Good Evening New York City / Paul McCartney * 2009 Mercury
19日午後6時前、さぁポールに会えるぞっ意気込んでた時、突然に滅多とないウチの会社のトップから特命・・ こんなコトってあるのか?と思う展開でしたが、普段なら2時間くらいかかることをヤケクソもあり50分の超速処理。まさに火事場の馬鹿力。で水道橋に着いたのが7時15分。幸運にも20分押しだったので初っ端の"Eight Days A Week"にギリギリセーフでした。会いましたよ〜、生きるロック・レジェンド、サー・ポール・マッカートニー71歳! まだシャンとしたポールを見ておきたいと思ってたので今回の来日は飛びつきました。ウィングスより長く一緒に演ってる10年来のバンド・メンバーとの息もピッタリで大満足。
新曲も交えたヒットパレードのセットリストで、ビートルズ、ウィングスのヒット曲も惜しみなくやってくれるサーヴィス精神満載のステージです。とりわけ最高だったのがアルバム「Band On The Run」からの曲で、震えるほど素晴らしかったタイトル曲に大ヒット「Jet」、珍しく"Nineteen Hundred And Eighty Five"まで披露。カッコよすぎです。そして花火ドカンの「Live and Let Die」。もうここらの曲は大会場に映えまくりです。曲が終わると、いちいちヘフナーとか楽器を頭上に掲げておどけるポール。実にお茶目です。またジョンが歌ってた"Being For The Benefit Of Mr. Kite!"や"All Together Now"など今迄あまり演らなかったビートルズ曲も登場。しかしながら感動的だったのは、ジョージが好きだったウクレレも使い捧げた名曲「Something」。中盤からオリジナル・アレンジで演奏され感動倍増です。そしてポールといえば、スロウ。リンダに捧げた"May'be I'm Amazed"に、感動大作「The Long And Winding Road」。ここらも間違いなくハイライトでした。アンコールでは、福島に捧げた「Yesterday」、通常は「Get Back」のところに、なんと19日は大興奮の「I Saw Her Standing There」が! 最後はアビイ・ロード・エンディング・メドレーと、改めて天才を感じさせてくれました。
本作はメンバーも同じの4年前N.Y.ライヴ。今回の来日ライヴの疑似体験にもなります。東京でも演ってくれた「Let Me Roll It」、「Blackbird」、「Back In The USSR」、「Paperback Writer」、「Let It Be」、「Hey Jude」、「Day Tripper」、「Lady Madonna」、「Helter Skelter」、に加え、こっちは「Drive My Car」や「I've Got A Feeling」まで聴けちゃいます。今回来日で演奏されず、マジで残念無念だったウィングスの大傑作「My Love」もココでは聴けます。
「音は悪いドームだったけど、現役世界遺産を目の当たりにした一夜。俺以上にファンやった兄に自慢ですわ」
Band On The Run
Something
taxy
No title