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音系戯言

偏見に満ちた音楽観をだらだらレビュー。 あくまで保有音源整理の為と、自己満足備忘録。黒人系(R&B・SOUL・Hip Hop)とロック中心。リアルな音はココにある!!

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ezee イージー

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2005.12
11
Category : 60's UK Beat
Theme : 洋楽CDレビュー
Genre : 音楽
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ビートルズといえば私の中ではバリバリのロッケンロールなんですわ。とりあえず“HELP!”くらいまではストレートなRock'n Rollの秀作てんこ盛り状態でゴキゲンさんです。永ちゃんのキャロルなんかも最も強い影響を受けたのがこの辺のテイストだと感じます。中学時代に学校ではThe ModsやCools、銀蝿が流行ってた中ですんなり耳に溶け込んだのがロックンロールの基本ビートルズでありました。洋楽がヒップやといち早くビートルズをコレクションした兄貴が「これは俺のや」と独占状態であったので、自分はストーンズに走ったりしてコソコソ持ち出して聴いてたのが懐かしいです。
 このブラック&ホワイトのコントラストが印象的な2ndは、のっけからリッケンバッカーがハードにドライヴする「It Won't Be Long」でブッ飛ばされます。そしてジョンのソウルフルな歌声が炸裂する奇跡の大傑作R&B「All I've Got To Do」や、勢いの中ポップなコーラスや甘酸っぱいコード進行も素晴らしい「Hold Me Tight」に「All My Loving」など、グレイト極まりないオリジナル作品が並びます。そしてその秀逸なオリジナルと優劣つけ難いレベルまで昇華させたモータウン・ヒット3連発「You Really Got A Hold On Me」、「Please Mister Postman」、「Money」や、隠れたポップR&B傑作を取り上げた「Devil In Her Heart」、これ以上ない疾走間で仕上げたチャック・ベリーのR&Rクラシック「Roll Over Beethoven」はマジで圧巻。おそらく私含め、大半の日本人が本作を通じて知ったであろうアメリカの黒人ナンバーを、自分らのオリジナルと言っていいレベルの高い消化で突きつけます。スト−ンズに贈った「I Wanna Be Your Man」もここでリンゴが歌ってます。歌・アレンジ共に正に理想の形で叩きつけた若人4人の手腕には脱帽で、世界中が注目したのも納得しまくりです。なんせビートルズ諸作中、最も激しいロックンロール・アルバムとして自分の中では長きに渡って君臨し続けた本作。やっぱ最高です。
「YesterdayとかHey!Judeだけをビートルズや思て、聴かんかったら大損しまっせ~」
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2006.03
03
Category : 60's UK Beat
Theme : 洋楽CDレビュー
Genre : 音楽
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お坊ちゃま4人衆って感じですが、中身はとてつもないRock'n Rollの4枚目。多忙中の録音からかカヴァーが半分位ですがそれがまた秀逸で、しかもまだスタジオにこもる前でもありライブ感も結構あってわりとストレートな好演が全編楽しめます。この頃大勢登場したイギリス発のグループの中でも既に5馬身リードくらいの勢いでしたので、音には勝ち組の風格っていうか余裕すら感じさせる貫禄で程よいC&W風味もたまりません。地味目のジャケットに大ヒットも少ない内容ですが個人的にはターンテーブルの上によく乗ったアルバムです。
 何故そんだけ好きなのか自分でもよく分かりませんが一言でいうと「いぶし銀」なんですな。まず時間無い時、飛ばしてでも聴くのが「Honey Don't」。リンゴが歌ったサンのRock'n Roller カール・パーキンスの大傑作で、とぼけた感じのVoとギター持ったら必ず弾く最高のイントロ、激シブのE⇒Cのコード進行、音数少ないながら最高センスのカントリータッチのギターソロと、そらもうRock'n Rollのクールな面が3分弱にびっしり凝縮されてます。カール作品は、もう1曲「Everybody's Trying to Be My Baby」も演ってます。そしてアメリカではシングルヒットした「Eight Days A Week」。イントロの胸躍るフレーズからジョン&・ポールのハモリも絶妙の必殺ダブルVoでキャッチーな歌メロも含め、笑いながらいとも簡単にブレーンバスターを決められた感じです。そしてイントロの絶叫で開始3秒KO勝ちのDr. Feelgood & The Internsカヴァー「Mr. Moonlight」。ジョンの黒っぽいVoは最高で、ポールのハモンドも最高の花を添えます。他にも、劇的なサビがたまらん「No Reply」や、おそらくジョンが「コレやろけ」と言ったに違いないChuck Berryの「Rock And Roll Music」、これまたジョンの名作でジョージのカントリーっぽいギターも光る「I'm A Loser」、R&Bっぽい「Baby's In Black」等々外そうと思っても外せない重要曲目白押し。敬愛していたバディ・ホリー「Words of Love」、リトル・リチャード「Kansas City / Hey-Hey-Hey-Hey!」も本作です。
「殆どの曲が2分台。しつこいねんと思う前に終わるトコがグレイト!」
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2006.03
06
Category : 60's UK Beat
Theme : 本日のCD・レコード
Genre : 音楽
MG3-LP-UK-a2.jpg

 楽器ぶっ壊しライブとかPete Townshendの腕ブン回し奏法とか、昔イメージ先行でトライしたThe Who。この1stは当時のモータウンなど最もヒップなR&Bを巧に我がスタイルで表現してまして実にカッコよろしいです。何といっても唯一無二といえるkeith Moonのやたらと手数が多くシンバル鳴りっぱなしのドラム、John Entwistleの自己主張しまくりのベースが最高で、それに言葉を吐き捨てるようにがなるRogerの歌と、歯切れが良く繊細なコードワークが冴えるPeteのギターが重なると何ともオリジナルなスタイルとなります。
 内容は乱暴ながら実にシャープで今でもWhoといえばこのアルバムです。冒頭を飾るに相応しい「Out In The Street」は跳ねながらも叩きまくるドラムと荒いヴォーカル、間奏のノイジーのギターと気分高揚しまくりの傑作。最初は番長格だったRogerの趣味全開のJames Brown初期カヴァー2曲「I Don't Mind」、「Please、Please、Please」は他のバンドがよく失敗するJBカヴァーを実にカッコよく調理。特に前者は出色の出来でスネア7つ打ちの決めなどド迫力です。余談ですがJBなど知らぬ頃にコレばかりリピートしてた自分の嗜好って「あんまり変わらんもんやな」と実感しました。そしてModsの聖歌といえる「My Generation」、「The Kids Are Alright」は言う事無しの名作で前者のJohnのアナーキーなベースは特筆もんです。
 そして現行のリマスターDeluxe版は最高のデビューシングル「I Can't Explain」やPopながらパンクなアレンジが痛快な2ndシングルの別テイク「Anyhow,Anywhere,Anyway」の他、昔に海賊盤まで買って入手した爆裂J.B.ナンバー「Shout And Shimmy」やMotownヒット「Leaving Here」、「Heat Wave」、「Motoring」、ガーネット・ミムズ「Anytime You Want Me」等R&B系も秀作ビシビシ収録の必携盤!
「ロジャー・ダルトリーが最も輝いていたThe Who ここにあり」
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2006.03
10
Category : 60's UK Beat
Theme : 洋楽CDレビュー
Genre : 音楽
20060311003938.jpg

「伝説の云々」とか「スーパーグループ」とか言われると、“これは聴かなあかん”と強迫観念に苛まされとりあえず手を出したヤードバーズ。貧弱な情報源しかない'80年代に「クラプトン、Jべック、Jペイジの3大ギタリストが在籍!」とかいうふれこみは割と強烈な宣伝コピーでした。が、最初トライした「For Your Love」とか「Heart Of Soul」とかのヒット曲が私の幼い耳には実にしょぼく、しょーもない音楽に聴こえまして「なんじゃこれ、看板倒れもいいとこ」と思ってました。聴くに値しないくだらんグループと決め付けかかってる時に聴いたのがコレ。正に驚愕のカッコよさで一気に見直しました。黒人音楽からの影響をストレートに表現しつつも、パンキッシュで熱いライブはE.クラプトン最初の傑作と言い切ります。
 まず最高なのがオープニングのメンバー紹介後、ガツーンとかますChuck Berryの「Too Much Mokey Business」。コノいきなりの剛速球は数あるこの曲のカヴァーでも一等賞を授与したい素晴らしさで、たいした事無いキース・レルフのVoも荒っぽく決まります。全編カヴァーですが他にもIsley Bros初期の傑作「Respectable」やBo Diddley「Here 'Tis」等、疾走感溢れる演奏は実に熱いです。キース・レルフのハープも光る「Got Love If You Want It」や「Smokestack Lightnin'」、「Good Morning Little Schoolgirl」等もブルージーながらソリッドに迫る切れ味抜群の出来です。ロンドン、マーキークラブでの収録って事で狭いキャパが奏功し臨場感もバリバリで超グレイト。
「もっとブルース弾きたおしたいと脱退したクラプトンは既にスロウハンドって呼ばれてまっせ」
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2007.02
24
Category : 60's UK Beat
Theme : 洋楽CDレビュー
Genre : 音楽
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Gimme Some Lovin'」です。何やゆうても。天才少年と言われていたというイギリスの白人スティーヴ・ウィンウッドが歌ったこの黒光りするシングル・ヒットは、ブルース・ブラザーズ始め黒人・白人問わず色んなアーティストにカヴァーされよく耳にしますがオリジナルのコレが一番カッコよろしいです。装飾の多いオーバーダブUSヴァージョンが一般的ですが、以前聴いて体中に電撃が走ったこの初出テイクがやっぱり最高でビンビン・リマスターで聴けるとはありがたいモンです。印象的なBassラインに、グッと切り込むハモンド・オルガン、そして情報無しで聴いたら黒人と間違うくらいソウルフルなスティーヴの歌唱と完璧です。特に歌メロの譜割りは殆どレイ・チャールズのソレであり、何回聴いても背筋がゾクゾクするスリルが味わえる大傑作。その後に出されたスティーヴ在籍最後のシングルとされる「I'm A Man」も素晴らしい出来でトラフィックのメンバーも既に参加したパーカッシヴでセンス抜群のアレンジも光ります。ここまできて気付いたのですが上記2曲は本来はアルバム発売後に出されたシングル曲で、実は本作のボートラです。ウィンウッド兄弟在籍時の3作目にして最後となった本編にも触れておきます。
 中身はグループ名のようにスペンサー・ディヴィスがVoをとる曲も一部ありますがメインはスティーヴ主導のR&B曲です。まぁ内山田洋とクール・ファイヴの前川清みたいなもんです。ドン・コヴェイの「Take This Hurt Off Me」、パーシー・スレッジの「When A Man Loves A Woman」とカヴァー系も好調ですが、中でもブッ飛んだのは「Together 'Til The End Of Time」。モータウンの歌姫ブレンダ・ハロウェイのヒットで以前からお気に入りでしたが、ココでもスティーヴの黒い歌唱が素晴らしく冒頭を飾るに相応しい出来。またMG'sのインストみたいなオリジナル「On The Green Light」もCoolなオルガンが光ります。とにかくブルー・アイド・ソウルって言われる人等の中では、ズバ抜けて黒っぽい歌唱のスティーヴが炸裂。
「スティーヴ・ウィンウッド。この時なんと未成年。ほんまかいなっ!て感じ」
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2007.09
06
Category : 60's UK Beat
Theme : 洋楽CDレビュー
Genre : 音楽
past masteddd uk_long-tall-sally.jpg

 天下無敵、バリバリのロックンロールバンドであったビートルズ。元々、ルースターズ、クールス、横浜銀蝿(あ~恥ずかしい)なんかから入ったので、ロケンロールなビートルズはスンナリ受け入れることができ、2ndなんかいっときアホほど聴き狂ってました。先に洋楽にかぶれたの兄貴のオカゲで1銭の金も払わず殆ど全てのビートルズ音源を聴けましたが、ロケンロールなビートルズはなぜかシングル盤が多かったもんです。何年かしてビートルズCD化!となった際、UK仕様のオリジナル・アルバムに準拠したため、ほりだされたシングル曲を単純にまとめたのが本作。実に無愛想なアルバム・カヴァーですが中身は濃いです。個人的には「アルバム曲よりよう聴いてたんちゃうか」って記憶するくらいのロケンローなビートルズが満載で、"R&R Greats"って副題でもつけたいくらいの熱き初期の名演が楽しめます。
 もちろん'62年デビューシングル「Love Me Do」のリンゴ・ドラム・ヴァージョンでスタート。以降甘酸っぱくキャッチーなオリジナルR&Rが連発で「From Me To You」、「Thank You Girl」、「I'll Get You」と秀曲が連なりますが、オリジナル・アルバムには入らなかった世界的大ヒット「She Loves You」、「I Want To Hold Your Hand」もビシ~っと収録です。永ちゃん&ジョニーのキャロルが何処を目指してたかがよーく分かります。ビートルズはR&RオリジネイターやR&Bの優れたカヴァーも有名ですが後半はリトル・リチャード「Long Tall Sally」、ラリー・ウィリアムス「Slow Down」、カール・パーキンス「Muchbox」とセンス良すぎの名カヴァーが堪能できます。特にジョンが敬愛していたラリー・ウィリアムスの「Bad Boy」なんか荒々しいヴォーカル&サウンドが最高で、今聴いても初めて聴いたときと同じくらい興奮できます。また「I Feel Fine」、「She's A Woman」と武道館公演でお馴染み曲も収録。そして最後はポールの絶叫Voもシビれる「I'm Down」。殆どリトル・リチャードの曲といっていいくらいの影響が伺える秀逸オリジナルです。初期3年間の凄まじい破壊力で迫るロックンロールはたまりませんが、こんなんばっか演ってたら決してあそこまでのモンスターバンドにはなってなかったかもしれません。でも、これらがあってこそ後の名作も生まれたと思えます。
「やっぱ基本中の基本。Rock'n Rollがカッコよく決めれんとぱっちもんです!」
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2008.03
28
Category : 60's UK Beat
Theme : 洋楽CDレビュー
Genre : 音楽
please please me

いまさらアホな事は書けないビートルズの処女作です。4人のバランスの良さや、既に収録されているオリジナル曲の圧倒的なクオリティの高さ、センス抜群のカヴァー曲の数々とRock'n Rollの地位を劇的に向上させた名盤中の名盤であることは言わずもがなです。アメリカで誕生したR&BやRock'n Rollのエッセンスを最高の形で、海を隔てたイギリスで昇華させた4人の手腕はお見事としか言いようがありません。そして忘れちゃならんのがプロデューサーであるジョージ・マーティンの音処理の素晴らしさ。たいしたマルチトラックも無いこの時代にこれだけエネルギッシュで抜けの良い気持ちエエ音をよく録ったもんだと思います。これだけ魅力的な音を提示された当時のリスナーが、世界のあちこちで飛びついたのは本盤を聴くと納得です。何回も聴いたレコード盤は兄貴と共に旅立ちましたが、CDで聴こうがI-podで聴こうがその素晴らしさは揺るぎません。
 さてアルバムは1曲目からコレしかないって感じのキャッチーなロックンロール「I Saw Her Standing There」で最高のスタート。ポール作の女の子題材のキャッチーさがたまらん傑作で、今もポールがコレを歌いだすと異様に興奮してしまいます。続いて初期の魅力でもあるダブルVoが冴える「Misery」、米国ソウル歌手アーサー・アレキサンダーの名作「Annna」と激素晴らしい出来。この手の少し切ないR&Bスロウを歌わせたらジョンの右に出るものはいないと思わせほどです。他にも優秀カヴァーはハーモニーも楽しいキャロル・キング作のクッキーズの「Chains」、お気に入りであったシュレルズ作品はリンゴが歌うロッキンな「Boys」とバカラックの「Baby It's You」と演ってますが、えげつなく素晴らしいのが後者のミディアム・スロウ。ジョンの切な過ぎるVoやビブラフォンとギターのユニゾンソロも一際素晴らしい逸品で何度聴いても震えさせてくれます。ビートルズ初のNo.1ヒット「Please Please Me」は2分でビートルズの魅力を最大限に伝える出世作でPopなメロが最高すぎます。B面初っ端にあたる「Love Me Do」、「P.S. I Love You」はあまりにも有名なデビューシングルですがここでのテイクはリンゴはタンバリンのみのアンディ・ホワイトのドラム・ヴァージョン。素朴なポールの歌が最初もの足りませんでしたがワールドワイドな活躍をするにあたり、この辺のPopな感覚は必須であったと思います。程よいPopさがさじ加減絶妙のオリジナル「There's A Place」から続くオーラスは、実に荒々しく迫るトップ・ノーツの「Twist And Shout」。もうジョンのワイルドなVoがハマりまくりで酸いも甘いも辛いも絶品であることを端的に証明します。お得意の9thコードで終わるってとこもホンマ憎い構成やんけといつも思ってました。
「即行で録音したからこその、このスリル。基本ですがやっぱスリルが無ければロックはおもろないです。」
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2008.03
31
Category : 60's UK Beat
Theme : 洋楽CDレビュー
Genre : 音楽
animals.jpg
     

 
 最初に聴いたとき、あまりの衝撃に頭がクラクラした人達。無論、存在感抜群の圧倒的なスタイルで威圧するエリック・バードンのVoにまずやられましたが、アラン・プライスの奏でる絶妙のオルガン中心の鍵盤の響きにも一気に魅了されます。TVで観た「朝日のあたる家」のブルージーでカッコ良さ満開のバードンの叫びは鳥肌モンで、同時に目つきのふてぶてしさにも惹かれまくりでした。当時、アホみたいにシングルを買っていた兄貴は当然コレも購入。カップリングの「Boom Boom」も即気に入り、聴かなあかんグループリストにすんなり仲間入り。ストーンズの初期なんかと同様、その勢いと同居する黒っぽさに大人の魅力を感じたもんです。そのアクの強いVoは何とも個性的でスティーヴ・ウィンウッド擁するスペンサー・デイヴィス・グループ、ヴァン・モリソンのゼムと共にUK発のR&Bグループでも一際輝いた存在です。当時のグループでも、カフェで流れても違和感の無いポール・マッカートニー辺りの声と違い、珉珉の餃子くらいに強烈なその音は一度聴いたら忘れられないもんです。日本でも上田正樹やもんたよしのり等、リスペクトする人が多いバードンですがポップな路線からは違った渋さ満開のそのサウンドは男気のある人ならまず惚れ込む筈です。
 さてこの記念すべき1st。敬愛する米国R&Bのカヴァーが殆どの真っ黒け盤ですが、数年前に出たヒットシングルなんかを追加した得用盤は初期の魅力を凝縮していて最高です。1発目から「The Story Of Bo Diddley」で語り中心の渋いバードンのVoがボ・ビートにのってグイグイ迫ります。チャック・ベリーの「Around And Around」、「Memphis Tennessee」やラリー・ウィリアムズの「She Said Yeah」などストーンズとカヴァーの趣味も似てますがエレピを中心に据えたアレンジで、より鋭角的に迫ります。バンド名同様、荒々しく迫るリトル・リチャード「Girl Can't Help It」にファッツ・ドミノ「I've Been Around」、「I'm In Love Again」とニューオリンズ産もしっかり消化。お得意のジョン・リー・フッカーは3曲も取り上げ「Dimples」、「I'm Mad Again」とブルース色も濃いですが、中でも「Boom Boom」はバードンの図太いVoもハマリまくりの絶品で興奮間違いなしです。しかしこんなブルージーで激渋な演奏を聴いてると映像で見る女の子キャーキャーの図は、ちょっと信じられません。勢いというのは凄いもんです。でも追加収録のシングル曲はそれなりにキャッチーで納得です。ポップさとワイルドさが同居したデビューシングル「Baby, Let Me Take You Home」、代名詞となるモンスターヒットであるブルージーな傑作「House Of The Rising Sun」、乱暴にドライヴする「F-E-E-L」、そして本編収録の「The Right Time」も素晴らしいレイ・チャールズカヴァーで後半はアイズレーズのシャウトへなだれ込む展開が素晴らしい「Talkin' 'Bout You」など耳釘付け状態の名演がバンバン収録。
「女の子ウケなど考えなかったであろう渋さ満開の潔さが最高です。ほんま男の中の男ですわ」
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2009.02
08
Category : 60's UK Beat
Theme : 本日のCD・レコード
Genre : 音楽
BBC beatles baby its you



 発売当時、かなり衝撃だったビートルズの'65年までの初期ロックン・ロール集。リーゼントが似合いそうな1stからフォーセールくらいまでの単純明快なR&Rが好きな方は、必携の驚愕録音絵巻です。公式録音されなかったデビュー前後にメンバー自身が好んで演奏していたロックンロールやR&Bカヴァーがジャンジャン収録されている(正式盤では避けられていたエルヴィスのカヴァーも!)ってのに加え、ラジオ用録音とはいえ百戦錬磨で鍛えられたグレイトなライブ・バンドとしての片鱗がしっかりうかがえる点は最高。特にジョンの熱くセクシーなヴォーカルが既に熟成済みなのは驚異です。なんせ、こんな音源がちゃんとした形で出るとは夢にも思ってなかったので、世界中のロックンローラーが万歳三唱した強力盤です。
 まずお楽しみはオリジナル盤収録とは雰囲気が少し違ったラフなスタジオ・ライブ。番組オープニング用の替え歌「From Us To You」、大傑作「I Saw Her Standing There」、「Thank You Girl」、ストーンズに贈った事で有名な「I Wanna Be Your Man」、哀愁名作「All My Loving」、迫力満点の大ヒット「Ticket To Ride」と荒削りな演奏が逆に新鮮な優秀オリジナルソングは必聴!お馴染みのカヴァーも、正直2万回は聴いたジョンのR&Bヴォーカルが最高すぎるシュレルズの「Baby It's You」、ピアノ無しヴァージョンも渋いミラクルズのこれまた大傑作「You Really Got A Hold On Me」、ポールお得意のリトル・リチャード「Long Tall Sally」に「Kansas City」、ジョージが歌うチャック・ベリー炎のドライヴィングナンバー「Roll Over Beethoven」にジョンお得意の「Rock And Roll Music」、相性抜群のカール・パーキンス・カヴァー「Everybody's Trying To Be My Baby」・「Matchbox」に加えなんとジョンがVoをとる大好きな「Honey Don't」、公式テイクより荒々しさがカッコええラリー・ウィリアムスの「Slow Down」、ノリ一発の「Dizzy Miss Lizzy」と必聴テイクてんこ盛り状態。
 そして大注目は正式には未発表だったルーツが垣間見れるカヴァーの数々。御大エルヴィス・プレスリーは厳密には孫カヴァーながらSun時代の「That's All Right」、「I Forgot To Remember To Forget」に、リンゴのドラム爆裂の「I'm Gonna Sit Right Down And Cry」と収録。レイ・チャールズ「I Got A Woman」もエルヴィス版を下敷きにしたR&Rな演奏。ジョンが大好きだったというR&Bシンガーのアーサー・アレキサンダーの「A Shot Of The Rhythm And Blues」と「Soldier Of Love」あたりは極上。リッチー・バレットって人の「Some Other Guy」も激熱のR&Rですが、ジョンお得意のチャック・ベリー「Too Much Monkey Business」に「Carol」、「Johnny B. Goode」、「Memphis, Tennessee」、「Sweet Little Sixteen」、「I Forgot To Remember To Forget」はマジ最高。たまらんです。ジョニー・バーネットの「Lonesome Tears In My Eyes」も秀逸です。ポールVoではカール・パーキンス「Sure To Fall」、ジョディマーズ「Clarabella」、チャン・ロメロ「Hippy Hippy Shake」とある中、一番ハマってるのは何といってもリトル・リチャード「Lucille」に「Ooh! My Soul」。またジョージVoではやっぱカール・パーキンス「Glad All Over」。他もコースターズ「Young Blood」、バディ・ホリー「Crying, Waiting, Hoping」なんかもありますが、ポールと歌ったクリケッツの「Don't Ever Change」も出色。とにかく垂涎のカヴァーがこれでもかと収録です。そして最後はデビュー曲「Love Me Do」で締めるってな見事な構成。まだ足らんわいって人はシングル「Baby It's You」での本作未収録「I'll Follow The Sun」に「Devil In Her Heart」、「Boys」までいっといてください!
「高い海賊盤を眺めるだけだった人もジャンプして喜んだ録音集。欲張りですが続編も聴きたい~」
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2009.10
14
Category : 60's UK Beat
Theme : 洋楽CDレビュー
Genre : 音楽
past 2 day-tripper1.jpg



 正直、ここまで盛り上がるとは思ってなかったビートルズのリマスター再発。別に発掘された未発表曲があるわけでもなし、音質改善ってことだけでバカ売れとは。恐るべしビートルズ人気です。今迄、発売されていたCDに大きな不満があるわけでもなく、最近では殆どi-podで聴いてる私としては音質のことなど語る資格などありませんが、これだけ盛り上がると流石に気になる小市民な私。それならっとシングル曲集のパスト・マスターズを聴いてみました。元々、ジョージ・マーティンの意向で「リスナーに無駄なお金を使わせてはいけない」と、シングルやEP盤はの曲は基本的にアルバムの曲とは別物としてイギリスでは考えられてた為に、アホほどヒットした名曲シングルもオリジナル・アルバム未収録が多い状態。そこでCD時代に登場したのが、このパストマスターズの2枚でした。今回の再発では2枚組で一緒くたで販売となりましたが、中後期のシングルをまとめたこの第2集も愛想の無いジャケながら殆どがマスト曲となる凄い構成です。
 1曲目は66年の「Day Tripper」からで「We Can Work It Out」など初期の香り残るヒット曲が連なりますが、やはりイカついのは「Paperback Writer」。ポールのBassプレイも際立つ迫力のサウンドで、レコーディング・アーティストとしての色が濃くなってきた凝った音作りが目立ってきた時期の名作。そして68年以降はノリノリのブギウギピアノが素晴らしすぎる「Lady Madonna」、説明不要のスタンダード「Hey Jude」と続きますが、ド迫力の一撃「Revolution」はジョンの荒いVoに歪みまくりのGサウンドが何回聴いても斬新です。後半の解散直前の3枚のシングル+αは最も好きなところ。「Get Back (single version)」と、ジョンの大傑作バラード「Don't Let Me Down」はwith Billy Prestonと他のミュージシャンがクレジットされた唯一のシングル。それほど貢献度大であったビリーはソウルフルなエレピをプレイし、個人的にはビリーなしにはこの曲はありえんとまで思うナイス・サポートです。20枚目シングル「The Ballad Of John And Yoko」のB面でジョージ作品「Old Brown Shoe」もカッコ良さ満点でポールのぐいぐいBass&Pianoが光りまくり。そしてジョンの傑作「Across The Universe」の“バード・ヴァージョン”と呼ばれる最上質テイクを挟んで、現役最終シングルの感動大作「Let It Be」。ジョージが落ち着いたGソロを弾きなおしたシングルverで、ビリー・プレストンのオルガンやVoハーモニーも格別です。B面となったお遊び曲「You Know My Name」も前半の絶叫Voが何と言っても最高で外せません。67年録音のため、ストーンズのブライアン・ジョーンズもサックス参加です。
「2009年仕様となったビートルズ。臨場感が増した名曲群はやはりエヴァー・グリーンでした!」
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2010.10
19
Category : 60's UK Beat
Theme : 本日のCD・レコード
Genre : 音楽
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 モッズな音楽っていうと真っ先に思い浮かぶThe Who。いまやロジャー・ダルトリーとピート・タウンゼントだけが生き残って頑張ってますが、初期のテイストはやはり最高です。近年、脅威のブンブン・ベーシストだったジョン・エントウィッスルが亡くなって替わりのベーシストが来てリハーサルを繰り返す中、何回演ってもシックりこなかった面々。そして、もうヤケクソになってその新ベーシストが無茶苦茶弾きまくったら「やれば、できるじゃないか」とご満悦でピートがGoサインを出したという逸話。マジ最高です。そんな事で、普通のベース・プレイではThe Whoの曲は物足りません。ジョンのスリリングなベース・プレイがあってこそです。1st同様、ハチャメチャなくらいオープン・ハイハット鳴りっぱなしのキース・ムーンのドラムも迫力のこの2nd。不良っぽさは1stに譲るものの、大半がメンバーのオリジナル作となった過渡期の力作です。
 そんな事でまずは何といってもオープニングの「Run Run Run」。大傑作であったデビュー・アルバムをフェイバリットとする人なら間違いなしに1等賞となるグレイト・ビート・ナンバー。引っ張ってるのは正にジョンの存在感抜群のベース・プレイでイントロから鳥肌モンのカッコよさです。当時流行の「ハイヒール・スニーカーズ」風のビートを劇的に尖がらせたビートに加え、それに対抗するようなロジャーの不良っぽいヴォーカル。最高です。そしてモータウン・カヴァーとなるマーサ&ザ・ヴァンデラスの「Heatwave」。こちらもグレイトな疾走感がたまりません。1stの流れで聴けるモッズな選曲がイカしてます。他での注目は、後にポール・ウェラーのThe Jamもカヴァーしたピート・タウンゼントの曲作りが冴える「So Sad About Us」や、驚異のキース・ムーンのドラミングに唖然とする「Cobwebs And Strange」あたり。タイトル・トラックの「A Quick One」も力作で、これから続く大作主義の予兆的逸品です。ココでの演奏もなかなかですが、劇的に素晴らしいスタジオ・ライヴの“Kids Are Allright”のサントラや“Rock'n Roll Circus”が必聴。破壊力抜群の凄まじきアンサンブルで、嘘かホンマか知りませんが主役ストーンズを食うパフォーマンスをしたせいでミックが映像作品“Rock'n Roll Circus”自体をお蔵入りさせたという都市伝説まで残しました。勿論ジョン・エントウィスルのテーマ曲みたいな「Boris The Spider」も収録です。そして現行CDは御馴染の曲数倍増版。モッズ・テイストな「Batman」や、TV番組テーマ曲みたいな「Bucket T」など楽しいですが、中でも最高なのはビーチ・ボーイズで有名な「Barbara Ann」。キース・ムーンの趣味みたいですが、このザ・フーの激しいヴァージョンも素晴らしい出来。コーラスもバッチリきめてます。これまたジャムがカヴァーした「Disguises」もイケてます。他では、デモみたいな「Happy Jack (Acoustic Version)」や、「My Generation / Land Of Hope And Glory(TV Live)」も入ってますが正式版がやっぱり最高です。
「60年代半ばにして、このパンク感。奇跡の4人組と言っていいフォーメーションで個性抜群!」
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2012.07
27
Category : 60's UK Beat
Theme : 洋楽ロック
Genre : 音楽
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 男女共に最高のスタートを切ったロンドン五輪の日本サッカー!ここは60'sロンドンでGOALを決めまくってたスモール・フェイセズです。60年代、R&B影響下のU.K.シーンはシャープでイカしたバンドが多い中、ザ・フーと共にモッズを代表した4人組。60年代のDeccaといえばストーンズですが、この人等も忘れちゃいけない存在です。シンプルで黒いビートに、ちょっとやそっとじゃ真似できない激ソウルフルなスティーヴ・マリオットの声が乗っかる構図は格別! グループの核だったスティーヴ・マリオットが抜けた後は、メンバー3人はそのままながら別バンドと言っていロッド&ロン擁するフェイセズに発展したのは言わずもがな。ルーズなノリの70'sフェイセズも最高ですが、ポール・ウェラーの源流と言っていいシャープなスタイルもシビれます。ストーンズR&B時代やらとごちゃ混ぜにしてカーステ用カセットで、よく聴いてました。
 さてスモール・フェイセズの最もソリッドだったDecca時代の全貌を収めた本作。持ってたけど誰かに貸して分からんようになった1stアルバムも丸ごと入ってるので重宝してます。1stの冒頭を飾ったロニー・レインの生涯最もワイルドなVoが聴けるサム・クック・カヴァー「Shake」が疾走感抜群で最高。自分のバンドで演った時も、サム・クック版は再現が難しいので本テイクを参考にしたりなんかしました。他もカヴァーはセンス抜群で、ビートルズも演ってたミラクルズ「You've Really Got A Hold On Me」、マーヴィン・ゲイ「Baby Don't You Do It」、ドン・コヴェイTake This Hurt Off Me」と演ってます。やはりストーンズやビートルズ、フーなど然りですが、本場モンR&Bをカッコよく決めてるのが渋いです。またシングル・ヒットで聴き逃せないのが、ソロモン・バーク“Everybody Needs Somebody to Love”を下敷きにしたデビュー・ヒット「What'cha Gonna Do About It」、出世作となったキャッチーなメロの大ヒット「Sha-La-La-La-Lee」、最高傑作とも思えるNo.1ヒット「All Or Nothing」なんかで切れ味最高で文句無し。1stに入ってたザ・フーにも負けないパンキッシュな「Come On Children」、モータウン調ながら激ソリッドな「You Better Believe It」、ツェッペリンの“胸いっぱいの愛を”はコレやったんかと分かる「You Need Loving」と、すでにハンブル・パイみたいな血管ブチ切れVoもナイス。他ではロッド・スチュワートも2ndで演ってた「My Way Of Giving」や、デル・シャノンの「Runaway」なんかもエエ感じ。インストではイアン・マクレガンのグルーヴィーなオルガンが暴れまくる「Grow Your Own」や「Almost Grown」など必聴。
「スウィンギン・ロンドンを体現した4人組。音もファッションもクールに決めてます!」
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