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音系戯言

偏見に満ちた音楽観をだらだらレビュー。 あくまで保有音源整理の為と、自己満足備忘録。黒人系(R&B・SOUL・Hip Hop)とロック中心。リアルな音はココにある!!

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ezee イージー

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2005.11
17
Category : R&B Compilation
Theme : 洋楽CDレビュー
Genre : 音楽
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クリス・ロック主演の「天国から来たチャンピオン」のサントラですが良質なオムニバス盤として紹介。この手のサントラはメジャーアーティストのコラボレーション、新曲お披露目や新人アーティストのお試し盤的側面が多々あって90年代中盤より乱発気味に出ておりましたが、たまにとんでもない傑作が紛れ込んでたりするので侮れないです。
 このアルバムも人気アーティスト目白押しですが、既発曲も結構あったりで全くの必携盤じゃないかもしれません。が収録曲は総じて高レベルで結構いけてます。冒頭のThe Roots and Amel Larrieuxの「Glitches」ですがいきなりフィラデルフィア軍団の熱い一撃に面食らいます。Coolに盛り上がっていく様は絶妙のコラボとなってます。ビヨンセばりにソウルフルな歌い回しがたまらんKelly Rowland のピン作「Angel」やキャピキャピ感が嬉しい3LW「Never Let Go」もなかなか聴き物です。またHip Hop勢ではOnixのSticky FingazEminemが絡む「What If I Was White」はリリックも興味深い佳作。また私の中学時代のフェイバリットであるライオネル・リッチーAll Night Long使いのBone Thugs-n-Harmony「Thug Music Play On」も最高です。てな感じでSnoopLauryn Hill等のメジャーヒットも盛り込みながらのナイスコンピとなっておりまして御買い得な内容なんですわ。
「中でも1等賞はルーツとアメール・ラリューで決まり!ですな」
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2006.03
30
Category : R&B Compilation
Theme : 洋楽CDレビュー
Genre : 音楽
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今は亡きロジャー・トラウトマンが大活躍した最後アルバムがこのサントラ。映画自体は未見ですが、良質なSoul&Hip Hop集として充分に機能する激グレイトコンピです。ロジャー自身は'91年に出た「Bridging The Gap」以降は客演ばっかで、ちゃんとした形ではなんも出ず状態だったので数曲とはいえ当時は正に待望の一撃でした。なのにコノ4年後に他界とは・・ラストファンクマンと思っていただけに大きな痛手です。
 中身は頭からZappの傑作Heartbreakerモロ使いのSnoop率いるL.B.C. Crew Beware Of My Crew」で胸躍ります。そして2曲目にしていきなりハイライトといえるH-Town feat. Roger & Shirley Murdockのパースウェイダースの名曲「A Thin Line Between Love & Hate」!コレはもうエクセレントといえる内容でディノのソウルフルな歌声に絶妙なヴォコーダー、更にシャーリー・マードックの登場で昇天間違いなし。Roger & Shirleyのコンビは「Chocolate City」なる重量ファンクも披露。またRap系ではDrawzがComputer Love使用の「Thin Line」を演ってたりと随所にRoger色が散りばめられてます。他にもJuicy Fruit使いのR.KellyFreak Tonight」、Al Greenの名曲を巧にまぶしたGanjah. KLove Got My Mind Trippin」、重量級バラードSandra St. VictorCome Over」、勢い良いRapが痛快なSmoothWay Back When」等、聴き所満載となっております。
「クアトロで見た真のロジャーのエンターテインメント。その精神は今も仕事にも役立ってます!」
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2006.06
03
Category : R&B Compilation
Theme : 洋楽CDレビュー
Genre : 音楽
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 野球とかより歴史が浅いわりに、今やアメリカが誇るプロスポーツの代表格のバスケットボール。スピード感溢れる試合展開が醍醐味でもありますがドリブルやダウンビートの感覚がR&BやHip Hopとピシャリはまる相性の良さです。ミュージシャンも愛好家が多いバスケのNBA設立50周年を記念して作られたアルバムがコレ。
 まずMarvin Gayeによるアメリカ国家「The Star Spangled Banner」の1983年NBAオールスターゲームライブ。その場にいたスタープレイヤー、マジック・ジョンソンの言葉が全てです。「その時、アメリカ人であることの誇りを感じ、背筋がゾクッとし感涙にむせぶほどでした。誰もが彼を称賛し、思わず彼に抱きつきました。それは素晴らしい出来事でした。」 圧巻ですわ。他は録り下ろし中心で'70年代を彷彿させるKool & The Gangの強力インスト「Slam Dunk」、アースのセプテンバーを大胆にサンプリングしたCrystal WatersSay...If You Feel Alright」、当時の新進Gina ThompsonのBabyface作「You bring The Sunshine」、Gerald And Eddie LeVertの激ソウル親子が贈るAnita Baker作スロウ「Giving You The Best That I Got」、美しい佳作Vanessa WilliamsOh How The Years Go By」などが新曲。あとは新録・旧作ごちゃ混ぜの名曲集です。Hip HopではパイオニアでもあるKurtis Blowのズバリ「Basketball」にNaughty By Natureのクラシック「Hip Hop Hooray」が入ってますが尺八音から始まる有名な後者はやはり大傑作。またBobby WomackBrian McKnight等がソウル・クラシックを演ってますがSWVによるステイプル・シンガーズ「I'll Take You There」、David Sanbornのジュニア・ウォーカー「Shotgun」、勿論Kay Geeが手掛けるシックの名曲ZhaneGood Times」あたりはなかなか秀逸です。
「合間にはNBA名場面のライブ・コールも収録で雰囲気ばっちり。ようできてます」
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2006.08
29
Category : R&B Compilation
Theme : HIPHOP,R&B,REGGAE
Genre : 音楽
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女子は可愛いR&Bがホンマに好きか?という馬鹿らしくも素晴らしい発想の下で組まれた好企画盤。ハイビスカスのジャケが“それ風”でエエ感じですが中身は聴きやすい高水準の'90年代R&Bびっしり詰まってます。改めて今聴いてみると、歌謡曲的な親しみやすさ満載の曲が多かったなぁと感じます。
 いきなりアルバムタイトルにもなっているKeith Sweatの秘蔵っ子トリオKut Closeの名曲「Lovely Thang」でアルバム主旨が明確になります。当アルバムにも収録の珠玉の大傑作The BraxtonsSlow Flow」と同趣向のグレイトすぎるミディアムです。他にも胸キュン女子ナンバーは瑞々しい声がたまらんBilly LawrenceHappiness」、ロリコン趣味は無くともなんと可愛いと思ってしまうCleopatraLife Ain't Easy」、Rケリーが手掛けた1stから色気溢れるChanging FacesOne Of Those Things」とツボ押えまくりです。また男子系ではビートが強力なHakeem's Remixで収録のTevin CampbellGood Bye」がまず素晴らしすぎる出来。またナンパな軽さがエエ感じのNu FlavorSweet Sexy Thing」やBobby Valentinoも在籍したキッズチームMistaにWu-Tang軍団からShyheimも参戦した「Blackberry Molasses」もシュガーソウルの名曲「今すぐ欲しい」と同ネタの強力なAmari Remixで収録とたまりません。Hip Hop系では、どんだけ使われたか分からんくらい使用されたパトリース・ラッシェンネタでまだ幼いLil' KimにAaliyahが絡む傑作Junior M.A.F.I.A.「I Need You Tonight」、Chicの名曲He's A Greatest Dancerネタに702がフック担当したRampageWe Getz Down」、Neptunesのグッジョブっぷりが光るCool極まりないMC Lyte feat. Gina ThompsonIt's All Yours」と大充実。正直、男女関係無く楽しめます。
「帯に書かれたラブリートラック満載は嘘偽りなし。なんじゃかんじゃ、ごちゃごちゃ入ってるのはやっぱ楽しいっすな」
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2006.11
02
Category : R&B Compilation
Theme : HIPHOP,R&B,REGGAE
Genre : 音楽
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バックス・バニーとマイケル・ジョーダンが共演した合成アニメ映画からインスパイアされた曲で構成された準サウンドトラック。いわば'90年代に怒涛の勢いでリリースされたサントラと称したHip Hop,R&Bの新曲紹介オムニバスです。しかしながら意外な共演や隠れた名曲なんかがポツポツあるうえ、色んなアーティストがそれぞれ肩の力が抜けた秀曲を提供しているので割とマメにチェックして楽しみにしてました。このアルバムはR&B中心にクオリティが高く、結構いけてます。
 中でもまず興奮するのが「Hi 'Em High」で当時の東西人気ラッパーが集結しTrack Mastersの重たいサウンドに乗って決めるマイク・リレーが聴き物です。トップバッターにサイプレス・ヒルのB Realを据えCoolio→Method Man→LL Cool J→Busta Rhymesと圧巻の展開で特に稲妻音と共に登場するLLから暴走気味のBustaあたりたまりません。Hip Hop系では子供向け映画もあってか分かり易いPop感溢れる秀作が他にも収録で、インプレッションズの同曲ネタのCoolio「The Winner」、ダイアナ・ロスの同曲ネタのSalt-N-Pepa「Upside Down」に、最高というしかないKC & Sunshine Bandの大ヒット「That's The Way」をBiz Markieが歌いきるという珍品まであり。また歌モンではD'Angeloの「I Found My Smile Again」という鳥肌もんの傑作を収録で、このCoolなミディアムは必聴です。他にも殆ど語りながら渋いBarry White & Chris Rock「Basketball Jones」、意外と良かったSeal「Fly Like An Eagle」、ヒット曲となったR.Kelly「I Believe I Can Fly」、Monica「For You I Will」などエエ曲が結構あり無視できん内容となってます。
「最後にはバックス・バニーもRap!!なかなかやりまっせ」
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2007.02
12
Category : R&B Compilation
Theme : HIPHOP,R&B,REGGAE
Genre : 音楽
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 テディ・ライリーがでんっと君臨し心地良いハネ系が席捲した'90年代のブラック・ミュージック。これらR&BとHip Hopの浸透と同時にRockとの主役交代が一段と進んだ感がありましたが、やはり今聴いても革新的でおもろい音楽で満ち溢れていたと再認識させられるのがこのコンピ。タワーレコードが企画した編集盤で、大概持ってたりする曲でしたが興味津々Remixも多数収録で思わず購入です。今もこの辺の音の成熟した進化系が主流ですが、やっぱコノ時期の楽曲もメロの良さは格別です。
 まずは頭からTLCの大ヒット「Diggin' On You」ですがゴージャスなビッグバンド風のアレンジをかましたL.A.'s Live Remixにて収録。続いてSWVはメチャメチャ有名な「Right Here」のHuman Nature Radio Remixで若き日のファレルもラップで参加。他にもRemix系で秀逸なのは、Guyみたいだった頃のR.Kellyは「She's Got That Vibe (Jerv Remix)」、ハネ具合がたまらん1stからのToni BraxtonAnother Sad Love Song (Remix Radio Edit)」、出す盤全てハズレ無しだったHi-FiveNuttin' Nyce共演作でハードな新装版「What Can I Say To You (Finger's Remix)」、今や大スターのウィル・スミスのDJ Jazzy Jeff & The Fresh Prince「Summertime (Dj Jazzy Jeff's Mix)」、テディ・ライリーが神格化されたのが理解できる突き抜け感抜群のBlack Girl「90's Girl (Encore Remix)」など元々エエ曲ばかりなのでRemixもごっつぅ楽しめます。またツボを押えた素晴らしいフィメール・シンガーも多数収録で、自然に鼻も膨らみよるデバージ凌駕の大傑作リメイクJomanda「I Like It」、パンチ力抜群のChantay Savage「Betcha'll Never Find」、言わずもがなのMonica出世作「Before You Walk Out Of My Life」、力強いラップも魅力だったFunkin' For Jamaica使用が実に気持ち良いSmooth「It's Summertime」と各々の完成度の高さに今更ながら驚愕します。男性ではあんまり知らんかったマイケルの兄Jermain Jackson「I Dream, I Dream」あたりも最高のニュージャック系で大満足です。
「この手の企画は大歓迎。第2弾もお願いしときます。」
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2007.09
22
Category : R&B Compilation
Theme : HIPHOP,R&B,REGGAE
Genre : 音楽
new jack

 いまだに特集記事が組まれるほど熱烈歓迎状態だった90年前後のR&B新潮流“New Jack Swing”。80年代当時、全盛だったブラコンには大人すぎて見向きもしなかったブラック・ミュージックでしたが、テディ・ライリーのGuyを筆頭に新世代型ファンクと映ったその新鮮なサウンドは「こらぁ聴いとかな大損するぞ」と感じ、一気に現行R&BやHip Hopにまで手を出すきっかけとなりました。猫も杓子もNew Jackとなったシーンはそれくらい画期的であったということで、今聴いてもやはりカッコよいものです。アン・ヴォーグやR.ケリー、TLCの1stなど、その流れで出てきた音はCoolでダンサブルながら歌謡曲的にとっつきやすく、Funk的な気持ち良さも兼ね備えた魅惑のサウンドで溢れきってます。カーステなんかで爆音で流した日には、気持ち良過ぎてわざと遠回りして目的地へ行くなんて事もしばしばあるくらいでした。そんな今のR&Bの下地を築いたニュージャック的サウンドを上手いことまとめたコンピです。薄っぺらな私には持ってこいの重要曲チョイスで、自身カセットでしか持ってない曲ばっかだったので重宝しました。
 中身はズバリのタイトル「New Jack Swing」のWrecks-E-Effectでスタート。テディ・ライリー師匠が手掛けたド真ん中サウンドは弟Markellがメンバーってのもあってか「これぞニュージャック」てな跳ね具合でゴキゲンさんです。続いてニュー・エディションの残りモンといったら失礼なくらいカッコええBell Biv DeVoeは「Poison」、「Do Me! (East Coast Mental Mix)」と収録。またNE組ではJohnny Gillの「Rub You The Right Way」も収録ですが、コチラはかなり迫力の歌いこみです。そしてテディ同様新型Funkを提示してくれたFoster/McElroyは「Dr.Soul」が収録でMC Lyteも軽快にラップを決めるCoolな逸品。この二人の手掛けたEn Vogueの傑作デビュー作より「Lies」、SamuelleSo You Like What You See」なんかも歌心&スゥイングが両立していて実に素晴らしいです。男性ヴォーカル・グループも多数収録ですが中でも最高なのがColor Me Badd All 4 Love」。このPop感にテンプスも感じさせる踊り・コーラスはたまりませんでした。またテディがゴスペルまで手掛けたThe Winans「It's Time」、キッズな甘さが美味しいThe Boys「Crazy」、チャッキー・ブッカーの傑作Troop「Spread My Wings」と実にナイスなチョイスです。最後はブラック・ストリートで歌ってたデイヴがいたForce One Network「Spirit」で爽快な締め。
「今やちょっと古めかしい感じですが、この底辺からウナるグルーヴは最高です。テディよ、また前線帰還望む!」
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2007.10
05
Category : R&B Compilation
Theme : HIPHOP,R&B,REGGAE
Genre : 音楽
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 殺人罪の濡れ衣を着せられ19年間の投獄生活から見事、冤罪を証明し無罪を勝ち取った黒人ボクサー“ルービン・ハリケーン・カーター”。'70年代の再審も白人陪審員らの下、再度有罪とされ希望を失いかけたハリケーンに、獄中で書いた彼の自伝を読んだ黒人青年レズラが生い立ちや境遇に共鳴し、最後の裁判に向けて周囲を動かし’80年代にようやく冤罪を晴らします。そんな人種差別が生んだ醜い偏見とたくましい人間愛を実話に基づいて描いた映画「ハリケーン」でしたが、主演のハリケーン役デンゼル・ワシントンの好演が光る良い映画でした。実際問題、色々な場面で差別は存在していますが非常に残念なことです。人種やルーツで人間の優劣などつけられる筈などなく、映画のように最後に正義が貫かれることは素晴らしいことです。そんな事を考えさせられるこの映画のサントラは映画使用曲と共感した黒人アーティストらの新録がバランス良く収められた好盤です。 
 まず使用曲では劇中効果的に流れるBob Dylan「Hurricane」です。'70年代の再審運動時にモハメド・アリ等と共に尽力したディランは本人とも面会しこの曲を発表。切々と冤罪を訴える劇的な名作です。またエンドロールで流れる同曲のコード進行を下にしたHip Hop版「Hurricane」も圧巻。Black Thought、Common、Mos Def、Dice Raw、Flo Brown、The Jazzyfatnastees & The Rootsと錚々たる面子での新録です。事件当時の旧曲はEtta James「In The Basement」Ruth Brown「I Don't Know」、Ray Chales「Hard Times No One Kows」、Gil Sott-Heron「The Revolution Will Not Be Televised」など劇中印象的に流れるソウルの秀作もしっかり収録。インスパイア曲ではジェイ・ディーの渋いトラックが光るBlack Star「Little Brother」、Kelly Price & Aaron Hallが極上のデュエットで迫る「Love Sets You Free」が出色の出来。ワイクリフの兄弟ユニットMelky Sedeckも「Still I Rise」なるピアノが美しいミッド佳作を収録。前述Ruth BrownをブルージーにカヴァーするThe Jazzyfatnastees「I Don't Know」、ソウルフルさ満開なK-Ci & Jojo「One More Mountain」あたりも注目です。
「主演デンゼル・ワシントンのいぶし銀な演技も必見の映画と御一緒にどうぞ」
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2007.12
07
Category : R&B Compilation
Theme : 洋楽CDレビュー
Genre : 音楽
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ぼけーっと見るには最高の映画だった「ファイティング・テンプテーションズ」。内容的にはウーピー主演で大ヒットした「天使にラヴ・ソングを2」に良く似たストーリーだったりするんですが、主演のキューバ・グッディングJrの好演もあり飽きずに見られます。興味をそそったのがデスチャ時代のビヨンセを筆頭に、脇を固めたR&B界の重鎮から近年の実力派まで揃えたキャスティングの妙。これはなかなか楽しめます。シングル・マザーのヒロイン役を務めたビヨンセはセレブ的な芸能界ネタが先行しがちですが、ここでは幼少の頃から鍛え上げた強靭な喉を駆使した見事なゴスペル・シンガーぶりを惜しみなく披露。シンプルな楽曲が多いゆえにビヨ嬢の唄の上手さも浮き彫りとなる好内容です。床屋のおっさんを演じたオージェイズのエディ・リヴァートあたりもエエ味だしてます。また殆どの曲が劇中にそのまんま使用された楽曲ばかりで、単なるサントラにこじつけた販促用コンピとは一味違った純粋サントラ盤となっております。おそらく映画を見なくても充分に楽しめるコンピとなってます。
 冒頭はUncle Louieの定番サンプリングI Like Funky Musicのホーンフレーズがインパクト絶大なBeyonce, Missy Elliott, MC Lyte, and Freeによるアゲアゲアップ「Fighting Temptation」からDestiny's Child名義のスロウ「I Know」とティーンのビヨ嬢フリークも違和感無く聴けます。そして重鎮登場です。迫力満点のバトル歌唱を繰り広げるAngie Stone and Eddie Levert「Rain Down」、大ベテランShirley Caeserとサウンズ・オブ・ブラックネスAnn Nesbyがクワイアを従え熱唱する「The Stone」などたまらん展開です。ポイントとなる場面でも好演したFaith Evansもドナ・サマー曲「Heaven Knows」で嬉しい参加。さて肝心のBeyonceソロ曲ですがこれがまた絶好調です。妖艶に決めるR&Bクラシック「Fever」、最大の見せ場といっていい圧倒的歌唱披露の「Swing Low Sweet Chariot」、オージェイズWalter Williams, Srとの心温まる共演「He Still Loves Me」、これまた注目共演でBilalの土俵で見事対峙したような快楽ミッド「Everything I Do」、Angie Stoneに加えなんとMelba Mooreまで参戦した「Time To Come Home」と何れも高水準です。他にも妹Solange、The O'Jays、T-Bone、Zane、Montell Jordanなど参加の注目曲がズラリ。また最後に収録されたBeyonce feat P.Diddy「Summertime」は映画使用曲じゃないですがCoolなグルーヴが光る逸品でP.Diddyはいらんかったけどムチャムチャええ曲です。
「ドリーム・ガールズ同様、スポットライトが当たれば当たるほど光り輝くビヨ嬢。やっぱ天性のスターですわ」
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2008.01
22
Category : R&B Compilation
Theme : 本日のCD・レコード
Genre : 音楽
brothers sou

人気作家ゲイリー・ハードウィックがメガホンをとった映画「The Brothers」。実は映画は見た事ないのですが、実力派シンガー多数参加のサントラのほうは歌心に満ちた真っ黒けのソウルが体感できる素晴らしい内容でした。入れ替わり立ち替わり必殺仕事人がハートをブチ抜いてくれます。殆どのR&B/Hip Hop系のサントラ・オムニバスがそうであるように映画とは全く別次元で楽しむ事ができる良質コンピレーションとして機能していますが、コチラはかなりレベルの高い代物。新人のオープン戦的なものやベテランの新基軸打ち出しのリトマス試験紙みたいな色彩は薄く、各アーティスト共に気合の入った良作を持ち込んでるところが好感度高しです。
 一番イチローの役割を果たすのは彗星のように現れたニュークラシックソウルの旗手Eric BenetLove Don't Love Me」。小気味よくハネる良質トラックでで手堅くセンター前ヒットです。続いてデビュー前だったLil' Moがナイスに絡む人気プロデューサーJermaine Dupri and R.OCの「Lay It Down」はかなり中毒性の高いクールなHip Hopでカッコええの一言。そして前半のハイライトといえるRLが激ソウルフルな熱唱を披露する「Good Love」は最高の牛生レバーをつまみに飲んだような感覚を味わえます。またJaheimCastroを従えて男らしさ満開で決める「Let It Go」、一昨年惜しくも急逝したGerald Levert Eddie Levert Sr.の親子愛爆裂共演「Two Of A Kind」あたりは実にソウルフルな流れで圧巻。飄々といつもどおりの安定感抜群のラップをかますSnoop Dogg「Hi 2 You」、サラーム・レミがざらついたトラックを構築するラガなDL「Josephine」もHip Hop勢もなかなかの奮起です。平成のバーケイズと言われた模倣名人衆Somethin' For The People FazzyなるフィーメールVoをフィーチャーしたややネリーを意識した粘着度の高いトラック「2night」で迫ります。そして本アルバム最大のハイライトMaze featuring Frankie Beverly待望の新曲「Teach Each Other」の登場。往年の名作と何ら変わらぬハート・ウォーミングな生グルーヴにフランキーのシルキーソウルヴォイスに酔いしれます。コレに続いて待望の新作発表かと思いきや未だに登場せずの状態で寂しい限りです。他では、まったりトラックの中で丁寧に歌い上げる様が心地良い殆ど知らんABなるシンガーの「Happy」、ex.ブラックストリートのシンガーDave Hollisterの鬼気迫る後半のこぶし回しのシビれる重厚なバラード「Forever」、BoysⅡMen丸出しの4人組No Questionのありきたりながら唸らせるバラード「Remember Us」あたりなかなかの聴きごたえです。
「ビッグネームが揃う中盤までの展開が特に秀逸。高級造り盛り合わせって感じ」
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2008.07
09
Category : R&B Compilation
Theme : HIPHOP,R&B,REGGAE
Genre : 音楽
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 最近では映画「ドリーム・ガールズ」で見事な脇役を演じていたエディ・マーフィー。快進撃を続けた80~90年代に出演したブラック・ムーヴィーの一つがこの「ブーメラン」で本作でも主役です。当時、スパイク・リーとかの功績でCoolな音楽が良い映画の必須条件になったような流れもあって90年代は怒涛のサントラ攻撃が開始されました。そんな中で本盤も優秀なサントラとしてリリースです。結果、趣向を凝らした企画盤的サントラが量産されリスナーは、そのブームのお陰で大変恩恵に被れた感があります。色んなアーティストの異色のコラボが実現したり、実力ある新人アーティストがそっから出てきたり、お遊びで大物アーティストがカヴァー曲を演ったりと映画そっちのけでサントラ独り歩き状態ってな感もありましたが、これはこれで楽しい企画盤として成立してました。そんな90年代サントラ天国の初期を彩った1枚がこれです。
 ど頭を飾るのはBabyface feat. Toni Braxton 「Give U My Heart」。今や古くさいビートかもしれませんが、魅力的なカッコええグルーヴであることは今も不変。後にフェロモン女王で時代を駆け抜けたトニ嬢がまだ短髪ボーイッシュスタイルだった頃の瑞々しい低音ヴォイスもグレイトです。師弟競演となったGuyのAaron HallとGap BandのCharlie Wilsonの「It's Gonna Be Alright」は火花散る熱い対決が聴きもの。続くKeith Washigton 「Tonight Is Right」はダンディなアーバン・スロウでこってりと迫ります。いかついマッチョなおばはん女優Grace Jones 「7 Day Weekend」などはダラス・オースティンがプロデュースするメチャかっこええダンス・ナンバーですが、この人なんか音楽として聴く気などサラサラ無かったので大収穫です。そして特筆すべきは全てはココから始まったBoyz Ⅱ Men 「End Of The Road」です。言わずもがなの特大ヒット・バラードで、この1曲で音楽史に確実に名を残すこととなった名曲です。聴きすぎて飽きてしまいましたが、エエ曲であることは今も疑う余地無しで、こっからアカペラ・ブームやら男性Voグループ続々登場となったエポック・メイキング的傑作です。TLCからBaby Face、Toni Braxton、Damian DameとLaFaceファミリー総出演のThe LaFace Cartel 「Reversal Of A Dog」はサントラならではの企画もんですが、TLC(Left-Eye)の弾けっぷりは最高でコレ聴くためだけでも本アルバムは価値はあります。後半にも濃い歌唱ながらN.E.組では一番の歌い手Johnny Gill 「There U Go」など注目曲収録ですが、素晴らしいのはShanice嬢の「Don't Wanna Love You」。当時、I Love Youre Smileで我が国でも人気急上昇でしたがココではアルバムにも入ってなかったL.A.&Babyfaceのキャッチーなポップ・ダンス曲が収録。Cuteな歌がたまりまへん。最後はA Tribe Called Questの激CoolなHip-Hopナンバー「Hot Sex」で締めですが、やはりこの頃のATCQは神がかり的にイカしてます。
「今やうまい棒より安く買える本作。当時スルーした人もぜひ!」
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2009.01
17
Category : R&B Compilation
Theme : 洋楽CDレビュー
Genre : 音楽
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 ドリームガールズに続いてビヨンセが主演を務める映画「キャディラック・レコーズ」のサントラ。注目のビヨ嬢が演じるのはなんとエタ・ジェイムス。前作のモータウンの栄枯盛衰を描いた中でのダイアナ・ロス的役柄も好演でしたが、今度はシカゴの名門チェスをモデルにした映画です。日本では未公開ながら、是非公開していただきたい興味深い作品です。チェスといえばチャック・ベリーやらボ・ディドリー、マディ・ウォーターズ、エタ・ジェイムスなどを輩出した50~60年代黒人音楽の名門レーベル。背景まではよく知りませんがユダヤ系移民ということで迫害もあったレナード・チェスがアメリカで一旗あげたろっと起こし有色人種の芸人中心に売り込み成功した伝説のレーベルで、私も前にその音に惚れこみP-Vineを通して聴き漁った大好物の音源がワンサカです。なんせローラ・リー伝説の名録音もチェスです。そんな名門をモデルにした映画に、飛ぶ鳥を落とす勢いのビヨ嬢が取り組むとは驚きでしたが、チェスも再評価され注目を浴びると思うと何とも嬉しい映画化です。そんな事で映画は未見ですが、サントラだけは到着。俄然、映画への期待も高まります。
 さて音源ですが、やみに注目なのが音楽指揮を務めるのがスティーブ・ジョーダンってとこ。チェスの大スター、チャック・ベリーの「ヘイル・ヘイル・ロックンロール」の時もキース・リチャーズと共に大活躍してたアノ人です。もちろん最高のドラムもここで聴けるっちゅうのがたまりません。その中で一番の売り物Beyonceが歌うのは勿論エタ・ジェイムスのヒット曲「At Last」に「I'd Rather Go Blind」!後者はソウル期の至宝の名曲として余りにも有名。御大エタも喜んだに違いない気合の入った名唱が聴けます。新曲「Once In A Lifetime」も収録。チャック・ベリー役は何とラッパーMos Defで「No Particular Place To Go」に「Nadine」をオリジナルに忠実に再現。そしてマディ・ウォーターズ役は、マイケル・マンの「アリ」やシャフトで活躍した名優Jeffrey Wrightで「I'm A Man」、「I'm Your Hoochie Coochie Man」を堂々披露。Little Walter役のColumbus Shortは「My Babe」を演ってますが、本人による「Last Night」も収録。他にもゴスペル姉妹Mary Mary「The Sound」や、ビヨ妹Solange嬢のレトロな「6 O'Clock Blues」、Raphael Saadiqなどの既発曲も収録で、中でもNasが激渋の実父Olu Daraと共演を果たした衝撃曲「Bridging The Gap」はこの中でも光ります。元々ラップみたいなマディのマニッシュ・ボーイをサンプリングしたHip Hopで、何度聴いてもカッコええです。
「いつもイケイケのビヨ嬢ですが、温故知新のタイムレスな音楽にも敬意を払った名演。惚れ直しですわ」
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