FC2ブログ
RSS
Admin
Archives

音系戯言

偏見に満ちた音楽観をだらだらレビュー。 あくまで保有音源整理の為と、自己満足備忘録。黒人系(R&B・SOUL・Hip Hop)とロック中心。リアルな音はココにある!!

カテゴリ
Funk (88)
Jive (2)
検索フォーム
Profile

ezee イージー

  • Author:ezee イージー
  • 男アラフィフ。人がいなくとも耳打ちで伝える、癖がすごい会社員。

    なお当ブログはLink Free 連絡不要です。
月別アーカイブ
01  12  11  10  09  08  07  06  05  04  03  02  01  12  11  10  09  08  07  06  05  04  03  02  01  12  11  10  09  08  07  06  05  04  03  02  01  12  11  10  09  08  07  06  05  04  03  02  01  12  11  10  09  08  07  06  05  04  03  02  01  12  11  10  09  08  07  06  05  04  03  02  01  12  11  10  09  08  07  06  05  04  03  02  01  12  11  10  09  08  07  06  05  04  03  02  01  12  11  10  09  08  07  06  05  04  03  02  01  12  11  10  09  08  07  06  05  04  03  02  01  12  11  10  09  08  07  06  05  04  03  02  01  12  11  10  09  08  07  06  05  04  03  02  01  12  11  10  09  08  07  06  05  04  03  02  01  12  11  10  09  08  07  06 
カレンダー(月別)
12 ≪│2019/01│≫ 02
- - 1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30 31 - -
RSSフィード
リンク
最近のコメント
FC2
Powered by fc2 blog  |  Designed by sebek
2005.06
23
Category : West Side
Theme : HIPHOP,R&B,REGGAE
Genre : 音楽
5808-doggystyle.jpg

 いわゆるWest Sideのシーンから放たれた、10年以上前の作品ながら未だに影響力絶大のSnoopの1st。東海岸発が主流であったHip Hop界の流れを変えた力作で、サンプリング中心のトラックではなく打ち込みも多用されるつくりがまた新鮮であったりしました。過去のファンク系音源も弾き直しなどで生演奏も取り入れ、実に気持ち良いサウンドが全編に散りばめられています。70年代に全盛だったP-FunkをHip Hopに大胆に導入し絶妙のマッチングを見せてくれました。Slick Rickの影響下のSnoopのRapも緩急つけたナイスなモノで、ピーヒャラなトラックに実によく合います。
 さて非の打ちどころ無しの中身ですが、冒頭の「G Funk Intro」からブヨブヨシンセがカッコよく鳴り響き、名作「Gin And Juice」へ、なだれこむとこからシビレまくりの展開です。そしてイントロだけで正気でいられない「Who Am I?」でのSnoopのカッコよさ!NateDogのゆるい歌、WarrenGの客演も素晴らしいポッセカット名作「Ain't No Fun」、The Dramaticsも登場するソウル趣味満開の「Doggy Dogg World」(←ドラマティックスも直後の来日時しっかり演ってました)、そしてBernard Wrightのfunkなインストを更に進化させた「Gz And Hustlas」など、今も色褪せない名作がバシバシ入ってます。プロデュースした黒幕Dr.Dre自身も同時期に同趣向のアルバムを発表していて、そちらも必聴です。
「コレ持ってないと話にならんとまで言い切る必須作!」
::more
2006.05
28
Category : West Side
Theme : HIPHOP,R&B,REGGAE
Genre : 音楽
Friday.jpg



アイス・キューブが90年代半ばに主演したコメディ映画のサントラ。映画の方は必見とは言いませんが、日常生活のドタバタを描いたストーリーでコレがバカらしくて結構笑えます。劇中に使われた音源も結構収録されているこのサントラは、西海岸のHip Hop勢の当時の新曲中心で秀作も数多く聴き逃せません。映画に関係なく楽しめる良質コンピとして充分成立している1枚です。
 この時期、俳優業のニュースばかり目立っていたIce Cubeのタイトルトラック「Friday」でスタート。重々しいファンク調トラックに貫禄あるラップが決まります。そしてG-Funk創成期でイケイケだったDr.DreKeep Their Heads Ringin'」は自らラップするウェッサイ調で実にエエ感じ。ThreatCypress HillMack 10と実にドープなトラックが続きますが中盤からウェッサイ勢の師匠登場となる大御所コーナーとなります。この頃グングン再評価されてきたThe Isley BrothersTryin' To See Another Day」はとりわけ出色の出来でチョッパーベースを絡めた心地良いファンクで最高です。続くBootsy Collins & Bernie WorrellYou Got Me Wide Open」も二人の御馴染みのアノ音が存在感抜群のスロウ・ファンクといった趣きで共同プロデュースのIce Cubeのナイスなセンスも垣間見れる傑作。(本盤には本人の趣味モロ出しのRick JamesRose RoyseRogerといったクラシック曲も3曲収録) 後半はウェッサイ勢がビシッと決めます。キレぶりがかなりヤバいサイプレス・ヒルの弟分FunkdoobiestSuperhoes」、非常にクールなTha AlkaholiksCoast Ⅱ Coast」、そして緊張感溢れるファンク調トラックに攻撃的なラップが無茶苦茶カッコイイE-A-SkiBlast If I Have To」に至っては本アルバムのハイライトといえる素晴らしさ。でもマイアミ系の2 Live Crewだけはどうしても勘弁してくれって感じです。
「アイス・キューブの趣味全開の、ファンク大御所とウェッサイ勢がうまく同居した好盤」
::more
2006.06
26
Category : West Side
Theme : HIPHOP,R&B,REGGAE
Genre : 音楽
ssss.jpg

 いまやグラミー賞にノミネートされるほどBigな存在となったL.A.出身のお豆さんチーム。エレファンクからのメジャー感からはまた違ったネイティブ・タン的音づくりが非常にエエ感じのデビューアルバムです。実際、最初聴いた時はウィルのラップなんかQ-ティップに似たとこもあったりしてATCQやファーサイドの流れで受け入れることができ、「コレはええぞ!」と喜んでました。しかしながら、既に今の姿の片鱗はしっかり存在しており、よく聴くと実にカラフルな音作りとなってます。打ち込みやらサンプリングやらハモンド、フェンダーローズ、ベース等の生音を巧にミックスして実に心地良いビートを構築しています。
 中身は頭から3人がそれぞれジャジーなトラックにのって軽快にライミングしていく「Fallin' Up」、ミーターズ使いの「Clap Your Hands」と素晴らしい流れ。そしていきなりハイライトといえる「Joints & Jam」です。ハモンド音も効果的なATCQの影響も感じる実にカッコええトラックで初期の傑作といえる最高のトラック。その後も生ドラムがド迫力な「Movemennt」、ギターが主導する展開も印象的な「Say Goodbye」、ファンキー・フォー・ジャマイカ使いの「What It Is」、引っ掛かる感じビートにMacy Grayのメロディが絡む「Love Won't Wait」、ルーズな感じのビートから緊迫感溢れる急展開を見せるラストの「Positivity」までアイデア豊富な流れは飽きることなく聴けます。今のBEPからしたら、ちょっと地味ですがそれがまたエエんですわ。渋くもHip Hopの王道的な部分に立脚したスタイルは好感度抜群です!
「アンダーグラウンド的に見せかけキャッチーなふりかけをまぶしまくった感じ。才能満載ですわ。」
::more
2006.07
08
Category : West Side
Theme : HIPHOP,R&B,REGGAE
Genre : 音楽
aksent.jpg

 レフトアイ亡き今、ポッカリ穴が空いたような感じさえあったCute系フィーメール・ラッパーにおいて期待の新星が登場!19歳ながらパフォーマンスを見た先見の目を持ったキャピトルレコードが1日にして契約してまえ!とサインさせたアクセント嬢。それは非常に正しい判断で、この美貌とやや舌ったらずな感じの魅力あるフロウはスター性抜群のオーラを放ってます。声質も何となくレフトアイを彷彿させるとこもあったりする流暢且つ力強さも兼ね備えたラップでウェッサイの要人になっていくことを切に願います。
 まずBeenie Manをフューチャーした注目の1st Cut「Zingy」が耳を惹きつけます。ドンドコビートに乗ってジンザカザン~とかますフックが印象的なかなりイケイケなトラック。この曲含めジャガナッツなるチームがエエ感じのトラックを半分くらい提供してます。中でも「Sak Pase」、「I Gets Down」などMissyばりのアフロなビートはなかなかのモンです。またクランクっぽい「Pick Up」、サム・スニードが手掛けた「If U Were My Baby」、ドラマティックス使いの「Be Careful」等ではCanela Coxなるかなり歌える女性シンガーをフューチャーし胸キュントラックでの相性の良さを見せます。そして驚きの“クリスクロッスメケェ~”のJumpリメイク版「Krunk Krunk」は興奮必至のアッパーとなってますし、L.A.の重鎮DJ.クイックも攻撃的な「#1」と日本盤ボートラの「Where I Come From」でナイスな仕事してます。ボートラではパーカッシヴなトラックにアクセント嬢のフロウが冴え渡る「Bounce」も収録でコチラも必聴です。
「音もかっこエエしコレだけの可愛い子ちゃん。あ~満足」
::more
2007.02
14
Category : West Side
Theme : HIPHOP,R&B,REGGAE
Genre : 音楽
20070213233527.jpg

 飄々と鼻声でメロディアスにRapする様がなんとも魅力的なスヌープも今やベテランの域。初期の頃はP-Funkサウンドとの相性の良さも抜群の名作群で世間の注目を浴びましたが、その後も新鮮さを打ち出しつつクオリティの高い作品を出し続けて今もチャート上位に食い込むなんてたいしたモンです。今回は「ワイのステイタスは赤絨毯の上をいく青や!」と宣言。ボスの頼もしいタイトルの本作は原点回帰ともいえる好調さをうかがわせる内容で豪華ゲストも満載です。
 頭から御大George Clintonの登場でいやがうえにも期待が高まる「Intrology」でスタート。Curtis Mayfield使いのトラック上で疾走感溢れるリリックを決めるSnoopがえらいカッコ良い「Think About It」、Nate Doggがこれ以上無い絡みでブヨブヨトラックも炸裂する気持ち良さ満点の「Crazy」、B-real参戦の緊張感で満ちたThe Neptunes制作「Vato」、R.Kelly客演の「That's That Shit」、E-40等の要人も登場するクランクのウェッサイ版みたいなハイフィナンバー「Candy」とのっけから最高の流れ。The Gameが凄みのあるラップで一気に曲を引き締める「Gangbangn 101」、L.A.の重鎮Ice CubeのRapも聴ける「Lax」、無機質なトラックにJamie FoxxのR.Isleyばりのファルセットも光る「PSST!」あたりも注目コラポ。また今回嬉しいのはスヌープ自身も「マジックが生まれる」と認めるDr.Dreとの再コラポで、メロウなトラックも冴えわたる中に注目のAkonも参加の「Boss' Life」、Dr.Dre自らRapしD'angeloがフックを奏でるCool極まりない「Imagine」あたり“待ってました!”と言わざるをえない天晴れさ。しかも変態ファンクテイストがたまらん「10 Lil' Clips」ではまたもNeptunesが名仕事。最後はなんとSteivie Wonder共演の「Conversations」で以外な程の相性の良さで驚きです。
「お腹いっぱいの21トラックですが、エエ曲多いので許します!」
::more
2007.07
10
Category : West Side
Theme : HIPHOP,R&B,REGGAE
Genre : 音楽
31199k29jfL.jpg



薬局の前にいるアノ人です。そうケロヨン!というのは冗談で「ケロワン」です。アメリカ西海岸を拠点に活動している人ですが、韓国の血も引いてるだけあってアジア人風の顔立ちも親しみがわく注目の人です。巷でのケロワンのシングルにハズレなしという触れ込みに煽られ購入です。最近では絶滅したかと思っていたモロにジャジー系のHip Hop。ありましたがな~、アンダーグラウンドで。こういった才覚ある人達がATCQやピート・ロックの全盛時のテイストをしっかり守っとったんですな。友達でDJやってる下品極まりない最高の男が広島におるんですが、こういうなのでフロアを大音量で盛り上げてくれてたら嬉しい限りです。
 中身はケロワンと自身のレーベルの周辺アーティストで構成されてますがクールかつメロウなサウンドで統一されていて心地良さ抜群です。頭からKero OneIn All The Wrong Places」でピアノ・ループからエレピ音もセンス良く導入したバックトラックに淡々とラップとする様がなんともシビれます。kero One名義ではジャジーなギター・ループもいかす「Keep It Alive!」、哀感溢れるトラックに強力バスドラキックが絶妙に絡む「Give Thanks」、ピート・ロックばりのザラつき具合もたまらん「Check The Blueprints」、浮遊感漂う絶妙トラック「My Story」とRemixですがどれも最高の出来です。フェンダーローズのエレピ音を効果的に使ったNiamajとの「Yagotta」、ペットのミュート音も絶妙なRashaan Ahmadとの「Here We Go」なんかもCoolの極みといえるセンスで思わず万歳三唱です。唄モンでもAloe Blacc & King MostWith My Friends」はアンソニー・ハミルトンmeetsメロウ・ソウルって感じでこれまたグッと来ますし、他にも比較的イケイケなTableek Of MaspykeSummer In The City」などええのん多数収録。
「やっぱ好っきゃねん、こんなん。メジャーシーンでもドーンっと鳴って欲しいもんです」
::more
2007.09
23
Category : West Side
Theme : HIPHOP,R&B,REGGAE
Genre : 音楽
s-desth roww

 P-Funkに感化された人の全てを狂喜の渦に巻き込んだウェッサイなる米西海岸発のヒップホップ。特にDr.DREの作り出すサウンドは「ファンク復活やんけ」と感じさせる、老若男女が大歓迎のグレイトなサウンドでございました。今に至るまで色々進化してきたウェッサイHip Hopですが、この90年代中盤の初期衝動的なブリブリ感&メロウネス満載のサウンドは忘れようにも忘れられない傑作トラック満載で、ぜひ大音量で聴いていただきたいグレイトな音です。一言でいってカリフォルニアの青い空に似合うHip Hopってことで突き抜け感は言う事無しです。ザラついたサンプリング中心のN.Y.系に対し、過去のファンクな音源を弾き直しループさせシンセ・ベースなどで厚みを増したその独特なサウンドはジョージ・クリントンが目指していたソレと合致するもんで、いっぺん身をゆだねるともう麻薬です。
 本盤は、なんといっても冒頭の流れが最高すぎます。金字塔となったSnoop Doggy Doggの1stから「Who Am I (What's My Name)?」がオープニングで、P-Funk直系サウンドに存在感抜群のSnoopのラップが炸裂する興奮が避けられない逸品。(後半には「Ain't No Fun」も収録!)続いてホンマは生きとんのとちゃうか?と思わせるほど死後もリリースが止まない2PacはマイケルのHuman Natureを実に上手く使ったメロウ傑作「Thug Nature」に、言わずもがなの大ヒットでDr.DRE & Roger Troutmanも夢の参戦となった「California Love (Remix)」と何べん聴いてもおしっこ漏らす秀作が続きます。また2Pacは生前のSnoopとの共演作「2 Of Amerikaz Most Wanted」に、Makaveli名義で出てきたミッド・メロウの大傑作「To Live And Die In L.A.」も収録。また総帥Dr.DreのGファンク・クラシック「Nuthin' But A G Thang」も勿論収録ですが、この曲含めSnoopはTha Dogg Pound 「New York, New York」、Tray Deeとのコレまたレイドバック傑作「21 Jumpstreet」等の半分くらいの曲でフロウが聴けます。そしてGファンクといえばコノ人、Warren GNate Doggと組んで発表した激名作「Regulate」です。ドゥービーBrosのソウル親父マイケル・マクドナルドの名作I Keep Forgettingを見事に再構築したそのナイスなメロウネスは衝撃的というしかない天晴れなモンでした。他にも実にパーラメントなTha Dogg Pound 「Respect」、「Let's Play House」と気持ち良すぎる展開の嵐。
「とにかく問答無用の傑作が連なる好編集。やっぱ爆音聴きしかないんですわ。」
::more
2008.06
02
Category : West Side
Theme : HIPHOP,R&B,REGGAE
Genre : 音楽
ego snoop
 


 豪華な布陣で臨んだ力作「Tha Blue Carpet Teatment」に続いて投入された、スヌープのファンク趣味モロ出しの問題作。今回、驚いたのが核となるトラックを担ったQDT MUZICなるプロデューサー・チーム。なんとウェッサイのファンク・マスターDJクイックのQにスヌープ・ドッグのD、そして何となんとのテディ・ライリーのTというドリーム・チームでした。この3人でまず思い浮かぶのが80年代のロジャー大先生が一躍シーンに浸透させた「トークボックス」の愛好家ってことで、ロジャー亡き後の正式後継者揃い踏みってメンツに思わず聴く前から興奮です。最近のT-Painよろしく、現行シーンでもトークボックスの威力・効力は絶大でニーズも証明済みです。そんな中、低迷しつつあったテディの起死回生的起用には思わず拍手です。さすがスヌープの親分、わかってらっしゃると太鼓もちでもしたくなります。
 まず必聴はイントロに続く「Press Play」です。大物の風格満載の堂々たる幕開けに相応しい好トラックにいやがうえにも盛り上がります。IsleysのVoyage To Atlantisを上手く使ったDJ Quikのセンスもキラリ光る逸品。80's Funkの重鎮でGap Bandのリード・シンガーだったCharlie Wilsonが熱く参戦した、Coolなトラックにテディのトークボックスもいよいよ炸裂する「SD Is Out」も興奮の一撃。ダークなラップが渋くフックを歌うUncle Chuccの歌で目が覚める「Neva Have 2 Worry」あたりもナカナカの出来。そしてヒット・シングルであり殆どスヌープが歌う問題作「Sexual Eruption」。80年ファンクを意識したPVもメチャおもろかったですが、一回聴いた時からやたら頭の中で鳴りよる曲です。続いてまったり感充満で完全にRaphael Saadiqの曲として成立してる「Waste Of Time」や、ミネアポリス・ファンク再現となるザ・タイムのカヴァー「Cool」などバラエティ豊かに連なります。でも中盤で一番グッときたのは、結局The Neptunesが手掛ける中毒性の高いパーカッシヴな「Sets Up」で最近のスヌープらしい安定感に満ち溢れてます。目新しさこそ無いですが、激ハマリトラックとなりました。続く能天気なトラックにすっとぼけたスヌープ節がやけにハマる「Deez Hollywood Nights」もグレイトでここらは実にええ流れです。テディの手掛けたオリエンテッドなトラックにトークボックスも登場の「Let It Out」の後は異色ともいえるカントリースタイル「My Medicine」が登場。スヌープも惚れこむ、アウトローの気持ちが分かるカントリー大御所Johnny Cashのスタイルで飄々と流すとこなど実に新鮮な展開。後半では、やはりテディ関与の早回しも登場のチル・アウト系の「Those Gurlz」、プリンス・フィリップ・ミッチェルのソウル魂も宿る「One Chance (Make It Good)」などもさりげなく、実にええ感じ。Charlie Wilsonが再び渋い喉を披露する「Can't Say Goodbye」あたりもちょっと大袈裟な感じがToo Muchであったりしますが一瞬Guy復活かと錯覚する瞬間も。しかし何にせよ、おもろいアルバムです。
「好き勝手やったポジティヴな“自己陶酔”作。Hip Hopは何でもありってことをカッコよく体現。」
::more
2013.05
15
Category : West Side
Theme : HIPHOP,R&B,REGGAE
Genre : 音楽
AllEyezOnMe.jpg



 日中も陽気となり、Tシャツでチャリンコも快適モード。♪カ〜リフォニャラ〜ヴとウェッサイ口ずさみながら近所のカリフォルニア通り(←ホンマにある)を爆走です。ここは90年代半ば、大流行だったG-Funkの金字塔。しかし全然、古くならん傑作です。仁義無き戦いみたいな事をマジでやって、ビギーも2パックは撃たれて死んじゃいましたが、絶頂期にあったここらの音は今もって最高。2パックなんか死んでからも毎年、アルバムがジャンジャン出て、生存説が絶えず、L.A.で見たとか、天王寺におったとか、情報も錯綜。まぁ、それくらい人気がありました。P-Funkの音源なんかをアップデイトさせた抜け感のいいカラッとした音は、今のエレクトロなサウンドになかなか馴染めないオッサンとしては、いまだツボ。今もバイブルとされるスヌープやドレーの1stなんかの音と共に、2パックの諸作も頭のゴミを掃除するのに最適なグッド・ミュージックです。
 で、この売れまくった生前最後となった本作。前作の大ヒットDear Mamaを受けて、本作も先行シングル「California Love」で全世界の黒音ファン釘付け。なんと晩年のZapp総帥Rogerがトークボックスのチューブくわえて参加。これには世界中の灼熱ファンカーから、B-BOYまで万歳三唱でした。重鎮Dr.Dre制作・参加の激カッコええトラック。アルバムではRemixが収録で、お馴染みのシングルverはグレイテスト・ヒッツなんかで聴けます。Dr.ドレー制作のグッジョブは「Can't C Me」も双璧の絶品曲。Snoopの1st“Who Am I”との姉妹曲といえる興奮チューンで、こっちはP-Funk長老George Clintonも堂々の参加。他を見渡しても、秀作ワンサカで今でも聴いてると興奮してきます。Cameo“Candy”使用ってだけで点数アップの「All About You」から「Skandalouz」はフックをNate Doggが歌うっていうウェッサイ黄金のパターン。ポップなファンク・トラックでの2パックの男前声はやたら光ります。メスの登場に狂喜するDat Nigga Daz、Kurupt、Redman、Method Manと大物参戦サミット「Got My Mind Made Up」、K-Ci&Jojo登場でR&B度上昇の「How Do You Want It」と延々、楽しませてくれますが、トドメはSnoop Doggy Doggとのギャングスタ共演「2 Of Amerikaz Most Wanted」。役者揃い踏みで貫禄勝ち。また、友の死に捧げたメロウ・チューン「Life Goes On」や、ザ・タイム“777-9311”使用の高速トラック「Whatz Ya Phone #」あたりも聴きどころ。後半戦は、お得意のメロウ&レイドバック系がこの上ない超強力な展開。ピーヒャラ・シンセがたまらんスカイラーク・ネタ「Shorty Wanna Be A Thug」、女性Voとの絡みもカッコよすぎる「Holla At Me」、ここでもトーク・ボックスが悶絶のZapp“Computer Love”で決めるDramacydal, Storm, Jewellとの「Thug Passion」、クール&ザ・ギャング・ネタ「Picture Me Rollin'」、Kurupt参戦の「Check Out Time」、ブーツィ・ネタでRichie Richと絡む「Ratha Be Ya Nigga」と、どれも飛ばせない心地よいトラックの連打。終盤もタイトル・トラック「All Eyes On Me」、NJSファンもたまらんGuyの名スロウ“Peace of My Love”まんまの「Run Tha Streetz」、QDⅢ初提供の気持ちエエにも程がある「Heaven Ain't Hard 2 Find」と、デス・ロウの好調さを改めて感じる快楽トラックの嵐。元ネタの美味しいところを弾き直し再生させる方法論で勝利を収めたウェッサイ・グルーヴ、やっぱ、よろしおます。
「やはり聴きどころ満載の鬼大作。暖かくなると薄着でウェッサイ&ビール。極楽です!」
::more
2016.06
09
Category : West Side
Theme : HIPHOP,R&B,REGGAE
Genre : 音楽
Ice Cube EP.jpg



 ブレイク・ビーツってのが、どれだけカッコええのかを思い知らしめてくれるアルバム。俳優として“フライデイ”(←おもろい!)などヒット作に主役級で出演して大物になったアイス・キューブが、その前にHip Hopアーティストとして存在感を示した金字塔がコレ。まぁ、今となっても大音量で聴いて興奮できる25年前の作品。これこそがホンマモンやと声を大にして言いたいスーパー・ファンクな音が目白押しです。西海岸L.A.のラッパーが、東の大御所PEのサウンド・チームThe Bomb Squadと共に作り上げるという、数年後の抗争からは考えられない東西交流です。この後、よりドープな東、Pファンク&メロウ化した西、さらにバウンシーな南部と細分化したのは、言わずもがな。西の大御所グループでDr.Dre等を輩したN.W.A.を脱退して最初の一歩です。
 初の黒人大統領オバマ登場の10年以上も前。アメリカの格差社会の根深さは実感しきれない部分が多いですが、タイトルにあるようなKKK白人至上主義団体を揶揄し、怒りに満ちたラップで充満してます。訳詞とか見たらエゲツないです。そういうなのに嫌悪感を抱く人でも、ファンク中毒にはたまらんサウンドで魅了してくれるのが本作。ド頭から白人看守に電気椅子に座らされるやり取りでギョッとしますが、そっからなだれ込む「The Nigga Ya Love to Hate」の身震いするほどのカッコ良さ。シャープ極まりない、キューブのフロウに、The Bomb Squadの天才的なウルトラ・ファンク・ワールド。基本、70年代ファンクのサンプリングに鋭角ビートで再構築する手法で、元ネタ以上にエキサイトさせてくれたりします。特にAWBの“The Jugglers”をガッツり使う「What They Hittin' Foe?」なんか、凄まじい緊張感でマジたまらんです。また「Endangered Species」はPEのChuck Dで共演で、あの“Fight The Power”を彷彿させるビートで爆裂。つづく「A Gangsta's Fairytale」がコレまた激クールなトラックで大興奮です。あとマストなのが「Rollin' Wit the Lench Mob」で、この頃のヒップ・ホップがいかに素晴らしかったかを改めて実感。
 直後のリミックス含むEP“Kill at Will”もセットで聴きたい優れもので、PEとの蜜月を感じる鬼トラック「Jackin' for Beats」、ドープな「Dead Homiez」はココで聴けます。
「久々に聴くと、やたらエキサイトしてしまったヒップ・ホップ初期。むちゃくちゃ熱いです!」
::more
2016.06
12
Category : West Side
Theme : HIPHOP,R&B,REGGAE
Genre : 音楽
Above_the_Rim_Sndtrck_201606090345439b1.jpg



 あ〜懐かしや。G-ファンクと呼ばれた、西海岸発信のヒップ・ホップ。そもそもG-ファンクってジョージ・クリントン系のパーラメントなんかのP-ファンクって呼ばれてた音をDr.Dreなんかがフレーズ流用して再演奏したりループしたりしたもんでしたが、さらにWarren Gあたりは洗練させレイドバックしたような感じで、一大潮流となってました。イースト・コースト発信がバリバリのハーコーだったのに対し、L.A.発らしくカラッとしたR&Bテイストでやたら音もクリア。ポップ&メロウなのも多くて、女性にはコッチの方が断然聴きやすかった感じ。20代の時、イチビって車でしょっちゅう聴いてたこの有名なサントラはG-ファンク(=デス・ロウ)代表作で、番長Dr. Dreの監修。歌モンとラップも違和感なく同居する美味しいアルバムです。
 まず登場のSWV「Anything」1stに入ってた時からガラリと変わったフリーダム使いのダンサブルなRemix。欲張って追い出すとワケ分からんRemixの世界でしたが、こういう別曲みたいな優秀Remixは見逃せません。大注目は、もう落ち目だったAl B. Sure! がアル・グリーンの大傑作「I'm Still In Love With You」をカヴァーしてるトコ。オリジナルに忠実でナイス・カヴァーです。当時、躍進のJODECI勢もバックアップで、90年代指折りのディープ・シンガーDino擁するH-Townの「Part Time Lover」、B-Rezell「Blowed Away」、秘蔵のままだったデス・ロウのレディ・ソウルJewellの「It's Not Deep Enough」としっかり制作で絡んでます。そのJewellガイAaron Hallを迎えた熱いスロウ「Gonna Give It to Ya」も演ってます。ベテランD.J. Rogersの復活作「Doggie Style」もあり、盛り沢山。歌モンは西も東もヘチマもなく、入ってます。そしてラップ・トラックは圧巻のデス・ロウ・ショウケースで、象徴的ユニットTha Dogg Pound 「Big Pimpin'」Snoop Doggy Doggや、フックを歌うNate Dogg等も参戦。ドレ−制作のThe Lady of Rage 「Afro Puffs」でもSnoopは登場です。映画にも出た2Pac & Thug Lifeは「Pour Out A Little Liquor」でレイド・バックしたトラックで心地良し。しかしながら最大の衝撃だったのはWarren G & Nate Doggでの「Regulate」。もうAORって言っていいほどのメロウなHip Hopで、バックトラック使用のマイケル・マクドナルド"I Keep Forgettin'" の格まで上がった感じ。他も大ネタでは、Commonが使用したEddie Kendricksネタを更にR&Bに再構築したSweet Sable「Old Time's Sake」Paradiseなる女性の「Hoochies Need Love Too」でのアイズレーズ"Groove With You"など新鮮なソウル再訪が連発でした。Rhythm & Knowledgeって人等の「U Bring da Dog Out」もトムトム・クラブ使用でメチャメチャ気持ち良し。さらにDJ Quik関連のウェッサイなO.F.T.B.「Crack 'Em」2nd II None「Didn't Mean to Turn You On」とファンク魂を感じる好トラックも収録です。
「数あるサントラ系でも、1、2を争うハイレベルな優秀オムニバス。さすがドレ−です!」
::more
2018.01
06
Category : West Side
Theme : HIPHOP,R&B,REGGAE
Genre : 音楽
Bush.jpg



 さて戌年です。奇しくも正月休みの夜に息子二人と「犬ってカワイイよなぁ」って話になり、シーズーや豆柴、パピヨンと、ペットで飼おうと盛り上がったのですが、翌朝に“誰が世話すんにゃ!”と嫁はんに一刀両断で却下。確かに金魚でさえ、我が家の男連中は最初だけしか世話しなかったという黒歴史があったのを嫁さんは的確に主張です。あえなく3人共、反論できず玉砕です。う〜ん、作戦変更で、いつかまたテーブルにのっけます。そんなことで、犬に因んだアルバム。昨今のブギー・ブームの中心にもいた感もあるファレル・ウィリアムスが、西海岸の戌男スヌープ・ドッグとタッグを組んで作ったのが本作です。あのファレルの大ヒット作の続編とも取れる軽快なアルバムで、スヌープがあまりラップせず歌ってるのが多いのが賛否分かれた作品でした。
 中身はいきなりレジェンドStevie Wonderがコラボするレイドバック系「California Roll」でスタート。かつてのネイト・ドッグが醸し出していたウェッサイ系の心地良さが充満です。思わずカニカマ&アボガド巻きが食いたくなっちゃいます。続く「This City」や「R U A Freak」、「Awake」ではダフト・パンクと演ったファレルを彷彿させるナイス・ブギーが登場。もはや従来のヒップ・ホップのアルバムとは全く違ったスタイルで取り組んでいるのが、ココまで聴き進むとあからさまに分かります。先にシングルとしてリリースされた「So Many Pros」や「Peaches N Cream」といったところが本作のハイライトで、特にギャップ・バンドCharlie Wilsonが参加した後者のスムージーなブギーっぷりには惚れぼれします。T.I.参加の「Edibles」など、ちょっとしょーもないトラックもありますが、終盤にかけ、マイケル“Off The Wall”の頃のような「I Knew That」、Gwen Stefani参加のネプチューンズ臭がたまらん「Run Away」と、グイグイとファレル印のポップさで食い込んでくれます。オーラスはKendrick LamarRick Rossとの共演となった「I'm Ya Dogg」で〆。こっちは話題の共演ですが、たいした目新しさは無いです。
「小池百合子じゃないけど、犬並のスピード感で今年も乗り切ります!」
::more