FC2ブログ
RSS
Admin
Archives

音系戯言

偏見に満ちた音楽観をだらだらレビュー。 あくまで保有音源整理の為と、自己満足備忘録。黒人系(R&B・SOUL・Hip Hop)とロック中心。リアルな音はココにある!!

カテゴリ
Funk (89)
Jive (2)
検索フォーム
Profile

ezee イージー

  • Author:ezee イージー
  • 男アラフィフ。人がいなくとも耳打ちで伝える、癖がすごい会社員。

    なお当ブログはLink Free 連絡不要です。
月別アーカイブ
06  05  04  03  02  01  12  11  10  09  08  07  06  05  04  03  02  01  12  11  10  09  08  07  06  05  04  03  02  01  12  11  10  09  08  07  06  05  04  03  02  01  12  11  10  09  08  07  06  05  04  03  02  01  12  11  10  09  08  07  06  05  04  03  02  01  12  11  10  09  08  07  06  05  04  03  02  01  12  11  10  09  08  07  06  05  04  03  02  01  12  11  10  09  08  07  06  05  04  03  02  01  12  11  10  09  08  07  06  05  04  03  02  01  12  11  10  09  08  07  06  05  04  03  02  01  12  11  10  09  08  07  06  05  04  03  02  01  12  11  10  09  08  07  06  05  04  03  02  01  12  11  10  09  08  07  06  05  04  03  02  01  12  11  10  09  08  07  06 
カレンダー(月別)
11 ≪│2006/12│≫ 01
- - - - - 1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
31 - - - - - -
RSSフィード
リンク
最近のコメント
FC2
Powered by fc2 blog  |  Designed by sebek
2006.12
26
Category : James Brown
Theme : 本日のCD・レコード
Genre : 音楽
4988005260826.jpg

 キリスト様のお誕生日にGODがお亡くなりになられました。今世紀最大の喪失感です。男の中の男であり、Godfather Of Soulの異名も持った黒人音楽の最重要人物James Brown。人間いつかは死ぬ時が来るとわかっていながら、このお方だけは何となく不死身のような気がしてたので御大にしてはあまりに早すぎる逝去と感じざるを得ません。昨年もBlack Eyed Peasの新作で熱きFunk魂を見せつけ、最近までバリバリでステージをこなしてたそうですからホンマに残念でなりません。口と行動が伴わないハッタリ系の人が多いこの世の中で何を豪語しても許される実績と存在感を持った稀有な人で、取材等でも相手が平伏すまで驚異的な過去の栄光をまくしたてる様は何とも頼もしく、自身のスポークスマンとしても最高でした。何せ米寿くらいまで現役と思っていた、私にとって絶対的な存在であった人の突然の死は、なかなか信じ難いものでゆっくりと受け入れるしかありません。
 さて本盤は革命的ファンクを数多く送り出したJ.B.のバラディアーとしての側面を上手に捉えたリマスター好編集盤。'60年代の脂ののった時代の録音中心にバラードでもしっかり我がの世界へ引き込みます。劇的な歌唱が印象的なスタンダード的ポピュラーヒット「Prisoner Of Love」、常にライブでもハイライトとなった「It's Man's Man's Man's World」、初ヒットともなった美しいスロウ「Try Me」等亡くなった今聴くとヤケに染みてきます。ゴスペルチックな名スロウ「Bewildered」、「Lost Someone」あたりはサミー・ロウによるwith Strings ヴァージョンで収録。またMarvin Gayeとのデュエットで有名なタミ・テレルがJ.B.一座に在籍してた時に彼女に書いた「I Cried」でのタミの死の1ヶ月前に録音した自身のヴァージョンの偶然の産物とは思えない感動的名唱や、'70年代初期に次々に名アレンジを施したデイヴ・マシューズの手腕も光る「A Man Has To Go Back To The Crossroad」等も惜しみなく収録。立て続けにバラードを聴くと改めてシンガーとしての偉大さが浮き彫りになります。あの自信に満ち溢れたライヴがもう見れないとは寂しい限りです。
「もともと伝説だった人。星になっても皆を圧倒し続けてください。合掌。」
::more
2006.12
20
Category : 00's Male R&B
Theme : 本日のCD・レコード
Genre : 音楽
B000HCPWZO_01__AA240_SCLZZZZZZZ_V37367501_.jpg



 スモーキーな声にソウルフルな歌い廻しが実にかっこええジョン・レジェンド氏。いっぱい賞を取ったデビュー作は古き良きソウルとヒップホップのざらついた質感がうまくブレンドされていて非常にグレイトな1枚でありましたが、その前作の立役者カニエ・ウエスト御大は今回ちょっと引き気味でよりストレートなサウンドが押し出されたブツになってます。まぁどんな音にせよ、声質自体がクールさ満開のウェルカム・ヴォイスですので聴いてて気持ち良いことには今回も変わりありません。ただ器用な人っぽいからアレもコレもってなっちゃうんでしょうが、一部の曲では好みやないアレンジやコード展開の曲もチラホラあったりもします。
 まず1stカットとなった「Save Room」ではBlack Eyed Peasのウィルが手掛けており、淡々と進む曲調にニュー・ソウル的アレンジとロック風味のギターが重なる佳作。今回ウィルは他にもフォートップス引用のグルーヴィーな「Each Day Gets Better」や'60sシカゴソウルの香りプンプンの傑作「Slow Dance」もプロデュースする活躍です。これは結構なグッジョブです。またカニエ氏プロデュースとなるミディアム「Heaven」は割と前作に近い質感でCoolなトラックも光ります。中盤に登場する「P.D.A.」もスティーヴィー・ワンダーっぽいミディアムで実に気持良い展開ですが、そのあとのピアノマンらしい上品な作品はちょっとしょーもない流れでいただけません。しかし終盤に登場するフリーソウル的なグルーヴの「Another Again」、ストリングスが感動的にアシストするスロウ「Coming Home」、メロウなボートラ「Out Of Sight」あたりは地味ながらストレート且つソウルフルな流れで最高です。日本盤ボートラでは他にもSergio Mendesとやった「Please Baby Don't」も収録。
「睡眠不足で聴いても、優しいまろやかなサウンド。癒しにもなりまっせ。」
::more
2006.12
12
Category : 00's Female R&B
Theme : HIPHOP,R&B,REGGAE
Genre : 音楽
med_22424.jpg



 '90年代にはフェロモン大賞も獲得(嘘です)したトニ嬢のクリスマス・アルバム。このアルバムは大ヒット盤The Heatの後、ファンク・バンド「ミント・コンデション」のケリー・ルイスと結婚し妊娠中に録音した幸せいっぱいアルバム。このトニ嬢、メリーランド出身だそうで冬なんかは正にタイトルにもある雪の結晶と戯れて育ったようです。厳格な牧師の父の下、「ゴスペルだけ歌ってたらエエんや」と言われて育ったせいか歌の方は抜群に上手ですが、その反動か大人になったトニはセクシーモード全開で大衆を魅了してきました。本作は結婚直後のせいか割と落ち着いた雰囲気で、旦那ケリーとの共同作業で全編クリエイトしてはります。
 収録曲でも前半はR&Bファンに充分アピールしうるオリジナルの秀作が連なります。1曲目の「Holiday Celebrate」は美形の妹テイマーも曲作り・Voと参加したラブ・ソングでキャッチーなメロディが最高です。そして寒い土地で育って憧れだったのか南国でのクリスマスを歌ったナイス・ミディアム「Christmas In Jamaica」はシャギーの客演も雰囲気を盛り上げます。アール・クルーの美しいインストに歌詞を付けた「Snowflakes Of Love」はアコギの音も心地良いスロウで何ともエエ感じです。中盤以降はスタンダードやポピュラーっぽいのが中心となりますがトニのセクシーなヴォイスでしっとり聴かせてくれます。中でもデビュー時からの付き合いとなるBabyface作のスロウ「This Time Next Year」は少しばかり切ない声と美メロも相性バッチリで実にナイスな仕上がりです。クリスマス・ディナーでも行ったらBGMで流して欲しいって感じです。
「アダルトな雰囲気でクリスマスを味わいたいって方にもってこいの1枚」
::more
2006.12
11
Category : 00's Female R&B
Theme : 本日のCD・レコード
Genre : 音楽
destya.jpg



 クリスマス・アルバムをリリースできるって大物になった証みたいなところもありますが、チャーリーズ・エンジェル主題歌でマグナム・ブレイクを果たした年にデスチャが発表したクリスマス・アルバムは大物の風格バリバリにして内容充実の好アルバム。クリスマス・アルバムっていうとアーティストにしてもホリデーシーズン向けのリラックスしたアルバムっつうのが世の常やったような気がしますが、近年のコノ手のアルバムを見てると通常のオリジナル・アルバム顔負けの気合の入ったつくりになってるモノが多く無視できん内容のモンが多いです。このデスチャのアルバムもビヨンセ主導の下、オリジナルは勿論スタンダードも大胆なアレンジで挑んだ意欲的作品でえらい気持イイ音に仕上がってます。
 中身は1曲目から名曲サヴァイバーを彷彿させるアゲアゲ・ナンバー「8 Days Of Christmas」でゴキゲンさん必至です。次のジョージ・マイケル“Father Figure”引用の「Winter Paradise」もゆったりした雰囲気が心地良い佳作。面白いのがソロ・コーナーが続く中盤で、メンバーではないもののビヨ嬢の妹にして美女Solangeがマイクをとるラパパンパンのフレーズでお馴染み「Little Drummer Boy」は斬新なアレンジも光る逸品。ビヨ嬢に負けんくらい歌激ウマのKelly Rowlandが歌う「Do You Hear What I Hear」、ややかすれ気味の味わい深いVoを聴かせるMichelle Williamsのトラディショナル「O' Holy Night」、デスチャ節爆裂の定番「White Christmas」あたりも聴き逃せません。またダニー・ハサウェイで有名な「This Christmas」もゴスペル版2ステップのような興味深い仕上がり。日本盤ボートラでは、バックトラックもカッコ良すぎるSolangeが歌うアップ「Proud Family」、3rd収録の名スロウの別テイク「Emotion (with Strings)」と共に秀逸な2曲収録。
「ただのイケイケ女やないことを見せつけたビヨンセ。才女です。」
::more
2006.12
10
Category : 00's Female R&B
Theme : 洋楽CDレビュー
Genre : 音楽
437784.jpg

 この時期はキリスト教云々にかかわらず日本でもラヴァーズ・イベント、子供達のおもちゃ買う口実として盛り上がるクリスマス。自身の幼き頃を考えると“知るか、そんなもん”と親に云われて育ったので、「欧米かっ」と突っ込みたいところですが、街の盛り上りとか経済効果を考えると頭の固いこと言わずに祭りやと思って楽しまなければ損です。今や寄り道する口実にもしっかり使え「ぼちぼちクリスマスやし、一杯いきまひょか」とか、もう意味不明の言葉でビールも飲めます。何と素晴らしいことでしょう。そんなことでゴスペル・アルバムも発表して話題のケリー嬢のクリスマス・アルバムです。
 '90年代後半にふくよかなBodyをひっさげ真のレディ・ソウルとして登場した彼女。威風堂々に圧倒的な声量で歌いこなす本格派シンガーだけに、この一家総出で制作されたクリスマスアルバムも迫力満点です。まずMary Maryとの共演となる「In Love At Christmas」。これは極上のR&Bスタイルが楽しめ、いつ聴いてもエエ感じの傑作です。またジョージ・デュークが手掛けたムーディな「What Child Is This」、小学生の頃お菓子をもらう為だけに行った教会で真剣に阿部マリアさんのことを歌った曲やと思った賛美歌「Ave Maria」あたり、実にしっとりした歌唱で惚れ惚れします。オリジナルとなるスロウ「Mary's Song」、「Messiah Has Come」ではグレイトだった2ndを彷彿させる熱唱も聴け最高です。圧巻なのはBebe Winansやザップ軍団からShirley Murdock等も参戦した「Oh Come All Ye Faithful」でそれぞれの熱い喉が魂を揺さぶる大作となってます。
「クリスマスやぞ。わかっとんのかいっ!といやがうえにも突きつけるKelly嬢。流石です。」
::more
2006.12
07
Category : Funk
Theme : 本日のCD・レコード
Genre : 音楽
76314.jpg



ブラコン全盛の'80年代半ばはヒット・チャートのトレンドもんしか興味が無かったBlack Musicですが、数年後に後追いで聴いて度肝を抜かれたグループがオハイオ出身のこの人達。当時の最新テクノロジーを上手に手のひらで操りながら、熱いファンクを革新さも伴って体現して見せた天晴れな人等です。ZAPP=Rogerといえばコレ!っていうテディ・ライリーが見事に継承した巧みなヴォコーダー使いのCoolな表現や、斬新な符割りでのカッティングなどは'90年以降も影響力バリバリでした。プリンスやフルフォースと共に、ソウル・ファンク時代から現在のR&Bに最高の形で橋渡しした人等やと思います。好きになった'90年頃タイミング良く来日もし、手抜き一切無しの熱すぎるパフォーマンスも目の当たりにして以来、ずっと聴き続ける人等と決めてたのに、中心人物であるロジャーの'99年の突然の他界はホンマに残念なことでした。
 中身は1曲目から血圧上昇間違いなしの11分にも及ぶタフなファンク「Dance Floor」で代名詞でもあるトーク・ボックスも大炸裂していきなり最高です。息つく隙無くファミリーのボビー・グローヴァーが参戦してホーンもバシッと決まる重量級ファンク「Playin' Kinda Ruff」、ハンドクラップに低音ヴォイスも絶妙にはまるPopファンク「Doo Wa Ditty」と前半戦でコールド勝ち決定の凄まじい展開です。後半戦も大変なことで、Zapp史上最もキャッチーなメロが光る「Do You Really Want An Answer?」はソウルフルな生音ヴォイスも冴えわたる大傑作。そして極めつけはファンク大作「Come On」で、もうぐでんぐでんの状態に酒を注入されるが如くボビー・グローヴァーが再び参戦して大暴れする逸品。そして最後はロジャーのJazzyなギターも決まるインスト「A Touch Of Jazz」で最高の茶漬けです。
「はっきりいって、あと10作は聴きたかった最高の芸人Roger。未だに死を悔やみます。」
::more
2006.12
06
Category : Funk
Theme : 洋楽CDレビュー
Genre : 音楽
s-cdbgpd131.jpg

 何のインフォメーションも無いアーティストを買うのには勇気がいるもんです。でも一通り、メジャーな人等を聴くと「まだまだ聴きたいっ」って欲望が沸いてきて「なんかおまへんか」となってくるのが人間の性。食べ物や仕事、エロビデと一緒です。そんな時は信用あるレーベル、選者によるモノをチョイスするのが一番です。そんなことで、このBGPやKENT、Rhino、Hip-oなんかが出してくるブツはジャケもイカしてますし内容も保証付きってのが多くて安心印です。エエ仕事してたらまた信用がまして顧客の注目も高まるってことで自分の仕事においても大変参考になるってなもんです。
 ファンク系のコンピで秀作連発のBGPの記念すべきSuper Funk第1弾は、正直Denise La SalleThe Countsくらいしか知りませんでしたが権利関係もしっかりクリアしたマスターからの楽曲群はなかなかの満足感です。1曲目のAnn AlfordGotta Get Me A Job」から“誰やねん、それ?”って人やったんですがJB's系のCool極まりないミディアム・ファンクに脳天を直撃されます。JBスタイルではThe Huston Outlawsなる人達のグイグイ迫る「Soul Power」(あの有名曲とは同名異曲)やHuck DanielsFoolish Man」、スットンキョなヴォーカルながらアーシーなグルーヴが絶妙なAbraham & The CasanovasHook And Boogit」あたり本家に迫る好演奏。他にもメジャーKeyで能天気に展開するThe NotivationsI Love You」、ホーンがド迫力でカッコいいChuck BridgesKeep Your Faith Baby」、Jazz Funk風インストのRobert LoweBack To Funk」も途中トランペット~サックスと続くソロ廻しがスリリングな好曲。なんやわからんままゴリ押しファンクでざっと20曲聴かせてくれます。
「殆どが60's後半~70's中盤の最もおいしい時代のチョイス。こらぁたまりまへん」
::more
2006.12
04
Category : Vocal Groups
Theme : 本日のCD・レコード
Genre : 音楽
sugarr.jpghoney1.jpg honey2.jpg honey3.jpg honey4.jpg



 どの時代においても3声ハーモニーを売りにするガール・グループは必ず存在していて、最近のデスチャに至るまで魅力的なグループが数多く存在します。このハニー・コーンは60年代後半にソングライティング・チーム“H=D=H”がモータウンと袂を分かつ道を歩むべく起こしたデトロイト新興レーベル「インヴィクタス=ホットワックス」で活躍し全米No.1まで勝ち取ったグループ。'70年代前半中心に僅か3年間程の活動やったみたいですが、元々レイレッツやアイケッツとかでも活躍してた実力バリバリの人等で、ダーレン・ラブの妹でもあるエドナ・ライトを軸にゴスペルを背景にしたパンチの効いたポップ・ソウルは迫力満点です。余談ですが10年程前に大西ユカリのお姐さんとソウルバンドをやってたとき、何やゆうたらこのハニーコーンの曲を選曲しはりまして一時コピーのため聴きすぎて敬遠気味でしたが、最近このコンプリート集を入手して聴くとやっぱり素晴らしいの一語に尽きる曲群でした。残した秀作4枚のアルバムが全て聴けちゃいます。
 中身は2枚組コンプリート集ですので、しょーもないのもいっぱいかと思いきや粒揃いの溌剌デトロイト・ソウルで驚きです。やはりエドナ嬢がリードをとるジャクソン5風'70年型デトロイト・スタイルが何といっても最高です。1位を獲得した大ヒット「Want Ads」やエネルギッシュな声もみなぎる「Stick-Up」、チカーノ風に迫る「One Monkey Don't Stop No Show」、サビもカッコ良すぎる「While You're Our Looking For Sugar」、切ない女心もたまらん「Take Me With You」、ゆったりしたシャッフルにハーモニーも冴えまくる「The Day I Found Myself」、カニエのサンプリングでも聞き覚えのあるドラマティックな「Innocent 'Til Proven Guilty」とシングル曲などはどれをとっても抜群の出来です。またウータン総帥RZAも推す「If I Can Fly」やカヴァー曲(デルズ「Stay In My Corner」、ミラクルズ「Who's Loving You」、ブレンダ・ハロウェイ「You've Made Me So Very Happy」)もかなり秀逸で聴き惚れます。アルバム収録曲でも「Don't Send Me An Invitation」や「V.I.P.」などゴスペルチックな歌声がグイグイ迫る秀作がズラリ。ヒッツビル・モータウンの進化形としては最高峰です。
「'70年代はスリー・ディグリーズやエモーションズだけやおまへん。忘れたら、しばかれそうな勢いで迫ります!」
::more
2006.12
03
Category : Motown
Theme : 洋楽CDレビュー
Genre : 音楽
supremeswdolg_cd_large.jpg



R&B、ソウルに限らずポップス、歌謡曲に至るまで数あるガール・グループの雛形になったといっても過言ではないスーパー・グループ“スプリームス”。まぁ親しみやすい曲調、美しいハーモニー、振り付け、売り出し方などスターかくあるべきみたいな存在です。実際はグループ内で内紛とかもあったみたいですが(フローレンスの悲劇は有名)、性格はともかくやっぱダイアナ・ロスの魅力につきます。ただ上手いだけではなく、声がコケテッシュっていうか、それでいて艶があるっていうか「美味しんぼ」の登場人物みたいに上手く言えませんが、聴いてるだけで気分が高揚するんですな。別にファンやなくても耳馴染みのあるヒット曲だらけの人等ですが、TAMI SHOWでじっくり見てハートをブチ抜かれて以来、曲中2秒でもいいとこあったらOKって感じで聴いてしまいます。デビュー時は不発やったらしいですが、この2ndアルバム収録のシングル曲で大爆裂連チャンモード突入です。
 中身での個人的な1等賞はTAMI SHOWでも完璧のパフォーマンスを見せた、当時のアゲアゲナンバー「When The Lovelight Starts Shining Through His Eyes」。勢い良いイントロから、ボ・ディドレー・ビートに乗って溌剌と歌う様はある意味感動的でハーモニー、アレンジと非の打ち所がございません。勿論、この曲を含むポップ・ソウルの魔術師チームH-D-H提供の前半の怒涛の5曲は「Where Did Our Love Go」、「Run、Run、Run」、「Baby Love」、「Come See About Me」と無敵艦隊状態で突き進んで魅了します。後半もスモーキー作の1stカット「A Breath Taking Guy」、モータウンポップの典型てな感じの「Ask Any Girl」など上質の曲がこれでもかと収録。ところで余裕のある方にはHip-oの限定盤2枚組デラックス仕様がお薦めです。コチラは全曲Mono-MixとStereo-Mixの2通り収録に加え、2枚目に未発表セッションや臨場感溢れるライヴ・テイクを収めた垂涎仕様となってます。中でも「Don't Take It Away」や「That's A Funny Way」あたりキャッチーな王道スプリームス・スタイルで大満足です。
「自分の商品価値を悟った若き日のダイアナ嬢。わかっててもヤラれます。」
::more
2006.12
02
Category : Motown
Theme : 本日のCD・レコード
Genre : 音楽
s-s-image.jpg



 モータウンって会社はえげつなくアーティストを酷使してたのか近年になってもアンリリースドもんがジャンジャン出てきますが、そのクオリティの高さには驚愕の連続です。マーヴィンも例に漏れずコンピやら何やらで度々登場ですが、これは'60年代の溌剌デトロイト・モータウンサウンド時代の未発表曲集で「スタボン~」から「M.P.G.」あたりのテイストが好みならバッチリの音が詰まってます。でも本人が死後の発売を考えると本人的にOKテイクなのかどうかは知る由もありませんが、こんだけ内容が良いと本人も「かまへん、かまへん」と言ってる気さえします。マーヴィンといえば「What's Going On」とか「Sexual Healing」ですが、髭を生やす前のハンサム青年期も中々のシャウターぶりで捨て難い魅力があります。
 さて中身は1曲目「It's A Desperate Situation」から“よっしゃ~”とガッツポーズがでるナイスチューンで、ヒット曲「You」を彷彿させる高品質さです。コレと「It's A Lonely World Without Your Love」は元々デヴィッド・ラフィンに書いた曲らしいですがマーヴィンも実にカッコよく歌いきってます。また「I Found Something」や「Lucky Lucky Me」、「Hanging On」あたりは初期モータウンサウンドに乗ってやや荒っぽいシャウト・スタイルも冴え渡る良作。「When I Feel The Need」、「Dark Side Of The World」はタミー&マーヴィン作品でおなじみのアシュフォード&シンプソン作の傑作でこの辺なんかなんでお蔵入りやったのがホンマにわからんくらいです。他にも、曲後半にサム・クックのフレーズも飛び出す「Darling You're Wonderful」、オリジナルズとの強力タッグでの「You're The One」、ヴァンデラスをバックに従えた甘酸っぱい「Just A Little Love」など単なる寄せ集めや無いことをまざまざと見せつける素晴らしさです。
「初めてマーヴィンを聴く人がコレであっても問題無しって思うくらい高品質。嘘ちゃいまっせ」
::more