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音系戯言

偏見に満ちた音楽観をだらだらレビュー。 あくまで保有音源整理の為と、自己満足備忘録。黒人系(R&B・SOUL・Hip Hop)とロック中心。リアルな音はココにある!!

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ezee イージー

  • Author:ezee イージー
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2005.06
15
Category : East Coast
Theme : HIPHOP,R&B,REGGAE
Genre : 音楽
Wu-TangClanEntertheWu-Tangalbumcover.jpg



 正に衝撃的だったウータンの1st。耳を疑った音の悪さ、誰一人欠けても体を成さない最高のMC陣、わけの解らんサンプリングセンス(←褒め言葉)、カンフー効果音の絶妙さ、どれを取っても最高でした。ちょこちょこ聴いておったHip Hopもこのアルバムによってズブズブとのめり込んでいきました。Tiger Styleという呟き(そう、あの”ウータンクランに手を出すな!”のイントロです)から始まった2回目となった全員揃い踏みの来日公演は今も語り草となる最高のステージでした。トラック&マイクリレー、Method Manの客席に剛速球で投げ込んでいた缶ビール、ライブ終了後も長時間キ○ガイ演説パフォーマンスを繰り広げたO.D.B.などなど、“aikoのカブトムシの歌詞”やないけど生涯忘れない強烈なモンでした。そこで繰り広げられた1st~2ndの今やHip Hopクラシックともいえる名作の嵐は、伝説の名盤ともなった本作中心でした。
 まず不気味な雰囲気と緊張感溢れるスクラッチも見事な「Bring Da Ruckus」から最高の幕開け。続くO.D.B~メソッド・マン~レイクォンの豪華リレーがコレ以上無いキマリ具合の「Shame On A Nigga」はグレイトの一語に尽きます。リリックも全部覚えるくらい惚れこみました。他にも聴き逃し厳禁の鳥肌もんが連発です。ドープ極まりない“wu-wu コーラス”もたまらん「Clan In Da Front」、グラディス・ナイトのサンプリングにソウルを感じる「Can It Be All So Simple」と完璧な流れ。中盤は正気で聴けない興奮の連続です。それぞれの個性溢れるMC(GZA、RZA以外全員参加)がクールすぎるトラックにバシッとはまる「Da Mystery Of Chessboxin」、勇ましいストロング・スタイル爆裂の「Wu-Tang Clan Ain't Nuthin' Ta F' Wit」、印象的すぎるスタックスのピアノ・ループが最高な出世作「C.R.E.A.M.」、4番打者メソッド・マンのテーマ・ソングともいえる「Method Man」等、大袈裟じゃなく殆どがキラートラックです。終盤も記念碑的デビューシングル「Protect Ya Neck」、またもやソウル趣味全開の「Tearz」とえげつない展開。グループの頭脳、RZAが織り成す独特のサウンド・メイキングも特筆モノです。やはりこの傑作中の傑作としか言いようのないデビューアルバムを聴くと、異彩を放つ天才O.D.B.の早すぎた死は残念でなりません。 
「ODB・・俺、アンタを見たんだよ。」
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2005.09
27
Category : East Coast
Theme : HIPHOP,R&B,REGGAE
Genre : 音楽
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プロデュースチームとして既に第一線に君臨していたビートナッツが自らの名義で初めてドロップしたフルアルバム。(EPを入れると2枚目)ピート・ロックと比較されるように卓越したセンス溢れるJAZZサンプリング主体の東海岸発HIP HOPユニットです。メンバーのサイコ・レスが「バカどもがダサいラップで俺達のビートを台無しにしやがる」というだけあって、自らパフォーマンスする本作では音作りからラップまでマジで完璧です。ハードコア系なのでラップしてる事はセルフ・ブースト(自画自賛)や女・金・暴力・麻薬が中心です。男らしさを強調しすぎで田嶋陽子が激怒するような女性蔑視もいっぱいです。「ワル」であることがHipHopの重要な要素でもありますので目くじら立てて怒ってはいけません。ひとつのスタイルですので流しましょう。
  さて初のフル・アルバムながら3人組最後の本作。ハンク・モブレーのジャケを流用してるのも、ブルー・ノート好きのメンバーを象徴してます。各トラック、非の打ち所の無い素晴らしさなのですが、これを最後に独立したFashionの勢いあるラップが光ります。特にシングル曲でドナルド・バードを最高の形で料理した「Props Over Here」はウッドベースのループからしてシビれまくり。「Hit Me With That」など最高のFunkとしか言いようが無いです! スクラッチもイカした「Hellraiser」、ウータンのODB声サンプリングの「Straight Jacket」、スリル満点のブレイクチェンジの「2-3 Break」など、鳥肌モンがビシバシ収録。メロウ系でもMonty Alexanderの"Love And Happiness"の気持ちエエ部分をこれ以上ない形でチョップしてくれた「Let Off A Couple」と、賞賛に値するビートを構築。HipHop批判のバッツ牧師をボロカスにこき下ろす日本盤ボーナス「Dawn Of The Dead」も痛快です。
「さすがNYスパニッシュ軍団、恐ろしいほどの充実度。カニエファンも必聴です!」
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2005.10
04
Category : East Coast
Theme : HIPHOP,R&B,REGGAE
Genre : 音楽
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一時、人の曲に客演しまくっていた印象の強いTung TwistaことTwistaの大ブレイク盤。何とビルボード誌でも1位を獲得したこのアルバム、マシンガンラップ全開の好アルバムです。愛嬌のある顔で立ちまくしたてるギネス認定の世界一の早口ラップはまろやかな声質と共に意外と気持良く響き渡ります。
 バウンス系の曲もあったりしてチョッと個人的にはうっとおしい所もありますが、メディアでも露出しまくりの問答無用大ヒット「Slow Jamz」などはTwistaとJamie Foxx,Kanye West(お家芸の早回しも炸裂)が三つ巴で最高の場面を作っています。絶好調のKanye氏は「Overnight Celebrity」でも同様エエ仕事してます。N.Y.9.11事件の犠牲者に捧げた「Hope」はCee-Loが好アシスト。(コノ曲はFaith Evanth Versionも最高です)他にもメロウトラックに名曲満載でビル・ウィザーズLovely Day使いのAnthony Hamilton参加の「Sunshine」を筆頭に「Snoopin'」「Still Feels So Good」等ほんまにエエ感じです。またウェッサイ調もToo Short参加の「Pimp On」や「Drinks」がありファンクな質感がたまりまへん。平凡な出来ですがR.Kelly&J's参加の「So Sexy」ってのもあります。日本盤はボートラが3曲あり、中でもStingの曲にRemix参加の「Stolen Car」は我関せずとばかりにブチかますラップが痛快。
「何といってもメロウな曲調にマシンガンラップが絡む対比が最高。エエ曲比率高し!」
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2005.11
11
Category : East Coast
Theme : 本日のCD・レコード
Genre : 音楽
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Hip Hopに伝統的なスタイルっていうのも変な話ですがピート・ロックやDJプレミア、RZA達が90年代に黄金期を導いた王道スタイルだとするとカニエ氏は間違いなく継承者。あのテイストを2005年なりの進化を加えてしっかりポピュラリティーをも持って表現してるのは賞賛に値します!独特のザラついた感覚に絶妙なサンプリングは一時のテディライリー並みに引っ張りだこ状態も納得のグッドジョブっぷりです。
 リーダー作としては2作目となる本作は前作で特長となっていたカニエ印の必殺技早回しこそ殆ど封印しつつも素晴らしいトラックが随所に収められてます。何といっても冒頭3曲の流れが聴いた瞬間小躍りする充実ぶりです。アダムの澄んだ歌声とナタリーコール使いのピアノ音がバスドラとビシッとかみ合う「Heard 'Em Say」、カーティスのMove On Upのテーマフレーズが心地良い「Touch The Sky」。そして大ヒットばく進の米国のグッさんJamie Foxx参加の「Gold Digger」は何とRay CharlesのI Got A Woman使いのグレイトトラックで天から天才Rayが恐山イタコの如くこの曲とコラボする為に降りてきています。迫力あるバスドラもたまりません。JAY-Z参加の1stカットの007使い「Diamond From Sierra Leone (Remix)」も話題性充分ながら前述の3曲にはかないません。新機軸となったJon Brion(Popフィールドの職人)が尽力した「Celebration」を始めとするストリングスアレンジ等は綺麗すぎてどうなんやろ?って感じです。日本盤はQ-TipやCommonも参加の早回し炸裂名作「We Can Make It Better」等2曲ボートラも収録で買い得盤です。
「あまり大物になりすぎて仰々しいトラックが増殖しない事だけ今後祈願!」
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2006.03
29
Category : East Coast
Theme : HIPHOP,R&B,REGGAE
Genre : 音楽
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 その昔、ソウルトレインでパフォーマンスしてるのを見て一発で気に入ったグループ。ATCQやDe La Soul等ニュースクール系台頭の'90年代初頭に時を同じくして登場し非凡なセンスで完全にノックアウトされました。Nice&Smoothで名を馳せたオウサム2がバックアップしたファンクなサンプリング・サウンドとエドの繰り広げる野太いラップは相性抜群で今聴いても最高です。この時期の東海岸(N.Y.)発のサンプリングセンスを競ったCoolなグルーヴは「ネタが何か?」というよりも「どんだけ気持ちエエか」に主眼が置かれてる感じでヴォリュームを上げれば上げるほど昇天できること間違いなしです。ちなみにこの人等はボストンの人ですが・・
 さてこの1stですが正にクラシックといって差し支えない天晴れな内容で「しょーもないから飛ばしたれ」という箇所が一切無いのが凄いところ。エレピ音が実にCoolな「Speak Upon It」、ブルルルンとフックが印象的な「Feel Like A Nut」、もう完璧と言っていい「I Got To Have It」、Snoopでもおなじみのバーナード・ライト傑作グルーヴ引用の「She Said It Was Creat」と前半からしびれっぱなしです。後半はロイ・エアーズ使い「Be A Father To Your Child」をメロウに決め、怒涛のラストです。アーチ・ベル使い「Bug-A-Boo」からタイトル曲「Life Of A Kid In The Ghetto」はやみつき必至の極上グルーヴで何回でもリピートしちゃう傑作2連発です。
「とりあえず車でもヘッドフォンでもエエし爆音で聴いてください!」
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2006.04
23
Category : East Coast
Theme : HIPHOP,R&B,REGGAE
Genre : 音楽
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 「One Day It'll All Make Sense」以来、秀作連発で目が離せないシカゴの星コモンの6枚目。今アルバムは何と言ってもカニエ・ウェストが全面的に関与したヒップホップ原点回帰といえるロウでソウルフルなトラックが全体を支配してるところがたまりません。カニエのカレッジ・ドロップアウトの兄弟アルバムというかエレピの味付けやらサンプリングのざらつき感といい、実に渋くもカッコええサウンドとラップで一気に聴かせてくれます。まあ何せこの二人のコラボは揚げ物とビールくらい相性抜群でちょっと最近のHip Hopではありえないくらい聴きまくりの美味しい音でした。
 最初からグッとくるウッドベースループに絶妙にストリングスを絡めた「Be (Intro)」で激シビレです。浮遊感あるエレピと淡々と跳ねるビートが何とも心地良い「Go!」、カニエ18番早回しがビシッと決まる中に何とBilalとJohn Legendが同時に参戦するソウルフル満点な「Faithful」と前半で勝利を確信する上質の安定感を見せます。中盤も惜しくも故人となったJay Deeのプロデュースする渋い「Love Is...」からスクラッチもクールに決まる「Chi-City」、緊張感あるトラックも素晴らしい「The Food」と鳥肌モンの流れが待ち受けます。しかも最後までだれません!再び登場のJohn Legendのフックも印象的な「They Say」や次作もやって欲しかったと思わせるこれまたJay Deeの哀愁漂う名仕事「It's Your World」とマジで駄作なしの大傑作です。
「こういうHip Hopが聴きたかったんやと思わず叫ぶ1枚。至福の時間が過ごせること間違いなし」
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2006.05
29
Category : East Coast
Theme : HIPHOP,R&B,REGGAE
Genre : 音楽
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'90年代初頭、Hip Hopのアルバムで初めて買ったのが多分これ。Run-D.M.C.でRapの存在を知りつつMTVでガンガン流れても、友達がL.L. Cool Jを勧めようとも殆ど無関心で心を動かされることが無かったのに彼等のせいで又散財の対象物がまたひとつ増えました。それまで過去の音楽の焼き直し(サンプリング)やしRap自体に「メロディ」も無いから誰がやっても一緒のクリエイティヴなモノからかけ離れた音楽と思ってたのが、いざ聴き始めると何とクリエイティヴでCoolな音楽なこと!それぞれのMCの特徴的なフロウや、スリルを増す音としてのスクラッチ、音なら何でも呑みこむサンプリングの妙・センスが俄然魅力的に感じ「なんや、ファンクの進化形やったんや」と思うようになりました。ワン・グルーヴの中毒性を極めた側面も持ったHip Hopは行き詰まってたSoul,Funkに風穴をあけた救世主やったんすな。
 さてNaughtyの再デビューとなるこの1st。まずOther People's Pussyの略である「O.P.P.」にブチのめされます。Jackson 5のABCをサンプリングしたPopなトラックにTreachの歯切れの良いラップが絶妙で、一般チャートでも大ヒットする歓迎ぶりでした。私と名前も似ていて親近感バッチリのKaygeeが最高のトラックを構築しており、無駄を抑えたピアノフレーズ、ぶっといベース、音圧満点のドラムと完璧です。今でもこの曲のイントロを聴いただけでアドレナリン大放出です。最近もJaheim等でエエ仕事ぶりは健在です。他にもBob Marleyの名曲を流用した「Everything's Gonna Be Alright」、Ohio Playersサンプリングの「Everyday All Day」、Devotionネタの「Rhyme'll Shine On」、リラックスグルーヴの「Thankx For Sleepwalking」等気持ち良い音満載です。
「ニュージャージーの星が放つキャッチーな音は今でも充分聴けまっせ」
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2007.01
06
Category : East Coast
Theme : HIPHOP,R&B,REGGAE
Genre : 音楽
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 ウータン軍団のキャラ立ちNo.1の象徴的存在であり、ODB亡き今Ghostfaceと共にますますクリーンナップを打つ主軸として期待も高まるメスのソロ名義4作目。本作はナショナル・ウィード・スモーキング・デイ(国際的なマリファナの日)である4月20日の“翌日”がアルバム・タイトル。とうとう禁マリファナに取り組むのか、翌日のシラフでの制作をアピールしてるのかよう分かりませんが気合の入った一撃である事は間違いありません。メスというとどうしても最高のK点超えを見せた充実の1stソロ作「Tical」の幻影を追い求めてしまう私ですが、本作は原点回帰のようなつくり込みでWu総帥RZAや盟友レッドマンで御馴染みのEric Sermonが制作に名を連ねた力作です。      
 やはり注目は総帥RZA絡みのトラックで、本体からの援軍Raekwon&The Rza本人も加わった「Predential」はイントロからカンフー映画のサンプリングも入るWu初期を彷彿させる興奮の逸品。またRZA以上にRZAらしい変態ビートのざらつき感も素晴らしい弟子アラー・マセマティックス制作の「Everything」も軍団からInspectah Dec & Streetlifeも参戦する超強力作。一方、Eric Sermon関連ではCoolなビートにのって故O.D.B.との共演が嬉しい「Dirty Mef」、スカルナップスのネタがドシっと安定感を生む「Problem」、Isleysの早回しが新鮮な「Got To Have It」、ローリン・ヒルのサンプリングが擬似デュエットのようにバシッと決まる「Say」など要所を押さえる高品質トラック連発です。他にもハヴォックが手掛けた「Somebody Done Fucked Up」なんかも緊張感溢れる鳥肌的展開で最高です。ゲスト陣もGinuwineFat JoeRed Man等など華を添えますがメスの存在感が強烈ゆえに主役を食うことは決してありません。まあ久々の秀作登場って感じで大満足です。
「役目は終わったなど言ってはいけません。N.Y.勢の逆襲はこれからです!」
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2007.01
07
Category : East Coast
Theme : HIPHOP,R&B,REGGAE
Genre : 音楽
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 ネプチューンズのファレルが全面的バックアップして制作されたブロンクス出身・ヴァージニア育ちの兄弟チームの2nd。1stの成功にもかかわらず所属レーベルのゴタゴタで遅れに遅れた本作は4年ぶりの満を持しての登場。ドラッグ売買などのストリートでの生活で生き抜いてきた二人の力強いラップは突き抜け感に満ちたなかなかカッコ良いもんです。音の方もここ数年では最もおもろい音を届けてくれるトラックメイカーで真っ先に思い浮かべるネプチューンズってなわけでココでも独特の空気感でガンガン攻めてくれます。
 中身はえらいカッコええのもあれば、しょーもないのも有りって感じですが前半戦は文句無しの出来具合です。冒頭の「We Got It For Cheap」は安っぽいオルガンのループに乗った男気溢れるラップがえげつなく決まるカッコ良さ。続く「Momma I'm So Sorry」も文句無しの力強いビートが最高でバスドラの音圧も実に心地ええナイストラックです。ドラッグなんかで成功しちゃってスンマセンと切々と訴えかけます。そしてJeru the Damajaの名作カム・クリーンでのプリモ・サウンドを彷彿させる1stシングル「Mr. Me Too」ではPharrell御大もラップで参戦。浮遊感ある独特の今様のサウンドで圧倒します。また2ndカットの「Wamp Wamp」ではヒューストンのSlim Thugが客演しイケイケのエキゾチックなビートを展開。他にもロレックスにダイヤ詰め込みすぎて針も動かへんとのたまう「Ride Around Shining」や、Hiacheをサンプリングしたビートが無茶苦茶しびれる「Dirty Money」、バリー・ホワイトネタの「Hello New World」、Re-Up Gang勢揃いのポッセ・カット「Ain't Cha」などは聴き所。最後に収録の、R&BシンガーBilal&Pharrellをフィーチャーした「Nightmares」は不安な妄想をメロウなトラックにのせて切々とライムする好トラック。
「ホームランは無けれども、ヒットの連打で打ち勝ったって感じですわ」
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2007.03
04
Category : East Coast
Theme : HIPHOP,R&B,REGGAE
Genre : 音楽
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 今は亡きノトーリアスB.I.G.を愛し続ける、意外に一途な女“リル・キム”。発砲銃撃事件の共謀罪、偽証罪で監獄にブチ込まれたりと良くも悪くも常に話題満載のセクシー・ビッチですが実力派ラッパーであるコトも事実。リル嬢は強気のラップでまくしたてるビーフ合戦も注目でしたが、やはり男子としてはデビュー以来誇張しまくりのエロいスタンスもついつい注目してしまいます。でも話題先行のイロモノではなくソロ作は何れもクオリティの高いもんばっかりで、吐き捨てるようなカッコいいラップもナカナカです。そんな渦中にNaked Truthと意味深なタイトルでリリースされたこの4thアルバムは従来どおり下品なリリックも絶好調です。
 中身は事件をネタに芸能リポーターとの場面を利用したしたたかな「Intro」に続いて、淡々とラップする様が実にCoolな「Spell Check」でいきなり口の悪さ全開で前作でコラポした50セントさえ早速ディスです。アフリカンなトラックに乗ってまくし立てる「Shut Up Bitch」もかなり痛快。そして「All Good」では最愛の人ビギーの声が今回も登場し、「I Know You See Me」ではドラマティックスの名曲Whatcha See Is~を使用し最高にカッコいいトラックをケヴィン・ケイツが構築。他にもThe Game参戦の「Quiet」、Twistaの高速ラップも冴える「We Don't Give A Fuck」、エロさがえげつない「Gimme That」に「Kitty Box」、Snoop Doggも加わって自分の体こそが究極のドラッグと主張する「Kronik」など力強いトラックが並びます。でも個人的1等賞はT.I.&Sha-Dashとの共演ともなった「Get Yours」。ぶっといトラックに凄みある各々のラップも光りまくる最高に気持ちよい逸品。そんなこんなで本作も随所に“流石クイーンB!”と思わせる瞬間が待ち受けてます。
「しかしホンマに女ってのは怖い存在でっせ。ようこんだけ人の事ボロカスにいえまんな」
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2007.03
10
Category : East Coast
Theme : HIPHOP,R&B,REGGAE
Genre : 音楽
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 バリバリのHip Hopサウンドを期待したら肩すかし間違いなしのN.E.R.D.の出し直しアルバム。何しろフットワークの軽さが最高でロックっぽくもあり、ファンク的であったりで「もう何でもかまへんわ」と最後には思える痛快極まりないサウンドが散りばめられてます。やっぱネプチューンズの2人がメンバーでもあったりするので、Coolなループ・サウンドが来るもののと先入観を持って最初聴いたんですが、何とバンドサウンド中心で当初戸惑いました。スパイ・モブってバンドが殆ど演奏を担当してまして、彼等が手となり足となり理想のサウンドを体現します。最初のは打ちこみ盤は未聴ですが、この異色と思える音も何回も聴いてると実にネプチューンズらしいヒネリある音やとしっかり感じられニュートラルの状態で接するのが一番です。一言でいうと「おもろい」ってことで、頭固い人等やったら絶対こんなの出てこないって感じです。
 頭からLee Harveyをフィーチャーしたヘヴィ・ファンク・リフが最高な「Lapdance」で迫力満点です。この調子と思いきやアシッド・ジャズみたいなギター・カッティングも上手くはまる「Things Are Getting Better」、再びヘヴィなリフが決まる「Brain」と心地良く振りまわされます。中盤もまったり調からボサ・ノヴァ風に変化する曲調も面白い「Provider」や、Kelis and Pusha Tも参戦するメタル・ファンク「Truth Or Dare」、疾走感溢れる展開が実に気持ちええ「Tape You」、ブラコンチックなエレピも最高で最もメロウな「Run To The Sun」と飽きる事ない展開が続きます。後半にもシリアス内容でサビも実に印象的な佳曲「Bobby James」、ビートルズのストロベリー・フィールズ~を思い出さずにいられないメロトロン・フレーズに強烈スネアのコンビネーションが絶妙極まりないラスト曲「Stay Together」とジェット・コースターのような流れがたまりません。ファレルの歌もコレはコレでOKです。
「これからも予想不可のエエ裏切り、なんぼでも期待しまっせ」
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2007.04
12
Category : East Coast
Theme : HIPHOP,R&B,REGGAE
Genre : 音楽
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 謎のモロッコ系オランダ人ラッパー「シルヴァリングス」。最高のHip Hop集団であるウータン・クランの2軍、3軍(技量ではなく単なる位置づけ)の人ですが、RZA総帥始めとする1軍本隊の鉄壁バックアップでの興奮アルバムがドロップです。正直、本隊復活のキーマンであったO.D.B.の逝去で大きく落胆しましたが、こういうロウファイなアルバムを送り込んでくれると俄然Wuファミリーの新たなる門出を期待せずにいられません。今まで何度もあの心躍るWuトレードマークに騙され実にしょーもないブツまでつかまされてきましたが、今回はちょっと違います!あの初期の一連の作品に見られたワケわからんロウでFatな刀でズバズバ斬りまくります。シーン最前線の音には程遠い脇目を振らないこの独自性は好感度大です。主役のシルヴァリングスはチョコチョコWu関連アルバムで顔出ししてたのでちょこっと知ってる程度ですが、RZAにテープをもって軍団入りを直訴し認められた根性あるラッパーだけあってしっかりアノ音と張り合ってます。なかなか1軍選手も外注制作が目立っていた近年、本隊が本腰入れてつくった音作りは狂喜乱舞の出来具合です。
 注目の中身は冒頭からカンフー映画らしき一場面からのサンプリングでいきなり興奮ですが「Wu-Tang Martial Expert」で早々にRZAも登場となり、続く「The Weeping Tiger」ではRaekwonGhostface Killerも参戦する凄まじさ。ウォルター・ジャクソンのサンプリングもハードボイルドに決まる「Sheherezad, My Beloved」や、待ってましたのMethod Manに激シブMaster KillerKiller Priest等も入り乱れる「In The Name Of Allah」、天才GZAがナイスに絡む「Jewels」とロウファイ一辺倒のトラックが続くえげつない展開。またメスの傑作Bring The Painを彷彿させU-Godの声も聴ける「Blazing Saddles」、軍団の歌姫Blue Rasberryのフィーチャーも嬉しい変態的トラック爆裂の「Dart Tournament」、Fouth Discipleの手腕も光る「Elephant Juice」に「Deaf, Dumb & Blind」、ストリングスのサンプルが緊張感満載のポッセカット「Valentine Day Massacre」と最後まで息つく暇さえ無い展開が続きます。無論主役のシルヴァリングスも大健闘ゆえに成り立っているのはいわずもがなです。
「何とも頼もしい弟分のデビュー盤。時代遅れでもかまへん。やっぱこの音です」
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