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音系戯言

偏見に満ちた音楽観をだらだらレビュー。 あくまで保有音源整理の為と、自己満足備忘録。黒人系(R&B・SOUL・Hip Hop)とロック中心。リアルな音はココにある!!

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ezee イージー

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2006.02
11
20060211021950.jpg

80年代MTV全盛時代、良くも悪くもひとつの曲に対する印象や影響を支配していたのがプロモーション・ビデオですが、その流れに乗って大成功したのがワム!。ジョージとアンドリュー2人の構図は楽曲・ビジュアル的にも絶妙で、楽しく凝った映像はすっかりミーハー気分で盛り上がれました。当時、友達に薦めまくって買わして借りて録音という手法を多用していた私にとって1stなんかは「自分で買っても良かった」と思わせる程素晴らしい出来具合でした。音の方も後になって分かったのですが、MiraclesのカヴァーをやってたりでMotown~Funkの影響を受けた実に黒くもPopな80'sフレイヴァをまぶした新鮮なものでした。当時は完全にミーハー的に盛り上がって聴いてましたが、今聴いても無茶苦茶カッコええサウンドにジョージ・マイケルの歌の巧さは目を見張るモノがあります。
 コレはグループ最後に出たベストですが、やはりジョージ・マイケルのソウルフルな歌声が断然光ります。1stからはアンドリューが弾いてるなら嬉しいGカッティングが魅力的な「Bad Boys」やグイグイ引っ張るBassも素晴らしい「Club Tropicana」が収録。ファンクをオシャレに消化した楽曲は実にスタイリッシュで、評価が高いのも頷けます。2ndからはFour Tops調のイケイケ感がたまらん「Freedom」が嬉しいチョイスで、マクセルのCMでもガンガン流れてたポップ佳曲。そして3rdからはジョージのソロにも通ずるCool Funk「Battlestations」や、私的に最高傑作と信じて疑わないPop Soulの金字塔「I'm Your Man」等、名曲がビシバシ収録。特に「I'm Your Man」はPVも最高で、マーキークラブで録ったモノクロ画像でバンド一体となったパフォーマンスは何ともいえないカッコよさで必見です!アンドリュー&マイケルのカッコええ動きにも注目です。
「ジョージ・マイケル殿。この頃のお手軽Pop感はもう出せまへんか?」
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2006.02
18
Category : New Wave + Punk
Theme : 洋楽CDレビュー
Genre : 音楽
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ポール・ウェラーという人はいつも眉間にシワがよっていて生真面目で難しい奴なんやろなぁという印象がありますが、ひたむきな音楽への情熱に胸が熱くなる曲が多く存在するのも事実。Jamの時から硬派でカッコええイメージでしたが私が存在を知り始めた80年代前半、既にBeat Surrenderでしてパンクなポールよりお洒落なポールでした。そんなポールがJamの後、オルガン・プレイヤーのミック・タルボットと組んだスタカンですがアルバムも2枚程、家にありまして決して聴きこむ程では無いにせよジャケが素晴らしいので手元に置いてチョコチョコに流してました。
 こちらは沢山あるベスト盤ですが、リマスター音源といいジャケの良さといいコレを推します。ソウル・ジャズ・ボサノヴァ・ポップやらのエッセンスを飲み込んだサウンドは実に心地良いのですが、やはり初期のノーザンソウルやファンク色の濃い部分が今でも一番好きです。中でも最も愛聴するのは「Speak Like A Child」でソウルフルな質感がたまりません。Isleysの演るSlowを彷彿させる「Long Hot Summer」、未だにTVのBGMで流れるFree Soul的名曲「My Ever Changing Mood」、Slow Jamの大傑作「You're The Best Thing」、Modsな感じで疾走する「Wall Come Tumbling Down」等前半にええ曲が固まります。後期になるにつれお洒落でよく出来た曲もあるのですがインパクトに欠ける事は否めません。ハウスに手をだしつつあったのも気にくわんとこです。でも「How She Threw It All Away」のようなシンプルでPopな名曲もあるので見逃せません。何にせよスタイリッシュで、多くの亜流を産み出す程に影響力があったのは間違いありません。
「シブヤ系ってスタカン系の事やと思てました」
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2006.02
19
Category : New Wave + Punk
Theme : 洋楽CDレビュー
Genre : 音楽
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私が10代前半にファンカラティーノとか、よう分からんカテゴライズで一世を風靡したUK発グループ。当時はイギリス勢でおもろいのがウジャウジャ出てきた頃でABCやらDuran DuranやらWham!やらでファッショナブルでスマートなグループがワンサカいました。洋楽かぶれを気取ってた私はインパクト満点の「好き好きシャーツ」のヘアカット100が一際気になる存在でした。それは「Love Plus One」に尽きます。ギターの刻みから胸キュンのマリンバ、絶妙のフレーズを奏でるサックスとイントロからしてもう最高です。そしてニック・ヘイワードのPopながらも哀愁も感じるメロディと言う事無しの無敵Pop Songです。モノクロのPVもルックスの良さもあってGreatでした。
 で、なんで今更コレかって言うと今でも聴いたら数曲は最高やったんですわ。というのは昔LPには入って無かったコレまた素晴らしい「Nobody's Fool」(Beatlesさえ感じさせる)が入った新装盤があったので聴いてみたワケです。中身はやはりカッティングがせわしないラテンテイストが新鮮だった最初のヒット「Favourite Shirts」や「Calling Captain Autumn」、「Fantastic Day」等ラテン・ファンク・ポップがエエ塩梅でブレンドされて充分今でも通用しまっせって感じです。やっぱニック・ヘイワードのソングライティング能力には目を見張るものがあります。
「鶴瓶が焼肉食いながら言った言葉やないけど、うまいもんはうまいっ」
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2006.09
22
Category : New Wave + Punk
Theme : 80年代洋楽
Genre : 音楽
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 '80年代前半~中盤に音楽を楽しむ手段のひとつとしてアホみたいに影響力を持ち始めたのがTVという存在。それまでレコードを必死で聴いて想像力を膨らませてそのアーティストを神格化までしていたのが、良くも悪くも一気に情報量が増え俄然アーティストが身近な存在になったのがPVでした。当然アーティストもカラフルでスタイリッシュなファッションになり、その頃の機材のデジタル化もあって「新しい形」として提示された'80sミュージックはイギリス勢を中心に一時的に面白い音で満ち溢れてました。こちらの盤は数多く乱発されている'80sモノでも目を見張る名編集となってます。
 収録曲で今も色褪せないのが、切なくもPopなメロディが最高なBugglesVideo Killed The Radio Star」、最近ではRihannaもサンプリングした'60s ソウルの華麗な焼きなおしエレ・ポップ傑作Soft CellTainted Love」、MJのビリージーンをも蹴落とし全米1位となったアイリッシュ・フォーク・ソウルの奇跡的大傑作Dexy's Midnight RunnersCome On Eileen」、当初U2のライバル的存在でもありThe Doorsの再来と思わせてくれたEcho & The BunnymenThe Killing Moon」あたりで個人的に今でも週に1回は聴きたくなる超名曲。今聴くとしんどいけど当時は勢いで結構聴いてたのが「パラパラ」の元祖ともなるa~haTake On Me」、どうせならNotoriousを入れて欲しかったDuran DuranThe Reflex」、ボーイ・ジョージは気持ち悪かったけど曲は良かったClture ClubDo You Really Want To Hurt Me」等でシングル盤をよく聴きました。渋めでもJoe JacksonIs She Really Going Out With Him?」やThe JamTown Called Malice」とCoolな選曲がなされてるのも本盤のエエとこ。
「これだけ流行ったのにU2とかを除いて殆ど表舞台からは消えていった人等。時代とは恐ろしいっすな」
  
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2006.10
04
Category : New Wave + Punk
Theme : 本日のCD・レコード
Genre : 音楽
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まだガキの頃は車に乗ってドライブするってことは“なんてアダルトな娯楽なんや”と憧れまくりでしたが、その時イメージしていたドライブの理想形とは当時流行っていたカーズの「Shake It Up」なんかをかけてカラッと晴れた空の下で軽快に走ることでした。このリック・オケイセックのPopな声とシンセも多用した軽めのニューウェーヴサウンドがえらい心地良いもんでして、ジャケットも綺麗なブロンドねえちゃんと車がモチーフのものが多くエエ感じでした。この後MTVの後押しもあって「You Might Think」や「Drive」やらの爆発的ヒットとなります。このMTVブレイク時の作られすぎた感のある重厚なPopサウンドもそれなりに良かったんですが、以前の素晴らしいチープ感が無くなってちょっと残念でした。てなことで、このアメリカ・ボストン発の軽薄なPOPさが魅力的だったカーズの最適なベスト盤です。
 中身は'78年のデビュー盤から'87年のDoor To Doorまでシングル曲中心に万遍無く収録です。クレジットを見て気付いたのはアメリカンポップスやロックンロールのエッセンスを上手に料理して独特のニューウェーヴ的軽さで魅力的だったのは4枚目までを手掛けたロイ・トーマス・ベイカーの仕業やったんすね。個人的にはこの辺りまでが曲・サウンド共に最高です。まずELOと共に新しいロックンロールを感じた「Shake It Up」や、もう一人のヴォーカリストであるベンジャミン・オールの唄う胸キュンミディアム「Just What I Needed」がとりあえず最高です。他にも切ないリックのvoが泣ける「Since You're Gone」、実験的なリズムがおもろい「Touch And Go」、ひねくれたPopさがたまらん「Let's Go」などコンポーザーとしてのリック・オケイセックのCoolでPopなセンス爆裂でカッコいいです。なんとなく当時の日本のニューウェーヴR&Rの旗手シーナ&ロケッツの鮎川誠ともリックがちょっとビジュアル的にも似た感じで親近感もばっちりでしたな。
「免許とって愛車で流したカーズ。これやがな!と思わず鼻がふくらみました。」
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2006.10
10
Category : New Wave + Punk
Theme : 洋楽CDレビュー
Genre : 音楽
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 大人になったら「こんな女と付き合いたいっ」とマジで思ってたのがマリリン・モンローを彷彿させる妖艶な魅力プンプンだったブロンディーのVo.デボラ・ハリー。こんな女をバックに演奏してたバックの連中は悶々としてたまらんかったでしょう。しっかりギターの人と恋仲だったようですが、自分がそれ以外のメンバーやったらアホらしゅうてやってられませんな。まぁデボラ・ハリーの美貌もさることながら、クールでポップな魅力満載の音も最高でした。兄貴の所持シングルだった「夢見るNo.1」と題されたジャマイカン・レゲエの秀逸カヴァー「The Tide Is High」は今もって名曲で最近でもビールのCMやらFMとかでもかかりまくりの人気曲です。トロピカルな雰囲気の中、ちょっと無理めの女風に歌う感じは何とも言えん味わいです。後で聴いたこの収録アルバムもバラエティに富んだ飽きさせない内容で、レコードガムみたいな商品が駄菓子屋でも売ってたジャケ含めブロンディ史上でも傑作となってます。
 収録曲でも目を引くのがRapのはしりともいえる「Rapture」でChic調のディスコ・ファンクサウンドに乗ってデボラ嬢の色っぽい歌唱・ラップ共にカッコいいナイスチューン。「Live It Up」なんかも安モンのディスコ調でええ感じです。注目はN.Y.パンクバンドだった事など一切感じさせない古き良きアメリカのスゥイング・スタイルで聴かせる「Here's Looking At You」や「Faces」でのJazz的アプローチで正にモンローの時代の雰囲気もバッチリです。勿論、本来のニューウェーヴ風やキュート・パンク風も残っていて「Angels On The Balcony」や「Go Through It」やフィル・スペクターのやるGirl Popみたいな「T-Birds」など結構いけてます。そして大サービスの現行リマスター版は映画アメリカン・ジゴロから興奮の大ヒット「Call Me」や“夢見るNo.1”のB面だったわりとしょうもない「Suzy & Jeffrey」に「Rapture (Special Disco Mix)」まで収録で最強盤となってます。
「今ではおばはんになったデボラ・ハリー。いつまでもCool Beautyであってくださいな。」
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2007.10
16
Category : New Wave + Punk
Theme : 本日のCD・レコード
Genre : 音楽
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 ニューウェーヴとかパンクって少しかじってた時期があったんですが、色々聴く中で最もカッコよく感じたりしたのがこのストラングラーズ。パンク括りではちょっと当てはめられん部分もあったりして、キーボードを大胆にサウンドに導入してるのがミソ。インテリ・パンクっていうか暴力的な中に知的な匂いも感じさせるのが特徴。日本では特に独特のゴリゴリベースを奏で三島由紀夫や空手にも傾倒したジャン・ジャック・バーネルがイエローブラッド期のARBに応援参加してたりして馴染みも深いところ。今でも活躍中みたいですが、最高なのは何といってもヒュー・コーンウェルが在籍してた頃のなんともダークで骨っぽいヴォーカルが聴けるサウンドです。ドアーズとの比較も多い彼等は、確かに雰囲気は似てたりする曲もありますが独特のダンディズムも保持しており、その退廃的なサウンドはパンクの中でも異色でかなり魅力的。でもデイヴ・グリーンフィールドのドアーズを彷彿させるキーボードプレイはやはりビカビカに光ります。
 本アルバムは自分がパンクに少し傾倒してた時期に聴いた馴染み深い音源が収録なのですが、やっぱ尖がった唯一無二の攻撃的な音は格別の味わいです。’77年のデビュー作「Get A Grip」や1stアルバム収録「Hanging Around」あたりも精神的パンクとでもいうような同時期パンクとは明らかに違うクールなサウンド構築を提示。続く2ndからのストレートな「Something Better Change」や、破壊的なベースフレーズから始まり特徴的なシンセサウンドが支配する「No More Heroes」あたりで初期のサウンド確立といっていい激カッコいい曲が出てきます。そして3rdアルバム「ブラック&ホワイト」からの身震いする程の名曲「Nice 'n' Sleazy」、シングル曲だったディオンヌ・ワーウィック・カヴァー「Walk On By」あたりは非の打ち所無しの傑作となってます。特にJ.J.バーネルのベースなどは特筆ものの過激プレイで、ヒューの独特のVoスタイルと共にバンドの色を決定付けます。暫くするとソフトなサウンドを強調しだしますがここでもまたたまらん名曲が。ヒューのシニカルな歌も心の琴線を刺激する「Golden Brown」や美しい旋律の中でパリでの人肉食事件を題材にした「La Folie」、ロマンティックでポップなメロディも素晴らしいEMI期最後のヒット「Strange Little Girl」とストラングラーズにしか出せないスタイルで魅せます。
「ファッションやサウンドだけでなく真のパンク・スピリッツを持った男達の記録。熱いです!」
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2008.03
16
Category : New Wave + Punk
Theme : 本日のCD・レコード
Genre : 音楽
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Never Mind the Bollocks, Here's the Sex Pistols (Deluxe Edition) - セックス・ピストルズ

忙しさが頂点に達すると人はパンクな顔つきになります。普段はソフトな面持ちで通してるつもりでしたが、最近は人と接するたびに険しい顔つきで不満ぶちまけです。春先になり仕事内容も変わり、部下がごそっと減ったのは気楽になったのですが、スリムで特殊な組織への異動ゆえに上司は東京、仕事は関西・東京いったりきたり、課題・資料山積み、電話鳴りっぱなし、毎日大量メール、と難しい顔つきにもなります。そんなときは全てほったらかしてパンクに浸るってのがひときわ快感です。ハードコア的な過激を極めたタイプのは重すぎて聴きませんが、初期パンクは痛快過激ロックンロールって感じで最高です。クラッシュやピストルズ、ラモーンズあたりの日本の’80sにも多大な影響を与えたパイオニアは、ベテラン連中も刺激を与えて活性化させたナイスな連中です。ソリッドでカミソリのように鋭いサウンド、新鮮で尖がったファッション、言いたい放題の無謀で痛快な歌詞、かつPopなエッセンスも含んだ当時の新型R&Rはアホ丸出しのクソがきだった私にもわかりやすく「こらぁ、カッコええわい」とすぐに飛びつきました。このパイオニアともいえるセックス・ピストルズ、実は私が存在を知ったときの80年代前半には解散してましたが、既に伝説化してまして、当時のパンク・ブティック「BLACK」でも大音量で常に鳴り響いていたその道の“バイブル”です。最近も椎名林檎などフォロワーが出現する、ジョニー・ロットンの巻き舌Voがたまらん唯一のオリジナルアルバムは格別です。
 内容は言わずもがなの重要曲揃いですが、軍隊の行進音からガツーンとくるギターが快感極まりない「Holidays in the Sun」はこれしかないってくらいの最高のオープニングです。続く「Bodies」、「No Feelings」とビシビシ速球攻めでさらにヒートアップ。軽快な「Liar」、前半ハイライトの放送禁止大名曲「God Save The Queen」とテンポ良く突き進みます。アナログB面では代名詞といえる傑作「Anarchy In The U.K.」、怖くて対応しきれなかったレコード会社をボロカスにこきおろす「E.M.I.」など最後まで脇目を振らず暴走してくれてます。ほんまは計算づくだったとも言われる敏腕マネージャー・マルコム仕込みのパフォーマンスであったとしてもジョニーの目つきと巻き舌には惹かれてしまいます。せっかく伝説となったのに金目当てなのか度々みにくい再結成もしちゃうピストルズ。シドが死ぬまでしか見たくなかったってのが本音です。
「もし明日に地球滅亡なら仕事場でコレかけて暴れまくるってなアホな妄想してます」
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2008.05
27
Category : New Wave + Punk
Theme : 洋楽CDレビュー
Genre : 音楽
first 10 years


 
 歯抜けでしか持ってないエルヴィス・コステロの初期アルバム(←しかもカセット)。ちゃんと1枚1枚聴けばええのに、あまりにカッコええジャケットに惚れぼれしてまたもや編集盤をレンタル。すぐにi-podにほりこむくせにジャケにこだわってしまう悪い癖勃発です。初期のパンクにも接近したジ・アトラクションズを従えたCoolで過激なコステロはやっぱカッコよろしぃおます。バディ・ホリーを彷彿させるセル・フレームのメガネをかけたコステロは一歩間違えれば横山のやっさんですが、知的でセンス溢れるロッカーって感じが醸し出ていてかなりエエ感じです。なんでも初期のアルバムの配給元がユニヴァーサル傘下Hip-Oになったってことで、コステロ自身が気合を入れて選曲した初期10年間に限ったベストだそうです。改めて聴くと、やはりメロディセンスの良さが実感できるエエ曲多しです。初期特有の疾走感を伴ったロックンロールが秀逸ですが、つい口ずさみたくなるキャッチーな曲調が魅力です。黙ってTV見てたら色んなとこでBGMとしてコステロ曲が流れてますが、アレンジもPopで親しみやすさ抜群ってことなんでしょう。それでいてちょっとシニカルなとこがまたええんですな。
 中身はほぼ年代順に収録で彼の歩みが上手につまみ食いできる仕組みになってます。頭3曲はヒューイ・ルイス&ザ・ニュースの前身クローヴァーズが手堅いバックをつけた1stからで初々しいVoも気持ちええ「Red Shoes」に、数多のカヴァーを生んだ名曲「Alison」といつ聴いても新鮮なコステロ節が選出。そしていよいよアトラクションズと合体した2ndからはよりソリッドなサウンドとなり快進撃開始。激しくもPopな「Radio, Radio」なんかチープなオルガンもキマる激カッコええナンバーです。また、個人的にコステロ・ナンバーで1番のお気に入り「Accidents Will Happen」はやはり何度聴いても名曲。ニューウェーヴ通過後のビートルズって感じのPopな曲調がもうたまりまへん。本作ジャケのイメージのコステロはモータウンやスタックス・サウンドに接近した「I Can't Stand Up For Falling Down」や、シャープな感覚を維持した「Clubland」あたりまでですが、ソリッドな初期コステロ・サウンドはやっぱ光り輝いています。カントリー志向を打ち出した「Good Year For The Roses」以降はひねくれたPopセンスにも磨きがかかり凝った曲づくりとなっていきます。曲調もバラエティ豊かになりますが大人のサウンドへ変化です。渋い美曲「Shipbuilding」などを放ちますが、やっぱ好きなのはコンパクトにPopな「Everyday I Write The Book」なんかの方です。どんどんルーツ探訪的アプローチが増えアトラクションズとも疎遠になっていきますが、ソウル趣味も加味されたこの辺のバランスも曲によっては絶妙です。以降どんどん渋好みな感じに進んだコステロ。IQ激低の私にはちょっと遠い存在になってしまいました。
「初期の瑞々しいサウンドが好きな子供な私。やっぱ極上の3分間Popソング作らせたら天才ですわ」
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2008.05
28
Category : New Wave + Punk
Theme : 本日のCD・レコード
Genre : 音楽
rock and roll elvis costello



 ベストと共に調子に乗って「コステロをちゃんと聴くぞ」と意気揚揚に借りた編集盤。(←コンピの時点でOutか) 様々なジャンルで活躍するエルヴィス・コステロですが、「やっぱルーツはロックンローラーやで」って部分にスポットを当てて選曲されたもんです。同時に組まれた表ベスト盤同様、過去の音源がHip-O傘下に移って出されたもの。ここではジャムとかクラッシュとかに負けないパワー全開の曲が、アトラクションズとの合作中心にチョイスされてます。いまやバート・バカラックとまで共演を果たす、大人のミュージシャンのイメージですが荒々しくロッキンするコステロも実に魅力的です。初期の一体感あるバンド・サウンドは今のコステロには求めえないサウンドで、突き抜け感抜群のその音は小編成バンドの見本ともいえる絶妙のアンサンブルでカッコ良さ満載です。
 ド頭は疾走感が凄い「Lipstick Vogue」。ブルース・トーマスの激しいベースや、コステロの掻き鳴らすギターも最高ですが、続いて収録の「No Action」がさらに上をいく傑作。激しく忙しないドラムスが興奮を誘う初期コステロのパンク魂を象徴した曲で、昔聴いた時も一発で気に入ったブッ飛びナンバー。ロックンロール的秀作の2nd「This Years Model」セッションからは他にも「This Year's Girl」に「Chelsea」、「Pump It Up」と6曲も収録。中でもクラッシュのミック・ジョーンズが参加の「Big Tears」は熱いコステロVoも聴きもののアルバム未収録曲。そんなシングル・オンリー曲の激しい曲も多く収録で、ストレイ・キャッツとも縁深いデイヴ・エドモンズ参加の「Clean Money」、スペンサー・ディヴィス・グループをパンク化したような「Wednesday Weak」あたりたまらん出来です。中盤の注目曲ははじけまくりのライヴ音源「Mystery Dance」、「You Belong To Me」に、ニック・ロウの大傑作「Peace, Love And Understanding」、ボ・ディドレー風に迫る「Lover's Walk」。この辺の尖がっててもPopな感覚はコステロならではで実にCool。後半は内省的な内容が続いていた80年代に突如アトラクションズと再タッグで出した攻撃的ナンバーが集積。中でもアルバム「Blood and Chocolate」からの「I Hope You're Happy Now」や同アルバム未発表テイク「Honey Are You Straight Or Are You Blind」は初期の攻撃的演奏が戻っていて最高です。そして最後はなんと1stからの「Welcome To The Working Week」のギター1本デモヴァージョンで締め。
「コステロ師匠、もっぺん腹引っ込めてロケンローといきましょうや」
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2008.10
19
Category : New Wave + Punk
Theme : 洋楽CDレビュー
Genre : 音楽
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 日本では一般的に一発屋みたいなイメージで認識されているデキシーズ・ミッドナイトランナーズ。それは今もあちこちで頻繁に流れ愛され続けている超名曲「カモン・アイリーン」の存在が大きすぎるところがありますが、他にも数枚アルバムも出しているようです。無知で申し訳ないですが、たしかにコノ曲の普遍的な良さは絶対的でイントロのフィドル&バンジョーからして何回聴いても気分アゲアゲになってしまいます。そしてかなり特徴的な要のヴォーカリスト、ケヴィン・ローランドの独特なソウル歌唱。米国60sソウルの影響下でケルティック魂を注入しジャグ・バンドのテイストも織り交ぜた独自のスタイルを突きつけた事は称賛に値します。当時はただ単にニュー・ウェーヴの一環で出てきたちょっと変わったバンドくらいにしか思ってませんでしたが、今から見るとコノ人等の個性は明らかに突出しています。ちょっと後から、このテイストを求めポーグスとかも聴いてみましたが、デキシーズほど耳に残りませんでした。
 アルバムは冒頭にも傑作「The Celtic Soul Brothers」が配置されていて、アルバムでも気分高揚間違い無しです。スカ・バンド風の「Let's Make This Precious」もフィドルにホーンがバッチリ効いていて楽しさ満開。もの哀しい雰囲気の3拍子曲「All In All (This One Last Wild Waltz)」、タイトルからして興味をひくヴァン・モリソン作の「Jackie Wilson said」、ケヴィンのソウルフルな歌唱も良いスロウ「Old」と良曲揃い。また中盤は「Plan B」、「I'll Show You」とケルティック・ソウル・ブラザーズの一丸となった勢いに乗った演奏が満喫できます。後半は、女性コーラスと泣き声のケヴィンの対比もシビれる「Liars A To E」、しみじみりーソウル組曲「Until I Believe In My Soul」と琴線をしっかり刺激。そしてオーラスは「Come On Eileen」。ほんまにポジティブなエエ曲です。あんまり名曲すぎて聴くたびにバンジョーまで弾きたくなるほどです。ジャーナリズムと絶縁宣言したり、メンバー入れ替えまくったりと偏屈の塊みたいなケヴィン・ローランドですが、創り出した音楽はピカピカに今も輝き続けています。パンクを通過した人だけあって尖がったとこも持ち合わせたとこも魅力で、独特のケルティック・ソウルが花開いてます。
「久々にオーバーオールが着たくなる名演がココに。偏屈男のこだわりソウルが熱い!」
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2009.06
14
Category : New Wave + Punk
Theme : おすすめ音楽♪
Genre : 音楽
jam snap



 スタカンのブレイク前に実に硬派なバンドとして君臨していたU.K.バンド、The Jam。自分が存在を知った時は、もう既にスタカン結成一歩手前の時期でしたので、モータウンのようなソウル系ロック・バンドってな感じでホンマの全盛期のJamではありませんでしたが、実にスタイリッシュでカッコよく映ったバンドでした。パンク系という情報しか無かったので「全然、パンクちゃうやん」と思ったりしてましたが、何でも持ってた兄の棚にあった解散時のこの集大成的シングル集。これ聴いて初めて初期ザ・フーに影響を受けたモッズなバンドっていう意味が分かりました。
 6年間の歴史をしっかり切り取った本作は、オリジナル・アルバムにも手を出したものの、のめり込めなかった“いっちょかみ”な私にはピッタリのブツでした。やっぱ今でもグッとくるのは、急に黒っぽくなったスタカン前夜の音。スタカンほど洗練されずに模索してる様が伺えますが、これがまた実にええ塩梅です。中でもフェイバリットは、ほぼスタカン形となるラスト・シングル「Beat Surrender」。もうムチャクチャかっこええ曲です。ホーンにピアノ、コーラスと本来の3ピースでは再現不能なサウンドですが、スタカンをせなあかんかった理由がヒシヒシ感じとれる名曲です。ニューソウル風の「The Bitterest Pill」や、デトロイト・モータウン影響下の「Town Called Malice」、ファンキーな「Start!」、「Absolute Beginners」なんかもソウルっぽさが何ともたまらん心地良さ満開曲。しかしながら、完全後聴きだった半分以上を占めるパンキーでソリッドな初期のバンド・サウンドもイカしたもんでした。デビュー時の「In The City」や「Away From The Numbers」はザ・フーの1stが好きなら絶対好きになるワイルドなスタイルが楽しめます。パンクな「Billy Hunt」や、キンクス・カヴァー「David Watts」あたりのガレージ・サウンドっぽいのが何といってもカッコええです。中でも初期サウンドの完成形とも言える「Going Underground」の曲の良さは格別。ブルース・フォクストンのベースと、ポール・ウェラーの硬派なギターも最高のアンサンブルを見せており、ひょっとしたらこの時点で「もう全部やってしもた」と思ったのかもしれません。生真面目っぽさが堅苦しく感じるのが玉に瑕ですが、ハチャメチャなポール・ウェラーではイメージがちょっと違います。このクリーンでインテリっぽいパンクこそThe Jamです。ちなみにオマケで付いてたカーティス・メイフィールドの「Move On Up」含む4曲ライブも全部i-tunesにて購入可。素晴らしい!
「ダラダラと長いこと続ける必要が無かったバンド。美しいままで終わる術を知ってたポールは偉い!」
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