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音系戯言

偏見に満ちた音楽観をだらだらレビュー。 あくまで保有音源整理の為と、自己満足備忘録。黒人系(R&B・SOUL・Hip Hop)とロック中心。リアルな音はココにある!!

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ezee イージー

  • Author:ezee イージー
  • 男アラフィフ。人がいなくとも耳打ちで伝える、癖がすごい会社員。

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2005.09
12
Category : Jazz Funk
Theme : 本日のCD・レコード
Genre : 音楽
20050912022727.jpg

俳優の武田真治です。今もバラエティーから音楽まで幅広く活動中ですが、そんな彼の1stです。サウンド的にはオーソドックスなJAZZでは無く最近のMaceo ParkerやCandy Dulferのスタイルに近いFunkスタイルで、コレがなかなかイカしてます。元チェッカーズの武内亨がプロデュースしていてギターも弾いていたり、スカパラのホーン隊が参加していたりで花を添えますが、全般的にハモンドオルガンがフューチャーされたアレンジはホント私好みです。最初TVで本盤収録の「サファイアを手に入れろ」を見たとき一発で気に入りました!Acid Jazzの影響も受けた感じFunkは、武田氏のModsな風貌、ファッションと共に非常にカッコよく私の目に映り「コレや!」と思い、迷っていたテナーサックス購入を決めました。Saxって男前ですもんね。
 収録曲は結構バラエティーに富んでいて、Vocal曲You And Me Make LoveではLoleatta Hollowayが唄ったりしてます。ベストはCarolyn Hardingが唄うFree Your Soul「Froggy!」で前者はVibeが実にイイ味を出した'70sソウル風の名曲。後者はCoolなエレクトリックファンクで豪快なブロウが心地良いです。
「メチャいけの武田真治・・侮れないですよ!」
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2005.09
29
Category : Hard Bop
Theme : JAZZ
Genre : 音楽
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ファンキージャズを象徴するトランペッターであるドナルド・バードの出世作と言われる作品。ジャケのデザインが素晴らしいので、ついつい買ってしまうブルーノート盤ですが、内容も大変充実した傑作でございます。全ての作曲をバード自身が手掛けている意欲作でもあります。アルトサックスはジャッキー・マクリーン、ピアノにデューク・ピアソンが参加で、ハード・バップのカッコよさを共に盛り上げてくれてます。
 モーダルなバードのソロが恐ろしくカッコいい「Fuego」はスペイン語で炎っていう意味だそう。サックスのマクリーンと共にテーマ部分からして激シブです。ビ・バップの典型「Bap A Loup」もマクリーン大活躍で早いパッセージのアルトが冴えてます。またデュークからバードへと渡っていくソロ廻しも実にカッコよく、アドリブからテーマへのスリリングな展開にもゾクっとします。スタッカートを効果的に用いた演奏も実に魅力的。ブルージーなスロウ「Funky Mama」でまったりした後のファンキージャズの名作とされる「Low LIfe」もクール。マクリーンからバードへのソロ展開や2人で奏でるテーマ部分も完璧です。テーマからして分かり易く楽しいゴスペルタッチの「Amen」もコール&レスポンスが楽しい佳作。
「多彩な内容で熱烈JAZZ信者でなくとも楽しめます!これぞブルーノートって感じ」
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2005.09
30
Category : Hard Bop
Theme : JAZZ
Genre : 音楽
sonnyt.jpg

アルバム「クール・ストラッティン」で有名なソニー・クラークのそれより一年前に録られた熱い記録です。前述の名盤は管入りのクインテットでの編成でしたが、ココでは題名のとおりBassのポール・チェンバースとDrumsのフィリー・ジョー・ジョーンズの3人とシンプルな編成です。そのせいかソニーの熱いながらもドッシリ構えたピアノプレイが存分に楽しめます。勿論、レコーディング・エンジニアは最高のJAZZマジシャンRudy Van Gelder。こういう音がCoolなんや!と言わんばかりの理想的な音作りです。
 内容はコノ時代のトレンドを反映する「Be-Bop」でスタート。いきなり全員でバトルのような火花散るようなファストテンポでブっ飛ばされます。「Two Bass Hits」もハードバップ丸出しのせわしない演奏で手に汗にぎるカッコよさ。独特のピアノタッチも光ります。そして名演奏と名高い「Softly As In A Morning Sunrise」文句無しのスゥイング感・・たまりません!現行のRVG Editionは迫力の音圧で3曲の別テイク付です。リラックスした感のある「Tedd's Delight (Alternate Take)」も格別です。
「この後、数々の名演を残して薬で死亡。31歳・・早よすぎまっせ!」
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2005.10
01
Category : Hard Bop
Theme : JAZZ
Genre : 音楽
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 私のオヤジはどういうわけかJAZZのレコードを若い時買い漁っていたようで、マイルスのウォーキンやサッチモ、MJQとか沢山家にありました。幼き反抗心から「父とは違うモノを」とロックやポップスばっか聴いてたのですが、センスの良いジャケットにはなんか惹かれるものが多少ありました。でも大学くらいになって、元々ハモンドの音が大好きだった私は「ジャケが、いかしてる」のと「ハモンドでJAZZ」っていうのに非常に興味が沸いて、初めて買ったJAZZがなんとコレ。サックス以外では邪道かもしれませんがオルガンとかビブラフォンが主役のJAZZがな〜んか好きでありまして、コレは今でも一緒です。
 そんな事で内容や人物もろくに知らずに、大きな期待を持って聴いたこのアルバム。結果的には大正解のイメージどおりの大傑作でした。元来チャーリー・パーカーに影響を受けたJAZZを演奏するピアニストだったウィレットはドサ廻りで訪れたシカゴの教会で聴いたオルガン演奏に「感覚に訴えてくる」と感銘をうけオルガン奏者に転向したそう。その初リーダー作となったこのアルバムは超爆弾級名演「Swingin' At Sugar Ray's」で幕開けです。これぞ私の求めていたオルガンジャズやんけ~と最初から狂喜乱舞でした。唯一ビ・バップ的演奏でバックとなりソロもとるグラント・グリーン(g)や豪快なテナーをかますフレッド・ジャクソンも完璧です。タイトル曲「Face To Face」や「Somethin' Strange」もシンプルながら激Coolなハモンドが光りまくりの名曲っす。ブルースはちょっとタルイですが・・。JAZZとR&Bの違いについても「正直言って、たいした違いはないと思う」と言い放ったウィレット・・妙に納得です。
「同じ黒人でも元祖ベイビーフェイスはこの人です!」
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2006.01
09
Category : Modern Jazz
Theme : JAZZ
Genre : 音楽
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  ブルーノート時代のハービーで最もポピュラリティを持った曲といえる「Cantalope Island」。実際コノ曲が好きでコノ盤を聴くに至ったワケですが、ここで演奏される初演は実にCoolで後の演奏や他のカヴァーの追随を許さない名演です。JAZZ的にいうとFunkyの範疇になるんでしょうが、静けさの中に熱さを秘めた絶妙の展開が何ともいえません。一旦耳にすると離れないカッコ良すぎるテーマ部分、フレディ・ハバードの奏でる緊張感溢れるコルネットソロ、そしてハービーによる絶妙の音使いによるピアノソロと完璧な構成です。なんといいますか休符の使い方が各々最高なんですわ。そしてHip Hopサンプリングでも有名になったようにCoolながらじつにFunkなんです。
 アルバム全体を見渡すとコノ「Cantalope~」は実は異色の存在で、スケール奏法バリバリのアドリブで、いわゆる新主流派的展開がメインとなってます。ハードバップからの流れを汲んだような「One Finger Snap」から火花散る演奏でフレディのコルネット、トニー・ウィリアムスの斬新なドラムも大爆発です。トニー、ハービーと共にマイルスの下で鍛えられたロン・カーターがグイグイ引っ張る「Oliloqui Valley」もたまらん出来。ただラストに収められた「The Egg」はフリージャズ的な難解な展開で私にとっては少々退屈です。
「肝はワンホーンのフレディ・ハバード。マイルスとは違った部分でしびれます」
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2006.03
25
Category : Modern Jazz
Theme : JAZZ
Genre : 音楽
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なにやら御機嫌さん状態で話されているゴードン氏のジャケが印象的なこのアルバム。この時期は好調だったのか'50年代は麻薬に溺れてボロボロだったいうのが感じられないくらいイイ顔してはります。私自身テナーサックスをちょいとだけカジってまして、ゴードンのような武骨ながら繊細なテナーを聴くと惚れ惚れします。このハードバップ期('60年代前半)の録音にはピアノのケニー・ドリューが良き相棒となってコンスタントに名盤を発表しています。とりわけ本盤ではフィリー・ジョー・ジョーンズのドラムも大活躍で実に格好いいスウィング感を醸し出しております。
 1曲目の「Soul Sister」こそリラックスした雰囲気でゆったりムードですが、続くドリューのオリジナル「Modal Mood」ではゴードンの攻撃的なブロウ全開でグッときます。そして名演といえる「The End Of Love Affair」や「Clear The Dex」は聴き応え充分の歌心満載ブロウをアップテンポの中、タメも絶妙にコントロールして聴かせてくれます。この中盤の2曲が実に素晴らしく、他のアルバムも買いたくなる程ゴードンの男気が満載です。最後はチャップリンの「Smile」を実にうまく料理して締め!
「球が走ってれば直球とカーブだけで完封シャットアウトできるでって感じですわ」
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2006.03
27
Category : Jazz Funk
Theme : JAZZ
Genre : 音楽
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ブレイクビーツではAlligator Bogalooで有名なアルトサックス奏者ルー・ドナルドソン。元々ハードバップ系のジャズでならした人ですが'60年代のこの作品はコノ時期台頭してきた所謂ソウルジャズ的作品です。いわばゴスペルやブルースのコード進行や音使いを用いたジャズで非常にHipながらストレートなジャズとはチョッと感触が違いますが、後のファンクなんかにも繋がるようなスタイルでなかなかゴキゲンです。ココではJohn Pattonのオルガンが大きくフューチャーされていてアーシーなオルガンジャズが展開されてます。
 1曲目からパットンの名をタイトルに冠した「Bad John」で誰が主役なんかわからんくらいオルガン大活躍のグレイトなシャッフルナンバーでかなりエエ感じです。そしてブリブリのゴスペル調「The Holy Ghost」は非常にソウルを感じます。いい意味で泥臭い中、進んでいきますが最も素晴らしいのがタイトル曲「Good Gracious」。ドナルドソンのオリジナルですがブルージーながら程よい緊張感があるアップテンポで、ギターのGrant Greenからオルガンそしてアルトサックスと各々がノリノリで素晴らしいソロを展開していきます。特に主役のドナルドソンはココでは非常に男前なソロを吹きたおしてます。最後はチャーリー・パーカーの影もちらつかせるバラード「Don't Worry 'bout Me」でグッと渋く決めます。
「オルガンジャズ好きは避けて通れない珠玉の逸品です!」
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2006.11
27
Category : Jazz Funk
Theme : JAZZ
Genre : 音楽
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 元々グループ名の冠に“JAZZ”の文字がくっついていたクルセイダーズ。'60年代初めからアルバムを出し続けた彼等が名前をシンプルにし、Motown系のレーベルに移籍してポピュラーな存在になってからのGroovyな名演を集めた編集盤です。ずっとフュージョンど真ん中のバンドやと思っていて、フュージョン=「魂を揺さぶる事の無い退屈極まりない音楽」と決め付けていた私にとって自分の聴くべき範疇外の人等と思ってました。学生時代に先輩から借りてしょーもないモノばかりではないと心を改めたのがStuffとかこのクルセイダーズでした。日本産の一部のくだらない人気フュージョンバンド=フュージョンっていう脳内図式による大いなる誤解やったんすな。それにしてもジャンル分けとは恐ろしいもので大変便利ではありますが全て一緒くたになって分けられますので、決め付けで聴いてると良いモノに気付かず損することもあります。そんなことでJazzっていうより70'sソウル、ミーターズやスティーリー・ダンあたりと聴いても違和感無く聴けるこのアルバムは、適度にJazzyでありながら熱いFunk感覚もしっかり詰まった名演がズラリです。
 何といってもJoe sampleのCoolなエレピにWilton Felderのテキサス魂溢れるテナー・サックスが聴きモノですが、ドス黒いファンク「Scratch」、「Creole」、「I Felt Love」なんかはCoolでマジでしびれまくりです。またDavid T.Walkerもナイス・アシストする「Don't Let It Get You Down」、田舎道をゆったり前に進む感じがたまらん「Way Back Home」などゆったりしたグルーヴも最高です。都会的なサウンドにRandy Crawfordのソウルフルな歌をフィーチャーした「Street Life」あたりも聴き逃せない逸品ですが、本作最後に収められたキャロル・キングの「So Far Away」なんかはStix Hooperの正にグルーヴィーなドラムにリラックスしたWayne Hendersonのトロンボーンも実にエエ感じ絡むグループ真骨頂的グルーヴで言う事無しです。
「ファンク・バンド、クルセイダーズここにあり!余裕たっぷりの演奏がニクいでっせ。」
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2007.06
28
Category : Jazz Funk
Theme : 洋楽CDレビュー
Genre : 音楽
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 マイルス・デイヴィスと同じくアコースティック・スタイルのジャズでも名声を収めながら、エレクトリックを大胆に導入し進化し続けたハービー・ハンコック。ブルー・ノート時代のカンタロープ・アイランドなんかも激クールですが、ファンクに触発された'70年代のグルーヴィーな数々のトラックも見逃せません。近年のライブでもヘッド・ハンターズ時代の曲をバリバリに演ったりもしていて、もうそのカッコ良さに脱帽でしたがこちらはその'70年代に極めたジャズ・ファンクばかりを全てシングル・ヴァージョンばっかで綴ったリマスター編集盤。オリジナルより短いですが、いささか長尺な傾向にあるジャズ・アルバムよりコンパクトで気軽に聴きやすいサンプル盤やと思ったら全然OKです。
 強烈なのはNHK風に言うなら“その時歴史が動いた”ヘッド・ハンターズ1曲目「Chameleon」です。'80年代のヒット「Rock It」ではHip Hopとの接近もあったハービーですがココではその原点ともいうべき最高のグルーヴを構築してます。タイトル通り怪しげなハービーの音色に実にファンクなベース・ライン、そして絶妙のブリッジと文句無しの大傑作ファンクとなってます。ゆったりとした「Watermelon Man」再演に続いてはファンクに触発された事を明らかに宣言するズバリ「Sly」。えげつないハーヴィー・メイソンのドラムも堪能できます。中盤で凄いのは「Spank-A-Lee」に「Actual Proof」。ポール・ジャクソンのベースも暴れまくりで最高です。以降ワゥ・ワゥ・ワトソンやレイ・パーカーJrを擁したグループで「Doin' It」、「Hang Up Your Hang Ups」、「Spider」と絶妙Gカッティングを配置したハービー流ファンクを量産。後半はハービー自身によるヴォコーダーをフィーチャーした洗練されたファンクを4曲収録ですが、ポップなアプローチもカッコいい「You Bet Your Love」など一級品の曲が押し寄せます。しかも最後にはたまらんお楽しみが。なんと「Chameleon」のRe-Mix 12inch Versionで、それまでが序章に過ぎなかったとまで感じる悶絶レア・ヴァージョンで、コレだけはCoolな演奏が飽きることなく14分と長きに渡って楽しめます。もう賞賛に値する快挙の収録と言えます。
「オーソドックスなジャズに固執しないで進化し続けたハービー。実にファンクなおっさんです」
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2007.07
03
Category : Jazz Funk
Theme : JAZZ
Genre : 音楽
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セクシーていうのと、エロいっていうのは似て異なるもんです。セクシーなグルーヴっていうとな~んか洗練された感を伴いますが、エロいグルーヴっていうほうがより汗臭さみたいなものが伝わりよりヒューマンチックに感じます。着飾ったものや付け焼刃ではなく、中からにじみ出る元来生まれ持ったもんや場数・経験が無いと出せへんのが「エロ」やと思いますが、しっかりエロいプレイができる人はそう簡単にいてはりません。この黒人オルガン・プレイヤーのジミー・マグリフのファンキーなアルバムはジャケのエロさもさることながら、演奏のほうも極めてエロいグルーヴでなかなかゴキゲンです。ブルーノート等に所属したジャズ界の大御所ジミー・スミスとも接点を持つマグリフですがアイク&ティナでお馴染みのR&Bレーベルであるスー・レーベルなんかにも録音があるようによりソウルフルなオルガン・プレイを楽しめます。
 中身はソウル・ジャズ的な演奏が主体でスリリングなハード・バップなんかとはまた感触が違いますが1曲目のタイトル曲「Groove Grease」にあるようなファンクな感覚は文句無しにかっこ良いもんです。続く下から突き上げるようなグルーヴもたまらん「The Bird」はテナー・サックスも加わりエロさ満点。中盤の聴きどころはフォービートに乗ってアーシーなオルガンが炸裂する「There Will Never Be Another You」が本当に素晴らしい出来でややオフビート気味に音を奏でるマグリフがたまりません。またのどかな夕日が目に浮かぶ「Canadian Sunset」なんかもファンキーに決めちゃってくれてます。後半戦もファンキージャズのお手本のような「Moonglow」に「Red Sails In The Sunset」、「Secret Love」と心地良いグルーヴが最後の一滴まで満喫できます。
「連れ込みホテルで最高のおもてなしをされたようなこの感覚。マグリフさん、流石でんな」
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2007.07
04
Category : Hard Bop
Theme : JAZZ
Genre : 音楽
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プレスティッジ期のマイルスはモダン・ジャズの頂点みたいな名演が多いですが、しっかり聴くようになったのは大人になってから。この時代のLPが若き日の親父のコレクションで何枚も家にあったのですがワケのわからん反抗心で昔は殆ど聴きませんでした。しかしヘンな拒絶心が取っ払われた後に聴いてみると自分が理想とするジャズのクールな音がいっぱいで「何でもっとはよ聴かんかったんや」と後悔しきりでした。さてこの時期のマイルスといえば最強のクインテット結成となったもののCBSへの移籍問題の真っ只中で、契約上の不満から育ての親ともいえるプレスティッジと袂を分かつべくの、いわゆるマラソン・セッションの記録だそうです。契約満了の為のやっつけ仕事にしては素晴らしすぎる演奏です。
 内容は聴き応え満点の4トラックでマイルスを含めクインテットのサイドメンの面々の演奏も大充実となってます。まずあまりにも有名な「My Funny Valentine」です。マイルスといえば個人的にまずこの曲が頭で鳴ります。バラードこそが最も本領発揮できる場所と自らを悟った超クールな演奏が聴きモノです。あくまでも冷静に独特のミュートプレイで完全に聴くものを虜にします。イン・テンポ後のレッド・ガーランドのピアノも絶妙の美しさで完璧です。続く「Blues By Five」はフィリー・ジョー・ジョーンズのスイングするドラムスも心地良いですが、マイルスのソロからバトンタッチ後の若き日のジョン・コルトレーンのテナーも聴きものです。ソニー・ロリンズ作のナイジェリアの逆さ読み「Airegin」はBags' Grooveでソニーと演ったときよりテンポアップしてハードに変貌です。クインテットの攻撃的なアンサンブルが鳥肌モンで、ここでもマイルスとコルトレーンは最高のソロを披露で、特にコルトレーンは後のリーダー作で爆裂させる才能の片鱗がうかがえる音数の多いブロウが最高です。そして最後のマイルス・オリジナルとなる「Tune Up ~ When The Lights Are Low」も格闘技かと思うような5人の戦士の緊張感溢れる演奏が凄いです。グイグイ引っ張るポール・チェンバースのベース、スリル満点のマイルスのトランペットとハード・バップの魅力が詰まりきっています。
「今も親父とは絶対リンクしないマイルス。死ぬまでになんで何枚もマイルスを持ってたのか聞いてみなあきません」
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2007.07
08
Category : Hard Bop
Theme : JAZZ
Genre : 音楽
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 はっきりいって親父がコルトレーンでは唯一持ってたジャイアント・ステップを高校当時のバンド仲間と耳にしたとき全然スルーでした。「何やコレ?」「吹きすぎっ!」「ワケわかめ」など散々いってポイですわ。しかも家の構造は物干し場への通り道となる部屋だったため友達がいたら正に“おかんとマー君”状態です。そらぁヘンに両親に食いつきのエエ行動を起こすと大変だったので、親父のレコードはこそっと聴いてすぐしまう。それがセオリーでした。それから数年。アシッド・ジャズやらメイシオ・パーカーなんかからさかのぼって聴いたブルーノート関連。耳にヒットしまくりですわ。聴覚も知らんまに少しは進化しとったわけです。そんな中、プレスティッジやブルーノートはジャケがメチャCoolやったり、自分がサックス始めたり、ヒップホップでのサンプリングからの興味があったりで聴く機会もちょこちょこ増えたジャズ。再会したコルトレーンはえらい男前な音やったわけです。
 この珍しいブルーノートでの録音は有名なマイルスのマラソン・セッションでも一緒だったポール・チェンバース(b)、フィリー・ジョー・ジョーンズ(ds)に加えリー・モーガン(tp)、カーティス・フラー(tb)、ケニー・ドリュー(p)といった面子で録られています。いきなりのタイトル・トラック「Blue Train」で「邪魔じゃ、退きさらせ!」と堂々の3管でグイグイ迫ります。続く「Moment's Notice」もワシもまぜろと強引に加わったカーティスの素晴らしくスイングするトロンボーンも聴きものの傑作。そして典型的なハード・バップ「Locomotion」。コルトレーンの爆裂ソロの後、ブレイクして各々ソロになだれ込むのですがカーティスしかりリー・モーガンしかりいちいち格好よくて聴くたんびにシビれます。唯一のしっとりバラード「I'm Old Fashioned」で落ち着いた後は再びハードバップの「Lazy Bird」で華麗にかつ熱く締めます。まさに口の立つ大阪のおばはん並みにまくしたてるそのブロウは耳を釘付けにします。コルトレーンの中でも比較的ストレートな演奏が楽しめる大充実盤です。
「これぞハード・バップやと言わんばかりの気合です。ほんまシビれまっせ。」
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