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音系戯言

偏見に満ちた音楽観をだらだらレビュー。 あくまで保有音源整理の為と、自己満足備忘録。黒人系(R&B・SOUL・Hip Hop)とロック中心。リアルな音はココにある!!

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ezee イージー

  • Author:ezee イージー
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2005.06
16
Category : Roots Rock
Theme : 本日のCD・レコード
Genre : 音楽
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 解散前の作品としては大概アビーロードが名作と祭り上げられていますが、なんのなんの、私にとっての名作はむしろコッチ。昔映画を深夜放送で見て余計に魅力的なモノとなりました。それは人間のエゴや壊れかけのバンドをリアルに見せつけたモノで、緊張感溢れる張り詰めた状態の演奏の数々でした。うまく言えませんが、スーパースターであるビートルズも人間なんやと思わせてくれたヒューマンドラマが凝縮された、親近感が妙に沸いたアルバムです。故に名演が多く(私自身のバンドで実証済)原点に返ろうとモガき苦しむ様が最高に美しい曲群です。またBilly Prestonの参加もこの盤をハイクオリティーにしており最高のソウルフルなフェンダーローズを奏でています。オーバー・プロデュースやと揶揄されたフィル・スペクターの音処理も個人的には気に入っておりまして、本アルバムの決定版として近年発表されたネイキッド版よりもやはりコチラがお気に入りです。
 アルバムは劇中の声なんかも効果音的に残されていてそれもまたエエ感じです。ジョンとポールがアコギを弾いたため、ジョージがベースっぽいプレイ(←これがまた秀逸)を受け持つオープニング曲「Two Of Us」は朴訥とした雰囲気も素晴らしい傑作。この時期のジョンのベスト・ワークスとも思える「Across The Universe」も単純に美しい癒しの名曲。しかしながら何ぼ変わった趣味と言われようとベストトラックは「Dig A Pony」と「I've Got a A Feeling」。正にビートルズ・ソウルとでもいうべき泥臭くも美しいフィーリングは何度聴いても鳥肌がたつ逸品で4人の演奏のマジックをまざまざと見せつけます。シングルで発表されたタイトル・トラック「Let It Be」はジョージのGソロも違ったアルバム・テイクですが曲の素晴らしさは言わずもがなで、こちらはビートルズ・ゴスペルとでも言うべき大ヒット。また賛否ありますが馴染み深いストリングス入りの「The Long And Winding Road」はやっぱ心の琴線を直撃します。物悲しささえ漂う初期に立ち返ったロックンロール「One After 909」、「Get Back」は初期の切れ味には劣りますが熟練の味も感じる味わい深さも楽しめたりします。
「ネイキッドを聴いて、さらに愛着を感じた本アルバム。人間ドラマですわ」
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2005.06
18
Category : Rolling Stones
Theme : 洋楽CDレビュー
Genre : 音楽
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 かれこれ25年にわたってずっと私の心底に居座り続けるロックンロールチーム、The Rolling Stones。いろいろ聴き漁った中で、いまだに最高傑作やと個人的に確信するのが本作です。なんや分からんまま中学時代、初めて聞いたタイトル曲「Emotional Rescue」のシングル(←兄貴が持ってた)がストーンズ初体験でした。「最強ロックンロールと聞いてたのに、何なんや。このけったいな曲は!」と思ったのも最初だけで、その奇妙に感じた裏声ヴォーカルとクールなビートに惹きこめられ、結局未だにフェイバリットであり続ける恐ろしい曲です。多分ミックジャガーのトレンド趣味(←これが無いとただの正統派R&Rバンドだったと思います。)やらがブレンドされた奇跡の曲で、カーティス・メイフィールド影響下のファルセットが冴えまくります。程なくして家にあった本作で、己とストーンズの長いつき合いが決定的となります。
 まずド頭のストーンズ・ファンク「Dance」が無茶苦茶カッコ良い。黒人が演るソレとはまた違う適度なルーズさに猥褻さに虜になりました。また泥臭いようでいて洗練されたソリッドな音作りも非常に魅力的であり、ニューウェーヴやパンク通過のガキ世代も「コレならOK」と言わしめたところも流石でございました。そんなことでロックンロールも「Let Me Go」、「She's So Cold」、「Where The Boys Go」等、超強力作をしっかり収録。3曲ともソリッドで贅肉そぎ落としたようなサウンド。最高すぎます。そして忘れちゃならないのがレゲエ趣味満開の「Send It To Me」です。どっちが弾いてるのか分からんくらい絶妙な絡みを見せるキース&ロンのコンビに、ミックのセクシーな声が乗っかる傑作でこちらも大推薦。カントリー趣味が光る「Indian Girl」、やたらへヴィーな「Down In The Hole」も聴きどころです。しかも最後に居座るのがキースのヘロヘロVoも味わい深いソウル趣味満開バラード「All About You」です。隙間だらけのやたらカッコいいサウンドには当時は一目惚れに近い衝撃があり、もうアホほど聴き倒しました。
「スカスカ3部作(他は前後の2作)の頂点に立つ大傑作。」
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2005.06
20
Category : Rolling Stones
Theme : 洋楽ロック
Genre : 音楽
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私の中でストーンズが決定的な存在になったのは、このツアー('81USA)かもしれないです。映画「Let's Spend The Night Together」ヨロシク、太陽の下での大観衆スタジアムライブっていう雰囲気がやたら良い。(当時の貴重な情報源雑誌MUSIC LIFEの掲載フォトも、そんなイメージだった。)スキャンダラスなイメージとソリッドで健康的なイメージがゴチャゴチャになった、訳の分からんカッコ良さ!アメフト的スポーティーなファッションで大ハリキリのMickといい、好対照のロケンロールなKeith(映画中のTumbling Diceは必見!)、ちゃらけまくりのRon、イントロが始まっても煙草に火をつけてるBill、終始マイペースでクールなCharie等・・最高です。今のブ厚いライブ編成と違い、サックス一本と鍵盤2人のみ(勿論Wイアン)のサポートっていうのも良い。
 では「Still Life」っていうより、このツアーのレビューです。まず「A列車で行こう」の後始まる、このツアーでの定番トップメニュー「Under My Thumb」(元々は'60年代発表曲でベースライン・コード進行もMotownを意識したFour Tops調)が'80年代版にリニューアルされヤタラとカッコイイ。エエカゲンに始まって、ぐしゃぐしゃで終わる・・あぁ素晴らしい。その後も同じ調子で定番ヒット連発に加え、ツアー前に発表されたアルバム「Tattoo You」からの新曲。久々の演奏となった60年代の名曲の数々。どれもソリッドで良いです。極めつけはスローになった感動ソウル「Time Is On My Side」。大概の曲をギターでコピーするほど聞きました。(実は当時のFMできったない音でほぼ全編の放送があったんです。) またお楽しみのロックンロール・クラシック・カヴァーも、エディ・コクランの必殺ロカビリー「Twenty Flight Rock」に、スモーキー・ロビンソン&ミラクルズのモータウン・ヒット「Going To A Go-Go」とセンス抜群の選曲。というわけで本アルバムはそのハイライトです。必ず映画とセットで聞いて下さい!
「アナログ時代、最後のR&Rドリームが凝縮」
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2005.07
07
Category : Rolling Stones
Theme : 洋楽ロック
Genre : 音楽
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いわずもがなの名盤です。まずジャケットが違う!と突っ込まれそうですが、私の二十歳前まで私にとってベガーズはこのジャケだったのです。シンプルな筆記体文字のみのジャケに、中開きにはブライアン・ジョーンズを含む何やら不気味な雰囲気の晩餐会といったメンバーの写真。このイメージが好きで未だにこのアルバムのイメージはこのジャケです。ちなみに80年代後半になって変更された“トイレの落書き”ジャケが当時差し止めになったオリジナルジャケのようです。が多感な中高生の時期ず~っとこのLPで聴いてきたもんですからお許しを。またこの頃の発売元のロンドンレコードはDecca時代音源を日本・英国・米国それぞれで出ていた仕様で訳の分からん編集盤まできっちり発売していて凄かった。その中でどれを買ったらイイのか分からず、いつもレコード屋で混乱に陥りつつも、なんか選択肢が多くワクワクしたもんでした。
 閑話休題。語られつくしたこの名盤ですが、ブライアン・ジョーンズ最後の参加となったアルバムで現在のストーンズの雛形となったモノといえます。何といっても頭の「Sympathy For The Devil」。Mickによる当時の世相を映した歌詞も素晴らしく、パーカッション、Keithの稲妻ファズギター、中ジャケの雰囲気そのままの不気味なフーフーコーラス、そのどれもが完璧です。続くブライアン・ジョーンズ最後の名仕事といえるスライドギターもキラリ光る「No Expectations」、「Dear Doctor」あたりまで極上の仕上がり。また「Prodigal Son」からの後半も素晴らしくマジでいっときアホみたいに聴いてました。特に英国民謡風の「Factory Girl」から、労働者賛歌の大名作「Salt Of The Earth」の流れは鳥肌が避けられません。地の塩と題されたラスト曲ではキースの力強いアコギストロークからLet's Drink To The Hardworkin'People~と自ら歌いミックへバトンタッチ。言葉では言いようのない素晴らしい構成です。まぁストーンズとしては珍しく全編アンプラグド調ですが、そんな事は関係なく強力なアルバムです。米国南部のブルースやカントリーを見事に消化して、とてつもない大仕事をやらかしたって感じです。
「英国R&BバンドがNext Stageへ移った瞬間を捉えた大傑作!」
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2005.08
21
Category : Golden Pops
Theme : 本日のCD・レコード
Genre : 音楽
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 80年代に登場したTraceyの1stでGirl Popの名盤でもある「You Broke My Heart In 17 Places」にシングルやら何やらをぶち込んでベストとしてリマスターして放たれた本作。もともと女優さんだったと記憶しますがコニーフランシスばりにキュートに上手い歌手でもあります。元盤がでた'83年前後の頃はオールディーズが再び注目を集めていたような時期で、ストレイキャッツが出てきたりELOやQueenがロックンロールを決めたり、日本でも「君は天然色」、岡崎友紀「Do You Remember Me」(名曲!)、ジュリー「おまえがパラダイス」、シャネルズの一連ヒット等・・まぁかなりエエ感じでした。この辺のテイストは結構大好物でしてファッションセンス含めて未だに好きです。
 さて、本盤もロネッツ系のスペクター好きもMotown好きも気に入るGirl Popの王道をいく粒揃いです。冒頭に登場するアーマ・トーマスも60年代に歌ってた、必殺のジャッキー・デシャノン曲「Breakaway」からノリノリのキュートなアップテンポで最高です。おそらくおにゃん子クラブの“セーラー服を脱がさないで”の元歌。そしてシングルでも流行った「They Don't Know」はヤバすぎる名曲でポール・マッカートニー登場のPVも秀逸でした。同趣向の「Falling In And Out Of Love」、ボ・ディドリー風の「Dancing In The Dark」、キム・ウェストンで有名なモータウン・ナンバー「Helpless」、Wall of Soundの再現「Sunglasses」等キュートな歌声にピッタリの好曲揃いです。あと面白いトコはマッドネスの“My Girl”カヴァーのトレイシー版「My Guy」、ドリス・デイの「Move Over Darling」、アーリー60'sマーシー・ブレーンのヒット曲「Bobby's Girl」でしょうか。甘酸っぱい感覚がたまらん想い出深き1枚です。
「ぜひアメ車に載って、ボーリングシャツ着て聴いてください!」
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2005.08
23
Category : Roots Rock
Theme : 本日のCD・レコード
Genre : 音楽
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スーパースターという言葉がビシッとはまっていた70年代後半~80年代のロッド。日本でもサントリーかなんかのCMにも登場してセックスシンボル的スターでありました。フェイセズやマーキュリー時代のソロなんかは荒削りながらも豪快なロックンロールが魅力で、叙情性溢れる素朴なスローも最高(セイリングみたいな大袈裟なバラードはやらなかった)で、好みとしては断然コノ頃が好きですがワーナー移籍後は飛び抜けて本作が輝いています。
 いきなりロッド史上最速のロックンロール「Better Off Dead」で幕開け。歌いっぷりや楽器ソロ回しもカッコよく、おもいっきりぶっ飛ばされます。う~ん、なんべん聴いてもカッコええ。続いてストーンズ的な感じが卑猥で、ピアノフレーズとギターカッティング、ベースの間と全てがとにかくイカす「Passion」。コチラも最高の出来。あと、これもストーンズが演るレゲエのアプローチに似た「So soon we change」もありますが、こっちはまあまあ。オールド・スタイルのロックンロールでは、かつて演っていたチャック・ベリーの「Sweet Little Rock'n Roller」に通じる「She Won't Dance With Me」など、何かロニー・レインが横にいるような素朴で気取らないカッコよさがココには充満しております。大ヒット“今夜決めよう”にも通じる「My Girl」のようなスロウもあります。しかし、何といっても極めつけは“今宵焦がれて”と題された当時のCMソング「Oh God, I Wish I Was Home Tonight」。ガソリンアレイの頃に戻ったかのような素晴らしさ!フィドルもエエ感じで絡みます。貫録もバッチリのタイトル曲「Foolish Behaviour」なんかもあり、各々の曲のクオリティーの高さは特筆モノで、正直ワーナー期で一番好きなアルバムです。
そして追記。現行配信版Onlyで何と6曲追加。シングルB面だったと記憶する、ストーンズも演してブルース「I Just Want To Make Love To You」や、「Passion」の別テイク、オリジナル盤収録曲のライヴ・テイクなどが収録されてます。現物にこだわらなければ、こっちが決定版となってます。
「パンドラの匣(邦題)とは、良くいうたもんやねぇ」
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2005.09
24
Category : Rolling Stones
Theme : 本日のCD・レコード
Genre : 音楽
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 もう何枚目になるのか、勘定もできない域まで来た最新作です。ありきたりな表現ですが音が若い!60才以上のジジイが出してる音とは到底思えない若さですわ。普通60ってゆうたら会社ではコンサバなジジ臭いスーツ着て定年の挨拶して花束もらう年代でっせ!ホントに凄い事ですが「現役の音」なんです。ジジイの若づくりになってない事自体、賞賛です。特にMickの声帯は超人ですな。もともと素晴らしいヨレヨレギターの2人は年取ってもエエ感じで弾いてますしぃ。(←褒めてます)
 さて巷ではメインストリートのならず者の再来と褒め称えられている本作。メインストリートに愛着をそれほど持っていない私にとってイマイチぴんと来ない面も少々あります。何せミックがいちびってるトレンド趣味がまぶされているモノが好きなもんで・・。一言でいうとキャッチーさに欠けた少々地味なアルバムです。逆にいうとルーツに根ざした渋いアルバムってとこでしょうか。ネイバースやShe's So ColdのようなソリッドでPopなR&Rも無いし、Danceのようなファンクもおまへん。もうちょっと色気が欲しかったというか、男らしすぎる展開ですねん。とはいえ私には渋すぎるってだけで、一般的には充分力作だと思います。そんなことでお子チャマな私のBestは冒頭の2曲「Rough Justice」、「Let Me Down Slow」。誤解覚悟でいうと前者はFaces風の王道ロックでRodが歌ってもカッコ良さそうな名曲。ロニーの豪快なゼマティス・スライドも冴えまくりです。またエロなプロモーション・ビデオが印象的な「Rain Fall Down」なんかはちょっとミック色も出た現役を感じる佳作。じっくり聴かせてくれるスロウ「Streets Of Love」や、荒々しくもソリッドな「Oh No, Not You Again」あたりもグッジョブで、現役感をしっかり示してくれた事は嬉しいところです。
「あんまり、褒めなくてスンバッセン。嫁はん褒めてもしゃーないのと一緒ですわ」
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2005.09
25
Category : Roots Rock
Theme : 洋楽CDレビュー
Genre : 音楽
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あまりにしょーもないジャケットに閉口ですが、SMAP!の名曲「Say What You Will」のオリジナル収録につられ同僚に無理から借りて久々に神様の新譜を聞きました。頭の固い私は“Money and Cigarettes”あたりまでが興味の対象でありギタリストとしても影響を受けたりしましたが、それ以降は何回もがっかりさせられ最近は食わず嫌い状態でございました。私にとって土着的でレイドバックしたクラプトンは音作りを含め本当に魅力的な存在でした。友達で心身ボロボロの状態ほど音楽的には素晴らしい奴(シンガー)がいるんですが、クラプトンもそのタイプなのかなぁと他人事ですので勝手に考えてました。80年代にフィル・コリンズとやりだした頃から健康体になってきたし・・ 数年前に息子さんを無くしてホントに気の毒だったんですが、今回の中ジャケにあるように若い奥さんと3人の子供に恵まれ幸せそうな写真が逆に平和ボケした内容を危惧します。還暦にして「おぬし、やるのぅ」って感じですが・・
 しかし!今回は結構いけてます。今の小ぎれいなクラプトンのままのアクの無いサウンドではありますが、ナカナカの充実作です。そもそもクラプトンには“どブルース”よりもThe Band的なクラプトンを求めますが久々にその匂いがする名曲「Run Home To Me」も収録。それもその筈、亡くなったRichard Manuel、Rick Danko等に捧げるアルバムでもあったのです。納得です。バックでBilly Prestonもエエ感じでハモンド弾いてます。この曲の共作者のKey奏者Simon Climieは他にも「One Track Mind」、「So Tired」等、なかなかエエ曲書いてます。またソウル趣味も程よく出た、Syreetaのカバー「I'm Going Left」、アトランティック時代Spinnersのカバー「Love Don't Love Nobody」も力作。盟友ジョージ・ハリスンの「Love Comes To Everyone」なんかも、かなり上モノです。
「クラプトン、Happyな状態でも良作を産める事を証明しました」
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2005.10
14
Category : Roots Rock
Theme : 洋楽CDレビュー
Genre : 音楽
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'68年という私が生まれた年に1人のアメリカ人と4人のカナダ人が作り上げたアメリカンロックの集大成ともいえるThe Band の1st。ジャケはディラン作です。正しい形で米国ルーツ音楽の本質を見据えた素晴らしい作品。恩師ボブ・ディランやE.クラプトンを始めとする同時代のミュージシャンの尊敬を一気に集めたのも頷ける音作りで、戦後のカントリー・ゴスペル・ブルース等が最良の形で昇華しております。そして既にこのアルバムでロビー・ロバートソンだけでなくリチャード・マニュエルやリヴォン・ヘルム(特に独特のドラム)がThe Bandでどれだけ重要人物か思い知らされます。いぶし銀のロビーのギターは無くてはならないのは当たり前ですが、まぁ渋いギター弾いてまして、クラプトンが惚れこんだだけのことはあります。
 収録曲の中でも誰もが知ってる「The Weight」はゴスペル的手法を用いた何百年と歌い継がれるであろう大傑作で、ステイプルシンガーズやアレサ、上田正樹とサウストゥサウス、石田長生等数々の名カバーもあります。(自分のバンドでもしょっちゅう演ってました) そしてコチラも教科書に載せても良いくらいのB.ディラン作名演「I Shall Be Released」。今は亡きリチャードのファルセットが心に染みます。他にも1曲目からズシンと響く「Tears Of Rage」、リチャード・マニュエルがウッドストックの山の美しさで感銘を受け書いた「In A Station」等イイ曲だらけです。ワイルドな感じもイカす「We Can Talk」や、美しいスロウ「Lonesome Suzie」もリチャードは提供で大貢献です。ロビーも「To Kingdom Come」に「Caledonia Mission」とコレが無いと本作が成り立たん名作を書いてます。そして「Chest Fever」ではガース・ハドソンが印象的なオルガンを披露。なお現行2000年リマスター盤は加えてアウトテイク9曲含む驚愕盤です。なにが凄いかと言うと、格段にクリアになった音質でリック・ダンゴのベースやリヴォンのハイハット、ロビーの神業オブリもハッキリクッキリっす。今迄持ってたテープも即行ゴミ箱行きとなりました。
「信じられませんがコレがデビュー作。凄いの一語に尽きます・・」
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2005.10
15
Category : Roots Rock
Theme : 洋楽CDレビュー
Genre : 音楽
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 ロッド・スチュワートが最も輝いていた時期のアルバムのOne Of Them。フェイセズとしての2枚目となるアルバムですが、70年代初期のロッドのソロアルバムはバックをフェイセズのメンバーが務めている曲が多く、殆どフェイセズみたいなアルバムが多いのも特長でその境界線がエエかげんな所も好感が持てます。フェイセズとしてはこのアルバム以降の3枚はどれも甲乙つけ難い名作揃いですが、ソロ作との違いを一つ挙げるならばロニー・レインがキッチリ色を出してるところでしょうか。ロニーのぶっといベースと素朴な歌声がしっかり聴けるのがフェイセズをフェイセズたらしめる場面とも言えます。またストーンズ移籍後も素晴らしいロン・ウッドがゼマティスのギターを自由奔放に弾いてるのも魅力で、ストーンズでの控え目なプレイと違いたっぷりとウッディの泥臭いギターが満喫できるのも◎です。
 さて本アルバム内容はごった煮感も素晴らしい力作です。1曲目の「Bad 'n' Ruin」から最高でスライドも絶妙のウッディのギター、イアンのハモンド、グングン迫るロニーのベース、強弱バッチリのケニーのドラム、力強いロッドの歌と問答無用のカッコ良さっす。フェイセズ版ファンキー・グルーヴがしっかり堪能できます。次のロニー・レイン作のサザンソウルっぽい「Tell Everyone」も文句無しの傑作でロッドの感情こもった歌も光ります。曲のタイプは全然違えども、このごった煮感がフェイセズの真骨頂。冒頭のコノ2曲が本作のハイライトと言いきっちゃいます。また、なぜかライヴ音源も2曲ありPaul McCartneyの名作「Maybe I'm Amazed」はロニーからロッドのマイクリレーもエエ感じの名カヴァーで、イアン・マクレガンのオルガンとウッディのアーシーなギター・ソロも抜群の出来。もう1曲のライヴ「I Feel So Good」もバタバタのケニー・ジョーンズのドラムが何ともフェイセズらしいノリノリジャムです。ウッディ=ロニー=ロッドの三つ巴共作ロッキン・ナンバー「Had Me A Real Good Time」の豪快なノリもこのバンドならでは。ロニーが唄う牧歌的な「Richmond」、「On The Beach」や、ロッドの哀愁的名唱とロニーのフォーキーな感覚が見事融合した「Sweet Lady Mary」もたまらん聴き所。まだロッドがバンドの一員に徹してるところが、なんともエエ感じです。
「チーム・プレイの見本みたいな名盤。20年聴いてますが、まだ飽きまへん!」
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2005.12
11
Category : 60's UK Beat
Theme : 洋楽CDレビュー
Genre : 音楽
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ビートルズといえば私の中ではバリバリのロッケンロールなんですわ。とりあえず“HELP!”くらいまではストレートなRock'n Rollの秀作てんこ盛り状態でゴキゲンさんです。永ちゃんのキャロルなんかも最も強い影響を受けたのがこの辺のテイストだと感じます。中学時代に学校ではThe ModsやCools、銀蝿が流行ってた中ですんなり耳に溶け込んだのがロックンロールの基本ビートルズでありました。洋楽がヒップやといち早くビートルズをコレクションした兄貴が「これは俺のや」と独占状態であったので、自分はストーンズに走ったりしてコソコソ持ち出して聴いてたのが懐かしいです。
 このブラック&ホワイトのコントラストが印象的な2ndは、のっけからリッケンバッカーがハードにドライヴする「It Won't Be Long」でブッ飛ばされます。そしてジョンのソウルフルな歌声が炸裂する奇跡の大傑作R&B「All I've Got To Do」や、勢いの中ポップなコーラスや甘酸っぱいコード進行も素晴らしい「Hold Me Tight」に「All My Loving」など、グレイト極まりないオリジナル作品が並びます。そしてその秀逸なオリジナルと優劣つけ難いレベルまで昇華させたモータウン・ヒット3連発「You Really Got A Hold On Me」、「Please Mister Postman」、「Money」や、隠れたポップR&B傑作を取り上げた「Devil In Her Heart」、これ以上ない疾走間で仕上げたチャック・ベリーのR&Rクラシック「Roll Over Beethoven」はマジで圧巻。おそらく私含め、大半の日本人が本作を通じて知ったであろうアメリカの黒人ナンバーを、自分らのオリジナルと言っていいレベルの高い消化で突きつけます。スト−ンズに贈った「I Wanna Be Your Man」もここでリンゴが歌ってます。歌・アレンジ共に正に理想の形で叩きつけた若人4人の手腕には脱帽で、世界中が注目したのも納得しまくりです。なんせビートルズ諸作中、最も激しいロックンロール・アルバムとして自分の中では長きに渡って君臨し続けた本作。やっぱ最高です。
「YesterdayとかHey!Judeだけをビートルズや思て、聴かんかったら大損しまっせ~」
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2005.12
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  野球で言うと完全試合、完璧とはコレを指します。もう曲、音、センス、テクニック、ビジュアル全てに於いて完璧でけなす部分が無い稀なアルバムです。50'sテイストとかロカビリーを古臭くなく猿真似だけでなく、ニュー・ウェーヴ通過後の新しい形で昇華させ、全てのロックンローラーを魅了したのがStray Catsなんです!グレッチのギターやウッドベース、リーゼント、ハミルトンウォッチ(Elvisも愛用)を決めても技術・品質がついてこないとタダのダサ古い奴になってしまうところですが、他のイミテーションバンドとは桁違いに格好よくモノにしてしまってます。当時、銀蝿からコッチに鞍替えして鼻高々に“Cream Soda”へズボンや財布を買いに行きました。
 その記念すべき1stアルバム。本当にルックスだけでなく音楽も無茶ハイレベルで初っ端の「Runaway Boys」から身震いするカッコよさです。正にネオロカビリーの傑作でスラッピンベースも決まりまくりです。全曲必聴ですが、バイブル的ナンバーでR&Rギターかくあるべきな「Rock This Town」、Jazzyな音使いがたまらん「Stray Cat Strut」は当然の如くヒットした大名曲。ブライアンが敬愛して止まないオリジナルロカビリーの神様エディ・コクランのクラシック「Jeanie,Jeanie,Jeanie」、そしてジーン・ヴィンセントの「Double Talking Baby」とカバーも極上。他にも「Fishnet Stockings」、「Rumble In Brighton」等、ブライアンのセンス溢れるギター炸裂で外せない重要曲だらけです。リッキー・ネルソンの「My One Desire」なんかもセンス良すぎ。締めも、Roy MontrellのR&Bクラシック“That Mellow Saxophone”のカヴァー「Wild Saxophone」というクールさ。全体的にショート・ディレイの効いた、デイブ・エドモンズのサウンドプロデュースもバッチリすぎて芸術の域。とりあえず大音量で聴くことを強くお薦めします!
「仕事で時計も扱う今。なんやいうたらハミルトン特集ばっかやってしまいます。」
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