Live / Donny Hathaway * 1971 Atlantic
2007-02-06 Tue 02:18
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 もし音楽に目覚めた友達に「ソウルのライヴ盤なんかええの貸してくだはい」って言われたら、「これ、どないでっか」と多分差し出すであろうのがこのダニーのライヴ盤。生音主体の演奏が主流で、ミュージシャンがとても偉かった良き時代の“熱きソウル”を明瞭且つ最良の形で体現してるのがコレやと思います。スティーヴィー・ワンダーやカーティス・メイフィールド等と共にニューソウル興盛のど真ん中にいた人であり、おそらく現行R&Bの基礎を築いた人。ソウルを'60年代のゴスペル風味のポップスから進化させ、ジャジーなテンションコードなんかも多用してちょっと洒落た音楽の域まで持っていったのがこの人等や思います。熱き歌心はそのままに、クールにドライヴする演奏はこの時代ならではのカッコ良さで満ち溢れてます。
 内容は前半のL.A.録音、後半のN.Y.録音共に歌・演奏・観客の3方良しって感じで最高のクオリティで迫ります。ド頭に位置するマーヴィン・ゲイのカヴァー「What's Goin' On」からスイング感満載の本人によるフェンダー・ローズ&唄、フィル・アップチャーチのいぶし銀ギターとシビれまくりのパフォーマンスです。正直、オリジナルより聴いてるカモです。カヴァーは他にもキャロル・キングの「You've Got A Friend」やジョン・レノン「Jealous Guy」なんかも演ってて何れも名演中の名演と言って差し支えありません。特にイントロが始まった瞬間から観客の絶叫も聞こえる前者なんかは極上の出来で、サビの大合唱といい涙モンの素晴らしさです。またオリジナルとなる「The Ghetto」や「Voices Inside (Everything Is Everything)」あたりもクール極まりない真っ黒なグルーヴが展開され申し分無し。ライブながらダニーの最高傑作やと個人的に思ってます。
「正に理想のライブ盤。狭いキャパゆえの臨場感がたまりまへん」
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