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音系戯言

偏見に満ちた音楽観をだらだらレビュー。 あくまで保有音源整理の為と、自己満足備忘録。黒人系(R&B・SOUL・Hip Hop)とロック中心。リアルな音はココにある!!

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ezee イージー

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2005.10
29
Category : Soul Compilation
Theme : 本日のCD・レコード
Genre : 音楽
lover.jpg

濃ゆ~いソウルのコンピを1枚。副題が「Brunswick/Dakar's Brothers Of Soul」っていうシカゴの名門レーベルとその弟分レーベルの'66~'76年に録音されたちょとマイナーどころの名曲を集めたコンピです。フリーソウル視点でも人気の同レーベルですが、バックのカッコイイ演奏や真っ黒い歌声は「まだこんなぎょうさんあったのか!」と驚かされます。Jackie WilsonI Still Love You」(←カッコいい!)やThe Chi-LitesLove Is Gone」、Gene ChandlerMy Baby's Gone」と大御所もメジャーどころじゃない選曲で手持ち盤と重複しないマニアックな選曲。土地柄か南部ほど泥臭くなく、都会的でありながら適度に“濃い”のが非常に魅力っす。
 頭から有名曲「Can I Change My Mind」ですがTyrone DavisではなくMighty Doug HaynesっていうオッサンでTyroneは「How Could I Forget You?」っていう佳作を収録。こっからしてビギナー向けではない事を宣言してます。「Wrapped Up In Your Warm And Tender Love」を歌うRichard Parkerや、「I'm A Lover」のChuck Carterなど、なかなかのディープさでシカゴ・ソウル・ファン大満足の出来です。男気溢れる声が魅力のWales Wallaceや、Al Greenを彷彿させるSidney Joe Quallsあたりも惜しみなく収録。The Artisticsは軽快な「It's Those Little Things That Count」が収録ですが、ヴォーカルMarvin Smithの優しいスロウ「Hold On」も収録でポイント高いです。この時代のシカゴ勢の層の厚さを感じる、溌剌したコーラス&歌がたまらんChannel 3の「The Sweetest Thing」やMister T の「Saving My Love For You」など聴いたこと無かった名曲がビシバシ24曲も収録!
「単なるレア物集ではない珠玉のシカゴソウル集。買い得です!」
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2006.01
17
Category : Soul Compilation
Theme : 洋楽CDレビュー
Genre : 音楽
CremeDeLaCreme.jpg

 決して京都のシュークリーム屋の監修ではありません。安価で名コンピ連発のWarnerから出された、副題に「Philly Soul Classics and Rarities」と付けられた編集盤です。フィリーソウルっていうとギャンブル&ハフが手掛けた一連のテディペンのいたブルーノーツやオージェイズのPIR発のヒット曲が自身のお気に入りですが、こちらのWarner傘下のフィリー作品集も期待に違わぬ出来の作品に出会えます。正直どれがレアなんかよくわかってませんが有名作品中心に華麗なストリングスを大胆に配置した豪華なアレンジがどれも素晴らしく、ソウルフルな歌声と相性バッチリです。
 上品な中にもしっかり骨のある音が満載で、大御所もしっかり押さえてあるのが好印象。Spinnersの「I'll Be Around」やハスキー系テナーがたまらんMajor Harrisのヒット「Love Won't Let Me Wait」や激グレイトな「Loving You Is Mellow」、甘々のファルセットも冴えるBlue MagicSideshow」等の重要曲はビシッと収録。Dionne Warwick版フィリーソウル「Once You Hit The Road」、ピリッと辛口のVoが魅力のFirst ChoiceYes,Maybe No」、「I Got A Feeling」も心地良いミディアム、ダンサーで最高です。また嬉しいのがVivian Reedあたりのなかなか聴けないレディ・ソウルの収録。小ヒットの「Save Your Love For Me」は小粋なアレンジでグレイト。Silkの前身Anglo Saxon Brownの「Gonna Make You Mine」も嬉しい収録で、デブラ嬢の雄大な歌唱に絶品のコーラスも絡みます。他にもThe True ReflectionThe Persuaders、、Clyde BrownBettye Swann等有名無名問わず好曲満載でフィリー特有のドラマティックさの中にあるPopな感覚が何とも言えず快感です。激レアと言われたAristocratsの「Let's Get Together Now」なんかも憎い収録。
「ただ甘いだけやない。双葉の豆餅的逸品がずらり」
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2006.01
22
Category : Soul Compilation
Theme : 本日のCD・レコード
Genre : 音楽
lacreme2.jpg

ええ砂糖を使って、ええ工房で作られた菓子は美味い。つまりMFSB周辺の連中がシグマ・サウンド・スタジオで作ったソウルはそういう事なんかいなと。ワーナー系のフィリーソウル集第2弾ですが見知らぬ曲も続々登場で、まぁフィリーソウルの奥の深さのえげつなさを感じます。でもどの曲も華麗で豪華なアレンジに乗って溌剌と歌い込む図はフィリー印の特許であり、素晴らしいもんです。
 今回はシックと組む前のSister Sledgeが2曲「Pain Reliever」、「Mama Never Told Me」と収録でどちらも甲乙つけ難いグレイトダンサー。大御所Spinnersもグイグイ迫るアップで後半の盛り上がりが実にしびれる「Are You Ready For Love」を収録。こら胸踊ります。またファルセットがイカすImpactHappy Man」や、コレが未発表かいな?と驚くJackie MooreWhat A Man」、第1弾でMajor Harrisのが入っていた名曲「Loving You Is Mellow」のAristocrats版などバシバシ傑作収録です。個人的にはAl Green師匠の大名曲「Tired Of Being Alone」のフィリー版をVivian Reedで収録も嬉しい所。勿論、Blue Magic「Look Me Up」Major Harris「Each Morning I Wake Up」と要人もしっかり登場します。一方、意外とイケるのがBen E. Kingの軽快ダンサー「No Danger Ahead」。フィリー録音もしてたんですな。The Persuadersはロッド・スチュワートも後年ヒットさせた「Some Guys Have All The Luck」をしっとりと好演。Bettye Swannも曲はイマイチながら「When The Game Is Played On You」で存在感ある歌唱を披露。最後に出てくるDee Dee Bridgewater嬢は「That's The Way Love Should Feel」でコケテッシュな声でフィリー・サウンドに溶け込みます。
「エエ感じのジャケ含めて、名編集!奥さん買おときなはれって感じです」
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2006.08
20
Category : Soul Compilation
Theme : 洋楽CDレビュー
Genre : 音楽
20060820022816.jpg
 
 仕事場の近所の飯屋に冷し甘ぎつねうどんの大傑作を提供する店があるんですが暑いからといってそればっか食ってたら飽きてきます。そんな中、その店のこれまた名作「たぬきうどん」を久々に食いました。京都の“たぬき”といえばうどんに細切り油揚げとくずあんをかけた非常に心も腹も温まるソウルフルなうどんですが、このくそ暑い最中に食うのも実に乙な物です。そんなことでたまには熱い音楽をってことでLoma Recordsのコンピです。Lomaっていったら当時成功したMotownやStaxに対抗してワーナーが'60年代半ば傘下に立ち上げたレーベルで、大成功とはいかなかったものの素晴らしい音源がうじゃうじゃあります。音的にはノーザンっぽくもしっかりダシが効いたディープなもので聴きごたえ充分です。
 収録は2、3分の曲が2枚組50曲と圧巻。冒頭からIke & Tina Turnerの剛速球「Finger Poppin'」で気温10度上昇って感じです。他にも「Tell Her I'm Not Home」等5曲収録のIke & Tinaは泥臭くも直球勝負のR&Bを痛快に決めます。そして女性Voモノは他も充実ですが中でもThe Apollasは伸びのあるリードシンガーがDiana Rossをワイルドにしたようなパンチ力で「Who Would Want Me Now」あたりMotownにも決してひけをとらないグレイトさ。また初期のThe Three DegreesもPopな佳曲「If That Guy Walks Out Of My Life」収録。ソロでは傑作バラード「Stay With Me」やジャニス・ジョプリンにもカバーされた「Try」など実にDeepなLorraine Ellisonに、「Hypnotized」を始めとする短命ながら歴史的名唱を残したLinda Jones等が収録。男性Voではラスカルズのヒットで有名「Good Lovin'」のオリジナルとなるThe Olympicsや、軽快な「You're Such A Sweet Thing」等がエエ感じのThe Marvellos、ヒットナンバー「But It's Alright」が実にカッコいいJ.J. Jackson、サザンソウルな趣が最高な名バラード「Don't Hold On To Someone」のLukas Lollipop等埋もれがちな名曲をしっかり紹介。そして当時権利関係でもめていたJames Brown関連の音源もセント・クレア・ピックニーのSaxをフィーチャーしたBobby BennettSoul Jerk」はじめ3曲収録。まぁ全部聴き終わったら汗びしょびしょですわ。
「夏でも良質の熱いモノを体に注入せなあきまへん。腹冷えたらあきまへんやろ?」
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2007.03
19
Category : Soul Compilation
Theme : 洋楽CDレビュー
Genre : 音楽
AA-067.jpg

 壮絶なまでの異種格闘技戦が繰り広げられる壮絶バトル盤!というのはウソで、ソウル系とカントリー系の名人達が実に有機的にスムーズかつスリリングに競演しているのが目いっぱい聴けるナイスな企画盤です。当時のMCAレコードの偉いサンが発案し、プロデューサーDon Wasが上手にまとめ上げています。元々ソウルとカントリーの融合ってレイ・チャールズがやってたように相性は良好です。Don Wasも「古典的な名曲を分解したら構造にそんなに違いは無いはず。これは本当に素敵なアイデア」と言ってはります。そんなワケで出た当時予想外に良かった、凡戦「猪木VSアリ」なんかよりよっぽど楽しめた名共演を紹介。
 頭が肝心ってことで1発目はVince Gill & Gladys Knightのモータウン古典「Ain't Nothing Like The Real Thing」で最高のスタート。原曲も素晴らしすぎの名曲ですがグラディスの声でこの曲が聴けるだけで至福の時が味わえます。ヴィンスの歌とカントリータッチのGソロも好アシストです。続いて、最初の「well, hello there~」で鼻血が出るAl Green & Lile Lovettのウィリー・ネルソン作「Funny How Time Slips Away」です。長らくゴスペル界に身を置いていたアルが全盛期同様の激ソウルヴォイスを披露し大興奮でした。Hiスタジオの名手ティニー・ホッジス(g)やビリー・プレストン(org)もしっかりサポート。また唯一、ホンマに格闘技みたいなLittle Richard & Tanya Tuckerのエディ・コクラン「Somethin' Else」は白熱の展開。他にもカントリーギターの第一人者Chet Atkinsがニューオリンズの重鎮Allen Toussaintに絡む「Southern Nights」、ゴスペル魂爆裂のThe Staple Singers & Marty Stuartが奏でるThe Bandの大傑作「The Weight」、Sam Moore & Conway TwittyRainy Night In Georgia」、Ponter Sisters & Clint BlackChain Of Fools」など注目のコラポがズラリ。最後は“家族”を考えさせられるGeorge Jones & B.B.Kingがクラレンス・カーターで知られるヒット作「Patches」を余裕たっぷりに披露。
「数あるデュエット企画盤でも屈指の名盤。長いこと聴けまっせ。」
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2007.09
10
Category : Soul Compilation
Theme : 本日のCD・レコード
Genre : 音楽
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 最初は「なんじゃい、薄めの曲ばっか集めやがって」と思ってたフリーソウルシリーズ。とんだ思い違いでした。毎回、有名無名を問わず“今の視点”で気持ちいい曲を実に上手くコンパイルしてくれます。その人気シリーズのレーベル編として組まれたシカゴ・ブランズウィック版です。正直、ジャッキー・ウィルソンとチャイ・ライツ聴いときゃオールOKと思ってたレーベルです。なんのこっちゃない、激素晴らしい楽曲の数々を目の前にして「あ~筋金入りのソウルファンの前でしょうもないこと言わんで良かった~」と心底思いました。うるさ型のイギリス人に人気なのも頷けるアレンジの渋さやグルーヴィーな曲構成は、今の耳にも心地良さ抜群です。同じシカゴでもチェスやオーケイとかよりもダンサブルで適度に洗練されたPopさがあり、微妙にジャジーかつ泥臭い味加減がほんまに絶妙です。
 1曲目から名刺代わりの名曲Barbara AcklinAs I The Same Girl」です。恥ずかしながらスゥイング・アウト・シスターの曲やと思っていた無敵オリジナル版です。(その更に元となったYoung-Holt Unlimitedのインスト「Soulful Strut」まで本盤に収録)冒頭から「おいでませ、ブランズウィックへ~」と女将が軽快にお出迎えです。続いてファルセットが軽快に決まるThe DirectionsWe Need Love」、グルーヴィーな演奏に乗せて男気あるVoが光るThe Lost GenerationLove Land」と素晴らしさ満開です。大御所The Chi-Litesは安定感抜群のダンサー「When Temptation Comes」、ポップなファンキー「Too Good To Be Forgotten」、秀逸マーヴィン・ゲイ・カヴァー「Inner City Blues」と渋いところ3曲収録。またポール・ウェラーも演りまくってた「Stoned Out Of My Mind」はシャイ・ライツではなくMaryann Farra & Satin Soulで収録。御大Jackie Wilsonは晩年の傑作ダンサー「Let's Love Again」、迫力のバリトンヴォイスがしびれるThe Eliminatorsは「Loving Explosion」、疾走感バリバリのファンクExit 9の「Fly」にStruttFunky Sign」と70年代の美味しいところをしっかりチョイス。そして大興奮の1曲、Tyrone DavisCome And Get This Ring」の登場です。スィングするこれ以上ないという演奏に抑揚バッチリのディープ・ヴォイスが冴え渡る絶妙の逸品です。2万回聴いても飽きることなど決して無い大傑作で、シカゴ・ソウルの醍醐味がこのタイロンの曲に集約されているといっても過言ではありません。最後はアレサの妹、Erma Franklinのドアーズ・シカゴ流儀カヴァー「Light My Fire」で激ソウルフルに締め。
「こんなの聴いてしもたせいで、シカゴ・ソウル音源が我が家に激増。罪な盤でっせ」
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2007.09
13
Category : Soul Compilation
Theme : 洋楽CDレビュー
Genre : 音楽
563main strrm

 急がばまわれって言い回しがありますが、必死こいて探し回らんでも出てきますな。古いエエ音源は。チェスのローラ・リーにしても、フェイムのキャンディ・ステイトンにしても、モータウンのボビー・テイラーにしても何やかんやいうてちゃんと普通に買えるようになりました。90年代にアリス・クラークのアルバム再人気で知った「メインストリーム」なるレーベル。ジャズ系のレーベルながらグレイトなソウル&ファンクの録音があるとその時何かの雑誌で知ったのですが、やっぱP-Vineが見事組んでくれました。しかも一部マスターテープ消失音源まで盛り込んで。P-Vineがよくする手法でCDやのに原盤レコードから音録るってのは解せんこともありましたが、よく考えるとそこまでして後世に良き音を残そうとする姿勢は涙モンです。英Kentや米Rhino、Hip-oも気合入った仕事連発ですが我が国P-Vineも80年代後半並みに最近はエエ仕事連発です。70年代半ば、N.Y.の片隅から発信されたソウルフルなサウンドが手軽に楽しめるのはマジ感謝です。
 さて本盤は今回3種組まれたコンピの第1弾で、ファンク~ダンサー中心に選曲されており真っ黒けのグルーヴが渦巻いてます。私など知ってるアーティストが殆どおらず実に新鮮に聴けちゃいました。1曲目のタイトルにもなってる「Gonna Have A Good Time」はCrystal Imageってヴォーカル・グループで70年代テンプスにも通づる迫力ファンクでいきなり大満足です。制作はなんとモデュレーションズを手掛けた人等ってことで納得の高品質。続いて南部録音のビル・ウィザーズなんかのグルーヴに相通づるミッド・ファンクCalvin ArnoldFriendly Neighborhood Freak」。実に男前な音です。一発屋も含め多数収録される中、一際光り輝くのがSteptonesの「Let The People Talk」。ドラマティックスやオリジナルズと遜色ない素晴らしきコーラス・ワークに乗っかる塩辛テナーのリードがたまらん出色の出来。これやから掘り出し物コンピはたまりまへん。またレア・グルーヴ・ファンクってな趣きのSpectrumIf You Wanna Party」なんかは、激クールなグルーヴに酔いしれること間違いなしです。そして圧巻はラスト2曲の女性シンガーお二人さん。70年代特有のニューソウル的ゆったりグルーヴが実に心地良いAlmeta LattimoreThese Memories」、最後を飾るに相応しい絶品スロウを歌うNia JohnsonYou Are The Spite Of My Life」。特に後者はストリングスにコーラスが絡み、伸びのよいニア嬢の声が泳ぎまくるという好ナンバーです。
「生音をフルに活用した良き時代の音の数々。ほんまシビれまっせ」
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2007.09
14
Category : Soul Compilation
Theme : 洋楽CDレビュー
Genre : 音楽
front1.jpg

 日本のHip Hopも素晴らしいと教えてくれたブッダ・ブランドやライムスター、ネイキッド・アーツらの'90年代に出てきた連中。そのライムスターのDJ JINが雑誌FRONT(現在廃刊)と組んでコンパイルした激ファンク盤。古い素材や知られざる音源をクールなビートで再構築したHip Hopの面々は、ホント気持ちエエ音が何かをよ~く知ってます。MURO氏が組んだメロウ編もグレイトでしたがコチラはプ~ンと臭ってきそうなアーシーなグルーヴ満載で、レアなジャズ・ファンクから大御所ソウルマンまで実に上手いこと選曲してあります。
 アルバムはThe OriginalsFantasy Interlude」からハードボイルドな雰囲気で幕開け。前半はB級の雰囲気がまたゴキゲンさんなクール&ザ・ギャング「Kool Is Back」のカヴァーを演奏するFunk,Inc.、綿密なグルーヴにテナー・サックスが炸裂する「Soulution」をかますJoe Henderson、ビートルズ・ジョージの名曲「Something」をクールなオルガン・インストに仕立て上げたCharles Kynardと黒いジャズ・ファンクが連なります。そして仁鶴ばりに“大発見や~”と叫んだのがDanny Hathaway & June Conquestの「I Thank You」。カーティス・メイフィールドのカートムでのシングル曲だそうで、ち~っとも知りませんでしたがノーザン・スタイルであのカッコよい声が決まりまくりで何回でも抜けます。また最高のパーティ・ファンクBaby Huey & The BabysittersMighty Mighty Children」、ぶりぶりベースも光るSweet ThunderEverybody's Singin' Love Song」、ファルセットが渋すぎるThe Notationsのシングル曲「Superpeople」とファンク曲も大充実です。カーティス抜きでも立派に活動したThe Impressionsの傑作メロウ「Soon Or Later」、古典と言ってもよいCurtis MayfieldMove On Up」、Leroy HutsonLucky Fellow」、Average White BandPerson To Person」なんかもキッチリ押さえてます。最後はブラック・ムーヴィー「Dynamite Brothers」のサントラから無茶苦茶カッコええドラムが鳴り続けるCharles EarlandIncense Of Essence」。ここでのシンバル&ハイハットワークは絶品で、途中からのオルガンもクール極まりない名演です。
「ナイスなブラック・ムーヴィーでも見たような統一感。ライムスターのビートが渋いのも納得!」
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2008.06
16
Category : Soul Compilation
Theme : 洋楽CDレビュー
Genre : 音楽
lost soul gems

 今年出た巷で話題の70年代ソウルの隠れ名曲集。「おおっ、この人等もいよいよCDになったのかぁ」と偉そうに書きたいところですが9割がた知らん曲ばっかの2枚組でした。何でも鬼レア曲ばっか収録ってことが話題ですが、ほんまに「なぜこんなに素晴らしい音が入手困難だったのか?」と思わせるグレイト・ソウルの連打で、ひれ伏す事間違いなしの本年度の飛距離ナンバーワン再発アルバムになろうかと思われるコンピです。以前Sueとか、Lomaのコンピを欲しい欲しいと思いつつ、いざ買うぞと思ったら廃盤で後の祭りであったので、今回は「完全生産限定盤」って言葉にホイホイつられ即座に購入です。しかし、マジでこれは凄い。別にオリジナルを探してなかった通りすがりの音楽ファンの私が言うのですからホンマです。当時のチャートヒット集やって聴かされたら100%騙されそうな上質ソウルの嵐ですわ。コロンビアとかエピックとかの大会社はこんなのいっぱい持っとるのは大罪やと思う、一発KO型ぶるぶるソウルを嫌と言うほど聴ける恐ろしいコンピです。
 まず頭から知る人ぞ知るって人等の名が登場。UjimaってフィリーのVo&インストグループでFree Soul盤とか改名後のシルクでちょっと聴いたことありましたが本作で堂々の6曲の収録。「I'm Not Ready」から激ソウルフルな歌声に華麗なフィリー・グルーヴが・・。あぁ恍惚の世界。実に男臭い「Somebody Tell That Girl That's I'm Gone」、タヴァレスとは違った良さを見せるホール&オーツ名曲カヴァー「She's Gone」など編者がこだわるのも納得の爆弾級傑作連発。そして編者が入手に苦節20年費やした究極レア曲らしいThe Elusions 「I'd Like To Say I Love You」、スウィート・ソウルの理想形とまで記述されるThe Ethics 「Good Luck」、その後継グループLove Commitee 「One Dozen Roses」と後にテンプス加入のロン・タイスンの魅惑のファルセットにとろけます。さらに雄大なテナーに惚れぼれするThe Dynamics 「We Found Love」、語りから感動的展開に涙するEbony, Ivory & Jade 「Sad Faces」です。これらを聴き終え私は体など完全に液体になってしまいました。そのままソロ・シンガー編といえるDisc2へ大興奮のまま突入。ここではレディ・ソウルも大充実で、ディープな歌い口がたまらんAnnette Snell 「It's All Over Now」の激グレイト・ミディアム筆頭に、振り絞るようなハスキーヴォイスが直腸まで染みるBetty Lavette 「You're A Man Of Words, I'm A Woman Of Action」、カーラ・ボノフもカヴァーした一番有名曲と思われるJackie Moore 「Personally」など特級品が続々登場です。負けず劣らず凄まじい男気ソウルでは珍しいEpic録音のMr.塩辛Bill Codayが軽快にかます「I Don't Want To Play This Game」に「A Man Can't Be A Man」が白眉。また謎のシンガーTroyによる失禁もんの「And Tomorrow Means Another Day We're Apart」、デトロイト発の唯一の60s ソウルWillie Hatcher 「Searching」、マスル・ショールズ録音の魔術を思い知るHeywood Cash 「You're Messing Up A Good Thing」も黙って聴いてられん名録音。知らん人ばっかやしと購入を躊躇してたら大損したわいっと心底思えた凄まじき内容です。
「これはパートⅡを欲する名編集。世界に誇れる名コンピ登場やと言い切りまっせ!」
 
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2008.11
12
Category : Soul Compilation
Theme : 洋楽CDレビュー
Genre : 音楽
New orleans party

 独特のスタイルで世界中の音楽ファンを魅了するニューオーリンズ産ミュージック。形成のルーツはやはりアメリカ開拓時代のフランス・スペインの植民地での黒人奴隷制から端を発するところですが、面白いのは南部でも海に面した湿地開拓都市だった為、アフリカンなところもカリブ海経由であった部分。その中でヴードゥー教の影響や、打楽器を活用した独自のスタイルが出来あがったらしいですが、即興演奏重視だったところはジャズ発祥の地としても重要。こんな小さな田舎街でたくさんの名曲が輩出されたのに驚きですが、R&B・ブルース・ジャズが一緒くたとなった、まさにガンボ・ミュージックは楽しさ満開です。色んなコンピがありますが年代ごちゃまぜながら最高の選曲なのがライノ編集のこちら。
 オープン二ングから最高で地元祭マルディ・グラでも定番のProfessor Longhair 「Go To The The Mardi Gras」でこの上ない幕開け。ピアノに口笛がたまらんです。大ヒットHuey "Piano" Smith & The Clowns 「Don't You Just Know It」、偉人Fats Domino 「Jambalaya (On The Bayou)」、殿堂入りまでした要人Allen Toussaint 「Whirlaway」と絶妙の展開。また若き日のアート・ネヴィルが歌う55年ヒットThe Hawketts 「Mardi Gras Mambo」も正にパーティ・クラシック。船の汽笛音がたまらん「Sea Cruise」はヒューイ・スミスの曲ながらヒットした方のFrankie Ford版で収録。竹田和夫&Boys On RocksがニューイヤーロックFesで最高のカヴァーを演ってたのを思い出します。ゆったりしたリズムにだみ声が冴え渡るOliver Morganの64年ヒット「Who Shot Tha LaLa」、ロック畑との橋渡し役も果たしたDr.Johnはクラシック「Iko Iko」と重鎮が続々登場です。ネヴィル兄弟結集のきっかけとなったマルディ・グラ・インディアン・グループのThe Wild Tchoupitoulasの76年作からはカリブ色濃いレゲエのリズムを取り入れた「Meet De Boys On The Battlefront」、そして日本でもお馴染みの名曲「Hey Pocky Way」はNeville Brothersでの迫力あるヴァージョンが収録。現役でニューオーリンズ・ジャズを継承して活動するThe Dirty Dozen Brass Bandは最高としか言いようのない「Li'l Liza Jane」、Stop, Inc.のカーニバル・クラシック「Second Line」、The Rebirth Brass Band のファンキーな「Do Whatcha Wanna」と終盤のブラス・バンド3連発も超強力。色んなアーティストが演りまくってるので聴いたことあるのばっかですが、全て重要ヴァージョンで収録ってのがニクいところ。
「皆が惹きつけられるのが一発でわかる名編集。細胞が踊りよるのが分かる悶絶の18曲!」
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2009.04
14
Category : Soul Compilation
Theme : 洋楽CDレビュー
Genre : 音楽
roots of funk

 良心的再発レーベルといえばやっぱりRhinoレコーズ。アトランティック関連の再発で一気にソウル・ファンの信頼を獲得しましたが、古い音でもしっかりリマスターしてくれる丁寧な仕事っぷりは嬉しいところ。History Of Funkシリーズでファンクの美味しいところもレーベルを越えて最良の形でまとめあげてましたが、番外編のこちらはファンク誕生前夜といえるファンキーなソウルをコンパイル。これらの音があったからこそ70年代のファンク天国があったとも言えるゴキゲンさんな音で溢れかえってます。
 冒頭を飾るのはDon Covay & The Jefferson Lemon Blues Bandの66年リリース「Sookie Sookie」。アルバムの主旨をしっかり提示するファンキーな60sソウルでめちゃクールです。オーティス&カーラで有名な「Tramp」もLowell Fulsomのオリジナルで収録でファンクの源流がブルースにあったことを窺わせます。ウィルソン・ピケットのヒット「Funky Broadway」もDyke & The Blazersのオリジナル仕様っていう凝りよう。そのWilson Pickettはハードなゴスペル唱法にシビれる激傑作「Soul Dance Number Three」が選出ですが、アトランティック系では大傑作Archie Bell & The Drells 「Tighten Up」なんかも収録。名門The Watts 103rd St. Rhythm Bandもクールなインスト「Spreadin' Honey」、フィリー発のThe Fantastic Johnny C による軽快な「Boogaloo Down Broadway」、フェイセズのThree Button Hand Me Downの元ネタと思われるごきげんシャッフルSoul Brother Six 「Some Kind Of Wonderful」と憎いチョイス。ニューオリンズ勢ではLee Dorseyがミーターズを従えた「Everything I Do Gohn Be Funky」とゆるめなのもありますが、より鋭角性を増した幾何学的グルーヴThe Meters 「Cissy Strut」はやはりグレイト。レディ・ソウルTami Lynnの「Mojo Hanna」なんかもナカナカです。またマイアミのエロおやじClarence Reidはアイズリーズ“It's Your Thing”に触発された「Nobody But You Babe」、デトロイトからはThe Fabulous Counts「Get Down People」に、名曲I'd Rather Go Blind を輩出したFugi 「Mary Don't Take Me On No Bad Trip」と各地のアーシーなファンキー・ソウルをバランス良く収録。中でもスティーヴ・マンチャの声にシビれる8th Day 「She's Not Just Another Woman」はInvictusの名作です。他にもDavid T. Walkerも参加のPaul Hemphrey & His Cool Aid Chemist 「Funky L.A.」など渋いところも収録。Chess時代が素晴らしすぎるLaura LeeのHot Wax録音「Crumbs Off The Table」なんかのファンキー・ソウルもこの流れで、すんなり耳に入ります。そして最後は女傑Betty Wright 「Let Me Be Your Lovemaker」で迫力の締め。
「やっぱ源流の水は美味しいと確認できる名編集。まさに温故知新のナイス・グルーヴ!」
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2009.05
30
Category : Soul Compilation
Theme : おすすめ音楽♪
Genre : 音楽
gumbo yaya

 学生時代から長年お世話になってる愛聴のニューオーリンズ・バイブル。2005年のハリケーン“カトリーナ”の水害が記憶に新しいところで未だに地元に暮らす人々の生活は完全復興となってないようなのが気がかりですが、その独自性豊かな音楽の数々はいつの時代も人々を魅了するこの土地が誇るべき素晴らしい文化であることは永遠です。この三日月型のクレセント・シティが送り出した優秀な音楽をコンパイルした盤は数多ありますが、基本中の基本となる親しみやすい60~70年代の名曲をまとめた教科書みたいな1枚です。
 中身はさしづめアラン・トゥーサン作品集といった趣きで、全ての音楽ファンにオススメです。トップを飾るJessie Hill 「Ooh Poo Pah Doo」は日本でもおなじみの古典。ルーファス・トーマスや上田正樹もガンガン演ってました。いかつさ満点のレスラー体型でヨーデル・ヴォイスを奏でるAaron Nevilleのデビュー曲 「Over You」、Ernie K-Doeのノベルティ・タッチで大ヒットした「Mother -In-Law」と重要曲が連なります。“サムシング・ユー・ガット”や“ダンス天国”のオリジネイターChris Kennerは「I Like It Like That」、ご陽気にいきまひょとかますLee Dorseyの1stヒット「Ya Ya」など特有のノンビリ感もたまりません。またチェアメン・オブ・ザ・ボードで活躍するジェネラル・ジョンソンのThe Showmenのデビュー作「It Will Stand」、ストーンズの“フォーチュン・テラー”でも有名なBennie Spellmanのオージェイズでも知られる「Lipstick Traces」、リトル・リチャードと双璧だったらしい派手な兄ちゃんEskew Reederのワイルドな歌唱が光るスロウ「I Waited Too Long」、ゆったりしたグルーヴがたまらんRaymond Lewisの「I'm Gonna Put Some Hurt On You」、暖かいArt Nevilleの声が心地よい「Skeet Skat」など気になっとった曲が聴けたこのコンピには感謝しまくりでした。そしてニューオーリンズの歌姫といえばこの人Irma Thomasは初期ヒット「It's Raining」、御大Allen Toussaint自らが歌った素朴な「Poor Boy Got To Move」、テンポも落とした泥臭さ満点のAlvin Robinson版の名曲中の名曲「Something You Got」、トラディショナル改作ながらこの人等が知らしめたDixie Cupsの「Iko Iko」、ウォーデル・ケザークの名仕事で滅茶苦茶カッコええRobert Parkerの大ヒットジャンプ「Barefootin'」とニューオーリンズ・クラシックの連打も圧巻。50年代から活躍する重鎮ピアニストHuey Smith & The Pitter Patsの「Bury Me Dead」、ソウルフルな歌唱でストーンズの“Cry To Me”も歌ってたBetty Harris入魂スロウ「Nearer To You」、褐色のカナリアことJohnny Adamsのグレイト極まりないソウルフル・ヴォイスが炸裂する代表曲「Reconsider Me」と濃ゆ~い曲も充実。後半戦もネヴィル兄弟末っ子でミーターズがバックを務めるCyril nevilleの最高激ファンク曲「Gossip」、そのThe Metersのニューオーリンズ・ファンクの代表曲でもある「Chicken Strut」とファンク度が増す構成も見事。最後も大御所Earl Kingがミーターズと共に吹き込んだファンキー傑作「Street Parade」で最高の締め。
「音楽ってその字の通り“楽しむモン”ってことを、肌で感じさせる名曲集!」
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