A Change Is Gonna Come / Leela James * 2005 Warner

一瞬ミリー・ジャクソンでも間違えて買ったっけと思うほどオールドスクールの匂いプンプンの新人Leela嬢。何やらローリン・ヒルの1stを更にソウル色濃くしたような仕上がりは、やはり双方にかんでいるゴードン・ウィリアムスの仕業という事で納得です。それにしても若いのにこの貫禄!ただモンやないですわ。でないとSam Cookeの世界遺産曲のアルバムタイトルなんてつけられません。ジャケも自信満々の顔つきです。幼き頃から教会で唄いたおし、「Al Greenが目標」だとか・・何と頼もしい事でっしゃろ!
中身は10年後にやってもエエんちゃう?っていうくらいの渋すぎる楽曲もありますが、旬のプロデューサー起用で単なる上手い歌手のソウルアルバムにはなってないのが嬉しいところ。頭の「Music」あたり結構ブルージーでオイオイ大丈夫かいなと心配しますが次なる「Good Time」でそのモヤモヤもすっきり解消。非常にカッコいいパーティーチューンでスモーキーヴォイスも冴えまくります。ラファエル・サディークが一肌脱いだ「Soul Food」、「Rain」も相性バッチリのクールファンクです。どDeepなスロー「When You Love Somebody」も新人離れした歌が凄い逸品。他にもカニエ関係2曲、ワイクリフ、エムトゥーメ等も絡みます。「A Change Is Gonna Come」はオリジナルにかなう事はないですが、堂々の唄いっぷりで好感触です。日本盤は本編ラストを飾る「Long Time Coming」のLiveも収録です。
「ローラ・リー、グラディス・ナイトの後継者はあんたで決まり!」
soul food
MAJIPENDA