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音系戯言

偏見に満ちた音楽観をだらだらレビュー。 あくまで保有音源整理の為と、自己満足備忘録。黒人系(R&B・SOUL・Hip Hop)とロック中心。リアルな音はココにある!!

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ezee イージー

  • Author:ezee イージー
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2007.02
28
Category : Beat + R&R
Theme : 本日のCD・レコード
Genre : 音楽
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  多感な時期の出来事や映像の刷り込みは凄いもんです。ルースターズを初めて見たときの衝撃は忘れられないもので、その日の行動まで覚えています。友達Z平と四条河原町で遊んだ後、「ロックの祭典をTVでやりよる。俺の家来い!」と興奮状態でチャリこいで帰宅。それが裕也さんの'82浅草ニューイヤーロックフェスでTwo PunksのThe Mods、ロックンロール・レコードの陣内ロッカーズ、さらば相棒のARB、解体と銘打った最後の舞台に挑んだMy Bodyのダウンタウン・ファイティング・ブギウギ・バンドと出るバンド皆強烈な印象でしたが、中でも最もハートをブチ抜いたのがLet's Rockを演って狂乱のステージを繰り広げた大江慎也のザ・ルースターズでした。その後、精神的不調に陥った大江氏が脱退し違ったカラーのバンドになりますが、初期3枚あたりの尖がったR&Rの感覚は決して色褪せることのない激素晴らしい録音です。コノ時期が最充実期であることは、2004年FUJI ROCKで驚きの再集結を果たした時も初期メンバーであったことでも明らかです。そんな大江在籍時ルースターズはどれも見所アリですが、当時3ヶ月友達に借っぱなしで「借りパチする気か!」と激怒された思い出深き2ndを紹介。
 中身はラジオのチューニング音もイカすベンチャーズで有名な「Wipe Out」でスタート。池畑潤二のドラムもバリバリです。そしてコニー・フランシスの激グレイトカヴァー「Lipstick On Your Collar」、甘酸っぱい「One More kiss」、最高傑作と言いたい強烈R&R「Sitting On The Fence」、花田氏が歌うメロウな「Girl Friend」とA面は全て最高でした。他にも痛快に不満爆裂の「Dissatisfaction」、別れた女をコキおろす「Fade Away」、スピード感満載のボ・ディドレー「I'm A Man」など聴きすぎて録ったテープもワカメ状態となった凄まじき内容です。フォロワー的バンドも次々出ましたが何れも敵いません。
「美しいものは儚いと悟らされた、大江慎也の絶頂期がココにあり」
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2007.02
26
Category : Rolling Stones
Theme : 洋楽CDレビュー
Genre : 音楽
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非常にややこしい初期のストーンズのアルバム構成ですが、こちらは本国UKでの3rdアルバム。非常に秀逸なアルバム・カバーです。う~んカッコいい。中学時代、アホみたいに重複曲があるのにきっちり各国仕様で乱発されていたレコードの中でコレもGetですわ。しかも色々家にあったストーンズのレコードも半分位は万引き(スンマセン。貧乏と若気の至りです・・)。余談ですがそれらのレコードはありがた迷惑なカラーレコード盤でOut Of~はオレンジ、Beggers~は青ってな感じ。何がうっとおしいかと言うと、家の安物オートプレーヤーではカラー盤は半透明やし認識せんと最初からかからんと飛ばしてワケわからんところから鳴らしよるんすな。そんな事で人生幸朗にでも「責任者出てこいっ」と言ってほしかった当時手で針を置いて鳴らしたストーンズを紹介。
 この時期はオリジナル未成熟ってことで他のバンド同様U.S.産のR&Bカヴァー主体です。しかしコレがまた素晴らしく良い。まずオーティス版を参考にした「That's How Storong My Love Is」。チャーリーのドラムにミックの情熱溢れるVoが凄まじい名カヴァーで、ちんぽ汁溢れまくり必至です。負けず劣らず素晴らしいのがソロモン・バークの「Cry To Me」でニューオリンズのレディ・ソウル“ベティ・ハリス”版を参考にしていますがMickの泣き具合がたまらんスロウ傑作です。そしてドン・コヴェイの「Mercy, Mercy」も上出来でコチラもMickの黒く猥褻なVoが他のバンドとの格の違いを明確にします。ぼちぼち演っていたオリジナルでは何といっても「Heart Of Stone」で、ソウルフルな仕上がりが光る初期傑作。正直この4曲だけでも“買い”です。また後年“Stripped”でも取り上げてたビートルズEight Days A Week風の「I'm Free」もリズムよれよれながらエエ感じです。他にもバーバラ・リン「Oh Baby」、マーヴィン・ゲイ「Hitch Hike」、ラリー・ウィリアムス「She Said Yeah」、サム・クック「Good Times」にキースお得意18番のチャック・ベリー「Talkin' About You」とガンガンに好きなん演りました的内容が実に潔い内容でR&B、ソウル入門盤としても機能です。
「単なる黒人のモノマネや、おへん。曲に対する“強き愛情”がちょっとちゃいまんねん」
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2007.02
24
Category : 60's UK Beat
Theme : 洋楽CDレビュー
Genre : 音楽
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Gimme Some Lovin'」です。何やゆうても。天才少年と言われていたというイギリスの白人スティーヴ・ウィンウッドが歌ったこの黒光りするシングル・ヒットは、ブルース・ブラザーズ始め黒人・白人問わず色んなアーティストにカヴァーされよく耳にしますがオリジナルのコレが一番カッコよろしいです。装飾の多いオーバーダブUSヴァージョンが一般的ですが、以前聴いて体中に電撃が走ったこの初出テイクがやっぱり最高でビンビン・リマスターで聴けるとはありがたいモンです。印象的なBassラインに、グッと切り込むハモンド・オルガン、そして情報無しで聴いたら黒人と間違うくらいソウルフルなスティーヴの歌唱と完璧です。特に歌メロの譜割りは殆どレイ・チャールズのソレであり、何回聴いても背筋がゾクゾクするスリルが味わえる大傑作。その後に出されたスティーヴ在籍最後のシングルとされる「I'm A Man」も素晴らしい出来でトラフィックのメンバーも既に参加したパーカッシヴでセンス抜群のアレンジも光ります。ここまできて気付いたのですが上記2曲は本来はアルバム発売後に出されたシングル曲で、実は本作のボートラです。ウィンウッド兄弟在籍時の3作目にして最後となった本編にも触れておきます。
 中身はグループ名のようにスペンサー・ディヴィスがVoをとる曲も一部ありますがメインはスティーヴ主導のR&B曲です。まぁ内山田洋とクール・ファイヴの前川清みたいなもんです。ドン・コヴェイの「Take This Hurt Off Me」、パーシー・スレッジの「When A Man Loves A Woman」とカヴァー系も好調ですが、中でもブッ飛んだのは「Together 'Til The End Of Time」。モータウンの歌姫ブレンダ・ハロウェイのヒットで以前からお気に入りでしたが、ココでもスティーヴの黒い歌唱が素晴らしく冒頭を飾るに相応しい出来。またMG'sのインストみたいなオリジナル「On The Green Light」もCoolなオルガンが光ります。とにかくブルー・アイド・ソウルって言われる人等の中では、ズバ抜けて黒っぽい歌唱のスティーヴが炸裂。
「スティーヴ・ウィンウッド。この時なんと未成年。ほんまかいなっ!て感じ」
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2007.02
23
Category : 60's Soul
Theme : 洋楽CDレビュー
Genre : 音楽
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  以前映画で「Tina」ってのがあってティナ・ターナーの自伝的なストーリーでしたが、かなり夫アイクが暴君に描かれていてIke & Tinaのえげつなくカッコ良いユニットさえも否定的な風潮にならんかいなといらぬ心配までした記憶があります。かなりティナ側に立脚して作られた映画ですからしょうがないとは思いつつ「夫婦仲はどうあれ出てくる音は凄いぞ」と声を大にして叫びたいのが初期のライブ。全盛期はJ.B.一座と双璧を成す火花飛び散る熱きステージを各地で繰り広げていたそうで、ここに収められているテキサスの小さめの小屋と思われるステージも熱気ムンムンで最高です。昔レコードでPart1を買ったとき興奮で爆音聴きしてたのを思い出し購入しましたが、未聴であったPart2もCDにすっぽり収められ更なる興奮です。
 オープニングはアイク率いるKing Of Rhythmがザックザック刻むリズムも抜群のノリを見せる「Finger Poppin'」でいきなり血が逆流すること必至です。サム・クックの「Good Times」、アイクの声も聴ける「You Are My Sunshine」、アイズレーズTwist & Shout」、エタ・ジェイムスのハイジャンプ・ナンバー「Something's Got A Hold On Me」などカヴァーも終始イケイケで正気で聴く事など許されない凄まじさ。またアイクの泥臭いR&Bギターも渋い「Tight Pants」も聴き逃せない逸品でティナの火傷するほど熱い歌唱もこれでもかと堪能できます。そしてエエ感じなのがティナ以外の一座のシンガーがフィーチャーされた曲も多数収録で、ソロモン・バークの「Down In The Valley」を飄々とかますJimmy Thomas、こちらもガンガンの熱唱の女性シンガーVanetta Fields「Having A Good Time」に「I Know」、貫禄たっぷりレディ・ソウルJessie Smith「My Man, He's A Lovin' Man」とどれもしっかり聴かせます。圧巻はアイケッツも熱いスロウ「I Can't Stop Loving You」~豪速球「To Tell The Truth」でレッドゾーン突破です。更にPart 2部分となる後半でもThe Ikettesがグレイトすぎるインプレッションズ曲「You Must Believe Me」に「Keep On Pushin'」と聴きどころ満載でド迫力に迫ります。ラスト「A Fool For You」までティナの下品かつワイルドな歌唱が光りまくりでへとへとにしてくれます。
「壮絶の22曲。覚悟して聴きなはれ!」
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2007.02
22
Category : 00's Female R&B
Theme : HIPHOP,R&B,REGGAE
Genre : 音楽
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大ホームランです。それも往年の近鉄ブライアントのホームランを彷彿させる特大の飛距離ですわ。何つうかLauryn Hillの登場時にも似た衝撃を感じさせてくれる人で、スタイルも歌唱もひっくるめて崇高すべき存在の登場です。といっても既に故郷ドイツでは大活躍の人らしく、これは2枚目となる作品だそう。そもそもWu-Tangレイクォン絡みで興味を持った人ですがそれだけでは済まんドえらい作品を投入してくれはりました。オールド・ソウルをリスペクトした上での今風のブ厚いサウンドはセンスの良さで満ち溢れ、数年後のクラシック間違いなしです。ほんとHip Hopの素晴らしさを充分に理解した上でこういったソウル然としたスタイルをとるってのは、今の時代にリリースするにおいてメチャメチャ重要な事です。でないとただ古臭いだけの産物になってまう危険がありますが、そこらは難なくクリアで本場フィリーでLarry GoldやJames Poyserらの手を借りつつHip Hopの空気も程よくブレンドして録られた本品は珠玉の傑作となってます。
 中身は1発目からLupe Fiascoのラップも光る「Change」で、インプレッションズのサンプリングにのって力強く歌い上げます。続いてザラつき具合がたまらん「Let Go」、生音をバックに貫禄充分な「Be Real」と絶妙の流れです。そして最初の興味の対象となったRaekwonのカヴァー「Heaven Or Hell」は本人もラップ参戦する“あ~もぅたまらん”って出来でコレ以上無いくらいの完成度を見せつけます。中盤以降も絶好調で、全盛時のHiサウンドを思わせる失禁モンのMary J.Blige賛歌「7 Year Itch」、アフリカンと白人のハーフで生まれた事による苦難の中でもポジティブな視点で歌うタイトル曲「Born & Raised」など名作揃い踏みです。中でも万俵鉄平に通づる素晴らしき信念を持っていることを示した「For The Love」は現在のシーンに一石を投じる辛辣なメッセージが頼もしい力作。後半部もGovernorとの絶妙デュオ「Something Stirrin' Up」、ループ感が最高な「Despite It All」、Deep Funk的興奮が味わえる「Soweto '76-'06」、何ともスピリチュアルな「Sometimes Love」と最後まで耳釘付け状態となってます。
「仕事で行ったドイツはおもろなかったけど、この人は最高でした。」
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2007.02
14
Category : West Side
Theme : HIPHOP,R&B,REGGAE
Genre : 音楽
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 飄々と鼻声でメロディアスにRapする様がなんとも魅力的なスヌープも今やベテランの域。初期の頃はP-Funkサウンドとの相性の良さも抜群の名作群で世間の注目を浴びましたが、その後も新鮮さを打ち出しつつクオリティの高い作品を出し続けて今もチャート上位に食い込むなんてたいしたモンです。今回は「ワイのステイタスは赤絨毯の上をいく青や!」と宣言。ボスの頼もしいタイトルの本作は原点回帰ともいえる好調さをうかがわせる内容で豪華ゲストも満載です。
 頭から御大George Clintonの登場でいやがうえにも期待が高まる「Intrology」でスタート。Curtis Mayfield使いのトラック上で疾走感溢れるリリックを決めるSnoopがえらいカッコ良い「Think About It」、Nate Doggがこれ以上無い絡みでブヨブヨトラックも炸裂する気持ち良さ満点の「Crazy」、B-real参戦の緊張感で満ちたThe Neptunes制作「Vato」、R.Kelly客演の「That's That Shit」、E-40等の要人も登場するクランクのウェッサイ版みたいなハイフィナンバー「Candy」とのっけから最高の流れ。The Gameが凄みのあるラップで一気に曲を引き締める「Gangbangn 101」、L.A.の重鎮Ice CubeのRapも聴ける「Lax」、無機質なトラックにJamie FoxxのR.Isleyばりのファルセットも光る「PSST!」あたりも注目コラポ。また今回嬉しいのはスヌープ自身も「マジックが生まれる」と認めるDr.Dreとの再コラポで、メロウなトラックも冴えわたる中に注目のAkonも参加の「Boss' Life」、Dr.Dre自らRapしD'angeloがフックを奏でるCool極まりない「Imagine」あたり“待ってました!”と言わざるをえない天晴れさ。しかも変態ファンクテイストがたまらん「10 Lil' Clips」ではまたもNeptunesが名仕事。最後はなんとSteivie Wonder共演の「Conversations」で以外な程の相性の良さで驚きです。
「お腹いっぱいの21トラックですが、エエ曲多いので許します!」
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2007.02
12
Category : R&B Compilation
Theme : HIPHOP,R&B,REGGAE
Genre : 音楽
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 テディ・ライリーがでんっと君臨し心地良いハネ系が席捲した'90年代のブラック・ミュージック。これらR&BとHip Hopの浸透と同時にRockとの主役交代が一段と進んだ感がありましたが、やはり今聴いても革新的でおもろい音楽で満ち溢れていたと再認識させられるのがこのコンピ。タワーレコードが企画した編集盤で、大概持ってたりする曲でしたが興味津々Remixも多数収録で思わず購入です。今もこの辺の音の成熟した進化系が主流ですが、やっぱコノ時期の楽曲もメロの良さは格別です。
 まずは頭からTLCの大ヒット「Diggin' On You」ですがゴージャスなビッグバンド風のアレンジをかましたL.A.'s Live Remixにて収録。続いてSWVはメチャメチャ有名な「Right Here」のHuman Nature Radio Remixで若き日のファレルもラップで参加。他にもRemix系で秀逸なのは、Guyみたいだった頃のR.Kellyは「She's Got That Vibe (Jerv Remix)」、ハネ具合がたまらん1stからのToni BraxtonAnother Sad Love Song (Remix Radio Edit)」、出す盤全てハズレ無しだったHi-FiveNuttin' Nyce共演作でハードな新装版「What Can I Say To You (Finger's Remix)」、今や大スターのウィル・スミスのDJ Jazzy Jeff & The Fresh Prince「Summertime (Dj Jazzy Jeff's Mix)」、テディ・ライリーが神格化されたのが理解できる突き抜け感抜群のBlack Girl「90's Girl (Encore Remix)」など元々エエ曲ばかりなのでRemixもごっつぅ楽しめます。またツボを押えた素晴らしいフィメール・シンガーも多数収録で、自然に鼻も膨らみよるデバージ凌駕の大傑作リメイクJomanda「I Like It」、パンチ力抜群のChantay Savage「Betcha'll Never Find」、言わずもがなのMonica出世作「Before You Walk Out Of My Life」、力強いラップも魅力だったFunkin' For Jamaica使用が実に気持ち良いSmooth「It's Summertime」と各々の完成度の高さに今更ながら驚愕します。男性ではあんまり知らんかったマイケルの兄Jermain Jackson「I Dream, I Dream」あたりも最高のニュージャック系で大満足です。
「この手の企画は大歓迎。第2弾もお願いしときます。」
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2007.02
11
Category : 00's Female R&B
Theme : HIPHOP,R&B,REGGAE
Genre : 音楽
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  露出キャラに路線変更かと思わせたリル・キムもビックリの衝撃ジャケで登場となったモニカ嬢の4枚目。本作制作前には出産も果たし、幸せをかみしめての録音となりました。それまで色々と“不幸な女”のイメージがあっただけにコレは嬉しいところ。何といっても歌の上手さでは'90年代組ではズバ抜けていた存在でしたが、わりとしつこい性分の私としてはどうしても1stからの付き合いの一連のソウルショック&カーリーン作品のような甘酸っぱくも芯のしっかりしたソウル的佇まいを期待してしまいます。残念なことに今回その取り合わせはございませんが、アンダードックスあたりが見事その役目を果たしてます。しっとりスロウ「My Everything」はその最たるモンでして、安定感抜群のモニカのソウルフルヴォイスにエレピの音が最高のスパイスとなっている逸品です。もう1曲手掛けた「Sideline Ho」は元カレの浮気について切々と歌っていて、こちらのスロウも秀逸。やはりこういうオーソドックスなトラックでは実力が浮き彫りになります。
 そんな事でアルバムは他も聴き所いっぱいで大満足の出来です。最初のシングルとなったスナップナンバー「Everytime Tha Beat Drop」は南部出身ってことを改めて気付かされるサウスバウンスで少々戸惑いますが、今様のシンガーの新作やと思たら結構いけます。続くミッシー・エリオット手掛ける「A Dozen Roses」はカーティス・メイフィールドのサンプリングも絶妙な雰囲気抜群の傑作ミッドでモニカの黒い歌唱もはまりまくりです。ミッシーは「Doin' Me Right」でもウィスパーズをサンプリングしエエ感じのミッドを提供。そして冒頭のバウンスとは打って変わって超美メロが炸裂するJ.D.の中盤のハイライト「Why Her?」は文句無しの切なさ満点ナンバー。Swizz Beatが絡んだメロウチューン「Raw」なんかもええアクセントになってておもろいです。なお日本盤は「Thanks For The Misery」って佳作ミッドも入っててお買得です。
「子供や子供や思ってたモニカもすっかりおっかさん。そら俺もオッサンにもなるわと痛感」
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2007.02
06
Category : 70's 〜 Recent Soul
Theme : 洋楽CDレビュー
Genre : 音楽
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 もし音楽に目覚めた友達に「ソウルのライヴ盤なんかええの貸してくだはい」って言われたら、「これ、どないでっか」と多分差し出すであろうのがこのダニーのライヴ盤。生音主体の演奏が主流で、ミュージシャンがとても偉かった良き時代の“熱きソウル”を明瞭且つ最良の形で体現してるのがコレやと思います。スティーヴィー・ワンダーやカーティス・メイフィールド等と共にニューソウル興盛のど真ん中にいた人であり、おそらく現行R&Bの基礎を築いた人。ソウルを'60年代のゴスペル風味のポップスから進化させ、ジャジーなテンションコードなんかも多用してちょっと洒落た音楽の域まで持っていったのがこの人等や思います。熱き歌心はそのままに、クールにドライヴする演奏はこの時代ならではのカッコ良さで満ち溢れてます。
 内容は前半のL.A.録音、後半のN.Y.録音共に歌・演奏・観客の3方良しって感じで最高のクオリティで迫ります。ド頭に位置するマーヴィン・ゲイのカヴァー「What's Goin' On」からスイング感満載の本人によるエレピ&唄、フィル・アップチャーチのいぶし銀ギターとシビれまくりのパフォーマンスです。ウィリー・ウィークスのグルーヴしまくるベース・プレイも必聴。正直、オリジナルより聴いてるかもです。カヴァーは他にもキャロル・キングの「You've Got A Friend」やジョン・レノン「Jealous Guy」なんかも演ってて何れも名演中の名演と言って差し支えありません。特にイントロが始まった瞬間から観客の絶叫も聞こえる前者なんかは極上の出来で、サビの大合唱といい涙モンの素晴らしさです。またオリジナルとなる「The Ghetto」や、プレーヤーのソロ廻しも聴ける「Voices Inside (Everything Is Everything)」あたりもクール極まりない真っ黒なグルーヴが展開され申し分無し。ダニーが奏でるエレピにコンガが絡みつき会場が一体になって盛り上がる様が臨場感たっぷりに味わえる仕組み。他もメロウでポップながら黒さ満開な「Hey Girl」も聴きもの。やっぱライブながらダニーの最高傑作やと個人的に思ってます。
「正に理想のライブ盤。狭いキャパゆえの臨場感がたまりまへん」
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2007.02
03
Category : Man's World
Theme : 本日のCD・レコード
Genre : 音楽
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 ジャパニーズ・ソウルの先駆者である芸能界の大御所「和田アキ子」の'68~'75年録音の黒いセレクト盤。歯に衣着せぬ発言で物議を醸すことも多い人ですが、それだけ実績や実力もあるのも事実です。古くはSam & Dave、最近ではm-floまで共演していて壮大なバラードからパンチの効いたR&Bまで我がの世界でしっかり表現する力量は誰もが認めるところ。歌詞のリズムへの乗せ方はちょっと独特ですが、ハスキーで声量ばっちりの直線的な歌い方はパンチ力抜群で実にカッコいいです。有名ヒット曲での感動的なバラードも素晴らしいですが、ジャケもイカしたこの盤は初期のソウル・モードに絞ったDJコモエスタ八重樫氏の選曲も絶妙なリマスター好編集盤です。
 アルバムはスタックス・ジャンプ・ナンバー風の「ボーイ・アンド・ガール」で軽快にスタート。続く「バイ・バイ・アダム」や「ハート・ブレーク・ドール」もキャバレー歌謡ソウルって感じでアッコさんの歌唱も迫力満点です。そしてルーツが垣間見れるライブ音源もJames Brownの「パパのニュー・バッグ」、BS&Tの「スピニング・ホイール」、チェイス「黒い炎」と何れも最高ですがオリジナル・ヒットでスタジオ・テイクもダブル収録の「どしゃ降りの雨の中で」は初期の大ヒットでオルガンもクールに光る哀愁ソウルで間違いなく代表作。また似た構成の姉妹作「クライング・ベイビー」も実にクールな逸品。他にもビッグ・バンドとも相性バッチリな「夏の夜のサンバ」やモノマネでも御馴染みの「古い日記」、ニューソウル風味も加わった細野晴臣作曲「見えない世界」など若干レトロな展開も逆に新鮮に聴こえます。こんな人が今もメジャーな世界で君臨してるのが何とも頼もしい限りです。
「天王寺が誇る、ゴッド姐ちゃん。皆リスペクトしてまっせ」
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