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音系戯言

偏見に満ちた音楽観をだらだらレビュー。あくまで保有音源整理の為と、自己満足備忘録。黒人系(R&B・SOUL・Hip Hop)とロック中心っす。リアルな音はココにある!!

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ezee イージー

  • Author:ezee イージー
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2016.12
04
Category : Rolling Stones
Theme : 洋楽ロック
Genre : 音楽
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 なんと11年も経ってしまっていたストーンズの新作インターバル。過去にない長期間でしたが、待望の来日公演、過去のアーカイヴ発掘やら、ライヴ音源GRRR!での新曲といろいろあったので、枯渇感はあまり感じなかったのが正直なところ。そうするうちに突然アナウンスされたのがこのカヴァー・アルバム。ニュース23で4人全員の独占インタビューがありましたが、創作意欲も減退したのではなく、純粋な新作アルバムを作る過程での副産物としての“できちゃったアルバム”とのこと。キースがスタジオでウォーミング・アップする目的で、提案したブルース曲をミックがノリノリでハーモニカを吹き、一気にアレもコレも録音して出来上がっていったそう。そして純粋な新曲集はまだ録音継続中と、なんとも頼もしい発言も。長老75才チャーリーも、再び禁煙禁酒という唯一の60代若手ロニーも、コレで終わりじゃないヨと目を輝かせて話してました。しかも2年前に恋人を亡くしたミックは、新恋人に8人目の子供ができるというオメデタ話も。ん〜、凄いぞミック!
 ってなことで、ストーンズの現在を伝える近況確認と、予想以上の収穫だったというジャムセッションの模様を楽しめるのが新アルバム。冒頭「Just Your Fool」からガチガチのブルースが登場。正直カヴァーと言っても知らない曲が殆どだったりで、先行で聴けたエディ・テイラーの「Ride 'Em On Down」なんかも非常に新鮮です。アップル・ミュージックなんかでは本作のルーツを含んだブルース・プレイリストも出てきて、いろいろ勉強できます。この予定外だったとも言うアルバムですが、ココから始まったというのがリトル・ウォルターの「Blue And Lonesome」。なかなかのヘヴィー・ブルースですが、バンドの絶好調を感じた4人はさらにハウリン・ウルフ「Commit A Crime」も演ろう!となり、キースはドン・ウォズに「全部、録っといてくれ」と指示し、あっちゅうまにアルバムとなったそう。ブルースと言っても、そこはストーンズ。ロックン・ロール感覚で接することができるのが強みで、すでに50年以上前から実証済み。なかでも、とりわけカッコいいのがミックのハーモニカも冴えまくるリトル・ウォルター「I Gotta Go」に「Hate To See You Go」や、ハウリング・ウルフの「Just Like I Treat You」っとこで、雰囲気は私も大好きなデッカ初期と一緒。ヘヴィ・ブルースでも、マジック・サムAll Of Your Love」でのミックのヴォーカルはサムの凄みを上回る勢い。渋いダークな感じかというと、なんかキラキラしとるんですわ。ドン・ウォズの手腕もあってか、ラフな感じも含めROCKアルバムとしてちゃんと仕上がってます。ギターの音がうるさめにミックスしてあるのも◎。「Everybody Knows About My Good Thing」、「I Can’t Quit You Baby」では戦友クラプトンも参加です。
「まだ次への経過点であることが分かったコノ新作。Jagger=Richards作品もこのあと控えてます!」
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2016.11
30
Category : Man's World
Theme : 本日のCD・レコード
Genre : 音楽
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 高校生の時から、グダグダながらイケてると勘違いしながらやってたバンド遊び。大学に入ってズゴーンっと打ちのめされたのが先輩達の演奏です。シンパシーを感じたバンドは殆ど無かったけど、自分たちが共鳴できたイケてるバンドもいくつかありました。そんな先輩等が、素晴らしいオリジナルも演りながら高レベルでコピーしてたのが、TENSAWってバンド。こういう人達がいたので、モチベーションも保てたもんです。正直、TENSAWってバンド自体、知りませんでしたが、泥臭いけどシャープでエッジの効いたサウンドは、すぐにお気に入りに。少しテクニカルで、なおかつパワフルなロック魂溢れる音は他では味わえません。日本でも数少ない、ロックってカッコええと圧倒させてくれる人達です。
 最初の活動期は2枚しかアルバムがなくて、80年の1stも曲は粒揃いですが、自分が一番好きな曲は2ndのコッチに入ってます。それがラスト・ナンバー「Sensation」。ほんとイカつい曲で、コード・ワーク、ブリッジのキメから、セイボーの歌唱とモノ凄い吸引力のロック・ナンバーです。鈴木享明のブイブイ・ベース、横内“タケ”健亨の粋なギター・ワーク、富岡“グリコ”義広のパワフルなドラム、そしてセイボ−こと田中聖一の存在感抜群のド迫力ヴォーカルと、役者揃いでノセてくれます。そいでもって、先輩等もコノ曲を演ってて違う意味でオリジナル超えもしてました。全体では冒頭のジャングル・ビート曲「Delicate Motion」、アメリカンな前乗りビート「Resistance」に「Shogyo Music」とワイルドなパフォーマンスで迫ります。結構サウンドはシャープで洗練されてますが、肝となるのがセイボ−の癖になる独特の日本語の語感に節回し、泥臭く熱い歌。このバランスが魅力だったりします。「Talking Words」に「Shining Star」なんかも、展開やギター・アレンジも凝っていて演奏もスリルあります。ドゥービーBrosザ・フー、ラッシュ、ツェッペリンハンブル・パイなど70年代ロックのエッセンスが凝縮された感じで、ロック・バンドの醍醐味を一発で伝えてくれます。それでいて独特のオリジナリティもしっかりあるのが魅力。
「今も信奉者が多い実力派バンド。この人等でないとあかんってサウンド出してます!」
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2016.11
27
Category : Funk
Theme : Soul, R&B, Funk
Genre : 音楽
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結構アホみたいな曲やなぁと思っていた80'sモータウンのディスコ・ヒット“Let It Whip”。ダズ・バンドといってもコレしか知らんかったので、軽いディスコ・ファンクのバンドやと思ってました。でもひょんな業界の縁で、大阪ブルーノートで素晴らしき熱演を体験して以来、すっかり自分の中で180度好印象に変わったダズ・バンド。タイトな演奏に、コーラス・ワーク、サーヴィス精神溢れるステージはプロ根性満載で、ちょうど復帰していたヴォーカリストのスキップ・マーティンの魅力にも惹かれました。で、すっかりそんなことも忘れてたのですが、最近の80'sテイスト・リバイバルで気になって聴いてます。シンセも活用したファンクが主流になってますが、慣れればコレもなかなかの快感サウンド。一聴すれば古いけれど、よく聴くと今も時代は巡っておんなじようなコト演ってますから、クールな人達は! そんなことで、ジャズ・ピアニストであり名アレンジャーのレジー・アンドリュースが手掛けたヒット作が本作。
 冒頭のキャッチーな「Let It Whip」がバンドの代名詞的大ヒットで、軽薄なノリ&アレンジですがコーラス含めディスコ・ファンクとしてなかなかよく出来た曲。ライヴ見てから好きな曲になっちゃいました。そして傑作「Gamble With My Love」の登場です。AORチックなメロウ・ミディアムで、スキップ・マーティンのスムージ−な歌唱にハーモニー・コーラスも絶品。本作でも即効でお気に入りでした。この曲ほどじゃないけど、続く「I'll Keep On Lovin' You」、「Just Can't Wait 'Till The Night」なんかのメロウ路線も、まぁまぁエエ感じです。一方、威勢のいいファンク・ナンバーは「Shake What You Got」や「Can We Dance」が70年代のテイストも残していて迫力のグル−ヴが楽しめます。「Keep It Live (On The K.I.L)」は“Let It Whip”の続編みたいな80'sファンク。ここらはサックスでリーダーのボビー・ハリスも歌、曲作りにも貢献。最後はスキップと共にトランペット担当として加入したピエールがファルセットで歌うメロウ・ナンバー「Let Me Love You Until」。これも良い曲で、スッと耳に入ってきます。
「エレクトリックと洗練メロウを上手く取り入れた80's仕様ファンク・バンド。バランス良し!」
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2016.11
23
Category : 10's Male R&B
Theme : HIPHOP,R&B,REGGAE
Genre : 音楽
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 来ましたヨ。エキサイティングな一撃が!  「みんな、もっと普通のR&Bを聴きたいんでしょ?」とでも言ってるかのように、シーンど真ん中の人気者がなんとも素晴らしいアルバムをドロップ。コレは今年出たR&Bでは1等賞間違い無しです。ブラック・ミュージックも細分化が進みアンビエントにエレクトロと無機質系も増えてきて、もうついて行けませんが、ココに来てこの分かりやすさ。王道の万人受けしそうな人間臭いR&Bが登場で、オッサンの私もガッツポーズ。やはりブルーノ君、ナイスガイです。“Tresure”を生んだ前作や、My Sonも聴いていたマーク・ロンソンとの“Uptown Funk”も最高でしたが、またもやってくれました。Keyとなっているのは間違いなく“ファンク”。
 まずロジャーばりのトークボックスがのっけから鳴り響き、80'sファンクをコノ現在にブラッシュアップしたようなサウンドにニヤけてしまう「24K Magic」で最高のオープニング。久々の新譜での興奮です! さすがブルーノ、分かってる男です。続く「Chunky」も、キャメオやダズ・バンドのノリそのまま。より肉感的ビートで迫る「Perm」はJ.B.ファンクの進化系ともいえる熱い仕上がりで嬉しくなります。ブルーノの狂おしいヴォーカルも冴えるミディアム・ファンク「That’s What I Like」に続くのは、90'sボビー・ブラウンの演るメロウみたいな「Versace on the Floor」に「Straight Up & Down」。うまいこと、脳中枢を刺激し続けます。「Calling All My Lovelies」ではブラコンな感じでセクシーに迫りますが、耳釘付けなのがこの後の終盤の流れ。90’sテイストのNJSダンサー「Finesse」を放り込み、胸キュンなラスト・ナンバー「Too Good to Say Goodbye」での仕上げ。エエ曲すぎて、オロオロしてしまうほど。この混沌時代に、正面切ったキャッチ−な美メロは感涙です。しかも作者には本人に加え、あの男のクレジットが。そう王道R&Bの総帥“BabyFace”です。やはり“ええなぁ”という感情が沸き起こる源泉には必ずコノ男が仁王立ちしています。〆のラーメンにしては、糖分高すぎですが“美味いモンはしゃーない”素晴らしきコラボ。クラシック曲になりそうな吸引力で惹きつけます。
「息子に教えたら“とっくに聴いてるわ!”と言われてしまったブルーノ新作。皆がハッピーになる音です!」
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2016.11
19
Category : Roots Rock
Theme : 洋楽ロック
Genre : 音楽
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ライヴ・アルバムが超絶にシビれるオールマン・ブラザーズですが、スタジオ作品で一番好きだったりするのは“ブラザーズ&シスターズ”。本作の前に看板ギタリストだったデュアン、ベーシストのベリーと2年連続、主要メンバーが相次いでバイクで事故死したにもかかわらず絆を固くして制作。この窮地で素晴らしき活躍をみせたのが、カウボーイ・ハットと髭が最も似合うギタリスト、ディッキー・ベッツ。そして代わりに加入したのがストーンズの準メンバーとしてお馴染みピアニスト、チャック・リーヴェル。グレッグ・オールマンのオルガンと共にW鍵盤、ツイン・ドラムと音の厚みも変わらずバンドも不死身であることを見せつけた傑作です。
 なんといってもたまらんのが、開花したディッキーのカントリー・テイスト。大ヒットした「Ramblin' Man」は今も愛され続ける激名曲で、ブルース同様に好きだったというブルー・グラス趣味がモロにでた傑作。ディッキーの飄々としたヴォーカル、スムージーなGソロといい何べん聴いても飽きません。そして本作のハイライトとも言えるのが「Jessica」。ジャンゴ・ラインハルトのジプシー・ジャズからの影響で作られたディッキー作のインストで、これも新生オールマンズを決定づけた名演。至極のバンド・アンサンブルが聴けます。ここらはゲストのレス・デューデックも大貢献。従来のブルース・ロックも強烈な一撃「Southbound」が待ち受けるという凄まじい構成。グレッグのハスキー・ヴォイスも炸裂で、チャックのファンキーにスウィングしまくるピアノも聴きものです。冒頭のスライドGもキマる「Wasted Words」や、「Come and Go Blues」のグレッグ作の曲も、今迄のオールマン・ファンを狂喜させたであろう高品質なブルース・ロックで抜け目無し。ラストのジャグ・バンド風にドブロも心地良い「Pony Boy」まで本当にバランス良く聴ける名盤です。
 また現行の拡大版もオールマンズ・ファンにはたまらんシロモノで、72年の本作リハーサル・テイクに、73年のウィンターランド・ライヴがガッツリ聴けるデラックス仕様。リハといっても、元々ジャム・バンドが魅力なので本編と同レヴェルで熱い演奏が堪能できます。ライヴでは本作からの「Ramblin' Man」、「Jessica」はじめ、フィルモアでお馴染みの「Whipping Post」、「Statesboro Blues」、「In Memory of Elizabeth Reed」、「You Don't Love Me」、「Done Somebody Wrong」など18番がズラリ。イントロだけで客も絶叫する「One Way Out」も最高。「Trouble No More」はじめデュアンの代わりにチャックがピアノ・ソロを取る場面も多く、新鮮なジャムも満喫できます。前作に収められたディッキーのカントリー傑作「Blue Sky」も超興奮です。
「危機に正しき舵取りをしたオールマンズ。南部男達の看板を守り抜いた名作です!」
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2016.11
16
Category : Roots Rock
Theme : 洋楽ロック
Genre : 音楽
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  なんや体の節々が痛くなることも増えてきた私も40代後半戦。そういえば以前、ニュースで見たのがクラプトンがギタープレイが徐々に困難になってきたという記事。今年も来日公演してくれてましたが、末梢神経障害という病らしくて、ツアーも引退宣言。。歌は歌えるし、レコーディングはこれからもしてくれるのでしょうが、もうクラプトンも70代だし色々ガタが来てるのかと思うと少し寂しい話でした。なんだかんだ言っても昔、来日公演も見に行きましたから。(←エルトン・ジョンと、マーク・ノップラーを連れてきた88年) でも音楽はレコードとして残ってるから、日常の接し方は一緒。32才のクラプトンのヒット作を久々に聴いてみました。
 冒頭は人気曲「Cocaine」でJJケイル作。昔からなにがエエのかさっぱり分かりませんでしたが(←すんません)、味のあるギター・ソロは雰囲気良しです。そして2曲目に皆大好き、名バラード「Wonderful Tonight」が登場。当時の妻、パティ・ボイドに捧げられた美しい曲でやはり良い曲。そして最高なのが、コレまた代表曲「Lay Down Sally」から「Next Time You See Her」の流れ。カントリー・テイストで、愛器ストラトのブラッキーを奏でるクラプトンのアプローチはなんとも言えない魅力です。続く「We're All the Way」もカントリー・シンガー、ドン・ウィリアムスのカヴァーで、レイド・バックしたサウンドが心地良し。「The Core」ではマーシー・レヴィもソロで歌ってます。SSWジョン・マーティンのカヴァー「May You Never」、ドブロをキメるブルース「Mean Old Frisco」、ワンダフル・トゥナイトのインスト版といえる「Peaches and Diesel」で綺麗にまとめてます。
 拡大版ではアウトテイク4曲に77年のハマースミス・オデオンのライヴ14曲。ケイジャンな「Greyhound Bus」や自作「Stars, Strays and Ashtrays」なんか、かなり良い感じで一聴オススメ。しかしながらグレイトなのがやっぱジェイミー・オルディカー(ds)やディック・シムズ(key)のいる70'sクラプトン・バンドでのライヴ音源。やっぱこの面子、イイです。「Hello Old Friend」から始まる素晴らしきセットで、イヴォンヌ&マーシーのコーラスも魅力。「Sign Language」や「Alberta」でジョージ・テリーもええギター弾いてます。“461 Ocean Boulevard”の74年ライヴと共に必聴です。Yvonne Ellimanが歌う「Can't Find My Way Home」もバッチリ収録です。このメンバーでの「Badge」や「I Shot the Sheriff」がやっぱ聴き応えありです。「Knocking On Heaven's Door」や「Further On Up the Road」、「Layla」とクラプトン盛り合わせコースをしっかり堪能できます。クラシック・ブルース「Key To the Highway」ではクラプトンのブルース・ギター真髄ここにありって感じで弾いてくれてます。
「指が動かなくなってもギターだけは抱えてて欲しい人。円熟の70代、期待してます!」
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2016.11
13
Category : Rolling Stones
Theme : 洋楽ロック
Genre : 音楽
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 イチびれて楽しいジャムセッション。ここ最近はマーヴィンやストーンズ、ビートルズなんか演りましたが、昨日歌わせてもらったのは“Route 66”(←Thanks! めれんげwith megmick) やっぱ楽しいっすね〜演るのも、観るのも! そんなことでこのポピュラー・クラシックが入った、ローリング・ストーンズ初のLPとして1964年4月リリースの1stアルバム。前年の63年6月に“Come On”でデビューし、レノン&マッカートニー作“I Wanna Be Your Man”を出し、64年1月にミニ・アルバム“The Rolling Stones”をリリース。そして本領発揮といえる激グレイトな初のトップ10シングル“Not Fade Away”を2月に投入、そして満を持しての4月に本作! ちょうどビートルズが“Can't Buy Me Love”を出し、アニマルズが“Baby Let Me Take You Home”出した頃。夏頃までに、ゼムが“Baby, Please Don't Go”、キンクスが“You Really Got Me”をリリースするという、当時のMods達は興奮したに違いない怒涛のリリースです。この時期のストレートなR&Bへの憧憬はどのバンドも素晴らしいですが、なんかしら特別な卑猥さ持ったストーンズ。黒人カヴァー中心ながら今もって我々を強烈に魅了します!
 1発目はやっぱコノ曲「(Get Your Kicks On) Route 66」。チャック・ベリー版はスウィングしてましたが、ストーンズはガシガシの8ビートで勝負。コレが勢い抜群で超カッコええのです。昔、我がバンドで演ったのも、先日歌ったのも、勿論このヴァージョン。続いて興奮のファスト・ブルース「I Just Want To Make Love To You」。マディ・ウォーターズのブルースをこのパンキッシュな解釈で非常に斬新。ハート鷲掴みされます。まだオリジナルが少なくカヴァーが中心でボ・ディドリーI Need You Baby (Mona)」、チャック・ベリーCarol」、マーヴィン・ゲイCan I Get a Witness」、ジーン・アリソン「You Can Make It If You Try」、そしてブライアンのダミ声コーラスも際立つルーファス・トーマス「Walking the Dog」と荒くも勢い良い演奏が聴けます。ミックの独特の歌声と、シャープなバンド・サウンドはすでにマジックを生んでいて、本作にも参加のフィル・スペクターが自分のレーベルに呼び込もうとしたのも納得。ブルースでは「Honest I Do」や「I'm a King Bee」と初々しさも感じます。少しばかりオリジナル曲も始めていて「Little By Little」なんかはブルース改作って感じですが、哀愁ナンバー「Tell Me」は結構な名曲で、中学生だった私も一発で感動でした。
「この後、途轍もない長寿でBIGなバンドになるのを充分感じさせる強烈な1st。やっぱ最初が肝心です!」
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2016.11
10
Category : 50's Pioneers
Theme : 本日のCD・レコード
Genre : 音楽
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 ニューオリンズが生んだ最凶のピアニスト&シンガー、ラリー・ウィリアムス。なんせコノ男、音楽だけ真面目にやってたらいいのに、結構なワルです。80年に撃たれて亡くなるまで、薬に窃盗なんでもござれと真のチンピラ。しかし音楽は世界中で愛された人で、親戚でもあるロイド・プライスや先輩格リトル・リチャード系のワイルドでポップなR&Bは結構な魅力です。ヒット曲は少ないながら、ロック黎明期のアーティストにこぞって取り上げられ脚光も浴びた人。独特のやさぐれ感はストーンズやジョン・レノンにもシンパシーを与えたようです。
 そんなことで最重要期、50年代後半の1stアルバム。まず軽快な口笛からして最高な57年ヒット「Short Fat Fannie」で胸踊ります。当時のR&Rヒットをずらりと並べた歌詞も楽しく、要所とソロを彩るサックスも含め当時の最もヒップなスタイルでキメてくれます。そして強烈なのが「Dizzy Miss Lizzy」。イントロのギター・フレーズから、歌の語感、躍動感溢れるアール・パーマーのドラム、自身が刻むピアノと3コード・アートの全てが詰まってます。カヴァーでは、ビートルズ時代のジョンの絶叫版がなんといっても最高すぎますが、ロニー・ホーキンスやネヴィル・ブラザーズもカヴァーしてます。ジョンがソロで演った「Bony Moronie」も57年の重要ヒットでここに収録。「Make a Little Love」、「Peaches and Cream」、「Give Me Love」、「You Bug Me, Baby」、「Ting a Ling」とR&Rスタイルはどれも抜群のノリで、ブルース・クラシックの「Little School Girl」あたりもワイルドに演ってくれてます。またデビュー前はバックもしていた先輩ロイド・プライスの「Lawdy Miss Clawdy」なんかのニューオリンズ・スタイルはお家芸で、ファッツ・ドミノ風にキメる自作の「Hootchy-Koo」も3連ビート系もゴキゲンです。Hoodoo盤のボートラでは、ロイド・プライスのカヴァーとなる57年デビュー作「Just Because」に、「Slow Down」、「Bad Boy」とジョン・レノンがこよなく愛したR&Bも漏れなく収録。また、ストーンズアニマルズがカヴァーしポールがソロで演った「She Said Yeah」や、クールなR&R曲「The Dummy」、ポップな味わい「Steal a Little Kiss」に「I Can't Stop Loving You」など重要シングルもバッチリです。Aceのスペシャリティ・ベストではさらにニューオリンズ・テイストなセッションも網羅で、Art Neville参加のヒューイ・スミス「Rockin Pneumonia & Tha Boogie Woogie Flu」や、強力R&R「Hocus Pocus」、「Jelly Belly Nellie」、「Oh Baby」、「Zing Zing」などもブチ込んだ極上版。初期の全てを堪能したい人にはこちらがベストです。
「海を渡ってワルガキ達のハートを刺激したニューオリンズのワル。今もシビれさせてくれます!」
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2016.11
05
Category : James Brown
Theme : Soul, R&B, Funk
Genre : 音楽
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 あんなに輝いていた神ファンク連発期から時が経ち、残念ながら低迷期だったと言わざるをえない70年代後半のJ.B.。その失速ぶりはシングル集でより鮮明ですが、このクロニクル・シリーズで重要曲だけ聴くとパフォーマンス自体はそれほど品質が落ちたものではないことが分かります。おそらくディスコ時代を意識したニュー・ファンクの台頭により、軽く聴きやすくされたミックス、ストリート感が減退した音処理にも問題があったと感じます。曲調も緊張感あるブレイクやギア・チェンジを放り込まなくなり、J.B.にしては無難なビート構築となっているのは残念なところ。でも腐ってもJ.B.。まだこの時期はチャートに送り込んだ曲も多く、未発表テイクも含むこのクロニクル。信者はあの必携シリーズの完結編として持っておくべきです。
 まず登場が「Sex Machine Part I And Part II」で、勿論あのファンク傑作の焼き直し。ディスコっぽくアレンジした分、無骨さは減退です。「Hustle!!! (Dead On It)」はライヴでお馴染みのジングルも聴けますが、正直もうひとつ。「Your Love」や「Woman」など緊張感には欠けますが、御大らしいファンクが聴けるのは嬉しいトコロ。J.B.クラシックともなった「Get Up Offa That Thing / Release the Pressure」では、全盛時に近い熱いファンク魂を見せます。気合いを感じる76年の「Bodyheat」も軽さが気になる出来ながら、メロウな佳作「Kiss In '77(Live Version)」は未発表の優秀ライヴ・ヴァージョンで収録。Sweet Charles Sherrellも活躍の素晴らしきテイク。77年の「Bessie」や「Give Me Some Skin」なんかもカッコいいファンクなんですが、生々しいミックスだったらもっと良かったハズ。78年作“Jam/1980's”からは全曲チョイスで、東京ライヴ「Jam 1980's」、イントロ部に御大の喋り&カウントも付け加えられた「The Spank」はじめ、「I Never, Never Will Forget」は6分半の未発表ロング・ヴァージョンまで収録ですが、たいしたことなし。それより熱いのが、79年にしては分厚いファンク「For Goodness Sakes, Look At Those Cakes」や「A Man Understands」で王者の片鱗を見せつけます。しかしながら最も完成度が高いのが「It's Too Funky In Here」で、ディスコと格闘した最大の成果といえる文句無しのカッコ良さ。J.B.らしくはないものの胸を打つバラード「Regrets」、12" Versionで収録の「Rapp Payback」はヒップホップ世代の再評価も準備万端って感じ。最後の83年「Bring It On... Bring It On」は“Living In America”復活直前でストリート感も復活した感触で◎。
「正直、興奮度は低いですが、このオッサンを神と崇めるなら必須。愛があれば楽しめます!」
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2016.11
02
Category : Vocal Groups
Theme : Soul, R&B, Funk
Genre : 音楽
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  市況も停滞気味で、取引先とも中期計画で揉めまくり。投資も集中と選択が続きますが、先ごろ職場近辺の飲み屋でもメニュー削減実施が。たぶん我々しか注文してなかったであろう“タコ焼き”を注文したら、「すみません。アレやめました」とそっけない返事。あかんやろ〜、やめたら!とクドクド言いましたがニッチな需要やったみたいです。すべてのマーケット・ニーズに応えるのは無駄も多いですが、バランス良く対応するのも簡単なようで至難な技。そんなわけで、幅広い音楽性と柔軟性で市場満足度を高め成功したのがグラディス・ナイト&ザ・ピップス。本作も個性を発揮しながらバラードからポピュラー、ファンクまで大充実です。エエ歌を聴かすという理念がしっかりしているので盤石です。
 まず絶対的にグレイトなのが、“Neither One Of Us”、“Midnight Train To Georgia”と共にジム・ウェザリー3大傑作(←勝手に言ってます)の「Love Finds Its Own Way」。イントロのピアノからしてキュンとなりますが、哀愁溢れる弦アレンジ、ピップスのコーラス、そして劇的極まりないサビのグラディスと完璧です。不朽の名曲とはこういう曲をいいます。後にドロシー・ムーアがカヴァーした「The Going Ups And The Coming Downs」、しっとりスロウ「The Need to Be」とジム作品との相性の良さはやはり抜群。またライヴで収められたポピュラーで映画“追憶”のテーマ「The Way We Were / Try to Remember」も名唱で、ウータン1stのサンプリングでもお馴染み。ソウル・チャートNo.1ヒットのシングル「I Feel A Song」、モータウン時代っぽいリズミカルなナンバー「Don't Burn Down the Bridge」も聴きどころです。一方、ファンクなテイストがたまらんのが「Better You Go Your Way」で作者ビル・ウィザーズもグラディスと絡む逸品。ラストのバラード「Tenderness Is His Way」もビルが提供です。
  現行Expanded Editionでは同じ74年のカーティス・メイフィールドとコラボの映画サントラ“Claudine”も収録。ステイプルズアレサと同様にエエ仕事してます。「Mr. Welfare Man」、「To Be Invisible」あたり会心の出来です。カーティスのカヴァー「The Makings of You」やヒット・シングルの「On and On」も良質ながら、なかでもコラボ最大の成果といえるのが「Make Yours a Happy Home」。カーティス特有の甘い弦アレンジにグラディスがしなやかに絡みます。
「どんな作品にも高次元での対応をみせたグループ。基礎力と柔軟性の成せる技です!」
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2016.10
28
Category : Motown
Theme : Soul, R&B, Funk
Genre : 音楽
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 フィリー・ソウルの名門グループの感が強いスピナーズも、実はデトロイト出身で60年代は地元モータウンで名を上げたグループ。大阪で時代を築いた南海ホークスが、福岡に移りダイエー・ホークスになりまた強くなった感じです。フォー・トップスなんかと違って、テンプスと同様にこのグループも時期により看板ヴォーカリストが変遷するグループ。ボビー・スミスを中心に据えながら、67年より加入したG.C.キャメロンが個性を発揮し、ヒットを放ったのがモータウン末期です。72年にはアトランティックに移りフィリップ・ウィン、ジョン・エドワーズと4番打者が変わりますが、このキャメロン期のスピナーズもなかなかの魅力。
 まず本作で最も世に知られた曲はなんといっても70年のヒット「It's A Shame」。90年代にエロR&B伝道師R.ケリーやヒップホップ・シーンでリミックス・ネタに頻繁に使われ大きな注目になり、フリー・ソウル・シーンでもテーマ曲みたいに愛され、2回に渡ってヒットしたような曲。60'sから洗練された曲で、コンポーザー、ベーシック・トラック・ミュージシャンにもスティーヴィー・ワンダーが名を連ねてます。ちょうどスティーヴィーがモータウンから自由を勝ち取った時期に、スピナーズにもグッジョブをシェアしてました。カヴァー曲の注目はStairstepsのヒットを早速に取り上げた「O-o-h Child」で、キャメロンがソウルフルに仕上げます。一方、デヴィッド・ラフィンの「I've Got to Find Myself a Brand New Baby」や「My Whole World Ended」もラフィンに負けない熱い歌。他もリズミカルなナンバー中心でデトロイト・モータウンとの相性の良さを見せつけます。コーラスが素晴らしい「(She's Gonna Love Me) At Sundown」 ではテンプスに匹敵のチームワークです。また「Together We Can Make Such Sweet Music」ではスマートな前半のボビー・スミスと後半の躍動感溢れるキャメロンの歌が上手く配置され、この時期しか味わえないナイス・リレーが味わえます。「Bad, Bad, Weather」、「Pay Them No Mind」も平坦なモータウン王道ラインを、良い意味でキャメロンがスリルを投入。ファンクっぽい要素も加わった「Souly Ghost」では、熱いシャウトも映えます。最後の、デルズをお手本としたペギー・リーのポピュラー「Can Sing A Rainbow / Love Is Blue」は上品ながらキャメロンが熱いソウルを注入です。
「大ブレイク前のデトロイト・スピナーズ。地元でもしっかり足跡残してます!」
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2016.10
23
Category : 70's 〜 Recent Soul
Theme : Soul, R&B, Funk
Genre : 音楽
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 「なかなか、やりよるな〜」と感じるのが、配信のおすすめプレイリスト。例えば「リンゴ・スターのドラマーとしての参加名選」や、「スクープ・デビルの注目トラック」、「フォー・トップスの70年代」、「マッドネスのアワ・ハウス以外の隠れた名曲」などなど。コンピレーションCDとして商売成立しそうな、興味が湧くプレイリストをポンポンと提案してきます。これは私のアイ・チューンズを俯瞰した上で提案してくるのですが、最初の頃の屁みたいなオススメ・リストとは格段の進歩で薦めてくるので、なかなか楽しい発見が多く配信ストリーミングの良さをしみじみ体感です。そんな事で最近オッと思ったのがシカゴの兄妹ティーンズ・ソウル、ステアステップスの大ヒットが入ったアルバム。元々カーティス・メイフィールド近辺でFive Stairstepsとして演ってた彼等が、少し大きくなって、“Five”を取って再出発した頃のモノ。グループはソロでも売れたケニー・バークもいました。
 目玉は、なんといっても70年の大名曲「O-o-h Child」。エエ曲ゆえにカヴァーも非常に多い曲で、スピナーズ、ヴァレリー・カーター、ディー・ディー・シャープ、ニーナ・シモン、ローラ・ニーロと皆に愛された曲。色んな映画の挿入歌としても人気だったようです。じわじわ盛り上がっていくドラマティックな展開が70'sを象徴していて良いです。中身はカーティスと演ってた頃よりシカゴ・ソウルっぽさは薄れたものの、ニュー・ソウルなテイストが味わい深し。どういうわけかビートルズ中期のカヴァーが冒頭から2連発で「Getting Better」、「Dear Prudence」と聴けますが、これが結構ハーモニーもクールでイケてます。後はオリジナルですが、ポップで洗練されたもの中心。グルーヴィーな「Sweet as a Peach」はなかなかですが、ファンクっぽい「Vice The Lights」あたりはしょーもないです。低音Voをフィーチャーした「What About Your Wife」、スロウ「Up & Down」とまったり系で大人っぽく迫りますが少々退屈。大袈裟な展開の「Because I Love You」あたりはドラマティックでよろしいです。ラストはミディアム・テンポのリズムもの「Who Do You Belong To」でポップな感覚が素晴らしい出来。ボートラは69年シングル曲「Madame Mary」はノーマン・ホィットフィールドのファンク・テンプスから影響大のナンバー。
ジャクソン5より早かったバーク兄妹のファミリー・グループ。こっちもイイ曲、演ってます!」
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