The Anthology / Chuck Berry * 2000 Chess

50's Pioneers
ず~っと釣り糸垂らして待っていたチャック・ベリーのベスト盤。待ってたのはジャケットが格好良くて、重要曲全て網羅で、音圧ビンビンのリマスター仕様ですが、ド真ん中に来たのがコノ2枚組です。ベートーベンに匹敵する偉大なコンポーザーであるチャックですが、基本的にR&Bの流れの中にカントリースタイルのビート&ギターをミックスさせて、黒人ながらあっさりスタイルのヴォーカルを乗っけて出来上がったオリジナルスタイルっ...

The Complete Modern And Kent Recordings / Etta James * 2005 Ace

50's Pioneers
R&B界の「ダイナマイト」といった表現をされる事も多い女王Etta Jamesの初期作品集。彼女のパンチの効いた唱法はリキんだ時など最大瞬間風速100mって感じでグレイト極まりないです。ただし彼女の人生は波乱万丈で、日曜の朝でもテレビで特番ができそうなくらい。麻薬でのトラブル・黒人にしては微妙な肌の色・気性が激しい性格等から苦労の連続だったようです。一般的には60'sのChess時代ソウル期がとりわけ有名ですがデビュー直後...

Greatest Hits / The Coasters * 1959 Atlantic

50's Pioneers
 プレスリーの一連のヒット曲で御馴染みのJerry Leiber & Mike Stollerが手掛けたドゥワップ・グループ。スウィートっていうよりノベルティ感覚溢れるR&B、Rock'n Roll色が濃いヒット曲が多く収められてます。さすが'50年代のアトランティックレコードを支えたドル箱スターだけあって楽しく親しみやすいメロディー満載です。ウキウキするようなコーラスワークも素晴らしいんですが、ちょっとラテン風味も交えたアレンジや随所で光...

Bo Diddley / Bo Diddley * 1958 Chess

50's Pioneers
 男はこだわりを持って生きなければなりません。それがどんなにしょうもないものであっても構いません。そこに男の美学があるのです。太いセルフレーム・メガネに変てこりんな形状のギター、ワン&オンリーの音楽と自分のスタイルをとことん貫き通す男、ボ・ディドリー。こんなカッコええ男、そうザラにはいてません。曲のパターンなんか、代名詞ともなるあのズンドコドンドンツツドンドンの偉大なジャングル・ビートに、アフター...

Little Richard / Little Richard * 1957 Specialty

50's Pioneers
 スピーカーの前で傘でもさしとかんと、唾でビチョビチョになりそうなド迫力のリトル・リチャード。ロックン・ロールの創成期の一人としてあまりにも有名ですが、アップテンポ主体のド迫力R&Bといった感じです。初期のジェームス・ブラウンやオーティス・レディングに多大なる影響を与えた人物としても知られますが、凄まじい声の迫力に呼応するニューオリンズスタイルの演奏も実にカッコよろしいです。初期のヒット曲がメジャー...

Miss Rhythm, Greatest Hits And More / Ruth Brown * 1989 Atlantic

50's Pioneers
  去年創設60周年を迎えた名門中の名門レーベル、アトランティック。設立当初はジャズ、ジャンプ・ブルース中心のインディーズでしたがジェリー・ウェクスラーのソウル路線が成功し、今やロック、ヒップホップまで手掛ける老舗大レーベルであることは言わずもがな。しかしまだ今ほど強大なレーベルやなかった頃、看板を大きくしたのは間違いなく50年代前半に活躍した、このルース・ブラウンやレイ・チャールズなんかのポピュラー...

Have Guitar Will Travel / Bo Diddley * 1959 Chess

50's Pioneers
   またもやブラック・ミュージック界の巨星が逝きました。偉大なるワン&オンリーの愛すべきオリジナル・ファンカー「ボ・ディドリー」。別に新作を期待していたわけではないですが、「おるだけで嬉しい」って感じでずっといてほしかった存在です。ストーンズに特別な愛着を持ってる人なら必ず行き着く人で、ソウルマン、ロックンローラー、ワールド・ミュージック・ファンなど色んな人等に愛され続けてきた人です。ビジュアル...

The Best Of Doo Wop Ballads / Various Artists * 1989 Rhino

50's Pioneers
 ちょっと前もバラエティTVでのアカペラ・ブームとか、ゴスぺラーズのブレイクとかでハーモニー中心のヴォーカル・グループが脚光を浴びてましたが、なんやかんやいっても何時の時代も消えることのない魅力的な音楽スタイルであるのがDoo Wop。私の時代なんかはリバイバルで日本のシャネルズやビリー・ジョエルの「Longest Time」、ティモシー・シュミット「So Much In Love」なんかで最初にその魅力を体感しましたが、1950年代の...

Hail Hail Rock 'N' Roll / Chuck Berry * 1987 MCA

50's Pioneers
 音楽関連の映画では「ラスト・ワルツ」と双璧といえる、チャック様の「ヘイル!ヘイル!ロックン・ロール」。もう20年以上前の作品ですが、ほんまおもろい映画で全音楽ファン必見です。60歳のバースデーコンサートを盛大に開催しようと、チャックの申し子の一人である男キース・リチャードが音楽監督として立ち向かうというあらすじ。人間不信のオッサンを何とか盛り上げようと四苦八苦するキースが紳士に見えてしまうという凄い...

The Definitive Ray Charles / Ray Charles * 2001 Rhino・Atlantic

50's Pioneers
 正月からNHKが放送してるBBCドキュメンタリーSoul Deepシリーズはなかなかオモろい番組です。BBC制作でルイ・ジョーダンあたりからの大衆黒人音楽の発展を「Birth Of Soul」と題しルース・ブラウンやエタ・ジェイムスの証言と共に実に的確に捉えた構成は見事でした。その中心にいたのが巨匠レイ・チャールズ。ジェイミー・フォックスの熱演もいまだ強烈に印象に残る伝記映画「Ray」も実に素晴らしい映画でしたが、いま一度レイ・...

Best Soul Masters Vol.1 / Sam Cooke with The Soul Stirrers * 1996 Specialty・P-Vine Non Stop

50's Pioneers
 田中角栄並みに聴衆を盛り上げたというサム・クック。NHKのSoul Deepシリーズでも50年代のサム・クックを軸にしたゴスペルからソウルへの発展は、我々日本人に理解し難いその“違い”を分かりやすく捉えてました。本とかでは読んでたけれど、映像付きで見て俄然説得力が増した黒人霊歌ゴスペルの実体。正直、バリバリの日本人である私などゴスペルでもR&Bでも同次元で聴いてたりしますが、実際本場アメリカでは両者に決定的な違い...

Gospel To My Soul / Sam Cooke with The Soul Stirrers * 1998 Specialty・P-Vine Non Stop

50's Pioneers
 震災が大きな傷跡を残し、諸行無常を痛切に感じる日々。偽善はイヤなのでありきたりの事は記しませんが、娯楽や芸術ってのは普通の日常があってこそ楽しめるモンやと再認識です。首都圏は小さな余震もまだ続くとはいえ被災の中心地から比べれば全然普通の生活ですが、なんか空気が重いのは事実。何もできないなら義援金だけは出す、で無関心はダメですがエラそうな意見や間違った憶測は控えるってことも大事です。残った人の日常...
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