Let It Be / The Beatles * 1970 EMI
2005-06-16 Thu 02:41
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 解散前の作品としては大概アビーロードが名作と祭り上げられていますが、なんのなんの、私にとっての名作はむしろコッチ。昔映画を深夜放送で見て余計に魅力的なモノとなりました。それは人間のエゴや壊れかけのバンドをリアルに見せつけたモノで、緊張感溢れる張り詰めた状態の演奏の数々でした。うまく言えませんが、スーパースターであるビートルズも人間なんやと思わせてくれたヒューマンドラマが凝縮された、親近感が妙に沸いたアルバムです。故に名演が多く(私自身のバンドで実証済)原点に返ろうとモガき苦しむ様が最高に美しい曲群です。またBilly Prestonの全編参加もコノ盤をハイクオリティーにしており最高のソウルフルなフェンダーローズを奏でています。オーバー・プロデュースやと揶揄されたフィル・スペクターの音処理も個人的には気に入っておりまして、本アルバムの決定版として近年発表されたネイキッド版よりもやはりコチラがお気に入りです。
 アルバムは劇中の声なんかも効果音的に残されていてそれもまたエエ感じです。ポールのベースも秀逸なオープニング曲「Two Of Us」は朴訥とした雰囲気も素晴らしい傑作。この時期のジョンのベスト・ワークスとも思える「Across The Universe」も単純に美しい癒しの名曲。しかしながら何ぼ変わった趣味と言われようとベストトラックは「Dig A Pony」と「I've Got a A Feeling」。正にビートルズ・ソウルとでもいうべき泥臭くも美しいフィーリングは何度聴いても鳥肌がたつ逸品で4人の演奏のマジックをまざまざと見せつけます。シングルで発表されたタイトル・トラック「Let It Be」はジョージのGソロも違ったアルバム・テイクですが曲の素晴らしさは言わずもがなで、こちらはビートルズ・ゴスペルとでも言うべき大ヒット。また賛否ありますが馴染み深いストリングス入りの「The Long And Winding Road」はやっぱ心の琴線を直撃します。物悲しささえ漂う初期に立ち返ったロックンロール「One After 909」、「Get Back」は初期の切れ味には劣りますが熟練の味も感じる味わい深さも楽しめたりします。
「ネイキッドを聴いて、さらに愛着を感じた本アルバム。人間ドラマですわ」
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Andree Marlrau Live / 萩原健一 with Andree Marlrau Band * 1985 bourbon
2005-06-16 Thu 01:56
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萩原健一 - アンドレマルロー LIVE

 神がかり的なカリスマ性を持った人ってどれだけいるんでしょう?少なくともショーケンはステージの上で真のカリスマです。意味不明の動きや虹色ヴォイス(当時は出ていた!)、大関のCM・・全てがカッコよかった。パフォーマーとしての目つき・歌声は自信に満ち溢れ、トンガリすぎて他の追随を許さずフォロワーも生み出せない孤高の人でした。そして、その頂点にあったのがこのライブ盤です。柳ジョージ&レイニーウッドと組んだ名作「熱狂雷舞」を皮切りに次々に秀作ライブ録音を残してくれましたが、ここではショーケンが理想としていた域まで達したパフォーマンスが堪能できます。彼の表現方法を完璧に理解したバック陣とガップリ四つに組んだ奇跡の記録といえます。速水清司&井上孝之のツボを押えたギター、鈴木明生のソウルフルなサックス、ミッキー吉野のファンキーなオルガン&ピアノ、激シブ打楽器陣の樋口昌之&菅原裕樹、屋台骨を支えるベース渡辺健・・上手いです。
 収録曲は大袈裟でもなんでもなく全曲必聴と言い切ります。「He Is Comming」、「Ah! Ha!」、「ハロー・マイ・ジェラシー」、「Thank you My Dear Friends」等、枚挙に暇がないほど鳥肌の瞬間が待ち受けています。ただ映像版で収録された「シャララ」が未収録となったのは唯一残念のところ。これはDVDで補完してください。そんなことで全編見渡しても、過去の名曲も最高の形で演奏されていてショーケンもいつも以上にブチ切れてます。このメンツで2枚のスタジオ盤制作後に歌手としては沈黙。そして今、またトラブルメーカーに・・でも「この瞬間」は決して色褪せません。まだまだイケルで!ショーケン!
「壊れそうな物ほど美しい」ってのはコノ事。
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