアルな音はココにある!!

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ezee イージー

  • Author:ezee イージー
  • 男アラフィフ。人がいなくとも耳打ちで伝える、癖がすごい会社員。

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2007.03
30
Category : Motown
Theme : Soul, R&B, Funk
Genre : 音楽
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 映画ドリームガールズの中で、やや悪徳マネージャー的に描かれるモータウン創始者ベリー・ゴーディ。先日、初期のソングライター、パフォーマーであるレーベル功労者スモーキー・ロビンソンからは映画に対する否定的なコメントが出されました。内容は「ゴーディやスプリームスの描かれ方は多くの否定的な意見を元に事実を歪曲したもので、彼等の名誉を傷つけた」というもの。あわてて製作側は映画が“フィクション”であるという声明をだしたそう。当たり前ですがゴーディはそれぞれの個性・特性に応じて歌手を売り出してたわけで、結果どうあれ本当は各々がもっと純粋であったゆうことでしょうな。そらぁあれだけディティールもしっかりしたおもろい映画です。「モータウンの真実」と捉えられても仕方ないくらい引き込まれる映画でした。そんな映画にもなったモータウン初期の躍進を彩った2番手ガール・グループ「マーサ&ヴァンデラス」。スプリームスほどの色気はありませんが、ストレートでパンチ力ある歌唱が魅力の重要グループで初期のマーヴィン・ゲイのヒットのバックでも声が聴ける人等です。'62年~'72年のデトロイト時代のモータウンを堅実に支えたこのグループはスプリームスの存在が幸いしてか企画モンやポピュラー系に脇目も振らない潔いモータウン・スタイルが楽しめます。
 収録は甘酸っぱい1stヒット「Come And Get These Memories」、フーやジャムにリンダ・ロンシュタッドまでカヴァーした大ヒット「Heat Wave」、その二番煎じながらカッコいいシングル曲「Quicksand」、ミック・ジャガー&デヴィッド・ボウィもライヴ・エイド企画でカヴァーした誰もが御存知の代表曲「Dancing In The Street」とゴーディが理想形とまでいったモータウンサウンドが満載です。またコレぞH-D-Hといえる曲調が最高な「I'm Ready For Love」に「Jimmy Mack」、他にもシングルB面曲だったソウルフルに歌い上げるスロウ「Darling, I Hum Our Song」など隠れた名曲も収録。中でも意外に良いのが70年代のグループ晩年期で、華麗なサウンドにマーサのドス黒い声が乗る逸品「I Should Be Proud」、「Tear It Down」あたり会心の出来です。
「これでマーサがバリバリの艶女やったら、もっと冒険させられてたんやろなぁと思う全25曲。躍動感バリバリでっせ。」
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2007.03
25
Category : Motown
Theme : 洋楽CDレビュー
Genre : 音楽
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 テンプスのMy Girlの特大ヒット以来、グループの顔として活躍した人ですが天狗になって「グループ名に自分の名前も入れろ」だの「専用リムジンを用意しろ」だのダダっ子になり解雇された暴れん坊“デビッド・ラフィン”。ソロになって段々下降線となり'80年代前半はホール&オーツとのコラポで一時脚光を浴びるも結局麻薬が原因で亡くなった人です。そんなメガネよろしく横山やすし型破滅型の人ではありますが、何とも憎めない魅力的なキャラであるのも事実で、テンプスの映像なんかでもヤケに気取った身のこなしが実にカッコよくこの人ばかり目で追ってしまいます。このソロ・デビュー後をまとめた1枚もテンプス時代の輝きほどでは無いにしても強引ゴスペル唱法がきまりまくるナイスな選です。
 アルバム前半は'60年代後半のデトロイト・モータウン時代の作品でボートに乗ったやっさんの如く快調に歌いあげます。強引なラフィン節の真骨頂が堪能できる「I've Lost Everything I've Ever Loved」、泣けるスロウ「Common Man」あたり言う事無しの出来です。バックの重厚感に欠けるのが惜しいテディペンの名唱で知られる「I Miss You」あたりも注目です。'70年代中盤から手掛けたディスコのイメージが強いヴァン・マッコイ制作曲は軽いですがヒット曲「Walk Away From Love」や「Heavy Love」あたりなかなか新境地開拓って感じで軽快に聴かせます。爽やかに進行するも途中で押さえきれずに“がなる”「Everything's Coming Up Love」やフリー・ソウル的にメチャええ曲な「On And Off」とか結構いけてます。「Just Let Me Hold You For A Night」なんかのスロウも甘いバックに以外に順応してええ感じ。でも全体的にはニュー・ソウルの台頭なんかもあって売り方やスタイルに迷いが生じてたのかコレっちゅう楽曲に恵まれなかったような気もします。ラストに収められた未発に終わったアルバム“David"からのノーザン・スタイル実直スロウ'71年作「Let Somebody Love Me」なんかを聴くと余計にそう感じます。
「おこるで、しかし。と言うてたか知りませんが、やっぱコノ人の歌、最高です。」
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2007.03
24
Category : Motown
Theme : 洋楽CDレビュー
Genre : 音楽
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 横串式豪華ベストが大手レーベルから何年かおきにジャンルに関係なく主要アーティストで組まれますが、ユニヴァーサル系列は最近この「GOLD」シリーズです。結構味気ないジャケで発売され残念な場合が多いですが、デヴィッド・ラフィン擁する黄金期のカッコいいフォト使用のテンプスは最新リマスターにつられ購入です。'60年代前半のデトロイト・モータウンから激動の時代を乗り越えいまだ現役のバケもんグループです。とはいえ現存オリジナル・メンバーはオーティス・ウィリアムスだけでジャケのメンバーでも4人はあの世で活躍中です。現在は'70年代の中核メンバーのデニス・エドワーズ等の分派グループなんかもあり餃子の王将状態ですが、40年以上の本家音源を2枚組に無理矢理詰め込んだ本作はO.ウィリアムスが脇役ながら暖簾をしっかり守った証しが編纂されてます。
 前半はデトロイト・モータウン時代中心で一般的なテンプスのイメージはやはりこの時代です。'62年のドゥーワップっぽい初ヒット「Dream Come True」から不朽の名作の連打で圧倒されます。魅惑のファルセットを駆使するエディ・ケンドリックスの「The Way You Do The Things You Do」、「Get Ready」にハスキーテナー炸裂の伊達男デヴィッド・ラフィンの「My Girl」、「It's Growing」、「Since I Lost My Baby」、「Ain't Too Proud To Beg」、「All I Need」、「I Wish It Would Rain」等の無敵の2枚看板に加えポール・ウィリアムスの歌唱も光る傑作「Don't Look Back」など国宝級名曲が連なります。シングル・オンリー曲の「Beauty Is Only Skin Deep」も嬉しい収録。中盤からは鬼瓦顔が頼もしいデニス・エドワーズの強力バリトン・ヴォイスを活かしたファンク路線がたまらん展開で「Cloud Nine」、「I Can't Get Next You」や、映画“天使にラブソングを”でもお馴染みのシングル・オンリー「Ball Of Confusion」、スリリングな緊張感が絶妙な「Papa Was A Rollin' Stone」、「Shakey Ground」など'70年代も超強力。メロウなところもエディの最後のヒット「Just My Imagination」、リチャード・ストリートが優しく唄う「Hey Girl」としっかり収録。'80年代は初期メンバー勢揃いの興奮ファンク「Standing On The Top」に、新加入したこれまた塩辛ハスキーヴォイスがカッコいいアリー・オリー・ウッドソンをフィーチャーした「Treat Her Like A Lady」と洗練されたサウンドにも対応。'90年代になり低音ヴォイスでグループを支えた戦友メルヴィン・フランクリンも亡くなったものの名録音連発で、新世紀になっての「Lady」なんかビックリするほど素晴らしいスロウで嬉しくなります。
「それぞれの時代にカッコええ曲があるのが凄いところ。オーティスさん、死ぬまで頼んまっせ」
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2007.03
21
Category : Motown
Theme : 洋楽CDレビュー
Genre : 音楽
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 映画ドリームガールズで脚光を浴びた女性グループの最高峰スプリームス。映画観て感じたのは「さすがベリー・ゴーディ、やりまんなぁ」ってこと。映画でも中心になって描かれたようにダイアナ・ロスの華やかな栄光の裏には初期中心人物フローレンスの悲劇があったわけですが、商業的視点で見るとプロデューサーでありモータウン社長ベリー・ゴーディのクールな経営戦略は非常に正しかったと思えます。確かに上手いフローレンスですが、可愛い容姿・個性ある声・天性のスター性では明らかにダイアナに分があり、この主役交代が無ければアルバム2、3枚で終わった凡庸なグループやったかもしれません。そんな中で当時のマーケティングの勝利でもあったこのグループ。ヒット曲満載のこの2枚組は単純にエエ曲・魅力的な声&コーラスが山ほど聴けて幸せな気分になれます。
 中身は決定的といえる選曲でダイアナ期の彼女達が満喫できます。不発に終わった初々しい「I Want A Guy」から、初期ヒット名作「When The Lovelight Starts Shining Through His Eyes」、有名すぎる「Stop! In The Name Of Love」、モータウン・ビート代名詞「You Can't Hurry Love」、新境地開拓となった「Love Child」、ギャンブル&ハフの初期傑作でテンプスとの共演となった「I'm Gonna Make You Love Me」など馴染みのメロディーがズラリ。しかもフローの歌う「Buttered Popcorn」は初出ヴァージョン、「Baby Love」はcooley Highサントラヴァージョン、「Love Is Like An Itching In My Heart」は長尺ヴァージョン、驚きのフィル・スペクターがプロデュースのプロモ盤オンリー「Things Are Changing」、編集盤でのみ聴けた「He」、「The Nitty Gritty」、「Sweet Thing」、名曲「Someday We'll Be Together」の初めて聴いた別テイク収録など単なるしょーもないベストに終始しません。最後はダイアナ在籍時のラスト・ライブから「The Impossible Dream」で華麗なる締め。
「夢いっぱいの50曲。数あるガール・グループでも別格であったと再確認。」
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2007.03
19
Category : Soul Compilation
Theme : 洋楽CDレビュー
Genre : 音楽
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 壮絶なまでの異種格闘技戦が繰り広げられる壮絶バトル盤!というのはウソで、ソウル系とカントリー系の名人達が実に有機的にスムーズかつスリリングに競演しているのが目いっぱい聴けるナイスな企画盤です。当時のMCAレコードの偉いサンが発案し、プロデューサーDon Wasが上手にまとめ上げています。元々ソウルとカントリーの融合ってレイ・チャールズがやってたように相性は良好です。Don Wasも「古典的な名曲を分解したら構造にそんなに違いは無いはず。これは本当に素敵なアイデア」と言ってはります。そんなワケで出た当時予想外に良かった、凡戦「猪木VSアリ」なんかよりよっぽど楽しめた名共演を紹介。
 頭が肝心ってことで1発目はVince Gill & Gladys Knightのモータウン古典「Ain't Nothing Like The Real Thing」で最高のスタート。原曲も素晴らしすぎの名曲ですがグラディスの声でこの曲が聴けるだけで至福の時が味わえます。ヴィンスの歌とカントリータッチのGソロも好アシストです。続いて、最初の「well, hello there~」で鼻血が出るAl Green & Lile Lovettのウィリー・ネルソン作「Funny How Time Slips Away」です。長らくゴスペル界に身を置いていたアルが全盛期同様の激ソウルヴォイスを披露し大興奮でした。Hiスタジオの名手ティニー・ホッジス(g)やビリー・プレストン(org)もしっかりサポート。また唯一、ホンマに格闘技みたいなLittle Richard & Tanya Tuckerのエディ・コクラン「Somethin' Else」は白熱の展開。他にもカントリーギターの第一人者Chet Atkinsがニューオリンズの重鎮Allen Toussaintに絡む「Southern Nights」、ゴスペル魂爆裂のThe Staple Singers & Marty Stuartが奏でるThe Bandの大傑作「The Weight」、Sam Moore & Conway TwittyRainy Night In Georgia」、Ponter Sisters & Clint BlackChain Of Fools」など注目のコラポがズラリ。最後は“家族”を考えさせられるGeorge Jones & B.B.Kingがクラレンス・カーターで知られるヒット作「Patches」を余裕たっぷりに披露。
「数あるデュエット企画盤でも屈指の名盤。長いこと聴けまっせ。」
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2007.03
14
Category : Roots Rock
Theme : 本日のCD・レコード
Genre : 音楽
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 ここ数年、遊びよりも仕事のほうで疲れる事が多くなりました。そんなヘロヘロで帰った時は、カントリー・フレイヴァが効いたロックが癒してくれたりします。なんつうか大陸的な気分に導いてくれます。ついでにテンガロンハットもかぶりたくなります。(それは嘘)グラミー賞とかでも日本では考えられんカントリー勢の強さが本国アメリカではありますが、そんなルーツ・ミュージックのエッセンスを凝縮した素晴らしき編集盤がコレ。'70年代南部の象徴みたいなキャプリコーンの音中心にバシッと聴かせます。ザ・バンドとかイーグルス、リトル・フィート好きは間違いなくエエ薬になります。
 ド頭は表題曲でもあるAllman Brothers Bandの大傑作「Rumblin' Man」で最高のスタート。正直、Allman Brosでも最も好きな曲でデュアン亡き後バンドを引っ張ったデッキー・ベッツの真骨頂といえるカントリー・テイストが集約されたといっていい名曲です。ベストヒットU.S.A.で最初見た時、「なんとテンガロンが似合うおっさんや」と感心したデッキーのスムーズなギター・プレイも聴き物です。続いて枯れた感じが何ともいえんエエ感じの「Seen A Ghost」を演奏するHoneydogsは'90年代のオルタナ・カントリー・バンドで味わい深い逸品を収録。また美人が多いと感じる女性カントリー・シンガーでは大ブレイクも記憶に新しいShania TwainI'm Outta Here!」、見る限り100%テンガロンハットをかぶっている頼もしいTerri ClarkPoor,Poor,Pitiful Me」、優しい歌声に包まれるKim RicheyTo Tell The Truth」など親しみやすいメロディもたまりません。他にもヴィンス・ギル在籍のPure Prairie LeagueElvin Bishop、J.J. Cale、Rod Stewart等の重鎮が続々登場。最後も南部系大御所Gregg Allmanの「These Days」で泥臭さを増したジャクソン・ブラウンのカヴァーは最高の締め。そんなことで新旧ごちゃまぜながら統一感抜群の編集で心地良く聴かせてくれます。
「どうしてもウエスタン・ブーツを履きたくなる名曲集。たまにはこんなんもよろしおまっせ」
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2007.03
12
Category : Mainstream
Theme : 洋楽CDレビュー
Genre : 音楽
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 華麗なる一族ってドラマ。キャストとストーリー・演出が良いとTVドラマも捨てたモンやないですな。劇中、主人公である若き鉄鋼業界のホープ「万俵鉄平」と共に歩んできた仲間「銭高経理担当常務」が、鉄平のピュアな企業理念・仲間への思いやりに心打たれ、万俵家骨肉の争いとなる裁判に自分の家庭を犠牲にしてまで入廷するシーン。「私も鉄鋼マンのはしくれですから」と親銀行とのバーター取引を棒に振って不正を正し正義を貫く場面。泣けます。同胞の立場を思いやる気持ちが通じたこの名場面。今日、自分も一緒にイベントなんかで共に戦ってきたスタッフにくだらんスタンスの違いで罵声を浴びせたとこやったので、反省しました。そしてこのドラマのここぞという場面に流れるのがイーグルスの傑作バラード「Desperado」です。最初、'60年代のドラマに何でこの曲やねんっ!と思ったりしましたがドラマにのめり込むほどに違和感も感じなくなり泣きを助長するようになりました。そのイーグルスは'70年代西海岸アメリカン・ロックの代表選手であり、こういったベストなんか聴くとエエ曲だらけで改めて驚きます。カントリーとかソウルのフレイヴァを絶妙のハーモニーも交えカラッと上手に聴かせてくれます。
 収録はドン・ヘンリーのソウルフルな歌唱が光る「One Of These Night」、感動の嵐「Take It To The Limit」、Gソロも完コピしたほど素晴らしい大ヒット「Hotel California」、ブラウン・ストーンの名カヴァーも記憶に新しい「I Can't Tell You Why」、妖しい感じがたまらん「Witchy Woman」などマンモス級(古い)名曲ばかりです。中でも最高なのは私の座右の銘でもあるカントリー・ロック傑作「Take It Easy」。「運命に翻弄されるな、気楽に行こう」と歌われる哲学的ともいえるグレン・フライの歌詞、ハーモーニーも最高です。他に何も言う事はあるまい。珠玉のリマスター17曲です。
「信念を持った人は素晴らしい。グレン・フライも多分そうです。」
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2007.03
11
Category : Atlantic, Stax
Theme : 洋楽CDレビュー
Genre : 音楽
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 待ってましたの1枚。以前BEAMS編集のコンピで耳にしたMargie Josephの「Let's Stay Together」。御存知アル・グリーンの一世一代の名曲ですが、あまたあるコノ曲のカヴァーでも1等賞やと思っていたので、この人のオリジナル盤再発は遅すぎるくらいに感じてます。この曲好きな人に悪い人はおらんと思ってるくらい思い入れの強いメロウ・ソウルの大傑作ですが、原曲の良さとアルの神がかり的な歌唱がどうしても頭にこびりついて離れん私。カヴァーとあれば飛びついて聴きますが結局「アルにはかなわんな」ってなるのが定石でした(でもデスチャのミッシェルのは良かった!)が、このマージー嬢はちょっと違いました。歌いまわし、適度にハスキーなレディ・ヴォイス、原曲の良さを重視したゆったりとしたスウィング感と「アルも喜んだのでは?」と思わせるグレイトな出来やったんすな。でもこのマージー嬢、ディープさが足らんやとか、へちまとか色々書かれておりますが、むしろこれくらいがエエ塩梅やと個人的には感じます。バックもバーナード・パーディ(dr)、チャック・レイニー(b)、リチャード・ティー(Key)、コーネル・デュプリー(g)、等のN.Y.勢が気持ち良すぎる音を構築しており最高です。
 中身は粋なスロウ・ファンク「I Been Down」でスタート。いきなりのナイス・グルーヴで思わず鼻が膨らみます。やや都会的なスロウ「Make Me Believe You'll Stay」、「I'm Only A Woman」あたりもしびれる展開。ミディアムも「Let's Go Somewhere And Love」に「Touch Your Woman」、ゆったりグルーヴもたまらん「I'm So Glad I'm Your Woman」、語りもやたらカッコいいファンク「How Do You Spell Love」と「Let's Stay~」のカヴァー以外にもツボを突きまくる名演が随所に収録です。そして最後はエタ・ジェイムスやクラレンス・カーター、ロッド・スチュワート等の名唱で知られる必殺バラード「I'd Rather Go Blind」。あっさりめですがコレも結構いけます。
「南部系の人にしてはサラリと何回でも聴けます。大満足ですわ。」
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2007.03
10
Category : East Coast
Theme : HIPHOP,R&B,REGGAE
Genre : 音楽
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 バリバリのHip Hopサウンドを期待したら肩すかし間違いなしのN.E.R.D.の出し直しアルバム。何しろフットワークの軽さが最高でロックっぽくもあり、ファンク的であったりで「もう何でもかまへんわ」と最後には思える痛快極まりないサウンドが散りばめられてます。やっぱネプチューンズの2人がメンバーでもあったりするので、Coolなループ・サウンドが来るもののと先入観を持って最初聴いたんですが、何とバンドサウンド中心で当初戸惑いました。スパイ・モブってバンドが殆ど演奏を担当してまして、彼等が手となり足となり理想のサウンドを体現します。最初のは打ちこみ盤は未聴ですが、この異色と思える音も何回も聴いてると実にネプチューンズらしいヒネリある音やとしっかり感じられニュートラルの状態で接するのが一番です。一言でいうと「おもろい」ってことで、頭固い人等やったら絶対こんなの出てこないって感じです。
 頭からLee Harveyをフィーチャーしたヘヴィ・ファンク・リフが最高な「Lapdance」で迫力満点です。この調子と思いきやアシッド・ジャズみたいなギター・カッティングも上手くはまる「Things Are Getting Better」、再びヘヴィなリフが決まる「Brain」と心地良く振りまわされます。中盤もまったり調からボサ・ノヴァ風に変化する曲調も面白い「Provider」や、Kelis and Pusha Tも参戦するメタル・ファンク「Truth Or Dare」、疾走感溢れる展開が実に気持ちええ「Tape You」、ブラコンチックなエレピも最高で最もメロウな「Run To The Sun」と飽きる事ない展開が続きます。後半にもシリアス内容でサビも実に印象的な佳曲「Bobby James」、ビートルズのストロベリー・フィールズ~を思い出さずにいられないメロトロン・フレーズに強烈スネアのコンビネーションが絶妙極まりないラスト曲「Stay Together」とジェット・コースターのような流れがたまりません。ファレルの歌もコレはコレでOKです。
「これからも予想不可のエエ裏切り、なんぼでも期待しまっせ」
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2007.03
06
Category : 90's Female R&B
Theme : 本日のCD・レコード
Genre : 音楽
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 U.S.産のR&Bが成熟してきた'90年代後半突如彗星のように現れた待望の大和撫子歌姫。何がビックリしたかっていうと「上手い!」ってこと。ソコソコ上手いんではございません。掛け値なしにホンマに上手いと思いました。同じ頃出てきたヒッキーも同様ですが、ゆうたらアン・ヴォーグとかモニカとかと一緒にMDなんかにほりこんでも遜色無い人の登場やと思ったわけです。サッカーで言ったら中田英寿のようなヨソに出しても恥ずかしくない逸材が出てきたような衝撃でした。でも平井堅なんかもそうなんですが、なまじ上手いもんですから最近はバラード路線拡大の感もあったりでちょっと辟易したりしてしまいます。そこらはちゃんと聴いてないだけかも知れませんので違ったらすんまへんってことで。そしてこの編集盤です。2000年までの7枚のシングルを単純収録ですがアルバムではせっかくの素晴らしいシングルヴァージョンが別ミックスになってたりするのでコレはありがたいっす。
 中身はまず何といっても、デビュー作にして未だに最高傑作やと思ってる「つつみ込むように」の最強シングル・ヴァージョンです。初聴時に感動のあまり失禁してしまった奇跡の最強ミディアムで、硬質なバック・トラック、哀愁感も交えたコード進行、日本人離れした歌唱と何れもが完璧です。全国民がたかじんばりに「コレやがな!」と叫んだもんでした。続いてネオ・ソウル的な「陽のあたる場所」、ゴスペルさえ感じさせる「Believe」、上手さ全開のバラード「忘れない日々」と好調にヒット連発ですが、だんだんスリルが減っていったのも事実。しかしながらドラマ主題歌で大ブレイクした「Everything」なんかは不覚にも泣いてしまいそうになる美しきスロウ大作で、その素晴らしき歌唱力に圧倒されます。当時、カラオケで女性陣も歌いまくっていました。そんな中でもアダルトな一面を見せつけた「Sweetness」、「愛の歌」なんかはCoolなトラックも光るナイス・ミッド。
「安定路線はおもろないです。また最初にあった先鋭的なアプローチ頼んます」
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2007.03
05
Category : Hip Hop Compilation
Theme : HIPHOP,R&B,REGGAE
Genre : 音楽
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 ある程度のパターンが出尽くしたのか、定型化してもうたのか、はたまた自分がエエのに巡り合わんだけなのかココ10年くらいロックンロールは停滞感を非常に感じますが、機材の成熟もあってHip HopやR&B(リズム・アンド・ブルースやおまへん今の呼称)なんかはオモロイのが次々出てきます。やっぱ才能ある人材が豊富なんでしょう。しょーもなぁなりかけたらティンバランドやネプチューンズ等がエエ時に出てきてスクラップ&ビルドが上手に進んできた気がします。そんなHip Hopのここ数年の重要曲をお手軽感満載にコンパイルした盤です。この手のでは味気ないジャケの詰め込み盤が多いですが、コンポに乗っかる子供も可愛いジャケが秀逸な“路上”からの音源は活気に溢れまだまだガキな大人にもお薦めです。
 頭からLAの注目女性ラッパーAk'Sent「Zingy」で興奮です。続いて大ヒットに当の本人達もビックリしたというTerror Squad「Lean Back」、ラフ・ライダーズの姫Eveが堂々スゥイズ・ビーツに乗ってかます「Got What You Need」と絶妙の展開です。そして病みつき必至のクランクビートもたまらんPetey Pablo「Freek-A-Leek」、スパニッシュ風ビートも心地良い中国系MCのJIN「Senorita」、元カレのスコット・ストーチのトラックでレゲエ調ライムが異様にカッコよいLil' Kim「Lighters Up」とナイスなええトコ取りが続きます。中でも超強力なのがWC、マック10、アイス・キューブのスーパー・チームWestside Connection「So Many Rappers In Love」でピアノフレーズの効いた激クール・トラックに他MCに苦言を呈すフロウが貫禄たっぷりで最高です。また後半にかたまる歌モノもナカナカでネプチューンズ・ファレルのヘタウマVoも味わい深いN.E.R.D.「Run To The Sun」、ダイナスティーのサンプリングで女らしさを表現するBrooke Valentine「Long As You Come Home」、デスチャ脱退から華麗なる復活を果たしたLetoyaのラヴ・アンリミテッド使いのキラー・チューン「U Got What I Need」と最後までウキウキ感で満たしてくれます。
「これだけ鼻息荒い奴等の音です。リアルに響きまっせ」
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2007.03
04
Category : East Coast
Theme : HIPHOP,R&B,REGGAE
Genre : 音楽
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 今は亡きノトーリアスB.I.G.を愛し続ける、意外に一途な女“リル・キム”。発砲銃撃事件の共謀罪、偽証罪で監獄にブチ込まれたりと良くも悪くも常に話題満載のセクシー・ビッチですが実力派ラッパーであるコトも事実。リル嬢は強気のラップでまくしたてるビーフ合戦も注目でしたが、やはり男子としてはデビュー以来誇張しまくりのエロいスタンスもついつい注目してしまいます。でも話題先行のイロモノではなくソロ作は何れもクオリティの高いもんばっかりで、吐き捨てるようなカッコいいラップもナカナカです。そんな渦中にNaked Truthと意味深なタイトルでリリースされたこの4thアルバムは従来どおり下品なリリックも絶好調です。
 中身は事件をネタに芸能リポーターとの場面を利用したしたたかな「Intro」に続いて、淡々とラップする様が実にCoolな「Spell Check」でいきなり口の悪さ全開で前作でコラポした50セントさえ早速ディスです。アフリカンなトラックに乗ってまくし立てる「Shut Up Bitch」もかなり痛快。そして「All Good」では最愛の人ビギーの声が今回も登場し、「I Know You See Me」ではドラマティックスの名曲Whatcha See Is~を使用し最高にカッコいいトラックをケヴィン・ケイツが構築。他にもThe Game参戦の「Quiet」、Twistaの高速ラップも冴える「We Don't Give A Fuck」、エロさがえげつない「Gimme That」に「Kitty Box」、Snoop Doggも加わって自分の体こそが究極のドラッグと主張する「Kronik」など力強いトラックが並びます。でも個人的1等賞はT.I.&Sha-Dashとの共演ともなった「Get Yours」。ぶっといトラックに凄みある各々のラップも光りまくる最高に気持ちよい逸品。そんなこんなで本作も随所に“流石クイーンB!”と思わせる瞬間が待ち受けてます。
「しかしホンマに女ってのは怖い存在でっせ。ようこんだけ人の事ボロカスにいえまんな」
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