

バンドブームの'80年代中盤〜後半、ビジュアル系みたいなのが雨後のたけのこのようにウジャウジャ出てきてましたが「ビジュアル・テクニック・センス」と3拍子揃って他のバンドとは格の違い見せつけてたのがBoowy。バンドには人と人との交わりがマジックを生むとよく言いますがココでの氷室京介(Vo)と布袋寅泰(g)はまさに好例で、解散後の布袋ヒット"ポイズン"なども「氷室が歌ったらもっと凄いやろな」とか氷室の大袈裟なバラードを聴くと「布袋ならセンス良くまとめるで」とか考えてしまします。まぁこれだけ影響力の強いバンドって無いくらい強力な存在で'90年代のGLAYやLUNA SEAなど見ても明らかで、それだけ皆彼等に心酔してたってことです。個人的にはルースターズやARBがパワーダウンしロッカーズが解散した頃にメキメキ頭角を表し、パンクやニューウェーブを消化した独自のグラマラスなスタイルは新しいビート系バンドとして俄然魅力的に映りました。特に布袋氏のローランドJAZZコーラスを駆使した尖がりつつ洗練されたギタースタイルは新鮮なもんでした。はっきりいって全作必聴っいっていいくらいどれもクオリティが高いですが、コンパクトに中後期をリマスターした本作は重要曲80%収録でお薦めです。
内容は音が重厚に劇的に変化した3rdから最終作まで万遍無く収録でどれもポップながら攻撃的で今聴いても最高です。「
Dreamin'」、「
ホンキー・トンキー・クレイジー」や1stからの再演となる「
No, New York」あたり不朽の傑作といって差し支えない出来です。音的に更なる進化を極めた「
Rouge Of Glay」やイントロ大賞があったら授与したいほど、弾きまくった名バラード「
わがままジュリエット」、TVでも息の根を止められるほどカッコよかった「
B・Blue」、「
Only You」と名作の嵐です。衝撃的だった解散宣言直前に全国民待望の中、発表されたサイコパスからも「
MARIONETTE」、「
Plastic Bomb」、「
季節が君だけを変える」と今後も“まだやってくれ”と思わせた秀曲が収録。ラストはオリジナル別テイクとなる名曲「
CLOUDY HEART」で締め。
「かっこ悪い再結成だけは止めて欲しい人達。正に伝説のバンド。」