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音系戯言

偏見に満ちた音楽観をだらだらレビュー。 あくまで保有音源整理の為と、自己満足備忘録。黒人系(R&B・SOUL・Hip Hop)とロック中心。リアルな音はココにある!!

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ezee イージー

  • Author:ezee イージー
  • 男アラフィフ。人がいなくとも耳打ちで伝える、癖がすごい会社員。

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2010.04
13
Category : 10's Female R&B
Theme : HIPHOP,R&B,REGGAE
Genre : 音楽
monica-still-standing-1.jpg



 モニカ嬢もなんやかんやと幾多の苦難を乗り越え、知らん間になんとアラサー世代。時は流れとります。あの衝撃のデビュー作“Don't Take It Personal”が95年に出た時は「なんとソウルを感じる少女が出てきたもんや」と頼もしく思ったモノでしたが、内ジャケでは子供さんも抱えたフォトもあったりですっかりお母さんです。でも、色々不幸もあったので一安心。歌の劇的な上手さも何ら変わっておりません。デビュー時に比べ、色気も増したりなんかして◎です。
 さて中身は今迄の作品が素晴らしいが故にどうしてもハードルが高くなってしまいます。タイトル・トラック「Still Standing」からで力強くスタートですが、中途半端にサウスな味付けのサウンド・プロダクションも好みやない音で従弟Ludacris参加も心動かず。アレンジに難ありって感じの「One In A Lifetime」、Ne-Yoが書いた「Stay Or Go」と続きますが、レバーは前に倒れずう~ん状態。このまま不発でいくのかと思ってる矢先に「Everything To Me」が登場です。ミッシー・エリオットが制作のリード・シングルって事で尖がったサウンド登場かと思いきや、オーソドックスなスタイルでの激唱型ソウル。モニカ嬢の実力も遺憾なく発揮されるナイス・パフォーマンスで見事フットンダです。しかも作者には次作が待ち遠しいジャズミン・サリヴァンの名前も。さすがよくできてます。またイヴリン・キング使いの「If You Were My Man」も80s的肉感ミッド・ファンクを感じる良作でここでもミッシー&ジャスミンが関与。やはりワカってる人は仕事がちゃいます。そして可もなく不可もなく「Mirror」、「Here I Am」と旬の制作陣コラボの後、後半戦がまた畳みかけてくれます。ブライアン・マイケル・コックス真骨頂のスロウ・ジャム「Superman」、ホイットニーが歌ってもハマりそうな美メロ系「Love All Over Me」、スターゲイト制作のアコースティックな調べも絶妙の「Believing In Me」と歌えるモニカの実力を持て余すことなく伝える怒涛の3連発。説得力抜群の歌唱でグイグイ迫ります。ここも満足度高し。ボートラで収録のミッシーが手掛けるオートチューンも活躍の「Blackberry」はまったり感がナカナカ。
「もはや大物シンガーの域に到達した感さえあるモニカ嬢。これからも歌えるエエ女として期待してますっ!」
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2010.05
31
Category : 10's Female R&B
Theme : HIPHOP,R&B,REGGAE
Genre : 音楽
pluse.jpg



 負けながらも久々に熱いプレイを見せてくれたサッカー日本代表に、久々勝利の故郷京都サンガの面々。そして宿敵・岸を打ち砕いての巨人軍勝利。気分がエエ夜です。そして同じように熱いのがトニ嬢の久々の新作で、ちょっとお姉さんながら自分と同世代のシンガーとして応援にも思わず力が入ってしまいます。武器である低音ハスキーヴォイスもさらに磨きがかかった中での、名門アトランティック移籍の第1弾です。セグメント的にも競合が少ない声質で、艶っぽさも抜群となれば殆ど無敵状態です。たぶん、もう何十年と活躍してグラディス・ナイトやらチャカ・カーンの域に到達すること間違い無し。そんなことで、妹テイマー嬢も嬉しいコーラス参加の待ちわびた本作。相変わらずエエ女です。
 頭はトニ嬢らしい情熱的なバラード「Yesterday」のソロ・ヴァージョン。Kissが話題のTrey Songzとのデュエット版もボートラにて収録です。続いては力強いアップでイヴリン・キングをサンプリングした「Make My Heart」でコッチは近年珍しいイケイケアップ。若いぞトニ!って感じで◎。そして最も以前からのトニに近い空気で迫る「Hands Tied」は待ってましたの愛満載スロウ。大袈裟加減が鼻に付くデヴィッド・フォスター制作曲の「Woman」は好みが分かれるとこですが、初っ端から低音セクシーヴォイスで攻める「If I Have To Wait」などはゾクっとさせられます。脱線しない程度に新しい風を吹き込んでいるのも◎で、プッシーキャット・ドールズでもカッコええ音提供のルーカス・セコン制作の「Lookin' At Me」など抜群のセンスで歌いこなします。ブラボー!と叫んじゃうカッコええ曲で個人的1等賞。一方「Hero」みたいな“コレってどうなん?”みたいな飽きそうな曲もありますが、従来イメージを崩すことなく多くの曲をきっちり仕上げたハーヴィ・メイソンJr氏の仕事ぶりはナカナカです。18番のアコギ・フィチャーのまったりスロウ「No Way」や、なかなか感動的なタイトル曲「Pulse」に「Why Won't You Love Me」とスロウは流石の出来。とにかく偉大な先輩同様、ちょっとくらいしょーもない曲でもトニ声で2ランクアップにしてしまう魔力は健在です。もっと聴きたいって方はi-tunesデラックス版がオススメで+4曲仕様。なかでもMo'Niqueをフィーチャーした「Caught」など地味ながら何回でも聴ける絶妙の黒さが実にええ感じです。
「いそうでいない、ちあきなおみ声ソウル。“喝采”の英語ヴァージョンでも演って欲しいですわ」
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2010.12
17
Category : 10's Female R&B
Theme : HIPHOP,R&B,REGGAE
Genre : 音楽
Jazmine Sullivan



 新しいモンには目配せしとかな損します。最近、TVで見て最高に気に入ったのがプラスマイナス岩橋の我慢すればするほどやりたくなるというギャグの数々でこれは大ヒット。理屈とかネタとかレベルではなく、原始的な脳直撃のおもしろさは実にファンクでこんなの久々です。そんな事で、新作で活きのエエのがバンバン投入されてるこの年末。見逃してたら損すんのちゃうか?といった力作がマーケットに続々投入されていて、ちょっと無視できません。その中でも待望であったジャズミン嬢の登場。そういや今年のモニカの傑作シングルも彼女の作品で、こんなに心待ちにしてCD買うってのは実に久々でしたが、この2ndも期待通りに質の高いR&Bを届けてくれました。
 曲作りから手掛ける才能ある彼女ですが、何といっても魅力はグイグイ迫る激ソウルフルなハスキーヴォイス&節回し。キーシャ・コールなんかと共に現シーンの質を高めてくれている重要なレディ・ソウルです。ミッシー・エリオットやサラーム・レミといった料理長もしっかり腕ふるってます。まず1stカットの「Holding You Down」からしてジャズミン嬢の声力でネジ伏せてくれます。ネタともなったHip Hop Soulの草分けであるメアリー・J・ブライジ“Be Happy”も新鮮でしたが、歴史を紡ぐ役を担う大物感も彼女には感じます。しかもコノ曲で来年頭に行われるグラミーにいきなりノミネート(Best Female R&B Vocal Performance)!流石です。次もローズ・ロイス使い「10 Seconds」でメアリーっぽい展開ですが、サラーム・レミお得意のザラつき具合でエエ感じ。チャック・ハーモニーのアレンジは気に入らんのですが後半の劇的な歌唱が素晴らしすぎる「Good Enough」、80'sアリサの代表曲“Jump to It”を用いたダンサブルな「Don't Make Me Wait」と随所に聴きどころありです。中でもルーツのクエストラヴがシャープなビートを構築する中、あまりに痛々しい内容を歌う「Redemption」の激唱は必聴です。そして中盤でのミッシーのレトロ趣味満開のスロウ「Excuse Me」や、サラーム・レミ必殺のバラード「Stuttering」あたりはマジで万歳三唱の素晴らしさ。70'sソウルの素晴らしさを先般のエリック・べネイ同様に確実に伝えてくれます。またNe-Yoとのデュエット「U Get On My Nerves」もソツのない美メロ披露。最後はレゲエ・テイストを持ち込んだ賑やかなダンス・チューン「Luv Back」で締めですが、日本盤はもう1曲スロウが堪能できます。そのボートラ「Catalogue Girl」もナカナカの佳作で一聴の価値はあり。
「必ず後世に名を残すシンガー、ジャズミン嬢。この若さでたいしたもんですわ」
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2011.07
03
Category : 10's Female R&B
Theme : HIPHOP,R&B,REGGAE
Genre : 音楽
beyonce 4



 ついついジャケット眺めてたら、どうしても欲しくなってしまうって事がありますが、ビヨ嬢の新作もそう。先にネットとかで音源チェックしてたら、あまりパッとせんので今回は買うのやーめたって思ってたのに。お店でこの官能的なジャケに出会ってしまいあっさり撤回。このオッサン、あほちゃうか。と思われるくらい店でポスターをガン見の後、購入です。30歳目前にして、フェロモン倍増のビヨ嬢。う~ん、何とセクシーなこと。いっぺん、つきおうてくれ~って感じですわ。
 そして中身。あまりのビッグ・ネームゆえに普通のコトやっても文句言われるし、変に仰々しい曲ばっかでもとっつきにくいし制作側も大変なこっちゃと思いますが、やはり自信満々な感じの大袈裟スロウ「1+1」で幕開け。続く「I Care」も重厚なアレンジでのスロウ。「I Miss You」もセリーヌ・ディオンにでも歌わしとけみたいな曲で暗雲立ち込めます。自己陶酔系連続に、カラオケ屋なら確実に“ええ加減にせぇよ”とツッこむ展開です。“しもた~”と中身も確かめんと表紙だけで判断して買ったエロDVDのような気分に陥るものの(←下品なことですいません)、4曲目にホワイト・ナイトが登場。さすが童顔氏です。Babyface絡みの「Best Thing I Never Had」はナカナカの力作。ビヨンセの気張った歌唱もイヤミにならず、10年後にも聴けそうな良曲が登場で安堵です。という事で、聴きどころは間違いなく中盤にあり。スティーヴィーの名曲“For Your Love”を下敷きにしAndre 3000(Outkast)を招いて制作されたカニエ絡みの「Party」、どことなくデスチャを感じる「Rather Die Young」あたりは絶品です。80'sチックでデバージあたりを彷彿させる「Love On Top」、BoyzⅡMenも切り貼りしブッ飛んだビートで迫る変態系「Count Down」あたりはShea Taylorの頑張りも光ります。でも注目のダイアン・ウォーレン曲である「I Was Here」は、やや不発。シングル曲「Run The World (Girls)」も最近、影響を受けたというフェラ・クティを感じさせるアフリカン・ビート曲ですが、程々にした方が良かったのでは?と思う出来。ただ日本盤ボートラという「Dreaming」は直球パワー・バラードで、ビヨ嬢の黒い歌唱が光るそこそこエエ曲。
そしてデラックス盤のみ2枚目には「Lay Up Under Me」に「Schoolin' Life」とキャッチーで普遍的なアップテンポのR&Bが収録。コレが実に心地イイ出来。奇をてらったり、大作っぽくもなく飽きずに聴けそうな感じで、絶対これらが入ったDX盤の方がオススメです。本編のリミックス含め他にも3曲収録。
「おそらく、あと5年もすればブクブクいくであろうビヨ嬢。今が旬です!」
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2011.12
04
Category : 10's Female R&B
Theme : HIPHOP,R&B,REGGAE
Genre : 音楽
jill s



 はやくも師走。振り返る余裕すら無いですが、今年に聴いた新譜の中では光り輝いていた1枚。っていうか買ったのはi-tunesやけど。だって安いし、曲も多いし嵩張らへんねんもん!クオリティの高い音を発信し続けたHidden Beachレーベルを離れての新作でしたが、芯はブレることなく良い意味でのメジャー感も増した良いアルバムでした。しかしビルボードで1位まで獲ってたのは驚きでした。ずっとオールド・ソウルやジャズの良心を継承しつつ、ヒップ・ホップの連中とも積極的にコラポする柔軟な姿勢で、良作を連発してきた人。こういうなのが売れてるとオッサンとしては安心します。フィリー出身で、で元々ザ・ルーツのクエストラヴ一派ってだけで信用できます。
  中身は冒頭「Blessed」から絶品ソウル炸裂。生っぽい音作りにクールなジル嬢の声が存在感抜群でそびえ立ちます。そして本作の勝利が確信できたのが、シーン最前線にいつつオールド・ソウルの香りをプンプン放つ異才Anthony Hamiltonとデュエットした1stカット「So In Love」。クールなミッド・ダンサー調の中、途中でハイ絶頂期のアル・グリーン的な展開になるところなどシビれまくり。何回も聴いちゃいます。また全盛期のアレサとスウィート・インスピレーションズを思い出さずにいられない「Shame」もクールなダンサーで圧倒的な展開。後半、切り込むEveのラップもカッコよし。Doug E. Freshのヒューマン・ビート・ボックスが炸裂するなかラグタイムまで同居した「All Cried Out Redux」から、「Le BOOM Vent Suite」あたりはスイング時代のジャズを感じさせる憎い構成。一方、浮遊感の中で進む「So Gone」ではヒューストンの人気ラッパーPaul Wallも参加です。中盤よりマッタリ感も増しますが、ループ気味のピアノと淡々と無機質なビートの上で唄う「Until Then (I Imagine)」や、静かにハネたビートとエレピ音が絡む「When I Wake Up」あたりグッとソウルを感じさせてくれます。そしてジャジーにゆったりスイングする「Rolling Hills」で本編は幕。
そしてオススメなのはi-Tunes LP仕様のデラックス版。歌詞カードにフォト、メンバークレジットも付いていてCD買ったような気になります。しかもボートラ3曲プラスなのに安いです。なぜかこのボートラでしか聴けないタイトル・トラック「The Light of the Sun」はジャム・セッション風の中でジル嬢が泳ぎます。浮遊感の中進む「Love Soul Bounce」、やたらラウドなドラムが印象的な「I Love You」も満足度高し。
「移籍を機に新たな旅立ちとなったジル嬢。大御所の雰囲気もバッチリ出てきました!」
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2011.12
07
Category : 10's Female R&B
Theme : HIPHOP,R&B,REGGAE
Genre : 音楽
ledis.jpg



 オーガニックソウルとかヘチマとか言われて、な~んか体に良さそうなコンテンポラリー・ソウルを提供してきたレデシー嬢。今年、ちょっとメインストリーム寄りでアルバム作ったら、こんな凄いの出来ちゃいましたってのがコレ。音こそ、一応2011年仕様ですが、ネオ・ヴィンテージですよコレは。(←意味不明) 話題になった新作を喜んでチョコチョコ買うのはいいですが、ちょっと寝かせて暫くして聴くと“あれっ?しょーもなっ”ってのはよくある話。でも、これはたぶん、ずっと聴き続けることができる作品。何にせよ、今年の最優秀作の一つである事は疑う余地無しです。まぁ、嶋大輔にも負けない気合の入った鶏冠(とさか)頭で、ビジュアルでも音でも相当ビビらせてくれました。
 まず1曲目のバラード「Pieces Of Me」で圧勝確約の様相。20年後にガイドブックで伝説にされてそうな曲がいきなり登場です。鶏冠では負けないパティ・ラベルに匹敵する歌唱力で威嚇しまくりです。続いて、近年のトレンドに近いアプローチの「So Into You」や「Bravo」なんかもスマートにこなしますが、冒頭曲の残像ハロー効果もあってこれ等も結構ええ曲に聴こえてきます。また去年の優秀作でテディペンの後継者に勝手に決めつけたJaheim氏とデュエットの「Stay Together」も双方なかなかの貫録でスタイリッシュに決めてます。Grover Washington Jr.ネタをサンプリングしたヒップホップ・ソウル「Coffee」のアプローチもカッコよく、一発でリスナーを一撃。また、クールに疾走するマイク・シティ制作「Shut Up」、哀愁の中でキャッチーさも同居する「Shine」なんか今様のR&Bでも楽勝にこなす柔軟さを見せつけます。ブルージーなスロウ「Hate Me」ではミリー・ジャクソンさえ彷彿。しかしオールド・ソウル・ファンの号泣を確約する極めつけは、アーマ・トーマス顔負けの傑作スロウ「Be Good To Yourself」。ここで息の根を止められます。この匂いはもしかして・・と思って見るとやっぱり背後にはサラーム・レミ(フージーズやエイミー・ワインハウスでグッジョブ)が。やっぱコイツでした。そんな事で、歴代のレディ・ソウルと肩を並べる劇的な歌唱が満喫できます。他は、どーでもいい曲も並んで終了ですが、I-tunes版でボートラとなる小粋なミッド「One Step Ahead」は必携。これは本編から外したのは勿体ない逸品です。
「最近のエレクトロ系R&Bに馴染めん人に打ってつけのR&B。圧倒的な強さを見せつけた女番長でした」
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2012.06
10
Category : 10's Female R&B
Theme : HIPHOP,R&B,REGGAE
Genre : 音楽
jenifar.jpg



 映画ドリーム・ガールズのエフィ役で世間の注目を一気に集めた“歌える”シンガー、ジェニファー・ハドソン。ソロ・デビュー後、家族が射殺されるという何とも痛ましい悲劇を経て出されたのが去年の2ndアルバム。何よりも驚いたのが、そのボディライン。ふくよかだったデビュー時から一転、スリム・ビューティー(△40kg!)になっての登場は音楽ファンの度肝を抜くことに。エフィの残像が強烈だったので、何回も目をこすりました。しかしながら、パワフルな歌唱の方は磨きがかかっており、なかなかの力強い内容です。
 さて中身。オーソドックスとはいえ今様のR&B仕様となっており、ジェニファーのゴスペル直結のパワフルな歌唱を活かす制作陣も豪華な面々がズラリと、さすがオスカー女優。最初にシングルとなっていた「Where You At」はR.ケリー作となるジェニファー嬢の歌唱スキルが充分に堪能できる優秀曲。ただ良くも悪くも全体的に最近のアリシア・キーズっぽい雰囲気もあるのですが、やはりアリシアも制作に関与。旦那スウィズ・ビートも絡んだ食傷気味のマーチング・ドラムも使用した「Angel」や、フロア向けの「Everybody Needs Love」なんかは正直そこそこの出来ですが、奇才サラーム・レミも絡んだアップ「Don't Look Down」はやっぱセンスが1枚上手。サラームはお得意のレトロ・テイスト導入の「Feeling Good」も収録で要所で貢献。リッチ・ハリソン制作でベニー&ジェッツ・ビート応用の冒頭ナンバー「No One Gonna Love You」や、大袈裟なタイトル・トラック「I Remenmber Me」など注目曲多数ですが、楽曲としての魅力はスターゲイト制作の「I Got This」や、サウスの要人ポロウ・ダ・ドン制作の「Gone」が強力。そんな中、1等賞となるのはニーヨとチャック・ハーモニーのタッグ制作の感動的な「Why Is It So Hard」。これは無条件降伏です。他ではダイアン・ウォーレン作のバラード「Still Here」も、いつもながらの安定感です。そして最後はゴスペル・ライクな「Believe」で全てをねじ伏せるという構成。これは普遍的ながら歌い手の力量が問われるバラードで、文句が付けられない全世代納得の名曲。何とも力強い声でバシッと魅了してくれます。配信ボートラではスーパーボウルでのアメリカ国家ライヴ「The Star-Spangled Banner」や「What You Think」、Leona Lewisとのサントラでデュエット曲「Love Is Your Color」も追加収録です。
「すっかりビッグネームとなったジェニファー嬢。ホイットニー亡き後の本格派として更に期待!」
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2012.09
26
Category : 10's Female R&B
Theme : HIPHOP,R&B,REGGAE
Genre : 音楽
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  間もなく新作リリースもされるフェイス・エヴァンス。当時、出てきたシンガーもすっかりどこにいったか分からん人も多い中、近年でも存在感を示してるのは実力あってのこと。2000年以降も大傑作だった4thやクリスマスアルバムなど、良作連発だったので久々だった本作は待望の1枚でした。2Pacとの抗争の中、射殺されたビギーの未亡人として知られるためか、ヒップ・ホップ・ソウルとして括られる事がいまだに多いですが、本来は自らソング・ライティングも手掛ける実力派レディソウル。シャーリー・マードック等にも影響を受けたゴスペル仕込みの歌い回しが強力な人。バッド・ボーイからの生き残りの中でも、しぶとく活動を続けて欲しいシンガーの一人です。
 そんな事でベテランの風格も出てきたフェイス嬢の一昨年の6枚目。冒頭のイントロから、スムージーなミッド・グルーヴ「I Still」の幕開けで思わずニンマリ。そして長年の付き合いとなるチャッキー・トンプソン制作の「Way You Move」はSnoop Doggも参加した安定感ある90's風ミッド。ジャジーに3拍子で決める「Real Things」、密かにドス黒いビートがクールな「Worth It」、1stカットだったスロウ「Gone Already」と長打はなくともコツコツ進塁してくれます。中盤は、Redmanも絡む四つ打ちビート「Party」や、ジャジーな「Your Lover」、Keyshia Coleとの歌姫共演「Can't Stay Away」など緩急つけつつ展開。マイケル・ワイコフをサンプリングした「Sunshine」はどうしてもジャネイを連想ですが、大注目なのがウータンのRaekwonを迎えた「Everyday Struggle」。なんとビギーの激傑作1stに収められてた同曲のフェイス版って感じです。そして充実の終盤。やはりこの人、サラーム・レミ制作の「The Love In Me」では、映画用のスコアをバシャついたビートをハメこみ独特のクールな世界観を構築。渋いです。オーソドックスながらフェイスの魅力が浮き彫りになるダンサー「Change」の後は、本編ラストのブルージー極まりないスロウ「Troubled World」。実力派Kelly Price & Jessica Reedyと共に濃厚な絡みを見せますが、i-tunes版などに収録の同曲の「Pt.2」では何とEstelle & Lil' Moという後輩レディ・ソウルとも共演。ボートラでの注目はオートチューン使用のまさに「Robot」。中毒性の高い、ロウ・ビートでFonzworth Bentley & Malik Pendletonも絡みます。
「飛び抜けた曲も無く4thを上回る事は無かったけど流石の安定感。熟女R&Bの筆頭です!」
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2012.12
13
Category : 10's Female R&B
Theme : HIPHOP,R&B,REGGAE
Genre : 音楽
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 知らん間に師匠も走りまくってますが、今年新作で聴いたのを振り返ってみると、ズバ抜けて良かったのがやっぱこの人、フェイス・エヴァンスを中心としたオムニバス形式の本作。普通のオーソドックスなR&Bに浸りたいって向きにフィットしまくる、何とも高品質なアルバムを送り込んでくれました。ダンス・ミュージックに特化した無機質なエレクトロ・タイプのR&BやHip Hopが幅をきかす昨今、オールド・ソウルや90's R&Bに慣れ親しんだ世代にも確実にヒットする黒音のエッセンスを最良の形で詰め込んだ、ナイス・ヴォーカル・アルバムです。
 中身はアメリカのTV番組“R&B Divas”の企画盤的な側面もあるようですが、聴く側にはそんなこと関係無しで楽しめる多彩なDivaがゲスト参加した豪華盤。1発目からステイプル・シンガーズ調の軽快な「Lovin' Me」の登場で胸が高鳴ります。ブラウン・ストーンのNicci GilbertからKeke Wyatt、ハスキーヴォイスが光るSyleena Johnson、上手さを見直したMonifah、そしてFaith嬢とこの上ない贅沢なヴォーカル・リレーで興奮必至。このメンツで壮大なバラード「SisterFriend」も収録。こちらも聴き応え抜群。コラボ系のとどめは何とシンディ・ローパーの86年大ヒット「True Colors」のKelly PriceFantasiaを迎えた激グレイト・カヴァー。原曲の良さを生かしたまま、3人のゴスペル・チックなハーモニーで感動劇場へと導いてくれます。ベストヒットUSA通過世代は感涙必至です。フェイス単独曲は4曲で、掛け値無しの絶品なのがスロウ「Tears Of Joy」に「Too High For Love」。大袈裟でなく前者はアレサのアトランティック時代、後者はチャカのソロ初期を間違いなく彷彿させます。オッサンの私も悶絶です。他アーティストも注目曲続出で、失礼ながらすっかり忘れた存在だったKeke Wyattのフォーキー・グルーヴ「Mr. Supafly」がバック・スクリーン・ホームランの素晴らしい出来。流麗に泳ぐような歌声がグッときます。一方、クールなアーバン・グルーヴでブラウン・ストーン時代を想起させるNicci Gilbertはお母ちゃんHelene "Mom" Gilbertと「Sometimes」を披露で、こちらも快心の出来。Syleena Johnsonが「Stonewall」、Monifahも「She's Me」と実力を充分に発揮するスロウで聴かせます。そして最後に鎮座するKelly Priceの「Jesus Loves」は圧巻と言うしかないゴスペル・スロウ。特筆すべきは各々の曲のクオリティの高さ。こういう上質作品を聴くと、流行りモンがえらいチープに聴こえちゃいます。
「本格派レディ・ソウル揃い踏みの豪華盤。フェイス嬢もポテンシャル最大限に発揮です~」
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2012.12
16
Category : 10's Female R&B
Theme : HIPHOP,R&B,REGGAE
Genre : 音楽
monica.jpg



 クリスマス・イベント連発の中、昨年の勢いも減退となり余計とクタクタに。そんな夜はバラードです。すっかり新人に関しては疎くなっている現行R&Bですが、90年代から活躍しているシンガーについては今でも気になる人が多いところ。中でも実力派モニカ嬢は無視できません。今年もレディ・ソウル勢は色々出ましたが、彼女も順調に6枚目リリースです。もう17年選手とベテランの貫録ですが、少女にしてデビューしたのでまだ32才。とにかく天性の歌の上手さを持ち合わせた人なので、いつ特大ホームランが出るか分からんので要注目です。
 冒頭の「New Life(Intro)」では何故かMary J. Bligeも登場ですが、注目はなんといっても「It All Belongs To Me」。モニカと同じく、10代前半でシンガーとしてデビューした盟友Brandyとの再共演曲です。最近の売れっ子リコ・ラヴが手掛けたミディアム・スロウで、哀愁感あるトラックの中で30代となった2人が激ソウルフルに歌い上げていて素晴らしい仕上がり。決して派手な展開ではないですが、歌をきっちり聴かせるところが好感触です。曲中、得意のコブシ廻しが炸裂するのも嬉しい展開。前半戦はこのリコ・ラヴが手掛けてるのですが、残念ながら他は突き抜けた曲無し。相変わらずヴォーカル・ワークはグレイトなのに、このままダラダラいくのかと思いきやデビュー時を彷彿させるエエ感じのバラード「Big Mistake」が中盤に登場。ミッシー・エリオット制作の「Until It's Gone」も流石の出来で、やっぱスロウは聴かせます。ジャーメイン・デュプリの「Amazing」、サラーム・レミ&ジャズミン・サリヴァンでの「Cry」もオーセンティックで安心印。終盤の「Time To Move On」なんか結構な力作です。これくらいレトロに演ってくれると、この人にはしっくりきます。ボートラ扱いでDX盤に収録された、スロウ「Breathe」、「In 3D」や、ラベルの“Isn't It A Shame”使用の「Catch Me」といった曲ではモニカの歌力がさらに堪能できます。シングル曲となった「Anything (To Find You)」もここに収録で、こちらはThe Notorious B.I.G.“Who Shot Ya”使用のストリート感溢れるナイス・トラック。旬の人Rick Rossも参加でBad Boy全盛期の雰囲気がいきなり充満です。
「置きにいった感ありでちょっと物足らん曲もチラホラ。次はガツンとKO級連発で頼んます!」
::more
2013.12
02
Category : 10's Female R&B
Theme : HIPHOP,R&B,REGGAE
Genre : 音楽
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 んん・・あれよあれよという間に12月。毎年、そんなこと言ってるような気もしますが、時間の長さの感じ方は年齢に反比例するらしいのでそういうことなんでしょう。仕事は茨の道やったけど、大阪に某人気ブランドを誘致できたのは収穫でした。それに幸か不幸かWindowsが逝ってMac&i-phoneになったのも思わぬ収穫。今まではなんやったんやと思うくらいでしたヨ。あとはサンガがJ1復帰するのを祈るのみ。音楽で今年出たものっていうと、ジャスティンやロビン・シックなんかでエレクトロ一辺倒から脱却したようなグルーヴが男性陣で復活してきたのが嬉しいところでしたが、女性でいくとやっぱりブラクストン家の活発な動き。美しい、上手い、エロい(←余計)の3拍子揃った優秀R&B姉妹です。お姉さんトニ−のベイビーフェイスとのコラボも気になるところですが、サプライズだったのはTV番組を機に復活を果たしたテイマーの再浮上。おたふくソースのようなコクのある味わいで聴かすトニー嬢よりサラッとした感じの末っ子テイマーは、90年代あのブラクストンズで重要作を残した人。海原ともこに似てきた気がしないでもないですが、適度に粘着力のある歌唱はやっぱ魅力です。
 そして中身。いきなりイントロからエムトゥーメ"Juicy Fruits"が鳴り響く「The One」で狂喜乱舞です。コレを90年代に使ったビギーのあのフレーズも憎い挿入。定番サンプリングとはいえコレは燃えます。ビンビンくる低音ビートも気持ちええ派手目な「Top Toe」、この人の声の魅力が存分に味わえるメロウR&B「Stay and Fight」と続いた後、復活の狼煙を上げた大ヒットバラード「Love and War」が登場。ちょっとベタな感もありますが、アリシア・キーズにも負けない上手さです。ブラクストン家伝統のコブシも登場のアンダードッグス製作「All The Way Home」、ソングライターにBabyfaceも加わった「Where It Hurts」、幸せいっぱいのノロケ曲「Prettiest Girl」、トニーを彷彿させる歌い回しもたまらんゴスペル・チックな「Thank You Lord」と、無機質なエレクトロ風味漂う中盤を除いてスロウ中心に歌い込んでます。Best Buy盤はボートラで平均点ミディアム「Black Tears」も入ってますが、欲をいえば、もっとクールなミディアムも聴きたかったところ。
「本国ではおバカさんキャラで人気のテイマー。魅惑のセクシー・ヴォイスは健在!」
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2014.07
23
Category : 10's Female R&B
Theme : 本日のCD・レコード
Genre : 音楽
BENI BEST



 いよいよ梅雨も明け、暑さ満開の日々へ。ここはサラッと聴ける女性Voです。日本の女性R&Bっていうと古くは大橋純子や宮本典子ってのがパイオニアですが、最近もいい人出てきてます。テレビで見て「上手いなぁ」って思ってたのがBENIこと安良城 紅。去年にCMでエルトン・ジョンの大名曲「Your Song 」を歌った実力派です。コノ曲のカヴァーっていうと90年頃のロッドくらいしか印象的なのはなかったですが、このBENIヴァージョン、実に素晴らしいです。バックの演奏もオリジナルをこよなく愛した人等の演奏であることが一聴で分かる名演。若干、黒っぽく歌うコノ女声版で聴くとさらに原曲の完璧さも浮き彫りになります。BENI嬢自身は、最近Cover集が売れまくってオンナ徳永英明みたいな感もありましたが、数多あるカヴァー集とはちょっと次元が違う秀逸さ。60年代のモータウン然り、エエ曲は皆で録音しまくるってのは昔からあることなのでOKです。そもそもこのBENI嬢。宇多田ヒカル以降の新時代R&Bシンガーですが、お父さんが米国人だけあって英語の発音もリアル。J-PopのR&Bカヴァーも自分で訳詞を手掛ける気合いの入り方です。そして初めて買ったCDもTLC(←若い・・)って言うだけあってR&B感覚も抜群。しかも美人。コレは聴くしかないです。
 そんなコトで、晴れて初収録となった「Your Song」も入った本ベスト。単なるJ-Popのねえちゃんと思ったらドツかれる名演がコンパイルです。ブレイク曲となったラッパー童子-Tの「もう一度…」 の2008年BENI単独版「もう二度と…」からのシングル曲と、大ヒット・シリーズ“Covers”から選りすぐりという内容で、近作ほどエモーショナルな歌唱でええ感じです。今井大介が手掛けた「ギミギミ」や、川口大輔との「Heaven's Door」など信頼できるコンポーザーとのポップR&Bの良作が聴けますが、後半の日本語英詞カヴァーがバカ売れしたのも納得のスムースR&B仕様でGood。クボタの「LA LA LA Love Song」みたいな元々R&Bっぽいのから、斉藤和義の大傑作「歌うたいのバラッド」やサザンの「いとしのエリー」、子供が聴いてて知ったスキマスイッチの「」やレミオロメンの「粉雪」と原曲の良さをしっかり崩さずカヴァーしてます。ジャネットがフェイヴァリットなのでややあっさり気味なのはしょーがないですが、今後もっとゴスペル・チックな表現も取り入れてくれると更に化けそうです。
「美少女コンテストから本格派シンガーへ這い上がったBENI嬢。これからも期待してまっせ!」
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