Funky Divas / En Vogue * 1992 eastwest
2005-06-21 Tue 23:54
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En Vogue - Funky Divas

 美人で上手くて非の打ち所が無いR&Bグループとして君臨していたアン・ヴォーグの2nd。エレガントさとHipHopなイメージが上手い具合に同居しており、曲の良さも手伝って大ブレイクでした。それにはFoster & Mcelroyのプロデュース、アレンジの手腕による所が大きいのは周知の事実。4人のコーラス・ワークを最大限に活かした音作りは讃辞に値する仕事ぶりで、若いHip Hopファンから古くからのソウル親父までをも唸らせるモノでした。本作はオリジナルの4人としてはこれで最後となる傑作で、今聴いても古さを感じないキャピキャピ感と絶妙なコーラスワークがたまりまへん。
 白眉はオリジナルをリスペクトしたアレンジが秀逸なアレサ・フランクリンのカヴァー2曲「Giving Something He Can Feel」、「Hooked On Your Love」。これを聴いてアリサの「Sparkle」まで手をだした人も多い筈。また、これ以上のカヴァーを聴いたことが無いBeatles Classic「Yesterday」も凄い出来。見事な料理具合で間違いなくブッ飛びます。もちろん、オリジナルも好曲目白押しでイケイケで迫る「This Is Your Life」、ファンキーな「My Lovin'」など最高の出来。そして極めつけはキラーミディアム「Give It Up,Turn It Loose」で歴史に残るスーパー・ミディアムです。私など、未だにi-podプレイリストにとりあえずほりこむエバーグリーン曲です。
「レトロ・ヌーヴォーで片づけられんスーパー・グループ。最低20年は聴けまっせ」
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MTV Unplugged / Mariah Carey * 1992 Columbia
2005-06-25 Sat 02:51
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 現在セクシー路線まっしぐらのマライアが、真面目に声量全開で唄っている頃の記録。大ヒットした「Emotions」の後だけあって世間も注目のライブ盤でした。今の女王様状態も良いのですが、コノ頃のすれていない感じのクールビューティーな様も実に良かったもんです。自身大学時代に「好みのタイプは?」と訊かれたら、迷わずマライア!と吠えていました。
 そのマライアがアリサ・フランクリン張りに唄いたおしたソウル然とした佇まいは、コノ後の大袈裟なバラード路線強調を考えると貴重です。「Emotions」、「Someday」といったヒット曲も生演奏&ゴスペル隊をバックになかなかの出来栄えですが、マライアのアイドルであるキャロル・キングとの共作「If It's Over」が凄まじい出来で正にマライア版サザンソウルとなっています。そして極めつけはジャーメイン役を見事にこなしたTrey Lorenzも光る、Jackson5カヴァー「I'll Be There」で激ソウル唱法バリバリの逸品。世界中のソウル・フリークが唸った名唱となりました。一般浸透度も当時物凄いもんでパチンコ屋でも閉店間際に頻繁に流れる痛快さでございました。そして何よりも全編、地声での今ほどファルセットを多用しない唄いっぷりがソウルフルで素晴らしい好感度急上昇となったライブ盤です。まだ奥ゆかしさもあって可愛かったマライアの記念碑的記録となりました。
「トミー・モトーラに毒される前のマライア。ピュアで実によろしいです。」
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So Many Ways / The Braxtons * 1996 Atrantic
2005-07-03 Sun 02:16
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  「Slow Flow」・・既に5万回聴いたであろう大傑作ミディアムが入ってるだけでも“買い”であることは間違いないのですが、所有欲をそそる理由は他にもございます。いわずと知れたお姉ちゃんToni Braxton譲りの激ソウルフル低音ヴォイスが全編にあるのと同時に、このベッピン3人を揃えたお色気満載のジャケ&中写真です。ダウンロード全盛になってゆく今後も、“アルバム”という現物盤で曲発表して欲しいのはこういう所に有ると思います。つまり曲にはイメージするアイコンとなるジャケなり何なりが無いと寂しいですやん。ちゃいまっか?
 内容のほうは冒頭の「So Many Ways」〜「Only Love」強烈ミディアム3連発でいきなり合格印がでます。なおBoss Productions制作曲はハズレ無しの好仕事ぶりで「Slow Flow」は勿論「Girl On The Side」でのPop Soul感も実に心地良くこのエロ姉妹をよく理解してると敬服。他にもSWV等でナイスな曲を連発していたAllstar関連の曲「What Does It Take」や、コブシ効かせまくりの日本盤ボーナストラック「24/7」も非常に良いです。
「こんなヌケるアルバム、あんまりおまへんで」
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Talk Show / Shae Jones * 1999 Universal
2006-05-06 Sat 01:50
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 Mary.J Blige以降の女性シンガーって感じで雰囲気も彼女を彷彿させるもんがある人ですが、力強い歌唱はなかなかの聴きごたえです。なにしろモンテル・ジョーダンが送り出した歌い手という事で、モンテルもソングライティングにもガンガン関わっており手塩に掛けて育てようという気持ちがヒシヒシ伝わる1st。ちょっと地味だったのか次なるアルバムは出ていませんが、本アルバムは手放すにはもったいない好曲収録です。
 大絶賛とはいきませんがティンバランドの影響が見え隠れするビートのきいたのが前半です。Jah RuleのラップもCoolな「Bad Boy」、バスドラ打ち込みがカッコイイ「Real Man」と印象的なトラックが続きますが1等賞はErick Seats制作の「I Want To Stay」。コレはシンプルながら力強いアレンジで最高です。また後半のスロウは聴き応え充分の力作が並びます。シャーリー・ブラウンの名作Woman To Womanのフレーズもとび出す「Everytime」、デビューシングルにもなった「Talk Show Shhh!」、ケリー・プライスも曲作り・バッキングヴォーカルに一肌脱いだ「Him & You」、厚いコーラスが気持ち良い「Hold On」など熱唱が光る秀作が連なります。でも苦言を呈すならメジャーKeyの曲を合間にほり込んで欲しかったってコト。
「L.V.のトランクにドシッと座るお姉さん。何、考えてはりまんにゃろ」
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Sweet 19 Blues / Namie Amuro * 1996 Avex
2006-06-06 Tue 02:59
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安室奈美恵 - SWEET 19 BLUES

離婚して新たな黄金時代に突入してるアムロちゃん。ブレイクした頃から発するオーラは衰えずって感じで何とも頼もしい限りです。昨今、倖田來未なんかがR&B的に語られたり、エロかっこいいなんてもてはやされていますが、どうもただの色モンにしか私の目には映りません。それはビジュアルも音楽もです。むしろ真の意味でエロかっこいいのは安室奈美恵です!猫も杓子も小室哲哉ってな感じで彼の音楽が席捲してた時、ユーロビート影響下のその音楽があまりに薄っぺらいモノに感じこんな奴の音楽が猛威をふるってるシーンにアホらしさすら感じましたが、「誤解してたわ、ごめん」と素直に思わせてくれたのがアムロとの一連のコラポ。いまや上質なR&Bをコンスタントに発表するアムロちゃんですが、その資質を見出した最初の頃がやはりソロとしての小室プレゼンツのこのアルバム。
 ハウスっぽいのからユーロ、R&Bと色々ですが小室氏の面目躍如といえる素晴らしい楽曲が多数収録。当時は今より高音域を多用した歌メロが多く今とは違った魅力で楽しめます。初々しいラップも披露したCoolなトラックも素晴らしい大傑作「I Was A Fool」、しっとりした質感がたまらんキラーミディアム「Present」、19歳でえげつない貫禄を示したスロウ「Sweet 19 Blues」とR&B曲に小室氏の懐の広さをうかがわせるとてつもない名作が多数収録。勿論、キャッチーなメロが印象的な大ヒット「Don't Wanna Cry」、アムロ以外が歌ったら絶対好きにならなかった類の小室的ヒット「Chase the Chance」など当時カラオケで必ず誰か歌ってたシングルヒットも収録。
「彼女がビッグネームになれたのは、やはり小室氏の功績。男としてはムカつくけどまたエエ仕事してくれ!」
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#1's / Mariah Carey * 1998 Columbia
2006-07-27 Thu 02:22
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 トミー・モトーラはマライアを見っけてシンデレラに仕立て上げワイフにする前までは良かったんですが、それ以降は最悪です。Music Box以後のポピュラー指向のバラード偏重主義は、おそらくモトーラのおっさんが「こういうのをやった方がいい。世界はそれを望んでいる。」とか言って唆したに違いありません。そう考えるとスパイラル状態に下降していった音楽的不振と結婚時期も合致して都合がよろしいです。独占欲が強かったのかせっかくの美しさと素晴らしい音楽性を上手に料理できんかったんは夫として失格ですな。何にせよ自分も仕事でジュエリー扱ってますがハリー・ウィンストン級の高品質ダイヤが本当に似合う人は限られてます。やはりハイジュエリーも違和感無く身にまとい、自在に7オクターブの声を操るマライアはショービズ界の至宝です。ちょっと太りやすいのが玉に瑕ですが皆で大事にしましょう!
 この離婚後に出た初となるベストは激素晴らしいジャケだけで買う価値大ですが、当時の新曲やら別Mixやらも収録でなかなか外せない内容です。冒頭からジャーメイン・デュプリのアルバムに収録されていた「Sweetheart」のPop VersionでCoolに決めてくれます。Whitney Houstonとの世紀のデュエットともてはやされた「When You Believe」はBabyface印の高品質バラードで双方バランス良く歌ってます。またバタフライ版からBrian McKnight主導版にリフレッシュされた「Whenever You Call」も好感触ですし、恩人ブレンダ・K・スターの「I Still Believe」も嫌味なくカヴァーしてます。カヴァーでは取り上げてくれただけでも満足のダイアナ・ロス「Dou You Know Where You're Going To」は中々の出来。ニルソンやジャーニーはいらんけどコレはいけてます!トムトム・クラブ使いが新鮮だった「Fantasy」も今や故人となったWu-TangのO.D.B.フューチャーのRemix仕様が嬉しい収録でキ○ガイRap全開でもう最高です。既発では「Emotions」、「Someday」、「Dreamlover」あたりのダンスナンバーは歌唱もパンチ力があり文句無しです。ちょっとオールディーズっぽい「All I Want For Christmas Is You」はヒットしただけあって日本盤ボートラとして収録。ベタですが実は嬉しかったりするPopな名曲です。
「いわばトミー・モトーラ期のベスト。戦績はNo.1だらけで凄いです!」
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Straight From My Heart / Pebbles * 1995 MCA
2006-07-28 Fri 02:37
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Babyfaceの相方、LA Reidの奥さんだった美人シンガーで、ソングライター、プロデュースまでやっちゃう才女です。TLCの発掘なんかでも有名ですがココでは自らの作品をしっとりまとめ上げております。割と清涼感ある歌声は夏に聴いても暑苦しくなく、あっさり気味のそうめんだけでええわって時なんかピッタリです。大ブレイクした前2作に続いて発表された本作は裏方仕事や主婦業も忙しかったせいか5年ぶりくらいに出されたもんで、飛び抜けた曲も無いですが聴きやすい曲も多く入っていて今でもたまに流すとエエ感じです。
 中身は結構当時の旬のプロデューサーを外部発注していてSean Puffy Combs、Organized Noize、Tony Rich等など起用ですが決してとっちらかった印象は無く落ち着いたスロウ・ミディアムでまとめあげられてます。特に前半はエエ流れでしてアダルトなミディアム「Like The Last Time」、スネアも印象的でキャッチーなシングル曲「"Are You Ready?"」、Stevie Wonder作のマイケル・ジャクソンカヴァー「I Can't Help It」と流れるあたりはリピート率の高い秀作が連なります。他にはこの当時、TLC等も当てイケイケであったOrganized Noize関連作も「Happpy」や「Soul Replacement」など地味ながら中々ファンク臭も散りばめた佳作となっています。後半になるにつれ結構しょーもないですが、Tony Rich作の「Long Way To Travel」あたりはPopでよろしいです。
「なんせペブルス嬢の声があっさりしてるので、胃にはもたれません。夏バテのヒーリングにもどうぞ。」
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3's A Charm / S.H.E. * 1997 Interscope
2006-07-29 Sat 23:54
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我が国でもキャンディーズ〜風間三姉妹〜ハロプロユニットと絶えることなく登場し需要の奥深さを感じるキャピキャピ女性グループ。海外でも状況は一緒ですが、バリバリの歌まで聴かせるっちゅうからたまりません。このSoul,Heart,Energyの頭文字をとって命名されたグループは10年程前の夏頃登場しあっちゅう間に消えていった潔い三姉妹です。彼女等のお母さんもセッション・シンガーとして鳴らした人らしく、実際彼女達もデビュー前から芸能人としてドラマやケンタッキーやらマクドのCMにも出演してたショービズ一家みたいです。そんな中NBAのスーパースター、シャキール・オニールの後押しで万全の体制での登場でしたが商業的にしょぼかったのでコレ1枚のみでおしまいです。厳しいモンですなぁ米芸能界は。
 しかしアルバムはアン・ヴォーグ少女版って感じでなかなか秀逸です。ハーモニーも実の姉妹ならではの美しさでインタールードでのアカペラもなかなかのモンです。音の方もジェイドやヴァネッサ・ウィリアムスで腕を上げた女性プロデューサー、アントニナがビシャっと仕切っていて統一感をもって聴かせてくれます。アン・ヴォーグっぽいナイスなミディアムアップ「In The Middle」、シックやレイ・パーカーJrっぽいギターと前のめりのビートが実に気持ちよい「I Wouldn't Take Her Back」、これまたクールなファンクテイストが最高な「My Secret Is」、ロード・タリークのRapも力強いHip Hopテイスト溢れる「Player」、淡々としたビートに情熱的な歌&ハーモニーが素晴らしい「Good Thing Going」とミディアム〜アップで曲の良さも手伝って素晴らしい展開を見せます。
「今や皆立派な大人の女性の筈。もう一度セクシー路線で売り出すのはいかが?」
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Saturday Night / Zhane * 1997 Motown
2006-07-30 Sun 02:17
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 なんやかんや言いつつ'90年代後半のR&Bで一番聴いたのはコレ。アーティストと呼ぶに相応しい技術・センスを兼ね備えたこのお二人さんはテクニック至上主義にも走らず、Hipな感覚も兼ね備えた中でオールドスクールソウルやJAZZのテイストを巧にブレンドしR&Bの土俵で激グレイトな録音を残してくれてます。力強くもしなやかな二人の声、KayGeeを始めとするHipHop系トラックメイカーとの絶妙コラボ、単純な3度ヴォイシングのハモリにとどまらない多彩でお洒落なハーモニーなど全てがCoolで一際輝いてました。素晴らしかったデビューアルバムを更に進化させたこの2ndは発売当時、その内容に狂気乱舞して喜びました。こういう才能のある人等の次なるアルバムが出ないってのは大問題やと未だに思ってます。
 てな事で内容は前作で確立したCool Grooveをしっかり前半で踏襲しており合格印を押す朱肉が無くなるくらいエエ曲で埋め尽くされてます。もうお家芸といえるKayGeeとのコンビネーションでの「Request Line」、「So Badd」、「Crusu」、「Last Dance」、そしてシック・カヴァー「Good Times」なんかは安定感抜群の心地良さ。また他もタイトル曲「Saturday Night」や個人的に1等賞と確信するエディ・Fが手掛けた「Just Like That」等ナイス・グルーヴに満ち溢れており最高の展開です。中盤からは驚きのビリー・ジョエル「For The Longest Time」のマイナーKeyでのアダルトなカヴァーに始まり、Jazzy&Mellowな曲が連なります。中でも「Kindness For Granded」、「Color」あたりは出色の出来で最高のヴォーカルワークが楽しめます。そして最後にはボートラでイージー・モー・ビーとの激グレイトなアップ「Let's Play」が待ち構えます。まぁほんまに曲良し、トラック良し、声良しっていう稀に見るアルバムです。
「何でもエエし次作を切望! 忠犬ハチ公の気持で待ってます。」
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Simone Hines / Simone Hines * 1997 Epic
2006-07-31 Mon 01:57
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 「涼しい格好したはりまんな」とお声掛けしたい佇まいのシモーン嬢のデビュー作。かなりの本格派シンガーでチャラけた気分で接すると、張りのある声とソウルフルな歌いまわしの連続にぶっ飛ばされます。'70〜'80年代の実力派シンガーと堂々と肩を並べられる風格で、アリソン・ウィリアムスばりのDeepさで最後までかましてくれます。Skipでもしようもんなら、どつかれそうな頼もしさです。
  1stシングルがロドニー・ジャーキンスが手掛けた「Yeah! Yeah! Yeah!」ってことでトニ・ブラクストン風のスムーズなスロウですがしっかり腰を据えた歌いっぷりで、かなり好感触です。しかしえげつないのは中盤に陣取った「Only Fools Fool Around」、「Every Little Thing」や「Richest Woman In The World」で、グラディス・ナイトあたりが歌ってもおかしくないこれらのスロウはメリハリをつけた歌唱がギンギンに黒光りする傑作。伸びのある声はマジで聴き惚れます。全体的にはシモーン嬢の声質を活かしたスロウ中心でコレは大正解!その合間に放り込まれたミディアム・アップがええ塩梅でスパイスにもなってます。最もキャッチーなエモーションズのクラシック「Best Of My Love」は流れからいうとむしろ異色ですがナラダ・マイケル・ウォルデンの手堅いつくりで心鷲づかみです。シンプルなバックながらバシっとビートの効いた「Call Me Up」はシモーン嬢のコクのある声を浮き彫りにする佳作。何せあまりにも上手い歌にグングン引き込まれること必至です。
「そんなことで、軽く声かけたらしばかれそうな強力なお姉ちゃんでした」
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CrazySexyCool / TLC * 1994 LaFace
2006-10-28 Sat 23:57
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TLC - TLC: Now & Forever - The Hits - Creep

 ついこの前買ったと思ってたら、既に10年以上経過していたTLCの大出世作となる2作目。普通は新譜でも急いで買うってことはあまりしませんが、前作のデビュー盤があまりに素晴らしかったので発売して即行で買いに行ったくらい期待度が高かったのがコレです。だいたい女性Voグループは好きなほうですが、これだけキャラが立ったグループは他に見あたらんくらい各々が魅せてくれました。Coolな独特低音ヴォイスのT-Boz、色気ある歌唱がたまらんChilliに、この人無くては始まらんRap担当Left Eyeと分かりやすい最高の役割分担でしたが、惜しくも事故で亡くなったLeft Eyeがグループ最大の魅力でTLCの象徴的存在であったとも思います。何せこの人のラップパートになると一気に曲のヴォルテージもあがる気さえするくらい華を持った存在やったんすな。
 さてこの2ndはミディアム中心にT-Bozを軸に据えた名曲が多く、1stとは違った良さが満載です。まずはDallas Austin快心の一撃といえる「Creep」はSlick Rickネタ使いのざらついた感覚にやられます。続くJermaine Dupriの手掛けた「Kick Your Game」もブリブリ感がたまらん最高のミディアムとなっていて、3人のワークシェアも絶妙のバランスです。Dallasは「Case Of The Fake People」でも最高のトラックを提供していてT-bozのCoolすぎるヴォーカルもピシャリとはまります。そしてパフィーは殿下プリンスのカヴァー「If I Was Your Girlfriend」を原曲の良さを損なわない大満足の出来で提供。後半にもDupriはスタックス名作Mr.Big Stuff使いの「Switch」を提供しLeft Eyeもエエ感じで弾けます。勿論メガヒットとなったBabyface印の美メロが見事な「Diggin' On You」や、流れまくったPVも印象的なOrganized Noizeの名仕事「Waterfalls」も聴き逃せません。そんなことで10年以上経った今もビカビカ輝いてる曲が多数収録のアトランタの底力を見せつけたアルバム。
「Left EyeとO.D.Bの死は今でも悔やみきれません。楽しみが1個減った感じ」
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