
伝統的とか本格派とかいった感じの'70年ソウルの良き部分を継承したスタイルが、Hip Hop世代のサンプリング以降に形を変えつつもしっかり新鮮な形でメインストリームに存在するってのは嬉しいトコです。最近の若手シンガーでもそれぞれリスペクトする人がアル・グリーンやらダニー・ハサウェイやらのリアルタイムで聴いてないであろう偉人の名がぽんぽん出てくるって凄い文化やと思います。まあアメリカはしっかり黒人音楽文化が根付いてるんでしょう。まあ黒人の人等がぎょうさんおって生活してるわけやし自ら誇れる文化もあって当たり前か。
このジャヒームもソウルの先人の良き部分をしっかり現代の解釈で表現しており頼もしい限りです。3枚目となるこのアルバムでもテディ・ペンダーグラスばりの武骨な歌いまわしでかなりエエ感じです。ケイジー中心に構築されたトラックのセンスの良さもジャヒームの熱い歌声をバッチリ盛り上げます。頭からウィリー・ハッチ使いの「
The Chosen One」で開放感溢れるグレイトな歌いっぷりですが「
Daddy Thing」や「
Like A DJ」も非常にCoolな質感ながらジャヒームのソウルフルな歌声が冴えまくりです。Syles Pのラップも絶妙なデルフォニックス引用の「
Fiend」やマリリン・マックー&ビリー・デイビスJr使いの「
I Ain't Never」、モーメンツ使いの「
125th」といったアルバム中盤以降の流れなどはある意味感動的ではっきり言って最高です。
「けなす部分がホンマに無いです。決して古臭くなく調理したバックトラックも聴き物!」