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音系戯言

偏見に満ちた音楽観をだらだらレビュー。 あくまで保有音源整理の為と、自己満足備忘録。黒人系(R&B・SOUL・Hip Hop)とロック中心。リアルな音はココにある!!

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ezee イージー

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2007.02
23
Category : 60's Soul
Theme : 洋楽CDレビュー
Genre : 音楽
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  以前映画で「Tina」ってのがあってティナ・ターナーの自伝的なストーリーでしたが、かなり夫アイクが暴君に描かれていてIke & Tinaのえげつなくカッコ良いユニットさえも否定的な風潮にならんかいなといらぬ心配までした記憶があります。かなりティナ側に立脚して作られた映画ですからしょうがないとは思いつつ「夫婦仲はどうあれ出てくる音は凄いぞ」と声を大にして叫びたいのが初期のライブ。全盛期はJ.B.一座と双璧を成す火花飛び散る熱きステージを各地で繰り広げていたそうで、ここに収められているテキサスの小さめの小屋と思われるステージも熱気ムンムンで最高です。昔レコードでPart1を買ったとき興奮で爆音聴きしてたのを思い出し購入しましたが、未聴であったPart2もCDにすっぽり収められ更なる興奮です。
 オープニングはアイク率いるKing Of Rhythmがザックザック刻むリズムも抜群のノリを見せる「Finger Poppin'」でいきなり血が逆流すること必至です。サム・クックの「Good Times」、アイクの声も聴ける「You Are My Sunshine」、アイズレーズTwist & Shout」、エタ・ジェイムスのハイジャンプ・ナンバー「Something's Got A Hold On Me」などカヴァーも終始イケイケで正気で聴く事など許されない凄まじさ。またアイクの泥臭いR&Bギターも渋い「Tight Pants」も聴き逃せない逸品でティナの火傷するほど熱い歌唱もこれでもかと堪能できます。そしてエエ感じなのがティナ以外の一座のシンガーがフィーチャーされた曲も多数収録で、ソロモン・バークの「Down In The Valley」を飄々とかますJimmy Thomas、こちらもガンガンの熱唱の女性シンガーVanetta Fields「Having A Good Time」に「I Know」、貫禄たっぷりレディ・ソウルJessie Smith「My Man, He's A Lovin' Man」とどれもしっかり聴かせます。圧巻はアイケッツも熱いスロウ「I Can't Stop Loving You」~豪速球「To Tell The Truth」でレッドゾーン突破です。更にPart 2部分となる後半でもThe Ikettesがグレイトすぎるインプレッションズ曲「You Must Believe Me」に「Keep On Pushin'」と聴きどころ満載でド迫力に迫ります。ラスト「A Fool For You」までティナの下品かつワイルドな歌唱が光りまくりでへとへとにしてくれます。
「壮絶の22曲。覚悟して聴きなはれ!」
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2007.09
07
Category : 60's Soul
Theme : 本日のCD・レコード
Genre : 音楽
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 J.Bは天国へ行ってしまいましたが、コチラは現役ソウル界の首領として君臨するR.Isley親分。1950年代から第1線で活躍する化けモンみたいなおやっさんですが、近年のボスキャラぶりとは違ったデビューから10年くらいを追った初々しい姿のアイズレー3兄弟時代を追ったナイスな編集盤です。ゴスペル影響下のダンスR&Bを売りにしていた時代で、元気溌剌のジャンプ・ナンバーからモータウン在籍時の流儀に従ったデトロイト・ソウルまでが存分に楽しめます。考えたら、それ以降もファンク、ブラコン、今のスロウを売りにしたR&Bと時代のトレンドに合わせた柔軟性も凄いですが、それぞれの時代にキラーチューンを持ってるっていうのも特筆に値します。さすがの嗅覚を持ったR.アイズレー。伊達に派手な杖持ってません。
 さて中身はライノ得意の荒技で、RCA,Atlantic,Wand,UA,Motownとレーベル変遷した時代にもかかわらずお構い無しに1枚にブチ込んでくれてます。今のしっとりまったり系で押しまくるR,アイズレーも良いですが、この時期の若さにまかせたシャウトも多用した荒削りな唱法もドえらい男前です。まずファーストヒットとなったジャッキー・ウィルソンばりに迫る「Shout」、ヤードバーズもやってた「Respectable」など50年代RCA録音は殆どゴスペルみたいなジャンプがたまりません。ラテン風味も面白いAtlantic録音「Your Old Lady」を経て、ビートルズも演ってあまりにも有名になったトップノーツ・カヴァー「Twist And Shout」を生んだWand時代。ここでは「Twistin' With Linda」など軽快で少し垢抜けたR&Bがまたええ感じです。United Artistsに移ってからはソフトな曲調も登場ですが注目はファンク期にヒットさせた名曲「Who's That Lady」のオリジナルまったりヴァージョンが収録ってとこ。自らのレーベルを立ち上げて再び戻ったAtlanticでは何と何との下積み期のジミヘンを従えた録音があり爆裂ロッキンR&B「Testify」なんかジミ活躍しまくりです。自作R&B中心に活躍してきた3兄弟は60年代後半のタムラ・モータウン入り以降はH-D-H作品なんかをバシッとキメてくれます。ヒットした「This Old Heart Of Mine」や「I Guess I'll Always Love You」、後にドゥービーBrosもカヴァーした「Take Me In Your Arms」など洗練されたモータウン・サウンドに乗ったPop感も見事です。
「やはり肝はR.アイズレーの熱き心。曲調こそ違えど今とハートは一緒です」
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2008.05
01
Category : 60's Soul
Theme : 洋楽CDレビュー
Genre : 音楽
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  「切れものアイク・ターナーのイイ仕事 俺のおかげ編」と「俺が主役編」と称賛に値するタイトル名が付けられた追悼盤も出て再評価の機運も高まるアイク・ターナー。存在感抜群の強引なザクザク・ギターでのブルースもいいですが、アイク&ティナ・ターナー・レヴューでのソウル・エンターテインメントがアイクのイイ仕事でも最高峰。そのレヴューでもティナのバックで踊り狂い、可愛いコーラスを奏でていたガールグループ、アイケッツです。アイケッツ単体でレコードも出していて、メンバー変遷は激しかったようですが力量も内容的にも最良の時期だったと言われるのが60年代中盤だそうです。アイク関連でもひと際ポップで最もキラキラした当時のモータウン等にも感化されたポップス寄りのアプローチは個人的に大好物で、アイクのベタで泥臭いスパイスも絶妙に塗されたR&Bスタイルは実にエエ感じです。レコーディング・メンバーにはデラニー&ボニーのボニーやP.P.アーノルドもいたというアイケッツで、実際誰が何時おったってのはサッパリ分かりませんが、こんなもんまで(←失礼)24bit デジタル・リマスターで迫力あるクリアな音源となって聴ける今の再発天国はほんと良い時代です。
 さて本作は元々12曲収録LPがオリジナルですが当時の音源が+17曲で29曲ブチ込まれた大盤振る舞いのアイケッツ初期の集大成的決定版。やはり魅力的なのはガール・グループらしさを前面に押し出した曲で、フィル・スペクターの懐刀クリスタルズの「Da Doo Ron Ron」やモータウン・ライターの作品「I'm So Thankful」、アイクのペンによる元気溌剌「Lonely For You」、当時のヒット曲焼き直しながら最大ヒットとなった「Peaches 'n Cream」、ハーモニーもビシッと決まる「Fine, Fine, Fine」あたりはグレイト極まりない出来で胸躍る快心の出来。また当時のJBが取り組んでいたファンキーさに通じる激烈ダンス・ナンバー「Camel Walk」やアイク&ティナで演ってたようなブッといグルーヴが五臓六腑に染みわたる「Don't Feel Sorry For Me」なんかも見逃せん強烈ナンバー。追加曲もアイクの「何でもカッコええもんは演ったれ」的精神が貫かれたイナたい好曲がズラリ。アイク先生と思しき低音コーラスも楽しい「The Biggest Players」や定番ポップス・アイケッツ版「The Loco-Motion」、アイク&ティナ・スタイル丸出しの「You Can't Have Your Cake And Eat It Too」などプ~ンと臭ってきそうなトコも最高な曲も満載ですが、ゴスペル的歌唱がえらいカッコいいVanetta Fieldsをフィーチャーした曲が白眉。サザンソウル的世界が炸裂する「You're Still My Baby」、熱すぎる熱唱に腰がガクガクになる「Give Me A Chance」などアイクも大満足だったに違いない迫力で圧倒します。
「アイクの俺って凄いやろ編と名付けたい名演集。なんでもありの、ごった煮感もよろしおまっせ」
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2008.06
07
Category : 60's Soul
Theme : 本日のCD・レコード
Genre : 音楽
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 カーティス・メイフィールドにハマって聴き進めると必ずブチ当たるのがこの優男、メイジャー・ランス。60年代のインプレッションズと同様、ダンサブルで粋なシカゴ・ソウルが楽しめます。実はメイジャーの曲はなぜかStax/Voltでの録音曲で最初知ったのですが、そのジャッキー・ウィルソンにも通じる伸びのある艶やかな声は印象的で一発で頭に焼きつきました。でも60'sソウル・ヒットとかの編集盤を好きでよく買ってたら、必ず入ってるのが「The Matador」や「The Monkey Time」といったOkeh時代のヒット曲。そのメイジャー黄金期と言えるOkeh時代の代表作が64年発表の本アルバムってことです。当時のメイジャーはインプレッションズでもバリバリに頭角を現していたカーティス・メイフィールドの肩入れもあってエエ曲をぎょうさん歌ってます。モータウンほどポップス寄りでもなく、南部産スタックスほど泥臭くもなく程よくソウルフルなサウンドは独特な粋さがあり後にウィンディシティソウルとして発展する原型として独自性豊かな魅惑のサウンドです。その初期の貢献者でもあるメイジャー。実にスマートなその歌声は男の私も惚れぼれする伊達男ヴォイスでカーティスのサウンドとも実に良くマッチしてます。
 さて本作はジャケの隅にも書かれている通り、カーティス・メイフィールド作品集。インプレッションズでのカーティスの個性的なファルセット駆使に比べ、ある意味王道的シカゴ・ソウルが満喫できます。まず何といっても最高なのが「The Monkey Time」やタイトルにもなっている「Um, Um, Um, Um, Um, Um」といったビートの効いたヒット曲。当たり前ですがカーティスが歌っても何の違和感も無いであろう楽曲を実にスムーズに歌い上げていて爽快です。先のヒット曲と殆ど同じ作りの「Hey Little Girl」やインプレッションズの名曲「Gypsy Woman」、「It's All Right」なんかも実にカッコよく歌い上げてます。「I'm The One」あたりのミディアム系のカーティス曲とは絶妙のマッチングです。他では同じような曲も多くハッキリいって私には退屈な曲もありますが、このほのぼのした空気感はこの時代のソウルならではのもの。金太郎飴といってはそれまでですが、ドコを切ってもプロデューサーでありシカゴの首領カール・デイヴィス印のウィンディ・サウンドが出てくるのがエエんですわ。最新リマスター盤にはコレ以降の良曲もボーナス収録ですが、カーティス作品から離れた67年の「Without A Doubt」など違った一面が見れ、ややディープな歌唱もカッコええ逸品に仕上がってます。
「裏ジャケでは弱冠23才の傑出した歌手と、カーティスもべた褒め。ホンマ、ええ歌手でっせ~」
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2008.11
06
Category : 60's Soul
Theme : おすすめ音楽♪
Genre : 音楽
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 アメリカ大統領選は民主党のオバマ氏が感動的な勝利で終えました。アメリカ初の黒人大統領ということもあり歴史上でも画期的なことです。政治思想はともかく有色人種からの選出ってのが嬉しいやないですか。歴史的に見ると長年に渡って迫害されてきた黒人がアメリカの大統領です!まさに歴史的瞬間です。ぜひ人種の壁など関係なく、指導者として米国そして世界を平和に導く成功者として歴史に名を残して欲しいです。人種差別問題が少ない日本に住む我々にとっては、我が事のように本当に理解することは難しいのかもしれませんが、真の民主主義が一歩進んだことは歓迎すべきことです。そんなオバマ氏の勝利の演説が行われた地元シカゴで育ち50~60年代の公民権運動が盛んな最中に、国民的スターとして活躍したのがMr.Soul サム・クック。オバマ氏も演説で常に唱えていた“Change”という言葉の中で、思い浮かべるのはサムの名曲「A Change Is Gonna Come」です。晩年、すでに大スターであったサムがボブ・ディランの「Blowin' In The Wind」にインスパイアされてつくった曲で、黒人である同胞への思いが込められた名曲です。サムは発表直後の64年、人気絶頂の最中に非業の死を遂げましたが、当時キング牧師の偉大な演説に通ずるこの名曲に込められた思いが今、現実に近づいたことは感激です。
 そんな事でサム・クックの生涯を綴ったバイブル的CDとして君臨してたのが本作。今ではアップデイトされ微妙に内容が違うべストが流通してますが、長きに渡ってバイブルとして機能した名編集盤です。先の名曲でも、問題視されたのかコレが出るまでカットされてた「I go to the movie, and I go downtown~」のくだりも初めて日本で収められた記念すべき編集盤でもありました。なかなか契約の関係でスッキリしたCD発売がなされないサム・クックですが本作は理想的な選曲の絶賛すべき内容で今もその価値は揺るぎません。嘘八百無しで全28曲必聴のバイブル的作品集です。中身はスペシャルティでのソウル・スターラーズ在籍時のゴスペル時代の56年作「Touch The Hem Of His Garment」からってのが最高です。幅広いファン層を獲得する契機となったポップスやR&Bへの転身後のキーン録音「I'll Come Running Back To You」に、No.1ヒットとなった「You Send Me」、「Wonderful World」。そして名実ともに大スターとなった59年からのRCA時代の5年間は全人類必聴の避けて通れない珠玉の名曲の嵐です。「Chain Gang」、「Cupid」、「Nothing Can Change This Love」、「Good Times」、「Twistin' The Night Away」、「Shake」、「Ain't That Good News」、「Bring It On Home To Me」、「Soothe Me」など書いたらキリがない程のクラシックがずらり並び圧巻の一語。よく録音していたスタンダード・カヴァーなどは省いた自作の主要曲が殆ど網羅されています。全編で聴ける、革命的であったともいえるレンジの広いメリスマ唱法は全てのソウル・ミュージックの基本といっても過言ではない魅力的なもんです。やはり最後を締めるのは歴史的傑作「A Change Is Gonna Come」。最初の一節“I was born by the river in a little tent”から涙を禁じえません。政治的な事は抜きにして、単純に素晴らしすぎる名曲集です。肌の色など関係なく全ての人がサムに讃辞を送るのが一発で分かる構成は見事です。
「“Change”を待ち続けたサムが残した無形文化遺産。押し付けは好きではないですが、全ての音楽ファンにとって必須!」
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2009.01
04
Category : 60's Soul
Theme : 洋楽CDレビュー
Genre : 音楽
Jackie_Wilson_-_Higher_And_Higher.jpg


 
 正月三が日もあっちゅう間に過ぎ、元旦からハリキリすぎの疲れが今になってこたえます。しかしながらなんやいっても正月の街中におったら「ほんまに不景気なんかいな」っていうくらい活気に溢れていて、すっかり気分だけはアゲアゲモードに突入です。「さぁ、やったろかい!」ってな勢いが大切な年始。しみったれたモン、聴いてられません。ここはやっぱ“ミスター・エキサイトメント”の異名をもったエンターティナー、ジャッキー・ウィルソンのイケイケ大ヒット「Higher And Higher」なんかがピシャリはまります。ジャッキーと言えば大学の頃にCDを買って喜んで皆に見せたら、あまりの知名度の低さにその場の空気が一瞬真冬になったほど日本ではマイナーな人ですが、サム・クックが村田英雄やとしたらジャッキーは三波春夫くらい(←しかし古い例え)の格が本国アメリカではあった人らしいです。関西でいったら桂三枝クラスです。映画なんか見てても、劇中なにげにエディー・マーフィーなんかが口ずさんでたりするのがジャッキーの「To Be Loved」だったりして、すでに故人とはいえ国民的大スターでモータウンの元祖ともいえるノーザン・ソウルのオリジネイターです。
 そんな事でジャッキー活動後期のイケイケ・ジャンプナンバー「Higher And Higher」をフィーチャーした本作は重鎮カール・デイヴィスの下で録られた名作。このタイトル曲はホント素晴らしい不朽の傑作で、スパイク・リーのアカペラ映画でもゴスペル・グループが歌ってハイライトとなってました。イントロのベース&コンガ、リズミカルなギター、突き抜け感抜群のジャッキーの歌と、何せいつ聴いても私をアドレナリン爆発状態に運んでくれるR&Bチャート1位の大ヒット。初期のバラードもドラマチックですが、この曲はタイトルどおり、もうほんまイケイケで最高です。もちろん他の曲もシカゴ産のブランズウィック印。悪いワケありません。バラディアーの真骨頂発揮となるスロウ「I Don't Need You Around」、ヴァン・マッコイ作のグレイト・ノーザン「I've Lost You」と前半から雑魚キャラが吹っ飛ぶ素晴らしさ。そしてファンキー・ソウル「Soulville」、ダレル・バンクスのノーザン傑作カヴァー「Open The Door To Your Heart」、シカゴ・ソウル炸裂の「You Can Count On Me」と中盤も聴きどころ満載です。終盤にもスマートな感覚が絶妙の「Somebody Up There Likes You」と何度もシビレさせてくれます。とにかく、熱くしなやかなジャッキーの歌唱に聴き惚れること間違い無しの名盤です。
「タイトルからして言うこと無し。ただもんやないオッサンであったことが一聴でわかります!」
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2009.01
18
Category : 60's Soul
Theme : おすすめ音楽♪
Genre : 音楽
womack.jpg Bobby-Womack valentno

The Last Soul Man ことボビー・ウォマックがデビューした頃に組んでいた兄弟グループ、ザ・ヴァレンティノズの編集盤。成熟期と比べると荒削り丸出しですが、60sソウル特有の何ともいえん魅力を醸し出してます。60年代初期にサム・クックの一番弟子的な感じでサムのSARレーベルで「It's All Over Now」などカヴァーも多いヒットを既に飛ばしてたヴァレンティノズが、サムの死後'65年にシカゴのチェスに移籍して残したシングルの寄せ集めってことです。60年代はスタジオ・ミュージシャン、ライターとしても大活躍のボビー(ウィルソン・ピケットとのコラポは最高すぎ)ですが、初々しい若き日の熱い歌声も捨て難い魅力に溢れかえってます。写真左のLPが最初出てましたが、大学の頃に確かワーナーからめでたく日本盤CDも出て喜んでレンタルした盤です。しかし今また廃盤状態みたいで、非常に不健康な状態ですが映画キャデラック・レコーズの便乗でもええから再発して欲しいもんです。
 さて中身はこの頃すでにソロとしても活動のボビーの単独録音も含まれたモンになっていて、どれも実にエエ感じ。ボビー含む5人体制の録音で超絶の逸品ジャンプとしての仕上がりを見せる「I Found True Love」にまずブッ飛びます。躍動感溢れるビートに、絶妙のホーン、武骨に切り込むボビーの歌声と至福のサウンドが爆裂です。この曲のカップリングであった「A Lonsome Man」もなかなかの迫力で満足。そしてソロ名義の「I've Come A Long Way」。もう黙って聴くしかないグレイト極まりない最高の出来で、後のウィルソン・ピケットの録音に何ら負けてません。またコチラも極上の出来と言うしかない「See Me Through」に、師匠サム・クック作で後に再録音もしてるグループ名義「I'm Gonna Forget About You」あたりも必聴です。一方ボビーの兄貴カーティスが歌う曲も味わい深い作品で、じつに優秀なミディアム「What About Me」、グイグイに迫るアップテンポ「Let's Get Together」に「Sweeter Than The Day Before」と魅力溢れる作品を残してます。特筆すべきは演奏でもボビーは「これぞソウルのバッキング」といえるイブシ銀ギターをあちこちで奏でておりコチラも聞き逃せません。
「恐るべしチェス・カタログの奥深さ。再発してくれたら今度はちゃんと買いまっせ~」
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2009.03
24
Category : 60's Soul
Theme : 洋楽CDレビュー
Genre : 音楽
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最近、顔が逆向きで再発されたウィリー・ハッチの名作。ソング・ライターとして頭角を現してきた60年代後半、シンガーとしてのメジャー・デビュー作としてRCAからリリースされたのが本作。モータウン移籍後の「Foxy Brown」なんかの映画音楽で脚光をあびる人ですが、裏方としてもジャクソン5のヒット曲のヴォーカル・アレンジやフィフス・ディメンジョンのプロデューサーでも活躍しはったそうです。ニュー・ソウル期の要人みたいな感もありますが、70年代突入前の本作で見せる剥き出しの熱きソウル魂は見逃せません。シンガーとしても、かなり魅力的な存在です。60年代ソウルの最後の輝きみたいな名演がぎっしり詰まった傑作です。
 中身は何といってもサム・クックの継承者といっても過言でない激グレイトな歌いまわしが光ります。コレはその筋が好きな人なら、まず聴き惚れてしまいます。1曲目の「Ain't Gonna Stop」を聴いただけで“合格~っ”とガッツポーズすること間違い無し。続く「You Can't Miss Something That You Never Had」はリズムを強調した作品で、さらに熱い歌声が爆裂するナンバー。適度なポップ感も絶妙な塩梅です。曲調に新しさも見え隠れするややニューソウル的なスロウ「A Love That's Worth Having」はちょっと重めですが、次に来るサザン・ソウル調のミディアム「Good To The Last Drop」、「That's What I Call Lovin' You」では“さすが大将、わかってらっしゃる”と言いたくなるグレイトな節回しで万歳三唱。曲も素晴らしく本作のハイライトです。ノーマン・ウィットフィールドがやりそうなファンク風味も加わる「You Gotta Try」や「Let Me Give You The Love You Need」あたりは好みが分かれそうですが、高品質であることには違いありません。しかしながら次に待ち受けるサムの亡霊が乗り移ったかの如く快調に飛ばすミディアム「Lucky To Be Loved By You」は唸るしかありません。栗カンの山田ルパン並みに芸術の域で聴かせてくれます。後半戦も、サム&デイヴなんかが演ってもハマりそうなストロング・スタイルが光る「Keep On Doin' What You Do」、しょーもない曲ながら歌声だけは最高なジャッキー・ウィルソンの名曲とは全く別曲の「Your Love Keeps Liftin' Me Higher」と快調に歌い切ります。これからの成功を予感させるようなポジティヴな佳曲「Do What You Wanna Do」で、最後も力強く締めます。なんせ“なぜコレが名盤なのか”がどっから聴いてもすぐ分かります。
「ウィリーの気合いが痛いほど伝わる名唱の数々。ソウルの最も美味しい部分が凝縮された1枚。」
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2009.07
18
Category : 60's Soul
Theme : おすすめ音楽♪
Genre : 音楽
some cooke live

 飽きもせず色んな音楽を毎日とっかえひっかえ聴いて楽しんでますが、確実に「抜ける」アルバムってのが存在するならばポワンと頭に浮かぶアルバムがこれ。よくある“無人島に持ってくならこのアルバム”って企画も自分には「無意味やな~」と思うくらい、日によってコロコロ聴く物も変わる私でも「ひょっとしたらコレ持って行くかも・・」ってのがこちらのサム・クックです。「抜ける」アルバムってのは年月が経ってもそんなに変わらんもんで、10代の頃に兄貴が唐突に買ってきたこのサム・クックのライブは未だに“抜ける”興奮の記録で私にとっての鉄板アルバムです。非常にコアなサム節が堪能できる本作はあまりに黒すぎて一般的にはどぎつ過ぎるのかもしれませんが、スムーズでポップなスタジオ録音ではあまり見せなかった本来のゴスペル・シャウターぶりが遺憾無く発揮されたココでのやや荒削りなサムはやけに魅力的。声を発するたびにいちいちシビれちゃう男気満載の熱き歌心が堪能できます。
 さて本アルバムは近年リマスター&ジャケ変更されたアップ・デイト盤ですがオープニングのキング・カーティス・バンドの演奏が数十秒加わっただけで、もう狂喜乱舞です。そしてMCの紹介からいきなりレッド・ゾーンに突入するサムが素晴らしすぎます。オープニングの「Feel It」から火傷しそうな熱さに思わずのけぞり、続く「Chain Gang」は震えが止まらん熱い理想形のコール&レスポンスが刻まれていて「ウッ」「アッ」と思わず声が出てしまいます。なぜか涙まで出てしまう最高の瞬間がそこにありソウル・ミュージックのエクスタシーが間違いなく味わえる絶品であると断言できます。ポップスター、サム・クックとして出したヒット曲「Cupid」もここでは熱きゴスペルに聞こえる程で、メリスマ唱法も爆裂する素晴らしき展開。「It's All Right~For Sentimental Reasons」とポピュラーソングもお構いなしに熱くシャウティング・スタイルで押し通し会場も俄然盛り上がります。そして後半も代表曲を次々披露ですが、同胞といえる黒人聴衆を目の前にパフォーマンスするサムは何かから解き放たれたようにさらに爆発します。キング・カーティスのブロウも見事にきまる「Twistin' The Night Away」、「Somebody Have Mercy」に続き名作「Bring It On Home To Me」、「Nothing Can Change This Love」、「Having A Party」 もう説明不要の秒殺即死曲の連打で時間の経つのをマジで忘れます。そして、どれもがスタジオ盤以上にゴスペル色むき出しにヒートアップ状態で突き進みます。声が荒れ気味で本調子やないって話もありますが、それさえも好作用したかのような奇跡の空間がそこにあります。80年代に出た当時の最初の盤よりバンドの音などリマスターでクリアになったかわりに、客席にいるような臨場感はやや減退。しかしそんな事、聴いてるうちに忘れてしまう大熱演に拍手喝采してしまう事には変わりません。
「これを聴いてソウルから離れられんようになった人も、ぎょうさんおる筈。大音量で浴びるように聴くに限ります!」
::more
2010.08
09
Category : 60's Soul
Theme : 本日のCD・レコード
Genre : 音楽
haunted.jpg

 ちょっと、ソウル系でもクソ熱いのを一発。ファンクの古典「Express Yourself」でお馴染みのチャールズ・ライト&ザ・ワッツ103rdストリート・リズム・バンドのお蔵出しライヴです。ココでも最高のプレイをするジェイムス・ギャドソンやアル・マッケイを輩出した名門西海岸バンドではありますが、近年に発掘されたコノ熱きライヴはちょっと無視できません。ブレイク前で大歓声もない小さな小屋で録られたながらライブながら、演奏はブッといソウル・グルーヴが渦巻いた凄い音源。1968年と40年以上前ながら、クリアな音質で生演奏の醍醐味が味わえる優れモノです。
 中身はまんま未編集って感じの生々しさ抜群の2枚組です。当時、大ヒットも少ない状態だったからか、60年代ソウル・ヒットのカヴァーが大半でエンターテインメント重視のステージ。しかしこのカヴァーが切れ味抜群で、マジかっこええパフォーマンスで埋め尽くされてます。頭で得意のインスト・ファンク「The Joker」をかました後は「Get Ready」、「Come See About Me」とヴォーカル・パートはサックスに置き換えモータウン・ナンバーをグルーヴィーに披露。さしづめジュニア・ウォーカーの西海岸版って感じです。以降はハスキーで熱いヴォーカルも交えJ.B.「Papa's Got A Brand New Bag」、オーティス「I Can't Turn You Loose」、ファンク度が凄いテンプス「Ain't Too Proud To Beg/ I'm Losing You」、ピケットでお馴染み「Mustang Sally」、ニューオリンズっぽくきめる「Something You Got」、スライの当時最新ヒット「Dance To The Music」と節操なしにバンバン他人のヒットで盛り上げます。中でもドラムが凄すぎる激ファンク仕様のThe Mar-Keys「Philly Dog」は必聴。Willie Boboの「Fried Neck Bones」や、がっつりストレートに唄う「The Dock Of The Bay」で緩急つけながら突入するジャッキー・ウィルソン「Higher And Higher」は1枚目のハイライト。彼等自身のシングル「Bottomless」の後はブルース「Stormy Monday」でスロウダウン。
 続きの2枚目も最高で「Respecet/Satisfaction」をオーティス仕様でキメながら「Funky Broadway」、オリジナル「Do Your Thing」と繋げます。後も、よっぽどオーティスが好きなのか「Sweet Lorene」、「I've Been Loving You Too Long」、「Try A Little Tenderness」とジャンジャン登場。テンポアップした「Knock On Wood」のアル・マッケイのシャープなギターも必聴です。他はモータウン中心で「Just A Little Misunderstanding」、「(I'm A) Road Runner」、「Beauty Is Only Skin Deep」と演ってますが、特筆賞賛モンなのは「Since I Lost My Baby」。D.ラフィンに負けない激ソウルな歌にコーラスもキメてくれ最高です。面白いのはスパイダー・ターナー仕様の「Stand By Me」でジャッキー、ビリー・スチュワート、チャック・ジャクソン等をコージー冨田ばりにモノマネしてくれます。オーラスはインプレションズ「We're A Winne」でシャープに締め。
「とにかく随所でJ.ギャドソンのドラムの凄さに圧倒される素晴らしきライヴ。コレは大当たりです!」
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2010.09
03
Category : 60's Soul
Theme : ブラックミュージック
Genre : 音楽
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 大学も卒業するかって頃、我がのヘロヘロの財布を直撃した東芝EMIキャピトル&リバティ・ソウル・クラシック・シリーズ。当時、住んでた神戸にあったミスタージャケット(←当時あった神戸の大型CD店)に寄っては買いもせんのに眺めて、この頃出てたRhinoスタックス再発シリーズと共に売りもんをよだれでビショビショにして帰ってました。たまたまある日、パチンコ屋深江ライオンズにて幸運にもスーパーコンビで爆勝ちして4~5枚は買った中の1枚は、このニューオリンズの歌姫アーマ・トーマスの初期名作集で思い出深き1枚。スタックスのカーラ嬢と共に、南部のトーマス姓のレディ・ソウルお二人さんは大のお気に入りでした。後のチェス録音集も聴いて一発で気に入ってましたが、コチラも彼女の人生の土台を築いたといえる名品集です。
 まずアラン・トゥーサン作の60年代初期の作品としては「It's Rainin」がグッとくるR&Bバラード。またコノ時期で重要なのが「Ruler Of My Heart」で、あのOtisの傑作「Pain In My Heart」の元歌。Otis版に慣れ親しんだ後だったので、ちょっと軽く感じましたが貫録も漂う歌いっぷりはナカナカ。そしてアーマの自作にして、世紀の大傑作「Wish Someone Would Care」の登場です。シンプルなバラードながら、アーマ嬢のソウルフルな歌唱が絶品。劇的なドラム・フィルインにオルガン&女声コーラスも最高の形でアーマの歌を盛り上げます。また80年代にトレイシー・ウルマンもカッコよくカヴァーしたGirl Pop「Break-A-Way」もノリノリの傑作。ストーンズがグレイト極まりないカヴァーを残した有名曲「Time Is On My Side」も忘れちゃならない名曲で、メロディからしてホンマ素晴らしい出来。声量があって適度にハスキーな歌声はホント魅力的でスロウなど他もエエ曲がビシっと入ってます。中でもヴァン・マッコイの初期作品「Times Have Changed Me」やポピュラー・カヴァーの「Without Love」なんかも思わず聴き入る名唱。ここでもアラン・トゥーサンは「Take A Look」とチャック・ジャクソンの“Any Day Now”みたいな良曲提供です。サザン・ソウル爆裂前夜って感じのアーリー・ソウル感もエエ味が出てて良いです。またチェスに移る前に出された「It's A Man's, Woman's World」は題名から分かる通り、J.B.の名曲のアンサー・ソング。なんとJ.B.本人のプロデュースですが、女性版ってことで甘めに仕上がってるのが好感。
「最近では60年代再発はめっきり海外任せの状態。日本メジャーも本気でまたこんなの頼んます~」
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2011.02
09
Category : 60's Soul
Theme : ブラックミュージック
Genre : 音楽
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  “天一のラーメン”って言葉同様、シカゴ・ソウルって言葉に無条件反応でヨダレが出てしまう私ですが、やはり初期と言えばオーティス・クレイもいたシカゴOne-Derful。学生の頃、このレーベルの気合の入ったP-vine編集盤はレコード屋でよく見ました。オーティス・クレイは勿論、名曲“I've Got A Find A Way”のHarold Burrageの単独盤はじめ、カッコいいアートワークできめ細かい独自編集盤を出していたP-Vine。その仕事ぶりは今のKentやHip-Oに匹敵するものでした。アーリー・ソウルの重要人物で、後のマラコでも名唱を残したマッキンリー・ミッチエルのシカゴOne-Derful録音もその中で知った1枚。今では曲数倍増のCDも出ていて、本当はソチラが妥当なのですが、60年初期録音なのにジャケが後年南部に戻った時代の竹内力ジャケなので大きくマイナス。あえてカッコよいジャケのコチラです。
 さて中身は62年~64年の録音。まず登場なのが最も有名なヒット曲のバラード「The Town I Live In」。テンダー・ヴォイスで包みあげたと思えば、ダーティなシャウトを挿入したりとなかなかの緩急で聴かせてくれます。ボビー・ブランドがやりそうなモダン・ブルースっぽいのも得意で「I've Been Wrong」ってのもありますが、最高なのは何といってもソウル・スタイルでの“ガナり”が光るスロウで「I'm So Glad」あたりは間違いなく最高峰の出来。スロウではじっくり歌い上げる「Handful Of Sorrows」あたりもナカナカの味わい深さ。またリズム・ナンバー「Stop Crying Over You」、「Don't You Know That's Love」、「Darling That's What You Said」なんかで荒々しく歌い上げる様などは実に魅力的でコチラも聴き応え抜群。他にもひたすらワイルドに迫る「Reckless Lover」、女声コーラスとの対比もエエ感じの「Tell Like It Is」、軽快に飛ばす「I Think You're The Girl」、「A Bit Of Soul」とダーティ・シャウトも織り交ぜながら上手く聴かせてくれます。一方、昭和の香りたっぷりのブルージーさで迫る「All Of A Sudden」なんてのも魅力で、南部ルーツの血統を垣間見せてくれます。
 現在の24曲入りで補強されたワンダフル録音決定版CDは竹内力ジャケで流通。マラコ時代と見間違うジャケだけは解せませんが中身は強力。LP曲に加え、サム・クック調の「I Found An Angel」、「I'm Ready」や、哀愁スロウ「Watch Over Me」あたりは聴きものです。
「シカゴソウル隆盛の基礎を築いたマッキンリー。いぶし銀の魅力で迫ります!」
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