

なにやら御機嫌さん状態で話されているゴードン氏のジャケが印象的なこのアルバム。この時期は好調だったのか'50年代は麻薬に溺れてボロボロだったいうのが感じられないくらいイイ顔してはります。私自身テナーサックスをちょいとだけカジってまして、ゴードンのような武骨ながら繊細なテナーを聴くと惚れ惚れします。このハードバップ期('60年代前半)の録音にはピアノのケニー・ドリューが良き相棒となってコンスタントに名盤を発表しています。とりわけ本盤ではフィリー・ジョー・ジョーンズのドラムも大活躍で実に格好いいスウィング感を醸し出しております。
1曲目の「
Soul Sister」こそリラックスした雰囲気でゆったりムードですが、続くドリューのオリジナル「
Modal Mood」ではゴードンの攻撃的なブロウ全開でグッときます。そして名演といえる「
The End Of Love Affair」や「
Clear The Dex」は聴き応え充分の歌心満載ブロウをアップテンポの中、タメも絶妙にコントロールして聴かせてくれます。この中盤の2曲が実に素晴らしく、他のアルバムも買いたくなる程ゴードンの男気が満載です。最後はチャップリンの「
Smile」を実にうまく料理して締め!
「球が走ってれば直球とカーブだけで完封シャットアウトできるでって感じですわ」