
いまやセレブ街道爆進中のビヨンセ嬢ですが、デビューまでの苦労は別にして最初っからビカビカに輝いてはりました。新人女性グループ紹介ってことで何気なしに見た「
No,No,No Part2」のヴィデオクリップ。骨太ファンクなサウンドに綺麗なガールズが華麗に踊る姿は2秒見たらもう目が釘付けになりました。コレは凄いぞと思ってたら、あれよあれよという間に大スターに。呉服屋のおばはんまで「デスチャ、デスチャ」言うてましたからね。そんなことで当時聴きまくってたFugeesのワイクリフも1枚かんでるとなると「こら買わなあかん」となり即購入でしたが、全員16歳ながら色気も上手さも兼ね備えている様は「ついにアン・ヴォーグ後継者の真打ち登場!」と小躍りしました。サバイバーあたりの斬新なイケイケサウンドもよろしいですが、正統派R&Bグループ然としたストレートな音の初期デスチャも捨て難いモンがあります。泥沼脱退劇となったラトーヤ&ラターヴィアと上手に残ったケリーがビヨンセ女王と丸く収まったこのデビュー盤はこの後の快進撃を既に予感させる出来です。
中身はやはりワイクリフが手掛けた「
No,No,No Part 2」にまずぶちのめされます。ワイクリフもRapで参加した圧倒的にカッコいいヒップホップ的展開にゴスペルチックな歌が絶妙に乗っかる大傑作です。ワイクリフはもう1曲「
Illusion」でもナイスなサウンドを構築しておりコチラも必聴となってます。また本アルバムのキーパーソンの一人であるトニーズのドゥウエイン・ウィギンスもナイスな仕事っぷりで、アル・グリーン使いがたまらん「
Bridges」や地味ながらしっかり聴かす「
Birthday」あたりシンプルな音で歌の上手さも浮き彫りとなります。他にもコモドアーズの美しいカヴァー「
Sail On」、ビヨンセの熱い節回しが冴え渡る「
My Time Has Come」、ハーモニーもバッチリの実力を見せつける日本盤ボートラ「
Amazing Grace」あたりマジでしびれます。
「デビュー作にしてこの完成度。そらぁ売れますわって感じ」