
Hip Hop Soul の代表格みたいな感じで君臨していたFaith嬢が、4枚目にして無茶苦茶ソウルなアルバムを投入です。ジャケも色気たっぷりでエエ女満開です。もともと声自体が、泣き声っていうか、ハート直撃系のソウルフル・ヴォイスなので本作のアプローチは大歓迎でございます。大物の風格さえ漂わせ始めたFaith嬢の勝負作といって差し支えなさそうです。
さて本作の中身は頭こそNeptunes絡みのHip Hopの臭いを放つ「
Goin' Out」では今時の佇まいですが、何といっても多くの曲を手掛けたIvan & Carvinの仕事がオールドソウルの良さをしっかりブレンドしていて秀逸です。(ジル・スコットやミュージックも手掛けてます) Whatnauts使いの哀愁味を帯びたトラックも良い「
Again」、エレピ音もエエ感じの「
Until You Came」、70年代風グルーブが心地良い「
Lucky Day」、泣かせるコード展開にTwistaの高速ラップが絶妙なマッチングを見せる「
Hope」等、Faithの堂々たるソウルフルな唄いっぷりに最高の相性を見せてくれます。他にも、クールに疾走する「
I Don't Need It」や、ループ的なトラックの中でソウル魂を爆裂させる「
Mesmerized」、Mario Winansをフィーチャーした「Everwonder」など極めて品質の高いトラックがひしめきあいます。過大評価気味のMary J.なんかより、よっぽど聴かせます。
「現代レディ・ソウルの代表選手とまで言ってしまいたい傑作。ほんまエエ女です。」