
茶の間でも大人気だったシャネルズ〜ラッツ&スター。パイオニアのラジカセのCMソング「
ランナウェイ」でいきなり大ブレイクした彼等でしたが、最近ゴスペラーズの師弟ユニット“ゴスペラッツ”も登場で再び脚光を浴びてます。グループとして歌う鈴木雅之はやはり輝いているのですが、ゴスペラーズがイイ悪いの問題でなく「ワル」の香りのするラッツ&スターはカッコ良かったと再認識しました。ビシッとオールバックで決めて、当時度肝を抜いた黒塗り姿はドゥワップへの愛情に満ちたもので日本では彼等以外は様にならないと感じます。
これは'96年に久々に集結した時の新曲を含むベスト&ライブ。初期の'50年代のドゥワップの影響濃いナンバーが最高です。「
トゥナイト」、「
街角トワイライト」、「
涙のスウィート・チェリー」、「
ハリケーン」と口ずさみやすいキャッチーなヒット曲連発です。また最大の理解者でもあった大瀧詠一とのタッグで生まれた珠玉のスィートソウル「
Tシャツに口紅」や新録となった「
夢で逢えたら」も収録。後者は'90年代のラッツを体現した白眉の出来でマーチンのソウルフルな歌唱、田代の甘い語りといい数あるコノ曲のカヴァーの中で一番やと思います。カヴァーではフラミンゴスの「
Lover Never Say Good-Bye」もお手のものって感じで田代&マーチンの掛け合いヴォーカルが最高です。また2枚目のライブでは桑マンが歌うオールディーズのカッコ良さ満載の「
夢見る16歳」が張りのある声で魅了する素晴らしい出来。
メンバーの不祥事で幾度となく困難がありましたが、やはり田代マサシの不在のラッツは考えられません。精神的にチョッと弱かった田代氏ですがラッツでの功績は素晴らしいというしかないのですわ。
「禊済まして、早く戻って来い!田代!マーチンの横はやっぱりアンタです。」