
いまや還暦をゆうに通り越してるというのに、バリバリのおっさんであり続ける「ニール・ヤング」。最初知ったのはTVで「
Like A Hurricane」の情熱的な演奏を見た時でした。“あんたに吹き飛ばされそうだ”と歌ったこの歌での、ニールの頼りなくも激しい歌とギターに感動し一発で「聴かなあかん人」リストに入ります。存在を知った'80年代前後、パンクにエールを贈ったり、突然テクノ調のアルバム出したと思ったらロカビリーにカントリーと次々に奇想天外な作品を矢継ぎ早にリリース。一大イベントLive Aidでは大所帯で派手に決める連中が多い中、ボロボロの格好でギター1本抱えて登場し飄々と「Sugar Mountain」を歌ったのもRock'n Rollを強烈に感じるものでした。ますますおもろい人やなぁと感じ興味深々の存在になります。以降、ちょこちょこ有名アルバムをつまみ食いしてましたが、最近聴くのはこのエエ音でリマスターされたベスト盤で賛否ある選曲でしょうが個人的には選曲もジャケも格好良くて結構気に入ってます。
まずCrazy Horseと共に放った'69年の2ndから3曲。川のほとりで彼女を撃ち殺したという衝撃的な歌詞の「
Down By The River」、実にグランジな「
Cowgirl In The Sand」、シングル曲「
Cinnamon Girl」と一気に引き込みます。そしてCSN&Yとして放った「
Helpless」は同郷のThe Bandとのラストワルツでの名共演も忘れられない大傑作。またCSN&Yでは美しいハーモニーもフィーチャーした中にケント大学での学生狙撃事件に対する怒りを込めた「
Ohio」も収録。大ヒットとなった感動的な「
Heart Of Gold」は個人的にも最も好きな曲でファームエイドで切々と歌い上げた姿が今でも忘れられません。他も名曲の嵐で、メロウな名曲「
Only Love Can Break Your Heart」、南部の人種差別を取り上げた「
Southern Man」、ナッシュビル録音のカントリースタイルがたまらん「
Comes A Time」、ブッシュ政権批判の華氏911でも使われたParl Jamとの共演曲「
Rockin' In The Free World」など断片的ながら魅力をしっかり伝えてくれます。
「こういうオッサンなかなかいてません。大事にせなあきません!」