Live! / The Ike & Tina Turner Show * 1966 Warner Bros
2007-02-23 Fri 02:20
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Ike & Tina Turner - You Should've Treated Me Right - Something's Got a Hold On Me

  以前映画で「Tina」ってのがあってティナ・ターナーの自伝的なストーリーでしたが、かなり夫アイクが暴君に描かれていてIke & Tinaのえげつなくカッコ良いユニットさえも否定的な風潮にならんかいなといらぬ心配までした記憶があります。かなりティナ側に立脚して作られた映画ですからしょうがないとは思いつつ「夫婦仲はどうあれ出てくる音は凄いぞ」と声を大にして叫びたいのが初期のライブ。全盛期はJ.B.一座と双璧を成す火花飛び散る熱きステージを各地で繰り広げていたそうで、ここに収められているテキサスの小さめの小屋と思われるステージも熱気ムンムンで最高です。昔レコードでPart1を買ったとき興奮で爆音聴きしてたのを思い出し購入しましたが、未聴であったPart2もCDにすっぽり収められ更なる興奮です。
 オープニングはアイク率いるKing Of Rhythmがザックザック刻むリズムも抜群のノリを見せる「Finger Poppin'」でいきなり血が逆流すること必至です。サム・クックの「Good Times」、アイクの声も聴ける「You Are My Sunshine」、アイズレーズ「Twist & Shout」、エタ・ジェイムスのハイジャンプ・ナンバー「Something's Got A Hold On Me」などカヴァーも終始イケイケで正気で聴く事など許されない凄まじさ。またアイクの泥臭いR&Bギターも渋い「Tight Pants」も聴き逃せない逸品でティナの火傷するほど熱い歌唱もこれでもかと堪能できます。そしてエエ感じなのがティナ以外の一座のシンガーがフィーチャーされた曲も多数収録で、ソロモン・バークの「Down In The Valley」を飄々とかますJimmy Thomas、こちらもガンガンの熱唱の女性シンガーVanetta Fields「Having A Good Time」に「I Know」、貫禄たっぷりレディ・ソウルJessie Smith「My Man, He's A Lovin' Man」とどれもしっかり聴かせます。圧巻はアイケッツも熱いスロウ「I Can't Stop Loving You」〜豪速球「To Tell The Truth」でレッドゾーン突破です。更にPart 2部分となる後半でもThe Ikettesがグレイトすぎるインプレッションズ曲「You Must Believe Me」に「Keep On Pushin'」と聴きどころ満載でド迫力に迫ります。ラスト「A Fool For You」までティナの下品かつワイルドな歌唱が光りまくりでへとへとにしてくれます。
「壮絶の22曲。覚悟して聴きなはれ!」
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Rockin' Soul (1958-68) / The Isley Brothers * 1990 Rhino
2007-09-07 Fri 00:06
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The Isley Brothers - Best of the 60s & 70s, Vol. 5 - Twist & Shout

 J.Bは天国へ行ってしまいましたが、コチラは現役ソウル界の首領として君臨するR.Isley親分。1950年代から第1線で活躍する化けモンみたいなおやっさんですが、近年のボスキャラぶりとは違ったデビューから10年くらいを追った初々しい姿のアイズレー3兄弟時代を追ったナイスな編集盤です。ゴスペル影響下のダンスR&Bを売りにしていた時代で、元気溌剌のジャンプ・ナンバーからモータウン在籍時の流儀に従ったデトロイト・ソウルまでが存分に楽しめます。考えたら、それ以降もファンク、ブラコン、今のスロウを売りにしたR&Bと時代のトレンドに合わせた柔軟性も凄いですが、それぞれの時代にキラーチューンを持ってるっていうのも特筆に値します。さすがの嗅覚を持ったR.アイズレー。伊達に派手な杖持ってません。
 さて中身はライノ得意の荒技で、RCA,Atlantic,Wand,UA,Motownとレーベル変遷した時代にもかかわらずお構い無しに1枚にブチ込んでくれてます。今のしっとりまったり系で押しまくるR,アイズレーも良いですが、この時期の若さにまかせたシャウトも多用した荒削りな唱法もドえらい男前です。まずファーストヒットとなったジャッキー・ウィルソンばりに迫る「Shout」、ヤードバーズもやってた「Respectable」など50年代RCA録音は殆どゴスペルみたいなジャンプがたまりません。ラテン風味も面白いAtlantic録音「Your Old Lady」を経て、ビートルズがカヴァーしてあまりにも有名になった「Twist And Shout」を生んだWand時代。ここでは「Twistin' With Linda」など軽快で少し垢抜けたR&Bがまたええ感じです。United Artistsに移ってからはソフトな曲調も登場ですが注目はファンク期にヒットさせた名曲「Who's That Lady」のオリジナルまったりヴァージョンが収録ってとこ。自らのレーベルを立ち上げて再び戻ったAtlanticでは何と何との下積み期のジミヘンを従えた録音があり爆裂ロッキンR&B「Testify」なんかジミ活躍しまくりです。自作R&B中心に活躍してきた3兄弟は60年代後半のタムラ・モータウン入り以降はH-D-H作品なんかをバシッとキメてくれます。ヒットした「This Old Heart Of Mine」や「I Guess I'll Always Love You」、後にドゥービーBrosもカヴァーした「Take Me In Your Arms」など洗練されたモータウン・サウンドに乗ったPop感も見事です。
「やはり肝はR.アイズレーの熱き心。曲調こそ違えど今とハートは一緒です」
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Soul The Hits / The Ikettes * 1965 Modern
2008-05-01 Thu 00:41
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The Ikettes - Soul the Hits

  「切れものアイク・ターナーのイイ仕事 俺のおかげ編」と「俺が主役編」と称賛に値するタイトル名が付けられた追悼盤も出て再評価の機運も高まるアイク・ターナー。存在感抜群の強引なザクザク・ギターでのブルースもいいですが、アイク&ティナ・ターナー・レヴューでのソウル・エンターテインメントがアイクのイイ仕事でも最高峰。そのレヴューでもティナのバックで踊り狂い、可愛いコーラスを奏でていたガールグループ、アイケッツです。アイケッツ単体でレコードも出していて、メンバー変遷は激しかったようですが力量も内容的にも最良の時期だったと言われるのが60年代中盤だそうです。アイク関連でもひと際ポップで最もキラキラした当時のモータウン等にも感化されたポップス寄りのアプローチは個人的に大好物で、アイクのベタで泥臭いスパイスも絶妙に塗されたR&Bスタイルは実にエエ感じです。レコーディング・メンバーにはデラニー&ボニーのボニーやP.P.アーノルドもいたというアイケッツで、実際誰が何時おったってのはサッパリ分かりませんが、こんなもんまで(←失礼)24bit デジタル・リマスターで迫力あるクリアな音源となって聴ける今の再発天国はほんと良い時代です。
 さて本作は元々12曲収録LPがオリジナルですが当時の音源が+17曲で29曲ブチ込まれた大盤振る舞いのアイケッツ初期の集大成的決定版。やはり魅力的なのはガール・グループらしさを前面に押し出した曲で、フィル・スペクターの懐刀クリスタルズの「Da Doo Ron Ron」やモータウン・ライターの作品「I'm So Thankful」、アイクのペンによる元気溌剌「Lonely For You」、当時のヒット曲焼き直しながら最大ヒットとなった「Peaches 'n Cream」、ハーモニーもビシッと決まる「Fine, Fine, Fine」あたりはグレイト極まりない出来で胸躍る快心の出来。また当時のJBが取り組んでいたファンキーさに通じる激烈ダンス・ナンバー「Camel Walk」やアイク&ティナで演ってたようなブッといグルーヴが五臓六腑に染みわたる「Don't Feel Sorry For Me」なんかも見逃せん強烈ナンバー。追加曲もアイクの「何でもカッコええもんは演ったれ」的精神が貫かれたイナたい好曲がズラリ。アイク先生と思しき低音コーラスも楽しい「The Biggest Players」や定番ポップス・アイケッツ版「The Loco-Motion」、アイク&ティナ・スタイル丸出しの「You Can't Have Your Cake And Eat It Too」などプ〜ンと臭ってきそうなトコも最高な曲も満載ですが、ゴスペル的歌唱がえらいカッコいいVanetta Fieldsをフィーチャーした曲が白眉。サザンソウル的世界が炸裂する「You're Still My Baby」、熱すぎる熱唱に腰がガクガクになる「Give Me A Chance」などアイクも大満足だったに違いない迫力で圧倒します。
「アイクの俺って凄いやろ編と名付けたい名演集。ポップスファンからブルースファンまで聴けるごった煮感もよろしおまっせ」
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Um, Um, Um, Um, Um, Um, The Best Of Major Lance * 1964 Okeh
2008-06-07 Sat 01:46
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 カーティス・メイフィールドにハマって聴き進めると必ずブチ当たるのがこの優男、メイジャー・ランス。60年代のインプレッションズと同様、ダンサブルで粋なシカゴ・ソウルが楽しめます。実はメイジャーの曲はなぜかStax/Voltでの録音曲で最初知ったのですが、そのジャッキー・ウィルソンにも通じる伸びのある艶やかな声は印象的で一発で頭に焼きつきました。でも60'sソウル・ヒットとかの編集盤を好きでよく買ってたら、必ず入ってるのが「The Matador」や「The Monkey Time」といったOkeh時代のヒット曲。そのメイジャー黄金期と言えるOkeh時代の代表作が64年発表の本アルバムってことです。当時のメイジャーはインプレッションズでもバリバリに頭角を現していたカーティス・メイフィールドの肩入れもあってエエ曲をぎょうさん歌ってます。モータウンほどポップス寄りでもなく、南部産スタックスほど泥臭くもなく程よくソウルフルなサウンドは独特な粋さがあり後にウィンディシティソウルとして発展する原型として独自性豊かな魅惑のサウンドです。その初期の貢献者でもあるメイジャー。実にスマートなその歌声は男の私も惚れぼれする伊達男ヴォイスでカーティスのサウンドとも実に良くマッチしてます。
 さて本作はジャケの隅にも書かれている通り、カーティス・メイフィールド作品集。インプレッションズでのカーティスの個性的なファルセット駆使に比べ、ある意味王道的シカゴ・ソウルが満喫できます。まず何といっても最高なのが「The Monkey Time」やタイトルにもなっている「Um, Um, Um, Um, Um, Um」といったビートの効いたヒット曲。当たり前ですがカーティスが歌っても何の違和感も無いであろう楽曲を実にスムーズに歌い上げていて爽快です。先のヒット曲と殆ど同じ作りの「Hey Little Girl」やインプレッションズの名曲「Gypsy Woman」、「It's All Right」なんかも実にカッコよく歌い上げてます。「I'm The One」あたりのミディアム系のカーティス曲とは絶妙のマッチングです。他では同じような曲も多くハッキリいって私には退屈な曲もありますが、このほのぼのした空気感はこの時代のソウルならではのもの。金太郎飴といってはそれまでですが、ドコを切ってもプロデューサーでありシカゴの首領カール・デイヴィス印のウィンディ・サウンドが出てくるのがエエんですわ。最新リマスター盤にはコレ以降の良曲もボーナス収録ですが、カーティス作品から離れた67年の「Without A Doubt」など違った一面が見れ、ややディープな歌唱もカッコええ逸品に仕上がってます。
「裏ジャケでは弱冠23才の傑出した歌手と、カーティスもべた褒め。ホンマ、ええ歌手でっせ〜」
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