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音系戯言

偏見に満ちた音楽観をだらだらレビュー。 あくまで保有音源整理の為と、自己満足備忘録。黒人系(R&B・SOUL・Hip Hop)とロック中心。リアルな音はココにある!!

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ezee イージー

  • Author:ezee イージー
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2005.09
29
Category : Hard Bop
Theme : JAZZ
Genre : 音楽
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ファンキージャズを象徴するトランペッターであるドナルド・バードの出世作と言われる作品。ジャケのデザインが素晴らしいので、ついつい買ってしまうブルーノート盤ですが、内容も大変充実した傑作でございます。全ての作曲をバード自身が手掛けている意欲作でもあります。アルトサックスはジャッキー・マクリーン、ピアノにデューク・ピアソンが参加で、ハード・バップのカッコよさを共に盛り上げてくれてます。
 モーダルなバードのソロが恐ろしくカッコいい「Fuego」はスペイン語で炎っていう意味だそう。サックスのマクリーンと共にテーマ部分からして激シブです。ビ・バップの典型「Bap A Loup」もマクリーン大活躍で早いパッセージのアルトが冴えてます。またデュークからバードへと渡っていくソロ廻しも実にカッコよく、アドリブからテーマへのスリリングな展開にもゾクっとします。スタッカートを効果的に用いた演奏も実に魅力的。ブルージーなスロウ「Funky Mama」でまったりした後のファンキージャズの名作とされる「Low LIfe」もクール。マクリーンからバードへのソロ展開や2人で奏でるテーマ部分も完璧です。テーマからして分かり易く楽しいゴスペルタッチの「Amen」もコール&レスポンスが楽しい佳作。
「多彩な内容で熱烈JAZZ信者でなくとも楽しめます!これぞブルーノートって感じ」
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2005.09
30
Category : Hard Bop
Theme : JAZZ
Genre : 音楽
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アルバム「クール・ストラッティン」で有名なソニー・クラークのそれより一年前に録られた熱い記録です。前述の名盤は管入りのクインテットでの編成でしたが、ココでは題名のとおりBassのポール・チェンバースとDrumsのフィリー・ジョー・ジョーンズの3人とシンプルな編成です。そのせいかソニーの熱いながらもドッシリ構えたピアノプレイが存分に楽しめます。勿論、レコーディング・エンジニアは最高のJAZZマジシャンRudy Van Gelder。こういう音がCoolなんや!と言わんばかりの理想的な音作りです。
 内容はコノ時代のトレンドを反映する「Be-Bop」でスタート。いきなり全員でバトルのような火花散るようなファストテンポでブっ飛ばされます。「Two Bass Hits」もハードバップ丸出しのせわしない演奏で手に汗にぎるカッコよさ。独特のピアノタッチも光ります。そして名演奏と名高い「Softly As In A Morning Sunrise」文句無しのスゥイング感・・たまりません!現行のRVG Editionは迫力の音圧で3曲の別テイク付です。リラックスした感のある「Tedd's Delight (Alternate Take)」も格別です。
「この後、数々の名演を残して薬で死亡。31歳・・早よすぎまっせ!」
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2005.10
01
Category : Hard Bop
Theme : JAZZ
Genre : 音楽
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 私のオヤジはどういうわけかJAZZのレコードを若い時買い漁っていたようで、マイルスのウォーキンやサッチモ、MJQとか沢山家にありました。幼き反抗心から「父とは違うモノを」とロックやポップスばっか聴いてたのですが、センスの良いジャケットにはなんか惹かれるものが多少ありました。でも大学くらいになって、元々ハモンドの音が大好きだった私は「ジャケが、いかしてる」のと「ハモンドでJAZZ」っていうのに非常に興味が沸いて、初めて買ったJAZZがなんとコレ。サックス以外では邪道かもしれませんがオルガンとかビブラフォンが主役のJAZZがな〜んか好きでありまして、コレは今でも一緒です。
 そんな事で内容や人物もろくに知らずに、大きな期待を持って聴いたこのアルバム。結果的には大正解のイメージどおりの大傑作でした。元来チャーリー・パーカーに影響を受けたJAZZを演奏するピアニストだったウィレットはドサ廻りで訪れたシカゴの教会で聴いたオルガン演奏に「感覚に訴えてくる」と感銘をうけオルガン奏者に転向したそう。その初リーダー作となったこのアルバムは超爆弾級名演「Swingin' At Sugar Ray's」で幕開けです。これぞ私の求めていたオルガンジャズやんけ~と最初から狂喜乱舞でした。唯一ビ・バップ的演奏でバックとなりソロもとるグラント・グリーン(g)や豪快なテナーをかますフレッド・ジャクソンも完璧です。タイトル曲「Face To Face」や「Somethin' Strange」もシンプルながら激Coolなハモンドが光りまくりの名曲っす。ブルースはちょっとタルイですが・・。JAZZとR&Bの違いについても「正直言って、たいした違いはないと思う」と言い放ったウィレット・・妙に納得です。
「同じ黒人でも元祖ベイビーフェイスはこの人です!」
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2007.07
04
Category : Hard Bop
Theme : JAZZ
Genre : 音楽
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プレスティッジ期のマイルスはモダン・ジャズの頂点みたいな名演が多いですが、しっかり聴くようになったのは大人になってから。この時代のLPが若き日の親父のコレクションで何枚も家にあったのですがワケのわからん反抗心で昔は殆ど聴きませんでした。しかしヘンな拒絶心が取っ払われた後に聴いてみると自分が理想とするジャズのクールな音がいっぱいで「何でもっとはよ聴かんかったんや」と後悔しきりでした。さてこの時期のマイルスといえば最強のクインテット結成となったもののCBSへの移籍問題の真っ只中で、契約上の不満から育ての親ともいえるプレスティッジと袂を分かつべくの、いわゆるマラソン・セッションの記録だそうです。契約満了の為のやっつけ仕事にしては素晴らしすぎる演奏です。
 内容は聴き応え満点の4トラックでマイルスを含めクインテットのサイドメンの面々の演奏も大充実となってます。まずあまりにも有名な「My Funny Valentine」です。マイルスといえば個人的にまずこの曲が頭で鳴ります。バラードこそが最も本領発揮できる場所と自らを悟った超クールな演奏が聴きモノです。あくまでも冷静に独特のミュートプレイで完全に聴くものを虜にします。イン・テンポ後のレッド・ガーランドのピアノも絶妙の美しさで完璧です。続く「Blues By Five」はフィリー・ジョー・ジョーンズのスイングするドラムスも心地良いですが、マイルスのソロからバトンタッチ後の若き日のジョン・コルトレーンのテナーも聴きものです。ソニー・ロリンズ作のナイジェリアの逆さ読み「Airegin」はBags' Grooveでソニーと演ったときよりテンポアップしてハードに変貌です。クインテットの攻撃的なアンサンブルが鳥肌モンで、ここでもマイルスとコルトレーンは最高のソロを披露で、特にコルトレーンは後のリーダー作で爆裂させる才能の片鱗がうかがえる音数の多いブロウが最高です。そして最後のマイルス・オリジナルとなる「Tune Up ~ When The Lights Are Low」も格闘技かと思うような5人の戦士の緊張感溢れる演奏が凄いです。グイグイ引っ張るポール・チェンバースのベース、スリル満点のマイルスのトランペットとハード・バップの魅力が詰まりきっています。
「今も親父とは絶対リンクしないマイルス。死ぬまでになんで何枚もマイルスを持ってたのか聞いてみなあきません」
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2007.07
08
Category : Hard Bop
Theme : JAZZ
Genre : 音楽
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 はっきりいって親父がコルトレーンでは唯一持ってたジャイアント・ステップを高校当時のバンド仲間と耳にしたとき全然スルーでした。「何やコレ?」「吹きすぎっ!」「ワケわかめ」など散々いってポイですわ。しかも家の構造は物干し場への通り道となる部屋だったため友達がいたら正に“おかんとマー君”状態です。そらぁヘンに両親に食いつきのエエ行動を起こすと大変だったので、親父のレコードはこそっと聴いてすぐしまう。それがセオリーでした。それから数年。アシッド・ジャズやらメイシオ・パーカーなんかからさかのぼって聴いたブルーノート関連。耳にヒットしまくりですわ。聴覚も知らんまに少しは進化しとったわけです。そんな中、プレスティッジやブルーノートはジャケがメチャCoolやったり、自分がサックス始めたり、ヒップホップでのサンプリングからの興味があったりで聴く機会もちょこちょこ増えたジャズ。再会したコルトレーンはえらい男前な音やったわけです。
 この珍しいブルーノートでの録音は有名なマイルスのマラソン・セッションでも一緒だったポール・チェンバース(b)、フィリー・ジョー・ジョーンズ(ds)に加えリー・モーガン(tp)、カーティス・フラー(tb)、ケニー・ドリュー(p)といった面子で録られています。いきなりのタイトル・トラック「Blue Train」で「邪魔じゃ、退きさらせ!」と堂々の3管でグイグイ迫ります。続く「Moment's Notice」もワシもまぜろと強引に加わったカーティスの素晴らしくスイングするトロンボーンも聴きものの傑作。そして典型的なハード・バップ「Locomotion」。コルトレーンの爆裂ソロの後、ブレイクして各々ソロになだれ込むのですがカーティスしかりリー・モーガンしかりいちいち格好よくて聴くたんびにシビれます。唯一のしっとりバラード「I'm Old Fashioned」で落ち着いた後は再びハードバップの「Lazy Bird」で華麗にかつ熱く締めます。まさに口の立つ大阪のおばはん並みにまくしたてるそのブロウは耳を釘付けにします。コルトレーンの中でも比較的ストレートな演奏が楽しめる大充実盤です。
「これぞハード・バップやと言わんばかりの気合です。ほんまシビれまっせ。」
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2008.10
04
Category : Hard Bop
Theme : JAZZ
Genre : 音楽
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 JAZZのイメージっていうと、まずどうしても頭に描いてしまうのが所謂ハード・バップ的なもの。本当はもっと自由で色んな形態があるのでしょうが、個人的には渋くクールな匂いが充満している50~60年代のプレスティッジやブルーノート周辺のJAZZは魅力的なものが多いです。テーマがあって、わりとメロディアスなアドリブが展開されるハード・バップはJAZZの王道みたいな感じで実に親しみやすさを感じたりします。そこに強烈な個性を持ったプレーヤーがエネルギッシュな演奏で魂を注入するところがたまりません。マイルスはどの時代にも名演を残してますが、この時代のものが一番しっくりきます。なぜなら!親父のレコードが家にあり“ただ聴き”できたからなんです。身近なもんに自然に愛着が沸くってのはしょうがないっすな。昔は大橋巨泉とかがTVでじゃんじゃんJAZZの良さを吹聴してて、結構ポピュラーな音楽として君臨してたみたいです。信じられんです。
 しかし不変のカッコ良さがあるのがJAZZの凄いところ。このハード・バップの夜明け的な名盤とされる本作も緊張感溢れるアドリブ・プレイが満喫できる素晴らしき作品。まず冒頭に収められたタイトル・トラック「Bags' Groove」。クールなテーマが実にイカすMJQでも有名なブルース作品です。間をうまく使ったマイルスのソロがまずスタイリッシュに決まると、ミルト・ジャクソンのヴィブラフォンがシビれるソロを。このミルトの中盤が実にグレイトでこのアルバムの象徴的な場面やと思ってます。ほんまエエ感じです。そしてピアノのセロニアス・モンクが個性的なソロをとってマイルスのトランペットに戻るって場面もシビれます。2テイク収められてますが、緊張感に満ちた1stテイクのほうが好みです。続いてはクッキンでも演奏されたソニー・ロリンズのオリジナルにして名作「Airegin」。激しいシンバルさばきがモロにハード・バップ的で最高です。豪快なソニーのテナー・サックスが何といっても聴きもの。またマイルスお得意のミュート・プレイも炸裂する「Oreo」では、パーシー・ヒースのグイグイくるウッド・ベースや、これぞファンキーと言いたくなるホレス・シルヴァーのピアノもたまりません。エラ・フィッツジェラルドも歌ってたスタンダード「But Not For Me」も2テイク収録ですがリズミカルに進行していくソロ回しも聴きどころ。ブルージーかつコンパクトにブイブイ吹きまくるソニーの自作曲「Doxy」もグレイト。ってことで、どれも名演と呼ばれるだけあります。
「なんでもバグスってのはミルトの目のくまから命名。タイトル・センスもシャレてます。」
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2009.11
19
Category : Hard Bop
Theme : JAZZ
Genre : 音楽
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 ぶっとい音での武骨なブロウが、いつ聴いても胸の奥底にある男気スイッチをOnにしてくれるデクスター・ゴードン。“チンチンついてるからにはテナーはこう吹かなあかん”とでも言ってるような音色は、豪快でホンマかっこええです。結構、好みの作品が多い人ですが、「あ~チュニジアの夜が聴きたいっ」と思う時、真っ先にチョイスしてしまうのがデクスターの本作。50年代は麻薬に溺れてヘロヘロやったのに、60年代奇跡の復活を果たしブルー・ノート・レーベルで名作連発。これもその時期の作品です。数年前、仕事でつきあいのあったJazzマニアの家で何百万するオーディオで爆音で聴かせてもらった「チュニジアの夜」の感動は忘れません。ブルーノート時代は何作か聴きましたが、ヨーロッパに渡ってから最初の録音となる本作はジャケも渋く中身も最高。スタンダード中心で聴きやすさも抜群です。
 さてこのアルバム。晩年のバド・パウエル(p)の体調の都合で新曲ではなくスタンダードに急遽変更となったらしいですが、結果的にコレが生まれたのでヘロヘロのバドにも感謝。映画「ラウンド・ミッドナイト」もこの頃のバド・パウエルがモデルです。また、やたら手数の多いドラミングのケニー・クラーク(ds)もえらいカッコええです。冒頭に鎮座する「Scrapple From The Apple」からケニーも全開で、ぶっきらぼうなデクスターのブロウとの相性も抜群です。テーマから適度な緊張感も維持しながら、グイグイ攻撃的プレイ炸裂。レースのファンファーレ・フレーズなども導入した遊び心もたまらん傑作。じっくり自然体でプレイする「Willow Weep For Me」も“オール・マン・リヴァー”を挿入したりデクスターらしいアプローチで引き込みます。続くスウィング感満載の「Broadway」はデクスターの必殺単音責めからハーモニックスまで自在にプレイ。グルーヴしまくる演奏がたまりません。バラード「Stairway To The Stars」ではムーディながら甘々にならないとこがまたエエ感じ。そして最後は最高すぎる名セッション「A Night In Tunisia」。ピエール・ムシュロ(b)のド頭のベースからシビれますが、デクスター本領発揮の剛球ストレートが冴えわたります。テーマからソロまで全盛期スタン・ハンセンの如く熱いパフォーマンスが味わえます。またバド・パウエルのいぶし銀プレイやケニー・クラークの派手なソロも絶妙。全編、まさに渾身のプレイが満喫できます。
「クールな音とはコレなんやと教授してくれる男、デクスター。入魂の1枚ですわ!」
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2012.05
03
Category : Hard Bop
Theme : JAZZ
Genre : 音楽
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 人間の肉声が最も魂を揺さぶる楽器だと思ってますが、たまに歌無しの音楽を聴きたいってこともあります。そんな時、体が自然に欲するのはアコースティックでクールなジャズ。正直、フリージャズくらいまでいくと耳がついていかず“なんじゃこりゃ”で全く受けつけませんが、50年台~60年代のブルーノート系の音源はカッコええ音で満載。個人的にはサックスやオルガンのリーダー作が好み。熟練された人間技とセンスが無いと成立しないジャズの火花散る名演が思いっきり聴けますが、本作の主役であるテナー・サックスのソニー・ロリンズによる全盛時の豪快なプレイが満喫できます。
 さてこの有名なヴィレッジ・ヴァンガードのライヴ盤。何とピアノレス。道標となる和音を奏でる楽器が無い中ながら、決してグダグダになること無くドラム&ベースをバックにブイブイ吹きまくってます。中でも本作の入手するきっかけともなったジャズ・スタンダードであるディジー・ガレスピー作品「A Night In Tunisia」はやっぱ何度聴いてもクール。数年後にデクスター・ゴードンでブルー・ノートで録られた演奏もグレイト極まりないですが、こちらの緊張感溢れるライヴ・テイクも最高です。カッコよくテーマを決めた後、ロリンズ氏の滑らかで自由奔放なアドリブ・プレイに突入していく一方で、ピート・ラロカの凄まじいドラミングも炸裂。これはシビれまっせ。また他もロリンズのスムーズなフレージングに、エルヴィン・ジョーンズがワイルドなドラミングで煽りまくる「Old Devil Moon」、ウィルバー・ウェアの渋いウッド・ベースが曲を支配する「Softly, As In A Morning Sunrise」の流れもなかなか。そして自作となる「Striver's Row」はエルヴィン・ジョーンズのシンバル・ワークも光り、時折まぜるロリンズの速いパッセージも効果的に決まります。グルーヴィな「Sonnymoon For Two」もスマートでセンス溢れるロリンズの音使いが聴き応えある逸品で実にスタイリッシュ。アルバムはリラックスしたスロウ「I Can't Get Started」で締め。なお、現在は2枚組でのコンプリート盤も存在で、ヴィレッジ・ヴァンガード・ライヴの全容も聴けます。
「ジャズってカッコええやんと思える名ライヴ。サックス好きにはたまらん1枚。」
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2014.10
01
Category : Hard Bop
Theme : ジャズ/フュージョン
Genre : 音楽
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 たまに4ビートの音楽を聴きたくなるのですが、スリルあるアドリブがジャズのたまらんところ。基本3和音に味付けしていくポップスに比べると、色んな音が入るから取っつきにくいとこもありますが、何でもありの自由さは魅力的でよりプレイヤーのセンスが問われるところ。曲がどうこうというよりも楽器演奏を楽しむのがメインなので、同じ曲でもプレイヤーによって全然曲の表情が変わるのがおもろいです。だいたいテーマとアドリブ、アンサンブルがカッコよく決まってくると名演となりますが、ソニー・ロリンズの躍動感溢れるテナー・サックスが随所でキマる本作は、内容・ジャケ共に文句無しのカッコよさ。
 このブルー・ノートでの2作目、メンツはアート・ブレイキー(ds)、ポール・チェンバース(b)、ホレス・シルヴァー(p)、J.J. ジョンソン(tb)という達人揃い踏みのオールスター戦みたいな豪華作。ハード・バップの真髄みたいな演奏がバシッと決まりまくりです。なんといってもシビれるのが、ロリンズのオリジナルとなる冒頭2曲。「Why Don't I」からロリンズのフレーズもクールにブロウしてきますが、アート・ブレイキーの煽るようにスウィングしてくるドラミングも絶妙。また続く「Wail March」はタイトル通り、テーマでマーチ風に固めてから、ハイスピード4ビート突入後は凄まじきJ.J.の火を吹くトロンボーン・ソロ炸裂。ココまで凄まじいトロンボーンでのハード・バップはなかなかお目にかかれず。感化されたようにロリンズのソロもスリル満開のソロで続きます。エンディングのテーマ回帰時のブレイキーも鳥肌モンです。中盤は部分参加のピアニスト、セロニアス・モンク(p)の書いた2曲。「Misterioso」ではブルース進行に豪快なフレージングのロリンズが冴えます。バックでもモンク自らお手本のようなテンション・コードをクールな間で打ちつけます。しかも後半はホレス・シルヴァーがピアノをタッチ交替するというテリー&ドリー・ファンクスのような荒技も。またムーディな「Reflections」もブレイキーのアヴァンギャルドさが垣間見えます。終盤はスタンダード曲「You Stepped Out of a Dream」、「Poor Butterfly」ですが、前者のようなアップのスウィングではブレイキーとロリンズが組んだ時の弾けるような化学反応がココでも炸裂です。
「各々の個性がガンガン出たエモーショナルなジャズの名響宴。秋のミッドナイトによろしおます。」
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