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音系戯言

偏見に満ちた音楽観をだらだらレビュー。 あくまで保有音源整理の為と、自己満足備忘録。黒人系(R&B・SOUL・Hip Hop)とロック中心。リアルな音はココにある!!

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ezee イージー

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2005.10
10
Category : Cool Groove
Theme : お気に入りアルバム
Genre : 音楽
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 玄人筋からも絶大なる支持を得る山下達郎氏のファーストソロアルバム。雑誌とか廻りの友達とかの間でも好評の山下達郎が、実はどうしても苦手で・・ ねっとりした唱法なのか、声質なのか、顔なのか、男として気持悪いのか・・(ファンの人、正に戯言と無視してお許しを) 上手いのは凄く分かるんですが。「絶対、お前ならコレが気に入るハズや!」てな感じで今迄いっぱ~い貸されたり、絶賛アルバムを借りたりして録っては消しの連続でございまして。しまいにアレルギーになって「♪雨は夜更け過ぎに~」とクリスマスになったら必ず流れる歌なんか耳を塞ぎたくなる状態でした。そして会社先輩からの無理矢理貸しながら、やっと気に入ったのがコレ。そんなに嫌なら聞くなよってことですが、皆が美味いもん食ってて、自分がその味を楽しめないのは悔しいので良かった!
 海外録音でN.Y.とL.A.で録られた本作は特に前半のN.Y.録音が秀逸でバックのクールな演奏も聞きモノです。中でも断トツで「Windy Lady」は素晴らしき曲。R&B好きの氏がシカゴをイメージして作ったそうで、チョッとワイルド気味の歌唱含め完璧です。コレはもうホント好きでファンク風味の入ったシティソウルな感触がたまりません。この曲でやっと1曲でやっとヤマタツ話の時、「俺はコノ曲が好きっ」と云えるのができました。フリーソウルな雰囲気の「Circus Town」、ピアノが気持いい「City Way」、コード進行もお洒落な「迷い込んだ街と」、熱い唄いまわしがグッとくる「夏の陽」と他にもエエ曲見つけました。ドゥーワップの雰囲気で迫る「Last Step」あたり、センスの塊。こんなにもフリークが多いのが、遅まきながら実感です。
「これで“ヤマタツの良さが何でわからへんねん!”攻撃をチョッとかわせるようになりました」
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2007.01
10
Category : Cool Groove
Theme : 本日のCD・レコード
Genre : 音楽
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 日本のシティ・ソウル&ファンク・シンガーの草分け、いわばMISIAや吉田美和の親分みたいな存在といえる大橋純子。'90年代はコンテンポラリーなR&Bにも果敢に取り組んでいましたが、近年は'70年代を彷彿させる生音中心のGroovyなサウンド全開で秀作連発です。勝手にR&Bシンガーみたいに書いてますが、実際は幅広い音楽性のある人なんでPops,AORみたいな感じで接しても充分に機能する人です。相変わらず彼女の美しくぶっとい声はどんなジャンルの曲でも抜群の説得力でねじ伏せてくれはります。さてこのデビュー30周年盤となる作品は初期に活動を共にしたバンド「美乃家セントラルステーション」のメンバーも多数参加した、ジャケの初代ウォークマン・イラストも輝く原点回帰を感じさせる素晴らしきアルバム。
 中身の方ですが曲良し・歌唱良しって感じで全盛時のチャカ・カーンを好きな人からaikoのファンまで大満足間違いなしです。1曲目となる「ふとした瞬間」から極上グルーヴにのって彼女の脂の乗りきった歌いまわしが堪能できます。次の中西圭三の声も美しくデュエット・サポートする「あの頃のように」もキャッチーなサビが印象的な好曲。また中盤は最大の聴きどころと言える興奮の展開で、ソウルフルな歌にクルセイダーズを想起させる極太グルーヴもたまらん「Stray Eyes」、久々の共演となる土屋昌巳氏の鋭角的なGカッティングにド迫力の彼女のシャウトも冴えわたる強力ファンク・ナンバー「ミネラル・ウーマン」、Coolな都会的サウンドが何ともいえん心地良さを提供してくれる「Say Love」と最高の流れです。ここまで完成度が高いのは正直驚きでした。
「マジで“たそがれマイ・ラヴ”の時の艶やかな声と全然変わってません。ちょっとびっくりしまっせ」
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2007.10
30
Category : Cool Groove
Theme : 本日のCD・レコード
Genre : 音楽
ごろわーず


 
 以前パリに行った時、脳内BGMとして真っ先に流れたのがシャンソンでもオペラでもなくムッシュ・かまやつの「ゴロワーズを吸ったことがあるかい」。70年代にタワー・オブ・パワーまで参加したジャパニーズ・レア・グルーヴの金字塔的名作ですが、幅広い活動のかまやつさんの曲の中でも最も好きな曲です。70年代のソロ活動ではフォークにまで手を出していたかまやつさんですが、同時にこんな最高なグルーヴも発信していたとは驚きです。粋なパリを題材にしたクール極まりない歌詞も最高なこの曲はオリジナル録音が一番ですが、突如90年代にアシッド・ジャズのアプローチで制作した本アルバムでもセルフ・カヴァーしていてなかなかの聴きものです。最近TVでたけしと爆笑問題が、小倉知昭を目の前にかまやつさんのカツラ・ネタも暴露してましたが、実際どうなのか分からんトレードマークのロングヘアーと共にいつまでも変わらずバリバリ現役選手です。しかしながらカメレオンのように何色にも変化する音楽性の広さには脱帽です。
 さてこのアルバム。アシッド・ジャズ・ミーツ・ムッシュってなコンセプトも素晴らしいですが、その参加メンバーも豪華です。ブラン・ニュー・へヴィーズにジェイムス・テイラー、D.C.リーなどのUK勢をトシ矢嶋が束ねるという、当時の錚々たる面々が集結した制作陣です。冒頭を飾る名曲「Gauloise」はシャープになアシッド・ジャズ版にリアレンジされガリアーノのコンスタンチンのラップもフィーチャー。もう今すぐにでもパリに飛んでゴロワーズを吸いたくなるようなエエ曲であることは、感触が変わっても決して揺るぎません。いきなり最大の見せ場となる名曲の登場ですが、後の曲も各々のプレイもファンキーに決まるカッコいい作品が多数収録です。ジェイムス・テイラーのハモンドが暴れまくる中、ムッシュ自身もラップ調Voでクールなグルーヴを成立させる「Denmark Street」、ブラン・ニュー・へヴィーズらしさが最もよくでた軽快ファンキーナンバー「Music, Music」、お洒落なムッシュの世界観が垣間見れる「Hotel Regina Isabella」とセンス抜群の日英同盟が友好的に締結。また間にはジェイムス・テイラー・カルテットの作品風の実にグルーヴィーな「Monsieur Taylor's New Brand」やジェラードのトランペットが光るファンキー・ジャズ寄りのアプローチがたまらん「Asian Monochrome Jazz」みたいなインストも効果的に配置。ジャムから発展させた楽しそうなレコーディングが目に浮かぶ好内容です。
「今度は仕事ではなく、ゆっくりパリに行きたくなるアルバム・ゴロワーズでした」
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2008.07
11
Category : Cool Groove
Theme : 本日のCD・レコード
Genre : 音楽
smooth 1 smooth 2 smooth vintage

 いまだに意固地になってi-tunes参入を拒み続けるSONY陣営。ちょっとでも出費を抑えたい消費者の気持ちや、規格乱立の弊害がちっとも理解できてないようです。PCではあんなに優秀な商品を輩出してるだけに、コンテンツ理解も進歩してほしいもんです。でもレンタル屋(私の第2書庫)が充実した我が国では「そんなの関係ねぇ」と超廉価レンタル→i-podという流れもあるので、まぁOKです。そして惚れこんだら、ちゃんとお金出して買うってのがあればアーティストやレコード会社にも良いのではなかろうかと思います。そんな事で優秀なアーティストを多数抱えているSONYグループが、日本のR&Bテイストの名曲を松尾潔氏(←信頼できます)の編集で送り出したナイス・コンピがコチラ。90年代後半からR&Bがお茶の間レベルで浸透し始め、雨後の筍の如く登場した和製R&Bを美味しいトコどりで上手くまとめてくれてます。ヒットしたのか色々続編が出ましたが、この3枚は特に激まぶです。
 まず2002年編集の1枚目からの要チェックは、直近では安室ちゃんコラポも話題のDoubleBed」。唯一となった二人姉妹時代の曲ですが、当時「和製Zhaneの登場やんけ」と興奮した傑作エロ・ミディアムでお姉さんの急逝が残念でした。また「LISAカムバァ~ック!」と叫びたくなる最強ダンサーのm-floCome Again」、大沢伸一のグッジョブっぷりが見事な京都出身birdSouls」、大阪出身の実力派PUSHIMStrong Woman」、激クールな林檎嬢の兄貴の椎名純平無常」、期待の新星として大注目だったCristal KayGirl's Night」ってとこもエエ選曲でした。そして続編Ⅱでの注目は中島美嘉Stars」。「なんか大袈裟でちゃう方向に来てしもた」と感じる最近の美嘉嬢ですが、やはり瑞々しいこのデビュー曲は紛れもない傑作でコレが入るセンスもGooです。他には実力派Skoop On SomebodyChemistryをフィーチャーした名作「Two Of A Kind」、デビューして即行で気に入った激ウマ二人組レディスSOULHEADStep To The New World」、インコグニート的傑作一十三十一煙色の恋人達」、最近は毒舌ぶりがおもろすぎる平井堅 「Gaining Through Losing」、アルバム単位で全部必聴のパイオニア久保田利伸のナイス・ミディアム「Candy Rain」あたり最高です。余程、好評だったのか番外編Vintageまで出ましたがコチラは70~80年代の先駆者達が収録。中でも必須は松原みきの「真夜中のドア」です。ラジオでもかかりまくりだった哀愁グルーヴ傑作で永遠の名曲です。ここでは吉田美奈子、大橋純子、古内東子等の重鎮もばっちり収録で見逃せません。それぞれ気に入った曲が絶対見つかる好編集です。
「i-tunesで1曲単位で買えたらもっと素晴らしいのですが、いまでは中古叩き売り状態ですので、是非!」
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2008.10
30
Category : Cool Groove
Theme : おすすめ音楽♪
Genre : 音楽
halko million



 圧倒的な歌唱力で存在感を示し、日本でも大橋純子と並ぶ指折りの本格派シンガーと称される桑名晴子姐さんのデビュー作。感情豊かでセンス溢れる歌唱はティンパン一派や芳野藤丸関連のセッションでも有名ですが、ソロ作で魅せたシティ・ソウル然としたアルバムは今でも評価の高いところ。なにわのロックンローラーで実兄でもある桑名正博同様、関西音楽シーンの重鎮として今も君臨です。AOR寄りっていうか、今ではフリーソウル的って言ったほうが収まりがよいココらへんの音はやはり魅力的です。数年前、徳間が暴挙としか思えん1,000円再発で買えた本作は完成度が高い人気作となってますがリンクを貼ってたらとんでもない値段に・・。びっくりしました。絶対、また再発するであろう名盤なので今からの人は待つのが正解です。
 録音はL.A.で発売当時A面だったハワイ・サイドは元カラパナでフリーソウル的にも再評価されたマーク・フェアリーが仕切り。シングル・コイル・Gカッティングにブリブリのクラヴィネットが心地良すぎる「あこがれのSun Down」からカッコええ晴子節も全開。アニキ正博氏作曲のナイス・スロウ「さりげなく過ぎゆく時に」は曲間には台詞も入り少し時代も感じますがイイ曲です。ピアノをバックに歌われるバラード「I Remember You」は短い曲ですが晴子さんの強弱の付け方も絶妙でシビれます。カラッとグルーヴする「You're Song」、後のHalko名義の作品も彷彿の優しくフォーキーな自作曲「よそうよ」、ブラジリアン・ソウルなタイトル曲「Million Stars」とマークのお洒落なアレンジにレンジの広いVoが縦横無尽に駈けていきます。後半のビル・ペインらのリトル・フィート勢制作のB面部分はファンキー風味が濃厚に。チャカ・カーンさえ感じさせる「Give A Little」、軽快にグルーヴする「待ち合わせ」や、リズムもタイトな自作メロウ・ミドル「Set Me Free」と後期フィートの垢ぬけたファンキー・メロウな音にしっかり対応。オマケにはポップなシティ・ソウル風シングル「バニシング・ポイント」、筒美京平氏のグレイト歌謡ソウル「Keyふたりで」、スロウ・ジャム秀作「Easy To Say Good-Bye」も収録。お兄ちゃん譲りであろう良い意味での強引な歌唱がメロウ・サウンドに見事融合した傑作です。
「メロウな中に真のソウルをしっかり主張。いちいちカッコええ節廻しにシビれまっせ」
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2008.12
14
Category : Cool Groove
Theme : 本日のCD・レコード
Genre : 音楽
mixture agawa



クリスマス・ディナー・ショー絡みのジュエリー・イベントで憧れであった麗しの美女、阿川泰子様とお仕事!不況の最中で自分がプロデュースする企画は厳しい戦績の連続ですが、昨日は仕事そっちのけでショーのゲストである阿川さんの美貌と美しいウィスパーヴォイスに聴き惚れました。ジャズ・ヴォーカルではエラ・フィッツジェラルドやらダイナ・ワシントンなんかの女性Voが好みですが、ライトタッチな阿川さんのスムース・ヴォイスも断然好み。AORやポップス、ラテンのフレイヴァも取り込んで子供からオッサンまで人気なのも納得です。現在も円熟味を増して活躍中で、最近も“Sungrow”で組んだ松岡直也氏とボサノヴァ・アルバムをリリースと嬉しい限りです。オシャレ30:30でのトークや司会も素晴らしかったですが、毎回歌われるスタンダード・ナンバーは密かな楽しみでもありました。本当に色んな曲を、愛らしいスムース・ヴォイスで毎週聴かせてくれてました。
 そんな事で阿川さん初生体験を記念して1枚紹介です。本作は麗しのスムース・ヴォイスが激クールなサウンドど共に満喫できる名曲選。数ある曲の中でもグルーヴィな曲の選りすぐりで、過去の素材を用いて現在のサウンドで活性化させた理想的なリミックス集です。ド頭から興奮の大傑作「Skindo-Le-Le」が登場で、オリジナルの松岡直也氏の絶妙ラテン・フレイヴァを生かしつつ京都が誇るモンド・グロッソが最高のRemixでアップデイト。なお後半にもGRP Remixが収録です。そしてまったりしたダブ風の「Camaleo」も面白いですが、強烈なのはジョー・サンプルの「When The World Turns Blue」でウッド・ベースがビシッと効いたRemixで豪快にスウィングした気持ち良さ満開テイク。スティーヴィーをJazzyにキメた「Send One Your Love」も同様で、阿川さんの美声も真骨頂発揮です。Kyoto Jazz Massiveが手掛けた「More And More」も気持ち良いツボ押さえまくりの秀逸トラックです。R&B色濃いところでは「Lowdown」なんかもありますが、やはりロンドン・ダンス・チャートにもランクインしたMiki Howard作の「L.A. Night」、ヤン富田氏が手掛けたスモーキー・ロビンソンの名作スロウ「Ooo Baby Baby」あたりは文句無しの最高。クラブ・シーンを意識しMiss A名義で阿川さんが発表した激クール・トラックです。ただハウスに仕上げた「Stop In The Name Of Love」や、阿川さんの声も素材的にしか使われてない先鋭的ミックス「Duke's Place」Electric Bop Mixなどは少々残念な出来。
「クラブ・シーンでもディナー・ショーでもモテモテの阿川さん。美しい歌声、ありがとうございました!」
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2010.05
16
Category : Cool Groove
Theme : 本日のCD・レコード
Genre : 音楽
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 幼すぎてピンクレディーとかしか眼中になかった頃、バリバリの歌謡ロッカーとしてTVに出てたと記憶するチャー。なかなかの優男としてブラウン管に映ってましたが、知らぬ間にマリファナ事件でTVでは見れぬ存在に。自分がロックとかに興味持ち出した頃に、再び見たのがJohnny,Louis & Charでした。な~んかやる気なさそうで、いざ演奏するとメチャかっこエエって感じのクールさが、また気になりだしました。そんな事で大分後聴きであったこの1stアルバム。当時の自分の経験値の浅い脳ミソではどこにカテゴライズしていいのか分からんアダルトな感覚でしたが、ギターは結構鳴ってて気持ちいい音であったので、すぐにお気に入りに。すでにスタジオ・ミュージシャンとしても腕利きだったチャーが、単身アメリカに渡り募ったロバート・ブリル(Dr)、ジョージ・マスティッチ(b)、ジェリー・マーゴーシェン(Key & Vo)に佐藤準(Key)を加えて録られた恐ろしくクオリティの高いアルバム。まだサザンとかの登場前で、洗練されたロックが熟成する前にコレを出してたとは流石です。
 やはりアルバムの雰囲気を決定づけるのは、今もよく演奏される冒頭の「Shinin' You Shinin' Day」。フリーソウル的であり、骨太ギターロックでもあり、AOR的でもある絶妙なバランス感覚は他では味わえないクールな音です。都会的な感覚ながら、ファンクも感じる絶妙のアンサンブルは絶品で、“フリー・スピリット”のJohnny,Louis & Char版も必聴です。続く「かげろう」もクラヴィネットがグルーヴィーなアーバン・ファンク。バックとのコンビネーションも気持ち良さ満開です。フュージョンチックな「It's Up To You」、歌謡曲的ながらギターの音はロックしてる「視線」と実に上手い演奏が聴けます。チャー版ブルースみたいな「Navy Blue」の後は、18番で代表曲となった本作ハイライト「Smoky」です。いつ聴いても、演っても気持ちええ大傑作ですが、ココでのスリリングな演奏も絶品。後年、色々な形で再録音されてますがグルーヴィーさでいうとコレが一番かもって思うほどカッコいいです。ブルージーなスロウ「I've Tried」の後は、隠れた名曲といえる「空模様のかげんが悪くなる前に」。洗練されたアレンジと共に聴けるチャー自身の歌心も光ります。ラストのチャー版ディスコ・ファンク「」ではスタイリスティックスの“Love Is The Answer”が聴けたりする遊び心もたまらんトコロ。
「1stにして富士山と共にジャケに収まったチャー。よっ日本一!」
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2010.10
24
Category : Cool Groove
Theme : 本日のCD・レコード
Genre : 音楽
dark ocean



 センスのいい音楽を創るたびに、どんどん綺麗になってきた古内さん。いわゆる恋愛ジャンキー系で女性リスナー中心に絶大なる支持を得る人ですが、この辺の需要を押さえたアーティストは強いです。昔は松任谷由美の独占市場みたいな感もありましたが、90年代にメキメキ頭角を現したのが古内さん。今はaiko嬢が席巻している底堅い市場です。昔、Jリーグ時代の城彰二と恋仲の噂もありましたが、恋してどんどん美しくなるにつれ気になる存在となりました。この市場を制する人は恋愛経験も大切ですが、妄想力に長けてないと生き残れません。aikoにしてもそうで、情景描写の細かさや切なく可愛い女心の表現は絶品です。でもカラオケで彼女の“誰よりも好きなのに”を熱唱する光景をよく見ますが、正直しんどい気分になっちゃいます。客観的に聴いたり見る分には凄くイイのですが、身近にいるとややイタいです。(←別に自分に対して歌ってるワケじゃないですが) そんな面倒くさそうな女であることが魅力になっている古内さん。クールな音楽のセンスも抜群で、我々ガサツな男どもの琴線をも刺激し続けます。
 さて本作は、以前からの作品にも増してブラックミュージックからの影響を露出させた名品。メロウな80年代あたりのソウルが好きなら、サウンドの方にも惹かれるはずです。サウス・トゥ・サウスの中西康晴氏も全面的にピアノ参加してるのもソソられます。まずは餌となったのがシングル曲「My brand new day」。当時、たまたまツタヤで半魚人系ながら(←すんません)セクシーな彼女のジャケが目にとまり聴いたところ、かなりの名曲。歌声こそ黒人的なソレではないですが、切ない舌ったらず系の彼女の声には何かしらソソられます。しかもカップリングでIsley Brosのエロ・クラシック“Between the Sheets”をカヴァーってのもあって俄然興味が湧きました。“大丈夫”のシングル以来、熱心に聴いてませんでしたが無視できん人やと思わせてくれる快心のスロウは、本作の前哨戦としては上出来でした。そんなことでアルバムも、冒頭を飾るタイトル曲「Dark Ocean」や「sandalwood」と都会的なサウンドで失恋を歌い上げる良曲が聴けます。ロマンチックな歌詞も光る「一度だけ」や、美メロが光るも重たい歌詞の「Xmas Present」に「くすり指」と秀逸なメロディメイカーぶりが炸裂。最後を締める、切なさ満点の「助手席」のロボ声も効果的で、これでもかと失恋系の歌で占められてます。歌詞を聴けば聴くほど彼女の可愛さが魅力的にも映ります。
「失恋時の女性が聴いたらハマるやろなぁと思わせる名作。感受性の豊かな古内さんに惹かれちゃいます。」
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2011.03
02
Category : Cool Groove
Theme : 本日のCD・レコード
Genre : 音楽
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 小柄ながらパワフルかつ美しい声で魅了してくれる大橋純子。70年代から活躍する大ベテランですが今もコンスタントに良作を発表してくれるのは嬉しいトコロ。出会いは筒美京平作品の78年大ヒットで歌謡曲の流れを汲む「たそがれマイ・ラヴ」(←めちゃめちゃエエ曲)でしたが、むしろコノ曲は異色作だったみたいで本来はシティ・ポップ~ソウル路線のバンド・サウンドでの洋楽的指向を持ったシンガーでした。その大ブレイク前直前の作品がコチラで、彼女の懐の広い歌唱が満喫できます。バックはもちろんファンキーなネーミングも最高の美乃家セントラル・ステイション。佐藤健、土屋昌巳、六川正彦らを擁する豪華な面々。自分も後になって聴いた時から感じましたが、大橋純子本人も敬愛していたチャカのルーファスを狙ったようなアプローチはかっこよろしおます。
 コンセプト・アルバムっぽい作りで、冒頭の「パミールの夜明け」や「季節風便り」からタイトなグルーヴが聴け、70年代の日本のサウンドとしては3歩ぐらい先を行ってたような音で今も新鮮に聴けます。タイトルからしてソレっぽい「Soul Train まっしぐら」は本家G.C.S彷彿の激ファンクな曲。後に“すみれSeptenber Love”で大ブレイクの土屋昌巳氏のファンク魂を感じる真っ黒け仕様で、カッティング・ギターも実にシャープです。純子さんのシャウト気味の歌も力強さ満開。土屋作品では後の一風堂的な「China Dream」や、アースのカリンバ・プロダクション的な「Spanish Wind」も秀逸でハイ・センスなサウンド爆裂です。後半はカリプソを取り入れた「アラ・パナマ」にAORチックな「Summer Dreamin'」と色々なスタイルを披露してくれますが、聴きどころはこの後の終盤戦。アーバンな香りの中にチャカポコ・ワウ・ギター、ホーンセクションが絡む「Star-Light Train」、洗練されたメロディも光る「(I'm) Just Fallin' In Love」など心地良くも聴き応えあるサウンドがビシッと聴けます。この辺はルーファスにも通じるグルーヴィー・サウンドと黒めの歌唱がクールに決まります。現行盤はレゲエ・タッチのシングルB面曲「センチメンタル・レディー」や、企画アルバム収録曲だった「フラワー・ブロッサム・ストリート」も収録された丁寧なリマスター仕様でオススメです。
「日本が誇るレディ・ソウル。ハリのある声、バリバリの声量でこれからも頼んます!」
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2012.03
30
Category : Cool Groove
Theme : 本日のCD・レコード
Genre : 音楽
love tam



 “この人、ほんまに日本人か?”っていうようなメジャー級ヴォーカリストに稀に遭遇することがありますが、その中でも最高峰クラスに位置するのがELI(ex.Ellie)嬢。90年代にFM802でパワープレイされてたラヴ・タンバリンズ“Midnight Parade”。流れてきたエリ嬢の歌声を聴いた時、マジで黒人の声やとしか思えませんでした。すぐにファンになっちゃうくらい魅了される声で、渋谷系だとかヘチマとかを超越した次元での本格派ヴォーカリストやと確信。インディーズだったので、音楽ファンの中では大ブレイクの注目歌姫だったにもかかわらず、一般的な認知度が低かったのが残念の極みです。バンド内の確執もあったりでアルバム1枚であっさり解散し、その後のソロではちょっと方向が変わって個人的には嗜好が違うようになっちゃいましたが、今でもマイペースで活動しているのは嬉しいところ。本人の思うところではないかもしれませんが、本気でマネージメントされてメジャーがバックアップしたら今の10倍は評価される人やと真剣に思います。例えばジョン・レジェンドのようにThe Rootsと組んでアルバムでも作ったり、大編成ビッグ・バンドと組んだりしたら鳥肌モンやのになぁと夢想しちゃいます。
 そんな事でエリ嬢の評価を揺るぎないモノとした2枚のシングルを収めた編集アルバム。失礼ながら唯一のオリジナル・アルバムよりお薦めです。まずは93年の1stヒット「Cherish Our Love」。ジャズ・ファンクやらニュー・ソウル系の音を90年代風のフィルターを通した音で、コンガやオルガン、ストリングス系の音を使ったアレンジも秀逸ですが何といっても目立つのはエリ嬢のヴォーカル。後半のフェイク部分など単にソウルフルって言葉では片づけられないツボを押さえた歌唱。スタカンっぽいですが黒さはこちらの方が数段上です。そしてブレイクしまくった「Midnight Parade」。レニー・クラヴィッツが演るようなアーシーなミディアム・ファンクで、イントロでのラップっぽい語りから稲妻が走るカッコええ曲です。独学で学んだという英語の発音も完璧で、最初聴いたら洋楽にしか聴こえないくらいの本物オーラ充満。また「Spend The Day Without You」も心地良くスウィングする秀作でスルーできません。他は、フォーキーな「Baby Why」、ボッサ風のジャクソン5カヴァー「Never Can Say Goodbye」や、チルアウト系の「Love Space」、キャロル・キング彷彿の「Secret Summer」、レゲエ調だった「Love Is Life To Women」の弾き語りヴァージョンなど、ゆったり聴ける曲が中心。それぞれ、平均点以上なのですが先の圧倒的2曲には敵いません。
「まさに10年に一人の逸材、エリ嬢。今後の再ブレイク、期待してます!」
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2012.09
23
Category : Cool Groove
Theme : 本日のCD・レコード
Genre : 音楽
pink cloud



 ギターを弾くことがクールやと思わせてくれるようなプレイヤ-が少なくなったような昨今、見た目や振る舞いも含め常にカッコいいのがチャー。自分の好みど真ん中のシングル・コイル・サウンドで、長年イカしたサウンドを届けてくれてます。シャープなカッティングに、テクニカルなフレージング、センスのよいコード・ヴォイシニングはいつも惚れ惚れ。ソロ・アルバムや様々なユニットでも数々の名演がありますが、バンドの一員として80年代中心に活動してたのがジョニー・ルイス&チャー a.k.a. ピンク・クラウド。残念ながらドラマー、ジョニー吉長の永眠で3人での活動は叶わぬものとなりましたが、ミュージシャン・シップに裏打ちされた3人による垢抜けたサウンドは洋楽オンリーのリスナーにも支持が高かったもんです。録音技術の進歩が皮肉にも没個性化を著しく進展させた90年代以降、“あんなサウンドが欲しい”となると音源の切り貼りで容易にサウンド・メイキングが省力化され、ますます需要が無くなったミュージシャン。プロの音楽制作がデジタル化し低予算でいろんな人に門戸が開かれたのはエエのですが、熟練した演奏技術も無い制作者が増えたのは不健康なことでした。こういう職人系の人等が生まれにくい現況はちとヤバいです。
 そんなことでピンク・クラウドと名乗りだしたVap期の3人。ジョニー・ルイス&チャーって名前の方が3人の個性が戦う感じがして好きだったのですが音は変わらず1級品です。どのアルバムにも必ず好きな曲があるハズレのない人達でしたが本作は何といっても「Stuck In My Brain」。m7th系のコード主体に普通なら鍵盤で補完するような音もギターのクリーントーンを駆使してクールに構築するカッコよさ。時折決める16ビートを織り交ぜたカッティングもセンス抜群です。またこのバンドの渋いのがミディアム・テンポでのクルセイダーズ風の黒いグルーヴも決めてくれるとこ。「Tripping Woman」や「Hug Letter」はピアノを効果的に使ったシティ・ソウル風の逸品で本作の聴きどころ。冒頭を飾るハード・ロック「Why Aren't You Ready」や、スモーキー系のブラック・フュージョンでグルーヴィーなリズムもシビれる「Depression」なんかはケツの青いガキには分からない渋カッコよさ。と思えば洗練されたThe Bandといった趣きの「Today Is The Day」なんかもあって球種の豊富さもグレイト。最後は骨太ロック・サウンドでバンド名を冠した「Pink Cloud」でガッツリ締めてます。
「オトナが聴いても様になるロックをマイペースで提供してくれた3人組。粋な音ですわ~」
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2013.04
29
Category : Cool Groove
Theme : 本日のCD・レコード
Genre : 音楽
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 話題を集める、六本木ヒルズカフェ開催のフラワー・アーティスト東信さんとParisブランド“ブシュロン”のコラボ・イベント。オープニング・セレモニーに御招待で参加してきましたが、まあ素晴らしいネイチャー・アートの世界でこれは評判通りの良いイベントでした。そして会場では様々な著名業界人の中になんとあの佐野元春さんの姿が。仕事そっちのけで、思わず握手してもらいました。白髪がカッコいい紳士になられてて、「ワイルド・ハーツ」が好きだったことを伝えると、優しく紳士にお話してもらえました。一緒にいたチャカ・カーンやってる元春ファンであるドラマーの先輩は、もったいなくも舞い上がって話できず。宴席では毎回「サムデイ」やら「ガラスのジェネレーション」を歌ってるのになぁ。
 てなわけで佐野元春の80年代作。乾物屋の友達が大ファンだったので、そいつの家でよく聴いてました。最初、日本のB.スプリングスティーンみたいなカッコいいシングル出してましたが、個人的にググっときたのがスタイリッシュに進化したサウンドだったハートランドとの本作。渋谷系だとかヘチマ系だとか騒ぎだす、ずっと前にサラリとグルーヴィーなUKソウル・サウンドを提示してくれてました。中でも大傑作やと思ったのが冒頭に収められたシングル曲「Wild Hearts-冒険者たち」。♪土曜の午後、仕事で車を走らせていた。Radioに流れるRhythm&Blues♪..もうこの歌詞にディラン調の粋な譜割りに、最初からハート鷲づかみですわ。キャッチーなシングル曲は他にも「Season In The Sun」、「Strange Days」と入ってますが、あとはやっぱコノ時期の代表作「Young Bloods」。♪冷たい夜にさよなら♪のアノ歌です。スタカンだ云々だとか言うのは野暮な話で、ちゃんとここまで消化して自分なりにアウトプットできるか?って考えるとやっぱ佐野さんは偉い。他もオルガンを大胆にフィーチャーしたビッグバンド的インスト「Cafe Bohemia」から、元春流スカ・ファンク「Individualists」、「99 Blues」など刺激的な音で溢れかえってます。ここらの音を思い出しつつ、その後で美味しくワインも飲みたくれました〜
「最近のルーツ・ロック的アプローチもイイっすねと言ったら、ニヤッとされた佐野さん。粋なオヤジです!」
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