FC2ブログ
RSS
Admin
Archives

音系戯言

偏見に満ちた音楽観をだらだらレビュー。 あくまで保有音源整理の為と、自己満足備忘録。黒人系(R&B・SOUL・Hip Hop)とロック中心。リアルな音はココにある!!

カテゴリ
Funk (88)
Jive (2)
検索フォーム
Profile

ezee イージー

  • Author:ezee イージー
  • 男アラフィフ。人がいなくとも耳打ちで伝える、癖がすごい会社員。

    なお当ブログはLink Free 連絡不要です。
月別アーカイブ
11  10  09  08  07  06  05  04  03  02  01  12  11  10  09  08  07  06  05  04  03  02  01  12  11  10  09  08  07  06  05  04  03  02  01  12  11  10  09  08  07  06  05  04  03  02  01  12  11  10  09  08  07  06  05  04  03  02  01  12  11  10  09  08  07  06  05  04  03  02  01  12  11  10  09  08  07  06  05  04  03  02  01  12  11  10  09  08  07  06  05  04  03  02  01  12  11  10  09  08  07  06  05  04  03  02  01  12  11  10  09  08  07  06  05  04  03  02  01  12  11  10  09  08  07  06  05  04  03  02  01  12  11  10  09  08  07  06  05  04  03  02  01  12  11  10  09  08  07  06  05  04  03  02  01  12  11  10  09  08  07  06 
カレンダー(月別)
12 ≪│2007/01│≫ 02
- 1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30 31 - - -
RSSフィード
リンク
最近のコメント
FC2
Powered by fc2 blog  |  Designed by sebek
2007.01
31
Category : Man's World
Theme : お気に入りの曲♪
Genre : 音楽
B00005L943_09__AA240_SCLZZZZZZZ_.jpg

同年代で飲みに行ったりするのが気兼ねなくて楽しいのは勿論なんですが、オッサン(自分より10才以上年上を指す)と行ってゴチャゴチャ言われもって飲むのもおもろいモンです。そんな時のカラオケは昭和歌謡満載でこれまた楽しい。そんな飲み会で覚えた歌って沢山ありますが、大先輩がドアを閉めるアクション付きで熱唱する尾崎紀世彦また逢う日まで」は社会人になって名曲と再確認した1曲。小学校にも入ってなかった頃の曲なので微かな記憶でしかなかったのですが、ちゃんと聴きたいっ!と思って探したらブチ当たったのがこのオムニバス。バリバリの古き良き歌謡曲ばかりですがソウル風味の曲が集結されてるのがミソで、なかなか今様のエエ企画やなぁと感心した編集盤となってます。
 収録の16曲はまず先述の「また逢う日まで」。オリジナルはやはり素晴らしくドラマティックなメロディーにスゥイングするバッキング、ホーンそして結構感動する歌詞も完璧です。そして同じくらいグレイトなのが映画野生の証明でも使われた町田義人戦士の休息」で、これまたソウルフルな歌唱、泣ける歌詞、言う事ナッシングです。上田正樹はアレンジこそちょっと時代を感じるソロ初ヒット「悲しい色やね」収録ですが、これも数年後もリアレンジして素晴らしい演奏で演り続けている傑作。またシティソウル系では切ないメロが光る大橋純子たそがれマイ・ラブ」、軽快にハネる布施明君は薔薇より美しい」、渡辺真知子でも一番好きだった「ブルー」と痒いところをドンドンかいてくれます。他にもチークの定番のつのだひろメリージェーン」、ジャパニーズ・ドゥワップの先駆者キング・トーンズグッド・ナイト・ベイビー」とあまりにもニクイ選曲となってます。最後は関西ソウル不朽の傑作、河島英五酒と泪と男と女」で締め。
「欲をいえば堺正章とかクールファイブも入ってたら個人的にパーフェクトやったです。」
::more
2007.01
26
Category : Man's World
Theme : 本日のCD・レコード
Genre : 音楽
rhapsody.jpg



 誰もがブチのめされた日本のロックの雛形といえる今もビカビカに輝くアルバム。自分が小学生当時、サザンやツイストとかのヒットチャートでのロックで盛り上がってた中、珠にTVとかラジオに出てはインパクト抜群のパフォーマンスでどんどん魅了されたのがRCでした。それまでのアコースティック時代のRCなんか勿論当時は知らなくて「新しいバンドで凄いんや」とクラスの音楽好きの間でも評判でした。過激なメイク・パフォーマンスに、ソウル・ショーを意識したカッコいいステージはそれまで見たことの無かったモンで何とも魅力的に幼な心に映ったもんです。決定的に心を捉えたのはやはりバンドの代名詞となった世紀の大傑作「雨あがりの夜空に」でとっつきやすいメロディーとWミーニング的な“大人な歌詞”はハート鷲づかみとなりました。以来、RC(っていうか清志郎)を付かず離れずで聴き続けてますが、今もって最高なのは当時買ったこのライブ・アルバムです。日本ロックの金字塔「雨上がりの夜空に」のシングル盤発売から始まった怒涛の1980年。伝説の虎ノ門・久保講堂での演奏で、新生RCの第1弾アルバムはライヴが一番だという戦略からコレが出されました。実に正しい判断です。
 中身はギター仲井戸麗市の煽りMCに続いて始まるリンコ・ワショーのフレットレス・ベースからゾクゾクする展開の、バンド紹介も兼ねた当時必ず演ってたオープニング・ナンバー「よォーこそ」でいきなり大興奮です。軽快なR&R「エネルギー Oh エネルギー」、清志郎のソウル趣味満開なグレイトなバラード「ラプソディー」、春闘かなんかでも歌われたと記憶する放送禁止となった賃上げ要求ソング「ボスしけてるぜ」と最高の流れの前半。そしてストーンズのアンジーのRC版みたいな「エンジェル」、怒りまくってる「ブン・ブン・ブン」の後は怒涛の流れです。ラスト・ナンバーとなる歴史的傑作「雨あがりの夜空に」はイカしたMCからお馴染みの「OK,チャボ!」で曲が始まるコンビ芸の完成形が既にココにあります。梅津和時の絶妙のサックスも曲を絶妙に盛り上げ、数ある録音のあるコノ曲の最高峰ヴァージョンは揺るがず。アンコールとなるファスト・テンポのR&Rに仕上げた国民的名曲「上を向いて歩こう」のカヴァーに、痛快に突っ走るパンクな感蝕もたまらん「きもちE」も会場の熱気がビンビン伝わる凄まじい出来。アルバムすらまともに出てなかった時期であるのに、この観客との一体感は驚愕です。
「嬉しいことに病から少し復活してライブに飛び入りしてる清志郎。いつまでも“愛しあってるかい?”の名フレーズを聴かせてください!」
::more
2007.01
25
Category : 00's Female R&B
Theme : 洋楽CDレビュー
Genre : 音楽
4995879237502.jpg



 一瞬、聴いただけではとてもここ数年の新録とはとても思えないアルバム。曲調は勿論、使用楽器・ミックス・リヴァーヴの掛けかた一つの細部に至るまで'60年代後半のファンク・ソウルを再現した奥深き作品。あの時代の素晴らしいサウンドを回顧的になぞるのだけに終始せず、近年のアシッド・ジャズやファンク再評価に沿ったつくりやゆうのが聴いてみれば分かります。この辺のサウンドは個人的に大好物ですのでいっぺんに飛びつきました。そもそもこの二コル嬢。'90年代半ばにカーティス・メイフィールドのトリビュート盤で脚光を浴びたファンク・バンド「リパーカッションズ」のシンガーやいうやないですか。その二コルがフィンランドのディープ・ファンク・バンドと合体して作ったのがこのアルバムっちゅうことです。オールド・ソウル愛がヒシヒシ伝わる緻密に構築されたコノ空気間は完璧に近いモンで恐れ入りますって感じです。
 中身はド頭から一連のカートム・サウンドを彷彿させる緊張感満載のストリングスとワウギターが凄い「Feeling Free」でスタート。続いてヒット・シングルともなった「If This Ain't Love」はブランズウィックあたりを想起させるニクイ曲調。タイトルにもなった「Keep Reachin' Up」はJBマナーに沿った強力ファンクでリン・コリンズでも歌ってそうな楽曲。ファンクは他にも、妖しげなメロにハモンドも絶妙な「Blues Downtown」、クールに突っ走る「Holdin' On」など収録。モータウン調のノーザン・スタイルも「My Four Leaf Clover」や「Invisible Man」とありますが、スネア4つ打ちの王道スタイル「A Perfect Kind Of Love」なんかナカナカの出来。そんな感じで黙って聴かされたら殆どの人が旧譜再発やと間違う凝り具合です。
「な~んか突き抜け感に欠けるのも事実。今度はシーン全体を激震するくらい頼んます」
::more
2007.01
23
Category : Southern & Deep
Theme : 洋楽CDレビュー
Genre : 音楽
laura chess



 正に待望の1枚となったローラ・リーのチェス時代録音。学生の頃、「Up Tight Good Woman」っていう最強の2枚組LPを購入して部屋が涙で溢れて以来、女性ソウルシンガーっていえばコノ人とキャンディ・ステイトンとグラディス・ナイトがベスト3です。出目金ちゃんみたいな顔した愛らしい顔して、なんとディープで濃厚な味わいなんでしょう。実は商業的最盛期はホット・ワックス時代の強き女性を歌った頃なんですが、アルバムもまともに出してないこのチェスでの楽曲があまりに素晴らしく正直霞んでしまいます。曲良し、声良し、演奏良しの太鼓判です。17~8年前、この時期をまとめた「Love More Than Pride」っていうCDが我が国でも出てたんですが貧乏やった為レンタルで済ませたもののいざ買いたいと思っても後の祭り。「どうせまた出るやろ」と思って十数年経過しやっと出たのがこのリマスター盤でした。シカゴで生まれ幼き頃から教会で唄いたおし、ゴスペル・グループ「メディテーション・シンガーズ」で鍛えた後、満を持してソウルシンガーとして開花したのがチェス録音であり、ハスキー且つ強靭なヴォイスで情熱的に歌い上げる様は唯一無二です。録音は主に60年代後半南部マスル・ショールズのフェイムとシカゴですが、特にフェイムギャングとの相性は抜群で奇跡としか言いようの無い天晴れな内容です。
 中身はやはりスロウが強力で地震でもきたのかと思うほど体が震えることうけあいです。他の男への愛を切々歌った「Another Man's Woman」、ゴスペルチックにオルガンも決まる「It's All Wrong But It's All Right」、カーティス・メイフィールド作の「Need To Belong」、後半のド迫力シャウトがもうたまらん「Dirty Man」、オーティス・クレイの名唱で知られる「That's How It Is」、劇的なシカゴ録音も絶品の「Love More Than Pride」、クラレンス・カーターも作者に名を連ねる「A Man With Some Backbone」、世紀の傑作としか言いようの無い「Hang It Up」、ダン・ペンの有名曲で途中の語りも最高な「Uptight Good Man」などケチのつけようが無い傑作がズラリ。また凄いのがリズム・ナンバーでゴスペル改作の「As Long As I Got You」、シャッフルにも心地良く乗る「She Will Break Your Heart」あたり張りのある声がハートに突き刺さります。惜しむらくは本盤が表記より1曲少ないミス・プレス(4曲目欠落は俺のだけ?)なのと、LPより曲が少ない事。
「こんなん聴かされたらチェス完全版を切望しちゃいます。どっかやっておくんなはれ」

::more
2007.01
21
pikett love



 世の中にはエエ歌がぎょうさんありますが、秒殺即死させてくれる曲は数少ないモンです。ココに収録されてるピケットの代表曲のひとつ「I'm In Love」という曲は正にそんな曲で歌に入った途端即死させてくれます。作者のボビー・ウォマックの奏でる哀愁溢れるイントロも劇的に素晴らしいですが、物凄い声圧で入ってくるピケット氏の「アィミンラーッ!」といきなりかます塩辛ヴォイスは脳天をバズーカ砲でぶち抜かれる感じです。しかもバラードです。こんなバラードそんじょそこらに転がってません。ホーンが入ってくるところで更なる絶頂を迎えるこの曲はウォマックが、師匠サム・クックの亡くなった後に未亡人のバーバラと結婚した事で世間から非難轟々で落ち込んでるときに書いた曲で、真摯なバーバラ夫人への愛を最高の表現者ピケットに託した奇跡の名曲です。そんなピケットのキレの良いハスキーヴォイスが冴えまくるアトランティック5作目はメンフィス・アメリカン・スタジオで録音されたバックの演奏も申し分無しの1枚です。
 中身は冒頭から重々しい恨み節「Jealous Love」でピケットのがなり具合も上々です。続いて得意のジャンプ・ナンバーはロイド・プライスのカヴァー「Stagger Lee」。同じ調子でドン・コヴェイ作の「That Kind Of Love」でも軽快にシャウトしまくります。そして間違いなくハイライトといえる表題曲の後は、王道ミディアム「Hello Sunshine」でリズム隊のジーンクリスマン(Dr)、トム・コグビル(b)も最高のうねりを見せます。またアップの「Don't Cry No More」ではサックスのキング・カーティスがグレイトなソロを披露。他にもゴスペルチックな激唱がたまらんサム・クックの名曲「Bring It On Home To Me」、実にドラマティックなウォマック作バラード「I've Come A Long Way」と歌・演奏共に絶好調です。更にRhino再発盤にはファンクっぽいバックも面白い「Let It Come Naturally」、烈火の如く熱く叫ぶ「Gospel Jam」など4曲追加収録。
「Wicked Pickett(いかした)と異名を持った男。名前負けしてまへん。」
::more
2007.01
13
Category : Groovy & Mellow
Theme : 本日のCD・レコード
Genre : 音楽
642.jpg

AtlanticやElektraといった魅力的なレーベルを抱えていたWarner系はその豊富な音源を活かして次々と魅力的なコンピを連発してきましたが、コチラはWarner UK 編集の軽快なグルーヴばかりを集めたナイスなコンピです。職人ミュージシャン全盛の'70年代後半~'80年代前半の選出となってますので耳ざわりの良い人間業による心地良い録音で占められていて、JazzやらSoulとか関係無く収められてます。またジャケのイメージどおり、やや洗練されたカラッとした都会的グルーヴのイメージでしっかり統一されており、どこかで聴いたことあるようなフレーズもチラホラ登場します。それもそのはずでサンプリング全盛の今、ここいらの美味しいフレーズはループされまくって現在も評価され続けてます。何せ原盤揃えるのも大変ですからこういうのは大歓迎です。
 中身は大メジャー選手Ben E. Kingの'78年作「Spoiled」でファンキーにスタート。“Stand By Meばっかやないで”と迫力ある歌唱が惹きつけます。そしてミキ・ハワード擁するSide Effectのグレイト・ミディアム「Midnight Lover」へ。こちらはゆったりしたグルーヴが最高でホーンも効果的に決まります。そしてメロウ大王Leon Wareは名作「That's Why I Came To California」、Jazzで知られるDonald Birdのシティ・ファンク「Loving You」、ディープな歌声がたまらんマイアミのディーヴァGwen McCraeの「Funky Sensation」と粋の極みといえる展開です。中盤以降もバリー・ホワイト作品の名カヴァーとなる大御所Dionne WarwickeMove Me No Mountain」、言わずもがなの定番Patrice RushenRemind Me」、単音カッティングにサックスも気持ち良さ満点のTerry CallierHoldin' On」等エエ曲てんこ盛りです。中でも流れるようなビートにスイスイ泳ぐ如くきめるDee Dee BridgewaterSweet Rain」、艶っぽいVoにアコギを加えたCoolな感触が絶妙なDebra LawsHow Long?」あたりのフュージョン系女性陣は最高の肌触りです。他にもThe Undisputed TruthLeRoy HutsonEugene Recordもこれでもかと収録。
「その筋では有名な曲ばかり。聴いとかんと損な曲ばっかですわ。」
::more
2007.01
10
Category : Cool Groove
Theme : 本日のCD・レコード
Genre : 音楽
BEF979B6L.jpg



 日本のシティ・ソウル&ファンク・シンガーの草分け、いわばMISIAや吉田美和の親分みたいな存在といえる大橋純子。'90年代はコンテンポラリーなR&Bにも果敢に取り組んでいましたが、近年は'70年代を彷彿させる生音中心のGroovyなサウンド全開で秀作連発です。勝手にR&Bシンガーみたいに書いてますが、実際は幅広い音楽性のある人なんでPops,AORみたいな感じで接しても充分に機能する人です。相変わらず彼女の美しくぶっとい声はどんなジャンルの曲でも抜群の説得力でねじ伏せてくれはります。さてこのデビュー30周年盤となる作品は初期に活動を共にしたバンド「美乃家セントラルステーション」のメンバーも多数参加した、ジャケの初代ウォークマン・イラストも輝く原点回帰を感じさせる素晴らしきアルバム。
 中身の方ですが曲良し・歌唱良しって感じで全盛時のチャカ・カーンを好きな人からaikoのファンまで大満足間違いなしです。1曲目となる「ふとした瞬間」から極上グルーヴにのって彼女の脂の乗りきった歌いまわしが堪能できます。次の中西圭三の声も美しくデュエット・サポートする「あの頃のように」もキャッチーなサビが印象的な好曲。また中盤は最大の聴きどころと言える興奮の展開で、ソウルフルな歌にクルセイダーズを想起させる極太グルーヴもたまらん「Stray Eyes」、久々の共演となる土屋昌巳氏の鋭角的なGカッティングにド迫力の彼女のシャウトも冴えわたる強力ファンク・ナンバー「ミネラル・ウーマン」、Coolな都会的サウンドが何ともいえん心地良さを提供してくれる「Say Love」と最高の流れです。ここまで完成度が高いのは正直驚きでした。
「マジで“たそがれマイ・ラヴ”の時の艶やかな声と全然変わってません。ちょっとびっくりしまっせ」
::more
2007.01
08
Category : 70's 〜 Recent Soul
Theme : JAZZ
Genre : 音楽
Marlena.jpg

 古くは'60年代からカウント・ベイシー楽団のシンガーも務めたジャズ・ヴォーカリストですが何といっても有名なのは1974年のモンスター・アルバム「Who is this bitch, anyway?」。コチラは絶対必需品ですがちょっと前に出たブルー・ノートでの第一弾となるこのアルバムもなかなか捨て難いアルバムです。やはりこの人の魅力は非常にゴスペルチックな力強い歌声や唱法にありますが、ともすればちゃらんぽらん大西あたりに「ちゅう~とはんぱやなぁ」と突っ込まれかねないスタンスが誤解を招いているようにも感じます。というのはジャジーなスタイルでもソウルやR&B的なスタイルにも適合して、それぞれ名演があるからなんでしょうな。でもそんな事は関係ございません。こういう貪欲な立ち位置にいたからこそ、彼女が光り輝いたのですから。
 さて中身ですが説得力抜群の上手い歌唱に聴き惚れるスロウ「What Are You Doing The Rest Of Your Life」でスタート。そしてフィーリーっぽいストリングスがたまらん「Somewhere」、キャロル・キングの名曲の秀逸カヴァー「So Far Away」、ゆったりとグルーヴする「I'm Gonna Find Out」とレディ・ソウルファンも狂気乱舞の傑作が連なります。またカヴァーではアレサの「Runnin' Out Of Fool」やマーヴィンの「Save The Children」ってのも収録。一方ジャジーな趣きではレンジの広い声が素晴らしい「You Must Believe In Spring」、ブルージーに迫るホレス・シルヴァーの「Wipe Away The Evil」と圧倒されます。最後にはサザン・ソウルさえ感じさせる「Things Don't Never Go My Way」で何とも粋な締め。
「後のスタッフのメンバーが絶妙のサポート。皆ええ仕事してまっせ」
::more
2007.01
07
Category : East Coast
Theme : HIPHOP,R&B,REGGAE
Genre : 音楽
clipse.jpg

 ネプチューンズのファレルが全面的バックアップして制作されたブロンクス出身・ヴァージニア育ちの兄弟チームの2nd。1stの成功にもかかわらず所属レーベルのゴタゴタで遅れに遅れた本作は4年ぶりの満を持しての登場。ドラッグ売買などのストリートでの生活で生き抜いてきた二人の力強いラップは突き抜け感に満ちたなかなかカッコ良いもんです。音の方もここ数年では最もおもろい音を届けてくれるトラックメイカーで真っ先に思い浮かべるネプチューンズってなわけでココでも独特の空気感でガンガン攻めてくれます。
 中身はえらいカッコええのもあれば、しょーもないのも有りって感じですが前半戦は文句無しの出来具合です。冒頭の「We Got It For Cheap」は安っぽいオルガンのループに乗った男気溢れるラップがえげつなく決まるカッコ良さ。続く「Momma I'm So Sorry」も文句無しの力強いビートが最高でバスドラの音圧も実に心地ええナイストラックです。ドラッグなんかで成功しちゃってスンマセンと切々と訴えかけます。そしてJeru the Damajaの名作カム・クリーンでのプリモ・サウンドを彷彿させる1stシングル「Mr. Me Too」ではPharrell御大もラップで参戦。浮遊感ある独特の今様のサウンドで圧倒します。また2ndカットの「Wamp Wamp」ではヒューストンのSlim Thugが客演しイケイケのエキゾチックなビートを展開。他にもロレックスにダイヤ詰め込みすぎて針も動かへんとのたまう「Ride Around Shining」や、Hiacheをサンプリングしたビートが無茶苦茶しびれる「Dirty Money」、バリー・ホワイトネタの「Hello New World」、Re-Up Gang勢揃いのポッセ・カット「Ain't Cha」などは聴き所。最後に収録の、R&BシンガーBilal&Pharrellをフィーチャーした「Nightmares」は不安な妄想をメロウなトラックにのせて切々とライムする好トラック。
「ホームランは無けれども、ヒットの連打で打ち勝ったって感じですわ」
::more
2007.01
06
Category : East Coast
Theme : HIPHOP,R&B,REGGAE
Genre : 音楽
B000t.jpg



 ウータン軍団のキャラ立ちNo.1の象徴的存在であり、ODB亡き今Ghostfaceと共にますますクリーンナップを打つ主軸として期待も高まるメスのソロ名義4作目。本作はナショナル・ウィード・スモーキング・デイ(国際的なマリファナの日)である4月20日の“翌日”がアルバム・タイトル。とうとう禁マリファナに取り組むのか、翌日のシラフでの制作をアピールしてるのかよう分かりませんが気合の入った一撃である事は間違いありません。メスというとどうしても最高のK点超えを見せた充実の1stソロ作「Tical」の幻影を追い求めてしまう私ですが、本作は原点回帰のようなつくり込みでWu総帥RZAや盟友レッドマンで御馴染みのEric Sermonが制作に名を連ねた力作です。      
 やはり注目は総帥RZA絡みのトラックで、本体からの援軍Raekwon&The Rza本人も加わった「Predential」はイントロからカンフー映画のサンプリングも入るWu初期を彷彿させる興奮の逸品。またRZA以上にRZAらしい変態ビートのざらつき感も素晴らしい弟子アラー・マセマティックス制作の「Everything」も軍団からInspectah Dec & Streetlifeも参戦する超強力作。一方、Eric Sermon関連ではCoolなビートにのって故O.D.B.との共演が嬉しい「Dirty Mef」、スカルナップスのネタがドシっと安定感を生む「Problem」、Isleysの早回しが新鮮な「Got To Have It」、ローリン・ヒルのサンプリングが擬似デュエットのようにバシッと決まる「Say」など要所を押さえる高品質トラック連発です。他にもハヴォックが手掛けた「Somebody Done Fucked Up」なんかも緊張感溢れる鳥肌的展開で最高です。ゲスト陣もGinuwineFat JoeRed Man等など華を添えますがメスの存在感が強烈ゆえに主役を食うことは決してありません。まあ久々の秀作登場って感じで大満足です。
「役目は終わったなど言ってはいけません。N.Y.勢の逆襲はこれからです!」
::more